登録日:2009/05/26 Tue 20:33:09
更新日:2025/03/14 Fri 20:13:15
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おれの名は『ブローノ・ブチャラティ』
答えろよ 質問はすでに…『拷問』に変わっているんだぜ
名前の由来は『ブローノ(Blono)』『ブチャラティ(Buccellati)』共に実在する姓名。
『ブチャラティ(Buccellati)』はトスカーナ産の同名のお菓子がある。
●目次
【プロフィール】
- 生年月日:1980年9月27日生まれ(20歳)
- 身長:178cm
- 血液型:A型
- 好きな音楽:マイルス・デイビスの「アガルタ」「ビッチェズ・ブリュー」
- 好きな映画:「イル・ポスティーノ」
- 好きな食べ物:カラスミソースのスパゲティー、ポルチーニ茸、ホタテのオーブン焼き
- 嫌いな食べ物:豆類、リンゴ
【人物】
犯罪組織「パッショーネ」に所属するチームリーダーの一人で、幹部
ポルポの部下。
端正な容姿をした美青年、ではあるが髪型はおかっぱに近く、白地に黒い点が入り多数のジッパーが付いたスーツを着用している。
ちなみに、現実のイタリアのギャングは復讐を警戒して派手な格好は好まないとかなんとか。
汗をかいた時のテカり具合で相手の嘘がわかるという謎の特技を持っており、汗の『味』を見ればもっと確実らしい。
…と、特技的にも外見的にも奇抜なところがあるが、
実際には冷静沈着かつ温厚、どんなに強大な存在でも決して屈しない精神力の持ち主。
自分にも他人にも厳しいが、その厳しくも優しい性格故に仲間や組織、街の人々から絶大な信頼を寄せられていた。
彼よりもはるかに年長の人から相談を持ち掛けられたり、笑顔で挨拶してくれる人がたくさんいる、時に人に話せば後に引けなくなる暗黒の願いも懇願される等、
決してギャングとしての畏怖だけではなく、親しみと共に確かな信頼を持って街の人は彼に接していることがうかがえる。
一方でトリッシュがプライベートなアレを催した時に即席の
トイレ(カメの中のタンス)を平然と用意したり、
アバ茶の件でジョルノを「人を引き付ける才能があるようだ(意訳)」と頓珍漢な推測をしたりとかわいい真面目天然キャラ疑惑もある。
彼自身、見た目も中身も両刀なイケメンで部下もイケメン美少年揃いの為、密かな街のアイドル的人気もあったのだろう。
日本で言う所の『義理人情に厚い「昔気質の極道」』と言ったところである。
それは敵であっても変わらず、6億円の件で敵対した
ズッケェロと
サーレーのコンビを助命してやったり、
後に対決したセッコにも
「命だけは助けてやるが、しばらく再起不能になってもらうぞ(要約)」と一度は情けをかけてやった事もある。
とはいえ、極道の例に漏れず
目的のための手段に手を抜かないのは流石だが。
劇中には登場していないが、ネアポリスの郊外に小さいながらマイホームを持っている模様。
【過去】
ネアポリス郊外の小さな港町で、漁師の息子として生まれ育つが、7歳の頃に両親が離婚。
この時点で父の本質に気付いているなど、妙に達観している子供であった。
母は一緒に都会で暮らそうと誘うが、母と違い精神的に弱い父・パオロを一人にはしてはいけないと将来を憂い父親の方に残ることを選んだ。
ブチャラティが「優しい」のは、父親の一途な家族愛によるものだろうか。
このエピソードからも分かるように、後に極道に進んでからも変わらない「他者の悲しみや苦痛といった気持ちに強く共感するセンス」はブチャラティの小さい頃からの特質だった。
ちなみに母親は2年後に別の男性と再婚したが、ブチャラティとの交流は続けていたようで、決して悪い母親だったという訳では無い模様。
