マリオ&ルイージRPG

登録日:2016/04/25 Mon 00:17:14
更新日:2025/03/20 Thu 22:41:58
所要時間:約 16 分で読めます





ブラザーアクションで謎を解き、

ブラザーアタックで敵をやっつけろ!




マリオ&ルイージRPG』(Mario & Luigi: Superstar Saga)は、2003年11月21日に任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト。
ジャンルは「ブラザーアクションRPG」。


★概要


2000年にNINTENDO64で発売されたアクションRPG『マリオストーリー』とは別路線で作られた、もう1つの「マリオRPG」シリーズの礎となった作品。


本作の開発は『スーパーマリオRPG』を制作したスクウェア(当時)の元スタッフが設立した「アルファドリーム」が担当。
また、本作のBGMは『スーパーマリオRPG』を担当した下村陽子が参加しており、こちらを『スーパーマリオRPG』の続編と見る者もいる。
以降の続編でも、ゲームの開発はおもにアルファドリームが、BGMは下村陽子が作曲をしている。


本作は、「マリオ」と「ルイージ」の2人を同時に操作して行う「ブラザーアクション」を駆使しながら冒険を進めるという、前述の2作とは全く異なるゲームシステムが最大の特徴。
マリオシリーズならではのアクションゲームの要素や、マリオシリーズのファンが楽しめる小ネタが豊富に搭載されている。


続編でも「ブラザーアクション」はシリーズの基本システムとして搭載されており、後のナンバリングではマリオらしいファンタジーでコミカルなデザインのものが多い。
初登場の今作では非常にスタイリッシュな要素となっており、マジカルなパワーよりは、身体能力をフルに活かした迫力のあるアクションを楽しめる。
マリオとルイージの“超人”さが存分に発揮されたこれらは見てても楽しく、完成度の高さからファンからの人気も高いようだ。


2017年10月5日には本作のリメイク作としてニンテンドー3DS用ソフト『マリオ&ルイージRPG1 DX(デラックス)』が発売された。
グラフィックを4以降のタッチに変更、ゲームシステムなどをより遊びやすくリメイクした作品で、新モードとして「クッパ軍団RPG」が収録されている。


★フィールド


フィールドでは、マリオとルイージを操作して町やダンジョンなどを探索していく。


  • ブラザーアクション
フィールドでは、単独の「ソロアクション」と、マリオとルイージが協力して行う「ブラザーアクション」をつかいわけて道を切り開いていく。
ブラザーアクションはさまざまな種類があり、ゲームを進めていくと習得できる。

使用するボタンは前にいるキャラクターがAボタン、後ろのキャラクターはBボタンとなっており、マリオとルイージを前後に入れ替えることで行えるアクションが変化する。
ちなみに、この前後の入れ替えは次回作『2』以降では撤廃されており、「マリオが前でルイージが後ろ」というのが基本スタイルとなっている。


★バトル


フィールドで敵に触れると画面がきりかわり、バトル(戦闘)が開始。
バトルでは、ステータスの「SPEED(すばやさ)」が高い順で行動をしていき、マリオやルイージの番になったら、「コマンドブロック」を選んで行動をする。
なお、バトル中はマリオはAボタン、ルイージはBボタンを使用する。


  • アクションコマンド
『スーパーマリオRPG』の戦闘と同様に、タイミングよくボタンを押すことで敵にあたえるダメージをふやすことができる。
これを「アクションコマンド」という。
マリオの場合はAボタンを、ルイージの場合はBボタンを使用する。

本作の敵は動きに独特な「クセ」があり、攻撃前のモーションを見るとどちらを狙ってくるか分かる。突進などは分かりやすいが、手を振る向きや視線といった分かり辛いものもあるので慣れが必要。

また、敵が攻撃をしてくる際に、タイミングよくジャンプして回避したり、ハンマーを振ってカウンターをしたりすることができる。敵の動きや「クセ」をよく見ることが、回避やカウンターをうまく決めるコツ。
こちらも、マリオの場合はAボタンを、ルイージの場合はBボタンを使用する。
ジャンプはもちろん、ハンマーも構える時間に限界があるのでタイミングを見計らって攻撃しよう。
中にはフェイントをかけてくる敵もいるので、ボタンの押し間違いに注意。

敵の攻撃を見切れば、全てのバトルをノーダメージで終わらせることも理論上は可能。
多少適正レベルに達していなくてもアクションでどうにかできる点は、一般的なRPGとは一線を画していると言えるだろう。

