マリオ&ルイージRPG2

登録日:2011/06/19 Sun 22:55:52
更新日:2025/03/22 Sat 08:35:57
所要時間:約 4 分で読めます




マリオ・ベビィマリオルイージ・ベビィルイージの4人で

侵略者をやっつけろ!


2005年12月29日より任天堂(開発元:アルファドリーム)から発売された、「マリオ&ルイージRPG」シリーズ(通称「マリルイ」)の二作目。
ハードはニンテンドーDS
タイトルロゴの「2」のうしろには「×2」という表記がデザインされているが、正式なタイトル名は『マリオ&ルイージRPG2』のようだ。
海外では『Mario & Luigi: Partners in Time』がタイトルとなっている。因みに、5作あるマリオ&ルイージRPGシリーズで唯一、ニンテンドー3DS版が出ていない


★概要

マリオルイージを操作する「ブラザーアクションRPG」の2作目。
本作ではキノコ城に突如出現した「タイムホール」の先につながる「過去のキノコ王国」が冒険の舞台。
マリオルイージの子ども時代である「ベビィマリオ」と「ベビィルイージ」もパーティに加わり、計4人を操作して冒険を進めていくこととなる。
基本の操作はボタンのみで行うが、とある場所でタッチペンをつかうシーンがある。

また、本作のストーリーは、ちょっぴりホラーな描写が多めなのが特徴。
「マリルイ」はおろか、「マリオ」シリーズの中でもストーリーが怖い事でファンの間では有名。
詳細は「ゲドンコ星人」のページを参照。
もちろんギャグシーンもあるよ!


★主なゲームシステム

  • ブラザーアクション、バトル
マリオはAボタン、ルイージはBボタン、ベビィマリオはXボタン、ベビィルイージはYボタンをつかい、
さまざまなアクションを駆使しながらフィールドを進んでいく。
モンスターとのバトルでも、「アクションコマンド」を入力することで敵に大ダメージをあたえたり、
敵の攻撃をよけたりカウンターしたりできる。
今回は4つのボタンを使い分けなければならないので、慣れないうちはちょっと大変かも?


  • ブラザーアイテム
兄弟で協力攻撃する技「ブラザーアタック」は、本作は「ブラザーアイテム」という消費アイテムを使用して発動する。
そのため、前作にあった「BP(ブラザーポイント。ブラザーアタックの発動に必要なポイント)」のステータスや、
「BP」を回復できる「シロップ」系のアイテムは、本作では登場しない。
「ブラザーアイテム」はショップや各地のハテナブロックなどから入手でき、全10種類登場する。


★プロローグ

オヤ・マー博士が開発したタイムマシンで「過去のキノコ王国」へと出発したピーチ姫
心配しているキノじいと共にマリオたちはピーチ姫が戻ってくるのを待っていると、ボロボロになったタイムマシンが帰還。
その中から現れたのは、イメチェンしたピーチ姫……ではなく、ナゾの宇宙人だった!
なんとか宇宙人を倒したマリオだが、カンジンのピーチ姫がどこにも見当たらない。

博士によると、ピーチ姫はまだ過去の世界にいるという。
さらに、城の庭に突如タイムホールが出現。
このタイムホールは、どうやら過去の世界につながっているようだ。
マリオルイージと共にタイムホールへと飛び込み、過去のキノコ王国へと旅立つ。
(半ばキノじいのせいだが)

そこでマリオ兄弟が目にしたのは、宇宙人達に襲われ、ズタズタに荒れ果てた村だった。
マリオ兄弟は宇宙人達と戦うが、圧倒的なパワーを持つ宇宙人達の前に倒されてしまう。
マリオ兄弟、絶体絶命のピンチ……!
そんな彼等の前に、ベビィだった頃の自分達が現れる。


★登場人物

以下、若干のネタバレが含まれるので、未プレイの方は注意!

主人公その1。大人側の主人公。
今回はベビィ達に助けられ気味で、複雑な気分?