父親も、離婚の件はショックだったに違いないが、息子のためを想って漁師以外にも新たな収入源を作ろうとするなど、子を持つ親としては真っ当であった。
そんな決して悪い両親ではないにもかかわらず離婚した理由が、ブチャラティが大人になった後もわからないあたり、
少なくともどちらかの不倫、あるいは完全な仲違いなど、遺恨が残るような別れ方ではなかったと思われる。
順風満帆ではないが決して悪い家族ではなく、むしろ離婚後も関係が続けられるほど仲のいい家族を得られたとも言える。
この時点では悲惨な過去を持つメンバーの中では対照的に恵まれた環境であった。
しかしブチャラティが12歳のとき、息子の学費のために観光の仕事もするようになった父は、不幸にもそれが遠因で偶然客を装った密売人による麻薬の密売現場を見てしまう。
そのために麻薬グループに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまった。
幸い父の生命は無事だったものの、当然それを知った密売人のグループによる口封じの報復がやってきた。
幼いブチャラティは的確にもそれを予想しており、父を守る為、トドメを刺しにきた密売人たちを待ち伏せ、全員返り討ちに殺害してしまった。
12歳にして殺人を犯してしまったブチャラティは、人の越えてはならない領域にふみ込んでしまう…。
ぼくが守るよ… 父さん。
心配しなくていい…
安心してゆっくりと…
だがこのままでは密売人の仲間がさらなる報復に来ることは確実。
追っ手から自分と父を守るため、当時からイタリア社会を牛耳っていた組織パッショーネに入団。
ブチャラティは父の命を買うために、自分の未来を売ったのだった。
組織の後ろ盾もあって2人は報復に合わずに済んだが、その5年後、父親は後遺症を残したまま漁師に復帰する事なく死去した。
だが後の顛末を見ると父があの場で死んでいた方が、ある意味ではブチャラティにとっては幸せだったのかもしれない…。
父の死後も、父を護衛する約束を最後まで守り通し、働く中で組織が自分の憎悪する麻薬を禁じ手としていた事に、
組織に対しては恩と親近感を感じていた様子。
そのため幹部のポルポに一目置かれる程組織に忠実で、また父親を殺したも同然の麻薬を依然として強く嫌悪していた。
…が、後に表向きとは裏腹に、密かに組織が麻薬に手を染めそれを広げていたことを知り、矛盾と憤りを感じていた
この時の心境は、彼曰く「ゆっくりと死んでいくだけ」だった。
なお、こうして組織の所業に心を痛めながらも、心のどこかでは組織への敬意や親愛はあったのか、
例えばボス直属の部下として長年組織に貢献した幹部のペリーコロには、「さん」を付ける、常に敬語を遣うなど敬意を払って対応しており、
また父との再開に不安を覚えるトリッシュにも、ボスの権力の大きさと表向きの偉大さを優しく諭している。
もっとも、その僅かに残っていたであろう組織への想いも、他ならぬボスがとった
吐き気を催す邪悪なる行動に裏切られる事となるのだが。
【劇中の活躍】
そんな折ネアポリス空港でショバ代を回収していた涙目のルカが、謎の変死を遂げるという知らせを耳にする。
そしてポルポにその犯人の捜索を命令され、その過程でジョルノと対峙する。
彼との戦いの末、自身が始末されそうになるが、ジョルノがブチャラティの人間性を「いい人である」と判断して戦闘を中断する。
そして組織を乗っ取り街を平和にするというジョルノの『夢』に同調し、和解。
さらに、ポルポへジョルノに入団試験を受けるよう取り計らった。
ポルポの死後、彼の隠し財産を組織に上納したことで、『信頼と実力がある』と古参幹部のペリーコロさんからお墨付きを貰い、弱冠20歳で幹部に昇進。
ポルポが仕切っていたネアポリス地区の、
…などを丸ごと引き継ぎ、一気に巨大な「権力」を手にした。