  • 状態異常
RPGという形式もあり、一般的な毒やデバフといった状態異常が登場する。
目回しや転倒といった動けなくなって無防備になってしまう危険なものもある。

特殊な状態異常としては重さが上下するものがあり、アクションコマンドの入力受付時間が変化する。
重くなると受付時間が短くなり、軽くなると受付時間が長くなる。
どちらも慣れていないとコマンドを失敗しやすくなるため注意。

片方が戦闘不能になった場合、敵のターンの間は相方を背負った状態で凌ぐことになる。
必然的に体が重くなる分コマンドの入力がし辛くなるため早急に復活させよう。
なお、戦闘不能から復活させるときはアイテムの「1UPキノコ」を相方に食べさせるという演出になる。


バトル中に使用できる、マリオとルイージが協力して繰り出せる技のこと。
アクションコマンドがあり、タイミングよくボタンを押すことで技ができあがり、成功すると敵に大ダメージを与えられる。
ブラザーアタックを使用するにはアタックごとに決められた数の「BP(ブラザーポイント)」が必要で、これが不足しているとブラザーアタックを使用できない。
また、マリオとルイージが2人そろっていない状態や、どちらかが動けない状態の場合も使用できない。

ブラザーアタックでは、各技ごとに「1」~「3」の3つのレベルが用意されており、レベルに応じてBPの消費量や技の威力が異なっている。
レベル1では、ボタンを押すタイミングで技がスローモーションになり、AかBどちらのボタンを押せばよいかが表示されるので、アクションコマンドを成功させやすいが、BPの消費量が多く、威力も低め。
最大のレベル3になると、BPの消費量が少なくなり、威力もアップするが、技のスローモーションや押すボタンの表示がなくなるため、慣れていないと失敗しやすい。
なお、レベルは技の選択時に自由に切り替えることが可能。
コマンド制が苦手な人から得意な人まで楽しく扱える、安心と信頼のNINTENDOクオリティとなっている。
『1DX』では難易度が2段階になった。


  • アドバンスコマンド/DXコマンド
「ブラザーアタック」を一定の回数成功させると「アドバンスコマンド」が追加され、技によっては追加攻撃を行えたり、通常とは異なる攻撃ができるようになる。


いわゆる裏技的というか、ちょっとした隠し要素的なワクワク感が溢れバリエーションに富んだ素敵なもの。
しかし、(もちろん作中で説明はあるが)ただ漠然とやっていると出し方が分からなかったり、ヒントの少なさからそもそも存在を知らないプレイヤーまでいるなど、懇切丁寧な説明が当たり前な昨今からすると一昔前を思い起こさせる仕様となっている。


繰り返すが、技のレベルを低くするとどのタイミングでボタンを押せば「アドバンスコマンド」になるかがわかるため、ソフト単体できちんと仕様を把握出来る。
ゆえに理不尽というわけではない。あくまで“ちょっとだけ気づきにくい”のである。

とはいえ、不親切と判断されたのか『1DX』ではDXアタックという名称に変更され、アタック選択時に別のアタックとして選ぶ形となったほか、習得までに必要なコマンド成功数も大幅に減らされた。

  • レベルアップ
一般的なRPGのように、敵を倒していくと経験値が貯まっていき一定の数字を越えるとレベルアップ。この時一定の能力値は自動で上昇するが、1回のレベルアップにつき1つのパラメータだけボーナスとして追加で選択して上昇させることができる。上昇値はスロットで決まり、何回も選んだことがあるパラメータだと上昇値が1のように控えめになる。反対に選んだことがないパラメータは3等比較的高めの数字が出やすくなる。
一般的なRPGで言うところの「幸運」に相当する「HIGE」というパラメータがあり、これが上がるとラッキーヒット(いわゆるクリティカル)が出やすくなる。また、ショップで買い物をするときに値引き額が増えたり、逆に買い取り価格が増えたりする。

  • にげる
その名の通り戦闘から離脱すること。敵に背を向けるように去るのだが、この時コマンドボタンを連打しながら離脱するのと同時にコインを落としながら逃げるため、逃げるのにもたついてしまうとコケてしまい、多量のコインを失ってしまうことになる。敵のレベルが強いほど、戦闘からの離脱に時間がかかってしまう。ボス戦はにげることは出来ない。

