AX-00/アキレス(LBX)

登録日:2011/07/25(月) 12:48:23
更新日:2022/02/25 Fri 17:48:07
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ダンボール戦機』に登場する小型ロボット「LBX」の一種。



【AX-00】
正確に言うと「AX-00」とはLBXの骨格であるコアスケルトンの名前で、外装はカバーパッドと呼ばれるコアスケルトン保護用のもの。
つまるところ開封するまでの緩衝材であり、戦闘用の装甲としてはたった数発銃撃を受けただけで大きく耐久力を減らすほど脆弱。
しかし、コアスケルトン自体が異常なほど性能が高い(自動で相手の動きを分析して、次の行動を予測してプレイヤーに示す等)ため、そのままでもある程度戦闘をこなしていた。
キタジマ模型店の店長「北島小次郎」も初めて見るLBXらしく、特に名前もなかったのでそのまま型式番号で呼ばれる。
見た目は肩がオレンジ色ロックマン
敵組織イノベーターに囚われの身の「山野淳一郎」博士が、組織の命令によって開発・製造させられたもの。
後に完成品が外部に持ち出され、博士の息子にして主人公である山野バンの手に渡る。

【アキレス】
「アキレス」も正確にはLBXの外装であるアーマーフレームの名前である。
アキレスに限った事ではないが、コアスケルトンにアーマーフレームが装着され両方揃っている場合は「アーマーフレームの名前=LBXの機体名」となる。
見た目は古代ローマ時代に活躍した剣闘士の姿をしたトリコロールカラーのLBX。山野淳一郎博士が設計した一品物のため、性能は非常に高い。
余談だが、このLBXとは別にグラディエーターと言うLBXも存在する。そちらは市販の量産機。
主な装備は騎兵槍「アキレスランス」と「アキレスシールド」。
こちらも山野博士がイノベーターの施設で開発したものだが、最初から息子のバンに渡すために組織の目を盗んで開発した物で、
囚われの身となる前に在籍していたタイニーオービット社へ設計図を密かに送り、そこで製造された。

◆プラチナカプセル
このLBXの秘密その1。
コアスケルトンの内部に隠されたカプセルで、物語の根底に関わる重要な物。
中身には『エターナルサイクラー』と呼ばれる無限機関の設計図が記録されている。
簡単に取り出せぬように、無理矢理取り出そうとすると毒矢を発射して開けようとした人間を殺した上で内部のデータを自壊させてしまう細工が施されている。
しかしこの細工はバトル中は無効化されるため、敵組織イノベーターはLBXバトルで細工が無効になっている内にアキレスを破壊してカプセルを回収するという面倒臭い手を取らなければならなくなった。

Vモード
このLBXの秘密その2。
他のLBXにはない「Vモード」と言う機能が存在する。アキレスが危機に陥ると自動的に発動し、発動すると体が金色に発光、性能が上昇、操作を受け付けず暴走してしまう。
後に謎の人物から送られたプログラムで任意発動と発動後の操作が可能な「アドバンスドVモード」になったものの、LBXへの負荷も高い為一度の戦闘に一回が限度らしい。所謂リミッター解除である。

◆ゲームでのAX-00/アキレス
第1章から登場。

帰宅途中、謎の女性から託されたアタッシュケースの中に入っており、帰宅後、自宅に突如襲撃してきたデクー3体と戦う為、主人公の山野バンが認証登録し、以降バンの愛機となる。
入手当初はカバーパッドのままだったが、第1章終盤にアキレスにアーマーフレームを変更する。

その後も主人公のバンと共に目覚ましい活躍ぶりを見せるも、アルテミス決勝戦でエンペラーM2の自爆によってコアスケルトンごと大破。
その役を『後継機』に譲る事になる。しかし、イベントをこなす事でアキレスやAX-00も使用可能。

また、このLBXに限った事ではないが、ゲームではアーマーフレームの概念が無いのでアキレスやAX-00以外のパーツも装着可能。

◆アニメでのAX-00/アキレス
大体ゲームと同じ
今まで使った武器はアキレスランスの他に、剣と小銃
所持しているアタックファンクションはソードサイクロン、ライトニングランス、超プラズマバースト

◆プラモデルでのAX-00/アキレス
アキレスはバンダイから1/1スケールの物が発売されている。
一方、AX-00はゲームでの特典として同梱されているが、武器等は付いていない。
また、コアスケルトンとアーマーフレームの脱着をほぼ完全再現した「ハイパーファンクション」シリーズの第1弾としてアキレス+AX-00が発売されている。

2019年に発売された再販版には付属品として初期装備の「鋼鉄棍」と片手銃「オートマチックガン」が追加されており、かなりお得なキットとなっている。

以下ネタバレ注意!