が、幹部へ昇進した直後に、ボス直々の命令で娘である
トリッシュがボスの下に辿り着くまで彼女を護衛する任務を受ける事になり、
ボスの家族である彼女を付け狙う暗殺チームと死闘を繰り広げる。
このため、先述の権力は使う暇がなかった。
特にブチャラティが直接対峙した、
プロシュート兄貴・
ペッシとの戦いは5部の中でも屈指の名勝負と言われる。
物語中盤、ヴェネツィアにいるボスの元へトリッシュの身柄を届ける任務を果たしたブチャラティは、
初めての父との邂逅に怯えるトリッシュを励ましながら、彼女をボスがいると思しき場所へ案内するが、自分と繋いでいた手を残して彼女は突如失踪。
ブチャラティはその状況から、ボスがなんらかの形でブチャラティにも悟らせず、トリッシュの手を切断して連れ去ったのだと察し、
ボスは自分が思っていたように「トリッシュを組織で匿って海外(安全圏)に逃がす」ため…、つまり、彼女の身を案じて連れて来させたのではなく、
「自分の正体の手掛かりになる実の娘であるトリッシュを、自らの手で確実に始末する」ために連れて来させたのだと気付いた。
例え実の娘であっても、自身の障害になり得るのならば平然と殺害する、ボスの邪悪さを知ったブチャラティは、激しい動揺の後、決断を下す。
吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!
なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!!
自分の利益だけのために利用する事だ…
父親がなにも知らぬ『娘』を!!
てめーだけの都合でッ!
ゆるさねぇッ!
あんたは今、再び!
オレの心を『裏切った』ッ!
遂にボスへの怒りが爆発したブチャラティはボスに反旗を翻すも、
ボスのスタンド『
キング・クリムゾン』の能力に手も足も出ずに叩きのめされ、致命傷を負わされる。
しかし、決死の覚悟でトリッシュを連れてボスの間合いから離脱したことで、自身を心配してこちらに向かっていたジョルノと落ち合え、
彼の『
ゴールド・エクスペリエンス』の能力によって回復したブチャラティは、ボスを完全に見限り、組織を裏切ることを決意。
その意志を自らの部下たちに宣言し、敢えて「一緒に来てほしい」と命令することも願うこともせず、
彼らに「死をも覚悟し、自分と一緒に裏切る」か「自分を見限って組織に戻り、生きてゆく」かの選択肢を投げかける。
結果、前者の選択肢を採ったジョルノ、
アバッキオ、
ミスタ、
ナランチャたちと共にボスを倒すべく行動を開始する。
ただ、ブチャラティ本人は「ついてこいと命令してくれ」と願うナランチャに「ついて来るな、お前には向いていない」と忠告しているように、
自分のやろうとしていることが無謀なことだと理解していた。
そのためリスクに目を向けて後者の選択肢を採り、組織に残留した
フーゴを、その場でもその後も一切、批難することはしなかった。
【スタンド】
スタンド名:『スティッキィ・フィンガーズ』
破壊力-A
スピード-A
射程距離-E(2m)
持続力-D
精密動作性-C
成長性-D
ブチャラティのスーツと同じく、ジッパーが体の所々に付いた人型のスタンド。
筋肉質な男性のような見た目に違わず、ジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス』のような近距離パワー型のスタンドで、
頭部が騎士の面を思わせるバイザー状になっているのが特徴。
アニメでは
空間にジッパーが現れ、その中から出てくる演出が成される。
メインカラーはブルーとホワイト。
ちなみに例によって著作権の都合で海外名は『Zipper Man』。まんまである。
もう少し捻ろうよ…
◆能力
殴ったものにジッパー(ファスナー)をひっつける。