★ストーリー



ピーチ姫の美しい声が、マメーリア王国からやってきたおそろしい魔女「ゲラゲモーナ」によってうばわれてしまい、かわりに、しゃべるたびにバクハツが起こる「バクダン声」に変えられてしまった。
知らせを聞いたマリオは、さっそく弟のルイージと、そしてなぜか宿敵のクッパ軍団とともに、キノコ王国のとなりにあるマメーリア王国へゲラゲモーナを追って旅立つことになったのだが……


★登場人物


赤のヒゲ。
声を盗まれたピーチ姫を救うため、今度は外国に行くことに。
マメーリアでも有名人らしく、自慢のジャンプがなによりの証明書。たまに微妙扱いされるけど。
ルイージを隙間に押し込んでサーフボードにしたり、彼の股間を延々とパンチしたりとなかなかえげつない。
クッパ城の事なら彼の部屋からトイレの場所まで知り尽くしたクッパ城マイスター。
攻撃、素早さが伸びやすいアタッカータイプ。


緑のヒゲ。
いつも通りお留守番の模様…の筈だったが、クッパの勘違いにより無理矢理同行させられるハメに。
兄に比べると知名度が低いせいか「緑のヒゲ」やら「ルー…なんとか」やら、名前で呼ばれることが非常に少ない。が、一部ではお留守番で有名というニッチな人気を誇る。
少々気弱で臆病なところが玉に瑕だが、病気になったマリオを救ったり*1、とある作戦で敵を欺いたりと要所要所で大活躍してくれる憎いヤツ。
今作ではお馴染みの緑のファイアボールはなく、代わりにサンダーを放つ。
HP、防御が伸びやすいディフェンダータイプ。


キノコ王国のお姫様。
世界で唯一、スタービーンズを目覚めさせることが出来る清らかな心の持ち主。
それに目を付けたゲラゲモーナによって声を奪われてしまい、代わりに喋ろうとすると「バクダン声(声が爆弾となって爆発する)」になってしまう。



お馴染みカメ一族の大魔王。
いつも通りピーチ姫を攫おうとしたらピーチ姫の声がバクダン声になっており、このままさらってしまうと自分のお城が壊されてしまう……ということで、マリオと共にマメーリア王国へ向かうことに。

本作のクッパはルイージ以上に不憫な目に遭っており、大砲にハマって笑い者にされたり、記憶喪失になってパーニョの手下になったり、記憶が戻ったと思ったら今度はゲラゲモーナに身体を乗っ取られたり、ゲラゲモーナが消滅して元に戻った矢先に城の爆発に巻き込まれたりと散々である。
「1DX」でも本編は同様の扱いを受けていたが、クッパ軍団RPGでは救いのある扱いになっている。


  • マメック王子
無駄に輝いてるマメーリア王国の王子。
ゲラゲモーナによってモンスターにされてしまうが、マリオたちの活躍により元の姿に戻る。
一度不覚を取ったとはいえ腕っ節は非常に高く、マリオ達を差し置いて何度もボス級の敵を愛用の剣で吹き飛ばしてしまう。
爽やか王子は伊達ではない。


  • マメラ女王
マメーリア王国の女王。
王子同様、ゲラゲモーナによってモンスターにされてしまうが、マリオたちの(以下略)。
非常にふくよかな体型をしており、ジャンプする度に地面が揺れる。体格に違わず豪快で気持ちのいい性格。
二重の意味でその容姿に驚いた人も多かろうが、続編でも語られている通り、この国民の美的感覚からすれば彼女は絶世の美女であり、ブロマイドを外国にまで持って行って心のオアシスにする者さえいる程。
まあ、豆だから肥えていることが何より是なのかもしれない。


ルイージマンションからの特別出演。今回はスタービーンズカフェのオーナーとして登場する。
新しい味のコーヒーが出来るたびに、その匂いを嗅ぎつけ遥か遠くからやってくるらしい。どんな鼻してるんですかい。
お礼として暇つぶしに作った『プチ発明品』をくれる他、見事全種類を作ると博士の自画像が贈呈される。店の雰囲気ぶち壊し…
オバキュームに二回吸われる哀れな御仁。
次回作にも出演している。


マメーリア王国で活動している怪盗。
語尾に「っちょ」とつけるのが特徴。ストーリーを通じて計4回戦うことになる。
ブラザーアタックと称しては、渾身のパイルドライバーを喰らったり、火だるまになったりと割と頑張る人。
後に『4』で再登場する。


