ナムコスターズ

登録日:2012/02/14(火) 22:58:41
更新日:2025/04/04 Fri 13:21:09
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バンダイナムコゲームスから発売されているおなじみの野球ゲーム『ファミリースタジアム』に登場する架空の球団。
初登場は『ファミスタ'86』で、この頃はまだ全球団中最弱のチームだったが、シリーズを追うごとに徐々に強化されていった。
作品によってはチーム名が「ナムコオールスターズ」「東京ナムコスターズ」「バンダイナムコスターズ」と微妙に変更されていることもある


チームの特色として、過去に発売された同社のゲームのキャラクターが選手として起用されているのが最大の特徴。

パックマン』『ワルキューレの冒険』などの往年の名作、最近では『鉄拳』に『ソウルキャリバー』、果ては『THE IDOLM@STER』シリーズのキャラまで出向してくる*1など、選手選考はフリーダム極まりない。『エースコンバット04』あたりに至っては選手扱いなのにそもそも人間型じゃない姿だったことすらある(最近の作品では普通に野球くんタイプの外見だが)。
俊足のイメージに通じるのか『リッジレーサー』『ポールポジション』『ドリフトスピリッツ』といった歴代のレースゲーム・クルマ系ゲームからの招集がお約束なのも特記できるか。



能力はほとんどが一芸特化型で、極端な選手が多く、ある意味では役割分担がハッキリしていて使いやすい…かも。
シリーズ毎に選手や能力変化やポジションのコンバートが激しいために戦力が安定せずに、作品によっては最弱チームにも強豪チームにもなりうる。


【チーム設定】

チームカラーはマゼンタ。(シリーズ毎に若干ばらつきがあるが、概ね赤やピンク系統の色)
ユニフォームもこのカラーをベースに白や青をアクセントに使っており、パッケージに描かれているキャラクターもだいたいはこれを着ている。

フランチャイズ球場も設定されているが、ナムコ球場にナムコドームといった架空スタジアム
ドルアーガスタジアムやゼビウススタジアムのようなゲームで舞台となった場所やキャラクターがグラウンド化したもの
クロノアスタジアムにドリラー球場などの関連キャラクターに溢れた球場だったりとシリーズ毎にコロコロ変わる。

これまでは選手名にナムコキャラクターを使用しているという面が強調されていたが
ファミスタオンライン以降はシリーズのマスコットキャラクターの野球くんをベースに各キャラクターの特徴を追加したイラストが用意されるようになり
プロ野球ファミスタ2011以降は原作の絵をベースにユニフォームを着たナムコキャラクター達のイラストが描き下ろされるようになった。

そのため原作忠実の格好をユニフォームにしているので、袖が破れていたりプレー次第ではどうやっても見えそうなスカートだったりと統一感が皆無なので更にカオスになっている。


【監督】

  • 中村、まさやん、マサヤ
モチーフは言わずと知れたナムコ創業者の中村雅哉氏。選手としてもちゃっかり登場している事もある。
  • ぴぴ、パック
2人共に主な選手参照
  • BNG
「プロ野球熱スタ2007」に登場した監督。名前の由来は「バンダイナムコゲームス」の頭文字をそれぞれ取ったもの。背番号は70番
やや太めの体型に左頬にB、右頬にGのマークが入ったマスクを着用した男。


【主な選手】

やはりこちらもシリーズ毎に入れ代わりが激しいため、一部を抜粋。
追記したいキャラクターは各自で追加をお願いします。

  • ぴぴ
ナムコスターズの2代目監督であり、選手としては歴代ナムコスターズで最も多くエースとして君臨している。
元ネタは1982年に発売されたレースゲーム『ポールポジション』の略である「P.P」から。

大きく曲がるドロップを中心とした多彩な変化球に150kmを超えるストレートはまさに本格左腕そのもの。
ゲームブック版では監督兼任選手として登場しており、個性豊かなメンバーに何かと振り回されがちな苦労人。