ネタのような能力であるが、
- 物体の耐久力を無視してバラバラに解体する
- ジッパーが開いた場所に異空間を作り出して人や物を隠す
- 人にジッパーをひっつけ、その中に着ぐるみの要領で隠れる(ただしひっつけられた人と感覚を共有してしまう)
- 傷口や物質、人体の接合
- ジッパーが閉じる動作を利用して簡易なエレベーター利用や高速移動
- ジッパーを経由して吹っ飛んだり落ちた時の衝撃を緩和する。
- ジッパーに物体を挟んで切断する
- 腕をジッパーで開いてパンチの射程距離を伸ばす(いわゆる「ズームパンチ」)
- 身体をバラバラにし、さらに心臓を分けて敵の探知と追撃を逃れる(ただしガチで死にかけた)
など、応用の幅がとんでもなく広い。
更にこのジッパーは手ずから引かなくとも、遠隔操作で開閉が可能。
至極シンプルなスタンドだがその分、スペックも安定して優れており、戦闘力は非常に高い。
また3部最後の心臓ネタがまさかの復活を果たした。
最大の弱点は、この手のタイプの近距離パワー型スタンド全般に言えることだが、相手や対象に(手で)触れなければジッパーの能力が使えない事。
ジッパーでの対人攻撃は、あくまでも相手を生きたまま分解するだけなので、一撃必殺にはなりにくい。
その為、相手が自分と同じタイプのスタンドでは、やや分が悪い傾向がある。
また、服などの布程度なら貫通して下の物までジッパーを取り付けられるが、その特性が仇となりソフト・マシーン戦では真実の発覚が遅れてしまった。
ラッシュ時の掛け声は「アリアリアリアリ!!」で、止めは「アリーヴェ・デルチ(さよならだ)」でシメる。
スタンド名の由来はローリング・ストーンズのアルバム「スティッキィ・フィンガーズ」。
スタンドの能力もこのアルバムのレコードジャケットに実際についているジッパーから。
余談であるが、このアルバムの1曲目のタイトルは「ブラウン・シュガー」。
本来は三温糖や黒砂糖といった白色以外の砂糖を意味するが、彼が嫌悪する麻薬・ヘロインを意味する隠語でもある。そしてアーティストは…
洋楽に詳しい荒木先生の事、決して偶然とは言い切れないので、スタンドの名前を決めた後にブチャラティの過去や性格が決まったのだろう。
【名言】
「この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……」
「おれの名は『ブローノ・ブチャラティ』。答えろよ、質問はすでに…『拷問』に変わっているんだぜ。」
「こいつ…オレを殺る気だ「マジ」だ…小僧のくせにこのオレを始末しようとしている…
「ウソ」は言ってない皮膚と汗だ…こいつにはやると言ったらやる…「スゴ味」があるッ!」
「ウミネコだよ…ありゃカモメじゃあねえーぜ。ウミネコだ。どうやって見分けるか?ニャアニャア鳴くのはウミネコだ。」
「『任務は遂行する』『部下も守る』「両方」やらなくっちゃならないってのが幹部のつらいところだな。覚悟はいいか?オレはできてる。」
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリーヴェデルチ!(さよならだ)」
「貴様にオレの心は永遠に分かるまいッ!!」
「あいつはオレにいつも『勇気』を与えてくれる」
不思議だな…
これは「運命」とオレは受け取ったよ。
「天」がチョッピリだけ許してくれた、偶然の運命だってな…
ヴェネツィアで、お前がオレの負傷を治してくれた時
おまえがくれた「生命エネルギー」は、もう少しだけ「動く事」を許してくれたようだ
なぜ…なぜ黙っていたんだ?
あの時 ぼくの『ゴールド・E』は、あの時の負傷を完全に治したんだ……
その 今の異状だって元に戻れる方法が何かあったはずだ!
ジョルノ、それについては…おまえの『ゴールド・E』自身が誰よりも知っている事だな……?