ゲラゲモーナの一番弟子。天才的な頭脳を駆使してマリオ達を邪魔する。
語尾に「るるる」とつけるのが特徴。&s{キモカワイイ}。
『1DX』ではクッパ軍団を洗脳し、クリボー隊長達によって洗脳が解けた後もマリオ・ルイージと戦わせて相打ちさせることを狙う。
クッパ城での決戦に敗れ、消滅した。…と思われたが実は生きており、『1DX』では決戦後もクッパ城に戻りクッパ軍団と最後の対決をする。それに負けた後も懲りずに次の計画に向けての準備をひっそりと進めていた。


  • ゲラゲモーナ
本作の事件を引き起こした黒幕である魔女。
マメーリア王国の宝「スタービーンズ」を我が物にしようと企み、スタービーンズを目覚めさせる事ができるといわれているピーチ姫の声を奪ったが実はキャサリンのものだった。
「ゲヒャヒャヒャヒャ!」と高笑いするのが癖。


  • クリボー隊長(クッパ軍団RPG)
『1DX』版における、本作の裏の主人公。
元はカメジェットの樽に収められていた一匹のしがないクリボーであったが、墜落の折にはぐれてしまい、仲間を集めながら探すうちに成り行きで一団のリーダーに任命された(厳密にはノセられた)。
あまりリーダーっぽくない、少々頼りない性格だが、捜索を続けて様々な敵と戦ううちにクッパ七人衆を味方に引き入れ、徐々にリーダーとしての風格を身に付けるまでに成長していく。


★冒険の舞台



  • マメーリア王国
キノコ王国の西隣に位置する王国。通貨はマメーリアコイン。
住民は豆のような形をした頭が特徴の『マメ族』と埴輪のような風貌をした『ウフ族』、かたつむりのような『マイマイ族』が住んでいる。
キノコ王国からの移住民たちが暮らす「リトルキノコ」と呼ばれる町が存在するなど、キノコ王国との関係は良好なようで、今回の件で友好関係にヒビが入るのでは?と懸念されていた。
相場はキノコ王国と比べるとぺらぼうに高く、100キノココインはマメーリアコインに換算するとたったの10コイン*3
しかもレートのふり幅が極端で、99999999999キノココインがたったの99マメーリアコインにしかならないなど、ぼったくりもいいところレベルにまでなる。現実に起きたら間違いなく経済が大混乱である。
海外なので、登場する敵キャラも本作オリジナルのキャラクターが大半を占めている。
地名は笑い声を表す単語が元となっている。


  • 星くずが原
両国の国境地帯。その名の通り、地面に沢山の星が落ちているのが特徴。
侵入者防止のため、様々なセキュリティーが施されているが、飛び越えられるほどの低いトゲなど結構ガバガバ。

  • ウフマウンテン
北西にある古代ウフ文明の遺跡や名残がある山。
山の中腹にはウフ村があり、ウフ族が暮らしている。
頂上には国を見渡せる望遠鏡がある他、ハンマーの原材料になるほどの頑丈な鉱石「オホホブロック」が存在する。

  • マメーリア城周辺
城を囲むのどかな平原地帯。
序盤からでも様々な場所へ行けるが、エリアによっては場違いな敵が出ることも……

  • マメーリア城
中央に位置する王族たちの住む城。
城下町は当初はゲラゲモーナの襲撃により荒れ果てている。しばらくストーリーを進めれば復旧する。
アイテムやバッジショップの他、オヤ・マー博士のカフェや、特別なバッジがもらえるイベントが盛りだくさん。

しかし……


  • ゲラゴーニュの森
南西部にある薄暗い森。
伝説のソーダ『ゲラネ・コンティ』の原料である「ゲラッパの実」が取れる。
ちなみにソーダの作り方はタルに大量のシロップとゲラッパの実を入れた後、ギャグを言って実を笑わせて発酵させるというもの。
長年ギャグを言い続け、熟成に熟成を重ねたものがゲラネ・コンティとなるらしい。

更に奥深くに進んだ先は、マイマイ族の集落地となっている。

  • アハハ・アハデミー
南東部にある研究所。
笑いを科学的に研究しているという楽しそうな場所だが、ゲラゲモーナ襲撃により、中は薄暗く不気味な雰囲気となっている。

  • クスアイランド
海のど真ん中に位置する孤島。
ファイアーとサンダーの宝玉を祀る神殿が存在する。
ここの住人である赤と青のクス・ジーは哲学っぽい何かを喋るだけで特に害はない。
しかしファイアーやサンダーを当てると……

以前にも、とある探検隊が流れ着いたことがあるようで、彼らが残したラジオの録音テープから、この島の謎やクス・ジーの生態を垣間見ることが出来る。
ちなみに彼らの中には『おっぱい村の村長に立候補する』と語る変態もとい強者がいる。「1DX」では『マシュマロ村』に変更されてしまった。なおクッパ軍団RPGには「プルプルイズバスト」という迷言が新たに登場する。