◆派生機
AX-00とアキレスそれぞれに派生形が存在する。

  • AX-00の派生
【VX-13(サーティーン)
後述のアキレスの後継となるアーマーフレーム「オーディーン」のために、山野博士が設計した新型コアスケルトン。
完成後すぐにアーマーフレームが装着されたため、AX-00のようにカバーパッドで戦闘という無茶はさせられていない。
頭文字のVはVariable(可変)もしくはVariant(変形)だろうか。

【カイザ】
型式番号AX-02。AX-00の強化量産機。
AIが搭載されており、相手の動きを分析して対処する自己判断能力を持っている。
設計がストライダーフレームに変更されており、見た目は細身になった黒いAX-00だが、ちゃんと戦闘用のアーマーフレームを装着している。
紫色の翼と尻尾を生やしており、その姿はどことなく悪魔をイメージさせる。

【フェアリー】
型式番号AX-03。AX-00の完成形。
Vモードは本機の完全自律制御プログラムのプロトタイプで、本機にはより完成されたAIが搭載されている。
また、このフェアリーには『ドングリ』と呼ばれる物が搭載されている。これは、前述のエターナルサイクラーを応用したメガトン級爆弾で、LBXにも搭載出来る程小型なトンデモ兵器。
敵組織のイノベーターはこのドングリを搭載したフェアリーをミサイル型母船を使ってばらまき、世界最大のエネルギープラントを破壊した上でエネルギー供給を完全に掌握して世界を支配する『フェアリーテイル計画』を目論んでいた。
見た目はAX-00を発展させた…と言うよりも、最終形態のフリーザをLBX化して翼を生やしたような姿。
何故かアミ専用カラーの【フェアリールージュ】が存在する上、
出現条件も(時間さえかければ)割と簡単で、店売りのLBXの中ではかなり上位の性能を誇る。

【AX-000(トリプルゼロ)
山野博士がイノベーターの命令によって設計した究極のプロトタイプLBX(の超高性能コアスケルトン)。
当時の技術では実現不可能だったためお蔵入りとなり、コンセプトをそのままに実用レベルまで落とし込んで作られたのがAX-00/アキレスで、
その後継のVX-13/オーディーンとイカロスを開発する際の土台にもなった、
言わば山野博士が開発した数々の高性能LBXの原点といえる存在。
ダンボール戦機W』において設計データのみが登場。そしてアーマーフレームも開発され、究極のLBX「オーレギオン」として遂に日の目を見るが…。
ゲーム版ダンボール戦機WARSにおいてはランキングバトル1位のピノンの使用機体として、AX-00のカバーパッドに似た簡素なアーマーフレームを纏った姿で登場する。

【ジ・エンペラー】
実は使用されているコアスケルトンがAX-00の発展型のものであるという裏設定が10週年のタイミングでスタッフのツイートにより判明。
コアスケルトンの形式番号自体は不明。

【ルシファー】
こちらもジ・エンペラーと同様の経緯で設定が判明。
神谷重工製のAX系列としては最終形。

【エンペラーM3】
ジ・エンペラーの改造機エンペラーM2のさらなる強化発展機。
元々はゲームのみの登場だったがゲーム/アニメ3作の終了後、模型誌ホビージャパンで連載された公式外伝「LBX烈伝」にて本機にスポットが当てられ、詳細な設定が判明した。
それによると、コアスケルトンにはフェアリーと同じくAX-03を使用する予定だったが、イノベーター崩壊とともに開発が凍結された機体なのだという。
LBX烈伝の舞台は開発凍結から6年後となる2056年だが、とある事情で本機が日の目を見る事になり海道ジンの愛機として活躍する。
ちなみに完成版の本機はコアスケルトンについて型番がぼかされAX系との言及のみに留まっており、どうやら6年前のAX-03ではない別のコアスケルトンが用いられている模様。

  • アキレスの派生
【オーディーン】
LBXの世界大会『アルテミス』でアキレスが大破した後、タイニーオービット社が残ったプラチナカプセルを解析中に発見した設計図を元に完成させたLBX。
アキレスとは違い、青を基調にしたLBXで、ロールアウト時点では変形機構を持つ唯一の機体。
ただし、専用の超必殺ファンクションを発動しないと変形せず、ストーリーでも変形する機会は一度だけ。(ゲームの仕様上、仕方ないが)