終わったものはどうする事もできないってな
オレの「命」は…
あの時、すでに終わっていたんだ
黙っててくれるな?みんなには…
【『生き返った』男】
ディアボロとの初戦で致命傷を受けつつも、ジョルノの回復が間一髪で間に合ったかのように見えていたブチャラティだが、
実はジョルノが回復させる前に、ブチャラティの肉体は死亡していた。
『ゴールド・エクスペリエンス』が回復のために注ぎ込んだ「生命エネルギー」が死体(物体)となった肉体を動かす、さながら「生命のガソリン」のように作用したことで、
言うなればブチャラティは生前と同じように考え、行動するリビングデッドとなったのである。
ブチャラティ自身は自分の身体の変化をこの時点から自覚していたらしく、モノを食べたり飲んだりはしなくなった他、
肉体が死んでいる故に治らない傷をチームメンバーに見せないようにするなど、自身の状態を彼らに悟らせないようにしていた。
この状態が奇跡のようなものだと理解もしており、『ゴールド・エクスペリエンス』から注がれた「生命エネルギー」が尽きた時がタイムリミットだと悟りながら、
その残り少ない時間をボスとの戦いに使うことを決意していた。
そして、ボスを追跡する過程でアバッキオを喪ってしまうが、彼のダイイングメッセージによって、ボス…ディアボロの素顔を知る。
それによって、かつて自身と同じくディアボロに敗北した
ジャン=ピエール・ポルナレフのコンタクトを受けたブチャラティは、彼と落ち合うためにローマへと向かった。
その道中で負傷に気付いていない素振りと体温の異常な低さに気が付き、疑問が確信へと変わったジョルノにとうとう自分の状態を明かした。
そして、ローマにて、ボス親衛隊の一人にして最強の男である
セッコと対決。
『オアシス』を纏ったセッコの身体能力は、そのスタンド能力もあってブチャラティの『スティッキィ・フィンガーズ』を凌駕しており、
徐々に追い詰められていったブチャラティだったが、既に死亡している自身の肉体を逆手に取った戦法で辛勝する。
しかし、この頃には既に肉体の「タイムリミット」が近づいており、身体能力が落ちていただけでなく、
視覚・聴覚などの感覚はセッコ戦直後には既に失われ、蘇生時に身に付いたらしい「人の“魂”を感じ取る能力」で代用していたため、
彼に接触したドッピオを通じてその状態を知ったディアボロに、彼をトリッシュと誤認させられることで、自らポルナレフの下に案内してしまい、先回りされてしまった。
そして訪れた最終決戦では、ポルナレフがやむを得ず自らのスタンド・『
シルバー・チャリオッツ』を『矢』で貫き、レクイエム化させたことで、
その能力によってブチャラティはディアボロと精神が入れ替わるも、同じく魂が味方の誰かと入れ替わった仲間たちと共に、
『シルバー・チャリオッツ・レクイエム』から『矢』を、ディアボロより先に取り上げようとする。
道中、ナランチャの尊い犠牲がありながらも、『シルバー・チャリオッツ・レクイエム』の秘密をディアボロに続いて看破したブチャラティは、
実の父親に殺されそうになったトリッシュを救う為、ナランチャの死を無駄にしない為、『明日の勇気』を振り絞ってこれを破壊・解除した。
『シルバー・チャリオッツ・レクイエム』を解除してしまえばこの『奇跡』も終わり、自分が今度こそ死んでしまうことを理解した上で…。
そして、『シルバー・チャリオッツ・レクイエム』が破壊・解除された後、他の者たちの魂が自らの本来の肉体に戻っていく中、
既に肉体が死亡しているブチャラティの魂は、矢と自らの遺志を『明日の勇気』を受け継ぐ者…ジョルノに託し、彼への感謝の言葉を述べながら天へと昇って行った。
ジョルノ…
オレは…生き返ったんだ
故郷…ネアポリスでおまえと出会った時…組織を裏切った時…にな…
ゆっくりと死んでいくだけだった…
オレの心は生き返ったんだ……
おまえのおかげでな…
幸福というのはこういうことだ……
……これでいい。
気にするな…………
気にするな ジョルノ……
……そうなるべきだったところに… 戻るだけなんだ
元に戻るだけ……
ただ元に…
みんなによろしくと言っておいてくれ…
天空へと還りゆく彼の周りには、その「正義」の行いを祝福するかのように天使達が取り囲み、彼を優しく迎えていた…
ブチャラティの死後、組織を掌握したジョルノは彼の遺志を引き継ぎ、麻薬の撲滅・裏社会の清浄化を進めることとなった。
そしてブチャラティの体がなぜ動いていたのかは、エピローグにしてプロローグ
眠れる奴隷によって判明した…
『項目を追記する』『修正もする』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが 「Wiki篭り」のつらいところだな
覚悟はいいか?
