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マリオ・ズッケェロ

登録日:2012/06/23 Sat 12:44:40
更新日:2026/06/08 Mon 14:29:19
所要時間:約 5 分で読めます





いいか……しゃべっていいのは「6億」のありかだけだ!
それ以外の「言葉」ひとっ言でもその便器に向かったケツの穴みてーな口からはき出してみろ!

「ひと言」につき仲間一人殺す!
「何?」って聞き返しても殺すッ!
クシャミしても殺すッ!黙ってても殺すッ!
後で嘘を言ったと分かったらまた殺すッ!*1


マリオ・ズッケェロは、ジョジョの奇妙な冒険 第5部の登場人物。
CV:石野竜三(ゲーム版)/高橋伸也(アニメ版)
名前の由来はイタリアのシンガーソングライター、ズッケロ。(イタリア語で『砂糖(Zucchero)』の意。)


【概要】


パッショーネのローマ地区のチームの一員で、サーレーの相棒。トゲトゲの付いた特徴的な服を着ており、厚めの唇に巻き貝のような髪型をしている。

そそっかしい性格で、ポルポ自殺の噂を聞いて運転しているにもかかわらずサーレーの方を向いたり、サーレーの考えを聞いて運転中なのに即座に運転席を離れてブチャラティの尾行に走ったりとかなり危なっかしい行動を取っている。

が、後述の策を打ち立てブチャラティのチームを次々と奇襲で人質にする所を含め、行動力、決断力、発想力は相当。
ブチャラティの警告に屈しなかったり、拷問を受けても口を割らなかったりと、ブチャラティも認めるところである筋金入りのギャング。

彼等がブチャラティのチームを襲った動機であるポルポの遺産の噂については、当日にサーレーに聞くまで知らなかった。

ポルポの隠し財産の6億円*2を手に入れたらモナコか日本で女遊びをしようと考えており、幹部の座には興味はなかったらしい。



【スタンド】

スタンド名:『ソフト・マシーン』

破壊力-A
スピード-C
射程距離-E
持続力-A
精密動作性-D
成長性-E

本体が着ている服のような短いトゲが全身に生えている、人型の近距離パワー型スタンド

◆能力

右手の小型レイピア状の武器で突き、物体をしぼんだ風船のようにぺちゃんこにできる。「コンドームみてーにペラペラだ」厚みぬきとりバリ
一突きするだけであっという間にしぼみ、まず脱出も不可能。

射程距離の割にスピードも遅い部類なので戦闘には不向きだが、人質を取るには最適任。
破壊力Aは単純な腕力だけではなく、効果の高さを評価しての事と考えられる。正面から迎え撃った『ムーディー・ブルース』を返り討ちにするぐらいにはパワーがあるようだ。

能力自体に殺傷力はない為、生物に使っても行動不能になるだけで普通に生きている。
ただし、姿を現した後、ペラペラ状態のアバッキオをさらに突いて殺そうとしていたことから、殺傷能力が全く無いわけでもない様子。

薄くした人間はそれだけで行動不能になるが、船などの機材も影響を受けていても普通に使う事が出来る。
本体にも使用可能で、この場合は一昔前のカートゥーンアニメのギャグシーンみたいに、薄っぺらいままで自由に動く事が出来る。

薄くなった身体を用いて様々な場所に入り込めるため、町中や狭い環境での”仕事”には最高の能力。
逆に遮蔽物の少ない屋外では活躍しづらいのが最大の弱点


実はかなり珍しい「武器を装備したスタンド」である。



【劇中での活躍】


ポルポの自殺(実際は他殺)、隠し財産の噂についてサーレーと話し、即座にネアポリスに向かう。
能力を使って萎ませたヨットをブチャラティ達のヨットに被せるという大胆不敵な策を使い、そこに隠れていた。*3

用心したブチャラティが隠し場所を言わなかった為、ナランチャミスタフーゴ、そしてスタンドを出し渋っていたアバッキオに能力を使わせる為に自ら向かっていったジョルノを人質に取る。
アバッキオのスタンド『ムーディー・ブルース』の追跡によって彼にトリックを見破られたものの間一髪で萎ませて引き込む事には成功。
だがアバッキオが残した「流れた血が甲板の下に流れていない」というヒントからトリックを破ったブチャラティが船底に穴を空けた事とカモメとウミネコの間違いを指摘され時間稼ぎされた事で船と自分にかけていた能力を解除し姿を現す。
それでもなおアバッキオを人質としたが、ブチャラティには効かず、逆に傷つければ容赦しないと警告をし返される始末。
無視して刺し殺そうとするもその前に『スティッキィ・フィンガーズ』の拳を喰らい、スタンド能力で首と胴体が分離され無力化、捕虜となってしまった。