ゲーム版「WARS」のOPでは量産された「オーディーンM(ミリタス)」が確認され、ファンを大いに驚かせた。
オリジナル機は同時開発のコアスケルトン「VX-13」のための設計だが、こちらは汎用コアスケルトン(変形機構を持つ市販LBXの登場とともに可変式コアスケルトンも製品化されたのだろう)に適合するよう再設計されたものという違いがある。

アキレスD9(ディーナイン)
劇場版イナズマイレブンVSダンボール戦機にて登場し、後にアニメ本編にも登場した、アキレスの最終進化系。
永久機関であるエターナルサイクラ―をコアに搭載した上に、
世界中のLBXメーカーやプレイヤーから提供された戦闘データ・技術データの粋を集めた、まさにチート機種。
ヤマジュンが開発した世界最強のLBX『オーレギオン』をミゼルが進化させた『ミゼルオーレギオン』に、
オーディーンMk-2と共に唯一対抗できる力を備えたLBX。

武器はアキレス伝統の槍ではなく、剣をメインウエポンに据えており、
使用者は当初はバンであったが、すぐにヒロに譲渡されることとなった。

【アキレスⅡ】
アキレスの設計思想を引き継ぎつつ改良を加えたLBX。
見た目はアキレスとほとんど変わらない。変わった所はアキレスと比べて白の配分が多くなり、各パーツに細かい装飾が増えた事ぐらい。
ゲーム版とキット版(公式外伝「LBX烈伝」に登場)で設定が異なる。

ゲーム版では純粋な強化発展機という設定で、1作目から登場。基本装備の「アトラスランス」と「アトラスシールド」も、先代アキレスの装備と同じ見た目の強化版となっている。
ちなみにストーリーには一切関わらず、出現方法もDLCでのガチャポンか
『やり込ませ要素』として不評のLBXカードバトルでしか手に入らない。
しかも、ガチャポンで手に入るのはNGの為、まともにMGを使おうとしたら
何度もカードバトルを繰り返さなければならないという鬼畜仕様。

…使わせる気無いだろ。

さてキット版だが、2056年に山野バンから依頼を受けたタイニーオービットによって、新型の専用コアスケルトン「GX-01」と同時に開発された機体となっている。
アキレスの設計思想を引き継いでいる点こそゲーム版と共通するものの、センサー類がアキレスD9やオーディーンMk-2の物を踏襲している、
レアメタル「スタンフィール・インゴット」を少量ながら装甲に使用しているなど、ゲーム1作目の時点(2050年)では存在しない機体の技術や採用例のない素材が盛り込まれ、事実上の新造機といえるスペックを有する。
さらに派手な装飾のマントも、2050年では不可能だった技術を用いた可変型の防御装置とされる。
なお高価な材料を多用している、高性能すぎて一般のプレイヤーには扱えない、といった点から採算は合わず、山野バンに引き渡された1機のみの製造に留まり、タイニーオービット側に製品化の予定はない。
基本装備もゲーム版とは異なり、パイルバンカーらしき形の二叉槍「ツインパイルランス」と重厚感のある盾「フレイムディフェンダー」に変更。

【アキレスタンク】
「ブースト」に登場する、幻の試作型アキレス。
タイプはパンツァーフレームに変更され、性能も火力と装甲に特化したガチタン仕様。
マントを靡かせキャタピラで突撃する姿はかなりシュール。

アキレス・ディード
続編である「W」に登場した市販用に開発された、いわば量産型アキレス。タイニー・オービットの時期主力商品になるはずだった。
基礎性能はオリジナルと同等ながら、アキレスよりも扱いやすく調整され、さらに各所に増設されたバーニアにより短時間ながら単体での飛行も可能。バーニアの関係か残念ながらマントは装備されていない。
「Vモード」と同じく基礎性能を上昇させる「デモニックモード」も完備されている。
戦闘面では格闘を重視したオリジナルとは異なり片手銃「ダークシューター」を主体とした射撃戦をメインにしている。
カラーリングはアキレスとは真逆で黒が基調。
この機体がディテクターに奪われた事から『ダンボール戦機W』の物語は始まった。

尚、世界各国でテロを引き起こしたLBXであるにも関わらず、続編の「ダンボール戦機WARS」の世界では普通に市販されているようで、
しかも『ミーハー』と評されるほどの普及率であるようだ。

その関係から、「WARS」では初回購入特典として、
主人公の瀬名アラタ仕様のアキレス・ディードの入手パスワードが手に入る。




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最終更新:2022年02月25日 17:48