先述したようにクルマ系のゲームからの参戦が多いのも、レースゲーム出身でずっと中心選手を務める彼の存在があるのだろう。

  • 野球くん
試合終了後に出てくるシリーズおなじみのナムコスポーツ(ナムスポ)登場しているアイツ。
ファミスタのマスコットであり、試合中にプレイヤーが動かしている、あの丸と線で構成されたキャラクターがコイツ。
名前どうり大の野球好きであり、例え今にも落ちそうな崖っぷちにいようが、大量の鮫に囲まれていようが、ボールが飛んでくれば果敢に捕球しに向かう野球好きの鑑。
ベースランニグより凡退して撤収する方が足が早かったり、2.5頭身なのに2頭身とツッコまれていることを気にしている。

かつては走攻守三拍子が何ともパッとしない選手だったが、現在は強肩巧守が大きく向上した外野手と欠かせない存在になった
※出典 ファミスタ2011公式ページ

ご存知、ナムコスターズ最強にして不動のリードオフマン。彼でバントによる内野安打狙いは誰もが挑戦しただろう。
その俊足はファミスタをプレイしてない人にも有名だが、シリーズによってはコイツ以上に足の速い化け物も存在する。(例:裏ドリームスの「よせんおち」など)

実は初代では控えの外野手だったりする。当時から俊足ではあったが。一時期、衰えによる走力の低下で引退したことも。
その走力のおかげで他の能力が悪かろうが不動のスタメンであったが、肩や守備にミート力と年々走力以外でも十分通用する選手となっている
余談だが2009年のWBCにて開催前イチローは西武不動の二塁手片岡のスピードを見て「ファミスタのピノみたい」と言った。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • パック
ナムコの代表キャラクター『パックマン』から。シリーズ通して不動の四番。
ナムコスターズがリアル頭身で登場する『熱スタ2007』では黄色い地肌にサングラスをかけており、何故か落合博満のフォームが流用されている。

どんなチーム変化にも唯一能力変化が少なく、毎年安定した高い打撃力を誇っている彼がいなければナムコスターズは始まらない。
短い間だったが三代目ナムコスターズ監督でもあり、監督兼任選手を両立するためか監督時は投手だった。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • マッピー
FC時代は「まつぴ」とも。同名のゲームネズミの警察官。初代でピノの代わりにトップバッターだったのは彼である。

「ちょこまか動くマスコット」と称されたように全ナムコキャラクターでバントが最も上手く、全ての内野をカバーする器用な守備が光る。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

格闘ゲーム『鉄拳』でおなじみのデンジャラスじーさん。チームのヘルメットが彼の強烈ヘアーを再現した物だった事も。

豪快な性格どうり小技を捨てた一発長打のパックにつぐ打者であり、小粒な選手が目立つナムコスターズには貴重な長距離砲。
メインはファーストを守るが、老いてなお健在であるようにサードやキャッチャーといった激しいポジションもこなす
同シリーズからは「三島一八」「風間仁」「デビル一八」なども登場いる。
※出典 ファミスタ2011公式ページ

  • ワルキューレ
ワルキューレの冒険シリーズの主人公。右投左打の外野手でファーストも守る。

初期は一級品のある能力を持っていたがスタメンとなると一歩足りず、控えに甘んじていた事も
後に守備こそ平凡であるが、チームトップの巧打力に勝負強さと俊足を兼ね揃えた好打者となり上位打線を任される主軸選手となっている。
余談だが、他作品で声を井上喜久子氏が担当するようになってから背番号が17番に変更されいる
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • たろすけ
妖怪道中記の主人公。いたずらが過ぎて地獄送りにされたわんぱく小僧。
ナムコスターズのキャッチャーといえばコイツ。何気にナムコスターズで最も長く現在も背番号1番を付けている。

初期はパックに次ぐ打者でサードを守っていたが、変化球を主体にする投手に転向、その後にキャッチャーに変更される。
小さい体から似合わないナムコ選手トップクラスの強肩であり、かつての強打ぶりをそのまま引っさげたナムコの司令塔とも呼べる正捕手に君臨する
あの平八ですら、たろすけから正捕手の座を奪う事が出来ずコンバートしている程である。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • 平景清
源平討魔伝の主人公。FC時代は名前数制限で「かけきよ」だったり「影清」と誤植された事も。

外野手と内野手で登場する度に選手タイプや打席がコロコロ変わる珍しい選手。
メインでは外野手で強肩強打の右投右打の選手だが、内野手では巧打の右投の左打か両打になる。
投手だったこともあり、何気にナムコスターズのエースだった経験もある。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • ギル
ドルアーガの塔の主人公。ゲームブック版ではチーム人気のイケメン選手となっている