オレはできてる
- ゾンビ状態になったことすら幸運と捉えて、残された時間を信念のために使い切ろうとするのが崇高すぎる -- 名無しさん (2019-06-28 17:13:45)
- 本人は喜んでないかも知れないけど、結構上司から(たとえ便利な手駒としてであっても)可愛がられるタイプだよね。ポルポから隠し財産を任されるほど信頼されてたし、ボスからも任務遂行能力を高く評価されていて「裏切るのは予想外だった」とも言われてるし。 -- 名無しさん (2019-07-02 11:39:44)
- 事実誠実で優しく強い男だからな…信頼される人柄でかつ能力的にもめっちゃ優秀とかこんなの重用されるに決まってる -- 名無しさん (2019-07-06 19:50:45)
- 37話はジョルノ抜いてED のトップクレジットにいたな -- 名無しさん (2019-07-10 19:40:51)
- アニメでは天使の数4人になってなかったっけ? -- 名無しさん (2019-07-10 19:51:27)
- ↑それぞれアバッキオ、ナランチャ、ペリーコロさんかな?そして追加されたのはお父さんか -- 名無しさん (2019-07-11 22:26:46)
- ↑3 じつは5部の死亡キャラ全員に施されてる特例措置だよ -- 名無しさん (2019-07-12 22:27:45)
- 天に昇って去っていったと思ったらまだ居るブチャラティに笑う -- 名無しさん (2019-07-21 02:06:14)
- ↑(2019-02-11 23:06:39) 思えばブチャラティは生まれた時から、誰かを助けるために生まれ、使命を果たしたら天へ帰るよう定められていた天使だったようにも見えるな。「ジョジョ」は実際、運命論的な雰囲気の強い作品でもあるし。 -- 名無しさん (2019-11-21 12:09:42)
- ↑7 ヤクザやらせるには潔癖すぎるというのは長い目で見ていずれ確実な綻びになった気がする。事実あの場にジョルノがいなくともブチャラティは自身の意志で組織に造反していたわけで、序盤はワルぶった言動もしてたが見返すといろいろ限界だった感がある -- 名無しさん (2019-11-21 12:24:29)
- ↑ ジョルノの方がギャングのボスには適性あるよね、何しろあのディオの息子でもあるし。正義感がある一方で、「やると言ったらやる」という冷徹な決断力がある。ミスタとかにも共通すると思うが。 -- 名無しさん (2019-11-21 12:45:25)
- 記事には引き取ろうとしていたって書いてあるけど、自身の行く末を察していたような描写が多々あるし、普通に譲り渡すつもりだったんじゃないだろうかと思う -- 名無しさん (2020-02-21 13:00:38)
- ギャングには不向きの人格で無理して無理してギャングやってたけど、限界近かったんだろうねぇ -- 名無しさん (2020-03-17 20:47:55)
- 今更だけどアニメだとまたブチャラティも黄金の魂の持ち主として描かれてたの好き -- 名無しさん (2020-04-19 11:27:38)
- スコリッピのスタンドから予言がなかった場合、ジョルノと出会う運命すらなくそれこそ「ゆっくりと死んでいく様な」運命に囚われていたままなんじゃないか、と思って見る。ただ只管に、仲間達とギャングの言いなりにされるまま平穏な時間がありながらもどこか虚しい怠惰な日々を送る、みたいな -- 名無しさん (2020-10-02 19:22:52)
- もう一人の主人公ともいうべき存在 -- 名無しさん (2021-02-02 14:50:12)