捕虜となった後はジッパーにより文字通りお口にチャックされて生首のまま放置され、ナランチャたちに腹いせに動かせない胴体をボコボコにされる。
それだけに留まらず、仲間の情報を吐かせようとするミスタにより右目の瞼に通された釣り針で力任せに釣り上げられ、そのまま右目を眼鏡のレンズで集約された日光で焼かれ、煽られるように目の前でナランチャ達が踊るという凄まじい拷問を受ける。
しかし、痛みにくぐもった悲鳴を上げることはあっても情報を吐くようなことは最後までせず、ブチャラティをして「筋金入りのギャング」と評された。*4

その後は敗れた相棒のサーレーと共にボートに気絶した状態で放置された。


【余談】


ポルポの遺産の話を始める前にブチャラティがナランチャにエアロスミスで探知させていればあっさり見つかった可能性が非常に高い。作劇の都合といえばそれまでだが、あまりにも不用心である。

かなり意外に思えるが、ブチャラティ以外は一撃で戦闘不能にされてしまったという、5部では最もチームを追い詰めた敵だったりする。*5
そして5部本編に出て来る敵スタンド使いの中では数少ないフルネームが分かっているキャラ。(他はリゾット・ネエロくらいである。)

同じ5部ですぐ後に出てくる敵スタンド使いホルマジオのスタンド能力『リトル・フィート』と共通点が非常に多い
①近距離パワー型
②スタンドの武器(剣・爪)で直接攻撃すると効果を発動できる
③攻撃された敵は無力化される
④自分にも物体にも効果が適用できる
⑤④により狭い場所に自由に入り込める

唯一③については『リトル・フィート』は効果発動してから完全に無力化されるまで相当に時間が必要になりその間反撃等自由行動も可能だが、『ソフト・マシーン』は即座に無力化され一切の行動が不能になる点が異なっており、優れているといえる。しぼむまでに『リトル・フィート』並みに時間がかかっていたら、タイマンが精いっぱいで逃げ場のない海上で6対1の戦いなどまず不可能であろう。*6

後にジョジョリオンにて『ビタミンC』という物体を薄くするスタンドが登場した。
薄くするといってもあちらは「物体を液体のように極限まで柔らかく溶かす」能力であり、ズッケェロの「物体を固体のまま薄くする」スタンドとは結構違う。


2018年のアニメ版では免許書が映るシーンにて1976年6月21日生まれと判明。
第5部の舞台は2001年3月〜4月*7なので劇中では24歳という事になる。顔は良いとして声が老けすぎ

【スピンオフ】

上遠野浩平によるスピンオフ小説『恥知らずのパープルヘイズ』では、組織への信頼回復の為、サーレーと共に麻薬チーム討伐の任務を受けるも、アンジェリカ・アッタナシオのスタンドで行動不能にされ彼女の操り人形と化す。
その後シーラEをシチリア島の市街地で足止めするも、彼女の能力で拘束され、最期はアンジェリカの能力のオーバードーズによって破裂した。

なお、スピンオフ小説は原作者である荒木飛呂彦が監修を務めている訳ではく、「VS JOJO」の企画で書かれた作品のため公式の続編でない。そのため、スピンオフで出てきた設定が原作でも通用するかは不明である。
原作では5部に登場した敵キャラの中では珍しく生き残っているため、スピンオフの『原作で生存したキャラを殺害した』という設定を嫌っているファンも存在する。
『恥知らずのパープルヘイズ』や麻薬チームの話題の際はその点に気を付けなければならない。


追記・修正?宇宙のハテを知らねーようにそんなうわさ知らねー

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最終更新:2026年06月08日 14:29

*1 アニメでは、6億円が100億イタリアリラになっているために「『金』のありか」という言い回しになっている。

*2 アニメでは100億イタリアリラ

*3 アニメオリジナルシーンではかなり早い段階から分かりやすくなっており、原作未読でも「一番の船乗るっつってんのに二番乗ってるやん!」とツッコミが入りそうな露骨な伏線になっている。アバッキオもこの違和感に気付いた。

*4 お口チャック状態なので悲鳴しか上げられない状況だったが、それでも喋る気があるのかどうかはブチャラティにはわかる様子

*5 参考までに、強敵と名高い『ノトーリアスB・I・G』はアバッキオ・トリッシュ以外のメンバーを戦闘不能にしている。状況が異なるとは言え、仕留めた数としてはズッケェロのほうが上。

*6 実際、ホルマジオはタイマン戦のみであった

*7 より厳密には物語冒頭が3月29日で、ラストバトル決着が4月6日。