主人公その2。
今回はいつも以上に悪く扱われている。


  • ベビィマリオ
主人公その3。ベビィ側の主人公。
どちらかと言えば「もう一人の主人公」ポジはルイージより、ベビィマリオの方が合っているかもしれない。
バトル中で倒れたマリオルイージ)を運ぶベビィの姿が微笑ましい。
「ピッカブ~」


  • ベビィルイージ
主人公その4。
泣き虫だが今のルイージと比べると勇気がある。
ラストでは彼が事実上、世界を救った。
「マンマ~!」


  • スーツケース
オヤ・マー博士が開発した、会話ができるスーツケース。
荷物を入れられるだけでなく、色々な機能が搭載されている。
マリオたちの冒険にお供してくれる、今回のアシスタント的存在。


ご存知キノコ王国のお姫様。
オヤ・マー博士が開発したタイムマシンで過去のキノコ王国へと出発するが、そこでゲドンコ星人たちにつかまってしまう。
その後、ゲドンコのキノコが顔に張り付いた状態で再会を果たすのだが…?


デビュー作は『ルイージマンション』。前作『マリオ&ルイージRPG』でも登場しており、またその3DSリメイク『マリオ&ルイージRPG1DX』の追加モード「クッパ軍団RPG」ではタイムマシンについての伏線が張られた。しかし結局本作がリメイクされることはなかった。[[CERO]]が跳ね上がりかねないからだろうか。
中盤では、若い頃の彼が見れる。研究の拠点としていた小屋が火山の噴火でやられて、それから拠点を変えてオバケの研究を始めたようだ。


  • キノじい
ピーチ姫に仕えるキノピオ。若い頃の彼も登場し、過去と現代の自分自身に会うことになる。
今回は彼等からフィールド上でのアクションを教わる。
「じいスピ~ン!」


  • ノコディ
ストーリー中、過去のキノコ王国のあちこちで会う事になるカメラマン。
ザラザラ砂漠ではマリオと会話している間に後ろでルイージがとんでもないことになっている。
『4』でも登場する。


  • ベビィクッパ
前作のOPに似たような登場を遂げる。
やはり現代のクッパと同じ噛ませ気味。
彼曰く、「コバルトスター」は美味いらしい。


中盤で登場。
ピーチ姫を拐おうとするが、過去のキノじいの特攻(?)により過去のキノコ王国に迷いこむ。
そこで昔の自分と会い、マリオ達を倒そうとするが、無論失敗に終わる。
だが、ゲドンコ姫を倒した後に……。
ある意味では最悪の結果を避けられた影の功労者。


  • キノッチェル
ピーチ姫とともにタイムマシンで過去の世界に向かったキノピオ


  • キノックル
ピーチ姫とともにタイムマシンで過去の世界に向かった2人目のキノピオ
ピーチ姫ゲドンコ星人にさらわれるところを目撃し、その状況を「絵」にして描き残したらしい。
次回作でも登場する。


今作の敵。
過去のキノコ王国の征服を企んでおり、独自の言語で意志疎通をする。
こいつらを一言で簡単にいえば、
マリオのゲームのキャラとは思えないほど、《外道》である。
クリボー等と同じく、多くの種類が存在する。基本武器は光線銃。
ラストで意外なものが弱点であることが発覚する。
3』ではクッパ城の地下で3匹が氷漬けにされており、隠れボスとして登場する。またゲラコビッツショーでは、ゲラコビッツに洗脳されたクッパの部下達に混じって1匹だけ観客席に居座ってる(ただし何も話さない)。
『3DX』では3匹どころかもっと多くのゲドンコ星人が残党として残っているシーンがあり、ゲドンコ姫まで氷漬けにされている。


  • ゲドンコ姫
ゲドンコ星人達のボス的存在。
実はとんでもない秘密がある……!?
詳しくは、上記の「ゲドンコ星人」のページを参照。


前作ではゲラゲモーナの部下として登場したが、今作では現代のキノコ王国の地下でマメと引き換えにバッジを販売している。本編には関わることはない。
ベビィしか入れない土管の中の狭い空間にいるため、(大人の)マリオルイージと出会うことはない。*1
『3』では黒幕として登場するが、ジメジメとした中で嫌だったと回顧している。
開発スタッフのインタビューでは、前作が大好きな翻訳担当のスタッフに要望され出すことが決まったことが語られている。


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最終更新:2025年03月22日 08:35

*1 但し面影は感じるのか、ベビィたちを怪しんでるシーンもあるが