  • 海底
マメーリアの各地を繋ぐ海中エリア。
2D作品とは違って泳げる高さは通常のジャンプと同じまでに制限されている。
そのため高い場所へ進みたい時は段差をハイジャンプ等で登る必要がある。

  • マメーリア国際空港
南部に位置するキノコ王国の定期便が行き来する空港。
滑走路にパックンフラワー達が根付いてしまう。

  • デヘヘバレー
北部に位置する砂漠地帯。
元々は海底だったらしく、沈没船「ヴィンテージ号」が今もなお鎮座している。
ならず者共が旅人を狙う、マメーリアでも屈指の危険地域。
ストーリーで初めて訪れた時は自動で動くピーチ姫を守りながら進む面倒なパズルがある。
ピーチ姫が敵シンボルに触れたり、画面外に出てしまうとならず者に連れ去られてしまい最初からやり直しになる。ピーチ姫は必ず一定のルートをなぞるように移動するほか、話しかけることでルートを逆走させることができるので上手に調整しながら進むのがコツ。

  • リトルキノコ
デヘヘバレー北部に位置する、キノコ王国の移住民達が住む街。
キノコ大使館の他、『ミニゲー屋』と呼ばれる、この街独自の店も存在する。

  • バクショーいせき
デヘヘバレー西部に存在する遺跡。
中には人を喰らう恐ろしい化け物がいると噂されており、地元民さえも近づかない。

  • ヘラヘラグーン
南東部に位置する海岸地域。
観光地として有名であり、リラクゼーションルームといった娯楽施設がある。

  • キャハールのアトリエ
南部に位置する、自称『天才ファッションデザイナー』キャハールの仕事場であるアトリエ。
三色の『色ボム』と、三種類の『模様ボム』を組み合わせて色々なデザインの服を作っていく。

  • ヨッシー・シアター
中央部に位置するヨッシー専用の映画館。
大富豪でありヨッシーファンクラブ会長でもあるボドールが『ヨッシーの為の映画館』として設立。
だが、肝心のヨッシー達が映画というものを分かっておらず、『美味しいのかな?』程度にしか思っていない。
カービィ」や「スタフィー」のポスターも存在するが、「1DX」では差し替えられている。

  • ジョークエンド
北東部の遥か海の果てに位置する巨大氷山と、そこに建てられた巨大な神殿。
海底からへの道が存在せず、海の上を移動できる手段を見つけなければ到達は不可能。
中にはジョークエンドを守護していた精霊…の子孫の親戚の友達であるジョジョラが遊び場として使用している。
終盤のダンジョンということもあり、非常に広大で様々な仕掛けが待ち構えている。





★余談



とあるミニゲームで、『スーパーマリオRPG』に登場した「ジーノ」が(本人ではないが)ゲスト出演している。
ちなみに、本作のスタッフクレジットによると「ジーノ」の版権はスクウェア側にある模様。
リメイク版の「1DX」ではジーノが登場しなくなった。


本作を最後にコクッパが登場しなくなった…と思われたが、
New スーパーマリオブラザーズ Wii』で「クッパ7人衆」として容姿や設定を改めての再登場を果たし、それ以降も出番が増えつつある。
さらには、シリーズ5作目である『ペーパーマリオMIX』で初めて台詞が用意され、長らく不明だったクッパJr.との関係も明らかになった。
また、「1DX」ではマリオ達の冒険の裏側でクッパ7人衆たちが活躍し、一時は洗脳もされながらもクリボー隊長とゲラゲモーナ・ゲラコビッツの打倒を目指す。



追記・修正は兄弟でお願いします。




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最終更新:2025年03月20日 22:41

*1 とはいえ、この時は目的地の遺跡に怪物が巣食っていると聞かされて震えが止まらなくなってジャンプすらできなくなっていた。が、町に住んでいる催眠術師のカメックに暗示をかけてもらうことで動けるようになった。

*2 これにはゲラゲモーナ達は勿論、ピーチ本人さえも驚愕していた。

*3 ただし、このイベントが起きるまでに逃げるコマンドでコインを減らしているとキノココインの価値を高い状態にすることも可能。特にイベントに変化はない。

*4 ラスボスのゲラクッパを倒しても、ボス戦前のセーブデータから始まるので、ゲラクッパを倒してない扱いとなるため