主にセカンドを守る内野手だが、チーム事情でポジションをたらい回しに変更され続けたおかげで内野全てを平均以上に守れるようになった。
能力は全ての能力が平均値と特徴がないが、一芸特化のナムコスターズでは貴重な安定した能力で上記のように内野をどこでも守れるので出番は多い。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • カイ
ドルアーガの塔のヒロイン。珍しく「KI」と名前が英語だった事も。何気に左利きである。
ナムコスターズ初の女性選手であり、彼女をきっかけに女性キャラクターもナムコスターズ入りするようになる。

初期は投手だったが、外野手に転向。外野手版マッピーといえる能力でナムコ外野手ではピカイチの守備能力を持つ。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • ワンダーモモ
ナムコシアターの人気アイドルで本名は神田桃。今こそ大勢いるがナムコの初代アイドルと言えば彼女。

大きく落下するキレのあるフォークが武器だったが、トルネード投法に変更した際に豪速球も体得した。
トルネード投法、豪速球とフォークボール、背番号16から「モモ」と「野茂」をかけて元メジャーリガーの野茂英雄をモチーフにした能力とも言える。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • 和田どん
太鼓の達人の赤太鼓のアイツ。登録名は「どんちゃん」と愛称呼びである。

太鼓のわりに守備能力は並レベルだが、巧打に加えてパンチ力もある打てる捕手。プレイヤーがよく力強く叩くからだろうか?
作品によってはいつもの太鼓姿や人の体が生えたような格好だったり、捕手としての防具が的外れと濃い面子に埋もれないシュールさがある。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

  • 御剣平四郎
武器格闘ゲームのソウルシリーズの侍。シリーズを代表するキャラクターであるが主人公ではない。でもナムコスターズには最も多く出演している。

強肩強打の外野手でやはり貴重な長距離打者である。しかしバントは全ナムコキャラクターで最も下手。
投手として変化球が全く投げられないところから本人の性格どうりの能力をしている。
※出典 ファミスタDM公式Twitter

  • クロノア
風のクロノアシリーズの主人公。クロノアビーチバレー以降の明るく好奇心旺盛な性格で登場。

風のリングの特性と本人の性格からかとても走力が高く、ピノの次に俊足でセカンドを守る。
ワールドスタジアム2の攻略本では各球場の旨い物めぐりのコーナーでレビューをした事もあったりする。
※出典 ファミスタDM選手名鑑

ゼノサーガシリーズの鍵を握る女性型戦闘アンドロイド。邪神ではないもっこす。

155キロの速球にバランスのとれた変化球と高い能力をしているが先発投手なのに最低限もあるか微妙なスタミナの低さが致命的。
原作最後のver4の格好を元にしたユニフォームなので本人は気にしてなさそうだが物凄く投げにくそうで見えそう。
※出典 ファミスタDM公式Twitter



『ファミスタ2011』ではナムコスターズ、ナムコレジェンズと2種類のチームに分かれた。
80年代~90年代のキャラクター達がナムコレジェンズ、90年代以降のキャラクター達がナムコスターズとなった。
これが好評だったのか、「90年代後半や21世紀に入ってからの作品からの登場メンバーは別チームにすることでポジション争いを減らす(=ナムコ公式の場である以上、作品の年代やナムコスターズ入りした時期のせいで出場機会が偏らないようにする)」は以降も「バンダイナムコスターズが別枠で登場する」として恒例となった。
『THE IDOLM@STER』『ACE COMBAT』のような明らかにナムコ時代からのIPが由来の選手もあっちにいるけどね*2


野球するより普通に戦った方が強そうとは言ってはいけない…





追記・修正はピノでランニングホームランを決めてからお願いします。

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最終更新:2025年04月04日 13:21

*1 昔あったオンラインゲーム版に至っては当時の全アイドルである765オールスターズ13名の半分くらいの人数が選手として使えたほど

*2 ただし、天海春香は基本的にその時点でのコンシューマ最新作からの参戦扱いとする、エスコンは事実上『5』以降もナンバリング作品+INF皆勤賞のメビウス1をモチーフにすることである程度チーム名との整合性は取っている。