- 途中で生ける屍なってしまうけど、本人としてはジョルノに会う前の方が死んでいたと言えるんだよな…それでも完全に腐らず多くの人に信頼されるあたりがすごいと言えるけれど。 -- 名無しさん (2021-02-02 17:34:11)
- ブチャラティだから自分のスタンドを理解して活用できたのだろうけれど、もし自分だったら意味がわからないとなる自信がある…というかジッパーを武器とみなす発想は普通はおもいつかないよね -- 名無しさん (2022-01-04 21:16:33)
- ↑ポルナレフがそうだったように、自分の能力を検証して応用法を考える「訓練時間」を経てきた奴等は基本的に厄介な印象がある。 -- 名無しさん (2022-02-23 18:04:45)
- アニメの中の人はブチャラティと同じイタリア出身のWガンダムの改造機体の使い手担当 ・・・偶然? -- 名無しさん (2022-09-17 16:14:32)
- 組織入り=スタンド使いになるということなのでほぼ間違いなく12歳からスタンド持ちだったわけで、10年近くスタンドの修行してたポルナレフといい勝負なくらいの熟練のスタンド使いなんだよな…… -- 名無しさん (2023-06-07 16:18:35)
- 財宝隠してた時「壁にジッパーで開けた空間を作りそこに隠す」ってやってたがこれが外と干渉しない別空間(顔に電話収納出来てた)なら単純に戦闘で倒すより罠として引っ掛け、落としてジッパー閉じれば…どうだろう?まぁ劇中じゃ展開上無理だったろうけれど -- 名無しさん (2023-06-14 14:34:23)
- 物をくっつけることができるスタンド能力は両親の復縁を望む深層心理の現れという面白い考察があったな -- 名無しさん (2023-07-08 20:41:48)
- コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-07-11 17:16:25)
- ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-07-18 16:52:47
- 別々の物体をジッパーを接点として繋げる能力は、別れる両親を繋ぎ止めてあげたかったという思いがスタンド能力の一部として発現しているのかもしれない。 -- (名無しさん) 2024-04-24 15:41:15
- プッチの語る覚悟論の返しにジョルノの覚悟とは!がよく挙げられるけど、ブチャラティの生き方が覚悟と運命とは?の実例であり答えでもあるのではないかと思う。「ブチャラティが死ぬ」という運命は覆しようがないけど、ジョルノと出会って「正しい」と信じる道を選んだから、決まっていた絶望の運命の中でジョルノに希望の矢を託せて、死しても幸福な結末を迎えられた…みたいな。運命に従い諦めた奴隷でなく、あがき生きることが美しい。とか、結果でなく過程こそが大切、とか5部の物語を体現してるキャラでもあると思う -- (名無しさん) 2024-09-17 22:29:27
- 「何でも切断する能力」と「切れた物を繋ぎ合わせる能力」を兼ね備えたスタンドがブチャラティの二面性を表してて最高だと思う… -- (名無しさん) 2024-12-27 10:28:15
- ローリングストーンズの話で「あなたのようなまともな人が裏社会に関わるべきではない」と諭して→(その数時間後の本編)→妙に軽いノリでジョルノに話かけて「嘘をついてる味だぜ」というテンションの差に笑う -- (名無しさん) 2024-12-27 12:25:58
- 「一般社会の人情や倫理のシステムを尊重しているが、理由あってそれに沿えなくなった『道が極まってしまった人』」という、古い極道の定義の体現者だと思う -- (名無しさん) 2025-04-12 18:04:36
最終更新:2025年03月14日 20:13