サソリーナ

登録日:2012/10/23 Tue 16:37:02
更新日:2025/05/23 Fri 22:43:24
所要時間:約 5 分で読めるわよぉん♪




「しょんぼりしてる子見ーつけた♪」

ハートキャッチプリキュア!に登場する、世界を砂漠にしようと企んでいる砂漠の使徒三幹部の紅一点。

声:高乃麗

サソリがモチーフで、髪型もサソリの尻尾のように後ろでまとめている中東風の褐色女性。
(コミカルな方面で)直情的な性格でやかましく、語尾に「~よぉん!」とか「わぁん!」とかつけて話す。


カップルだらけのビーチでイラついたり、爪を磨いたり、ファッション雑誌を読んだりとその行動はかなり人間臭い。
そのため、見た目も相まって婚期を逃した30代のおばさんっぽい印象を受ける。

しかし砂漠の使徒の中では一番使命に忠実で、アクの強い他幹部に比べたらこれでもマシなほうである。
(他が暑苦しい脳筋馬鹿ナルシストとネタに事欠かないので相対的にまともに見える)



ちなみに髪を下ろすと普通に美人であり、27話予告で映った時は多くのお友達がハートキャッチされた。

戦闘時はその長い赤紫の髪を伸縮自在に操る。
また、これは毒針としても使用可能であるが、決まったことはない。
というか喰らったらプリキュアが危ない。




【劇中での活躍(ネタバレ気味)】

砂漠の使徒としては最初に出撃(1話)。
こころの大樹を守る妖精2匹を追ってつぼみの前に現れた。
この時、妖精2匹は隠れようとつぼみの服の中に入り込んだため、つぼみの詐胸を見て舌打ちし去っていった。

その後、姉のことで悩むえりかを劇中最初のデザトリアンにした。
彼女を助けようと初めて変身したつぼみ=ブロッサムを追い込むが、なんとか戦えるようになったブロッサムのピンクフォルテウェーブでデザトリアンを浄化され撤退。
その後も「変な人」「中学生には見えない」などデザトリアンの素体に散々言われながらも出撃を繰り返した。
コブラージャへの怒りを晴らすために出撃したこともあった)

25話で三幹部同時に出撃し、ファッション部の合宿中だったプリキュアと激戦を繰り広げたが、キュアサンシャイン必殺技をモロに受けてしまう。
「ぽわわわわ~ん」となりかけ、クモジャキーとコブラージャに救出されたが、物思いに耽る、戦意喪失気味などと明らかにダメージを負った様子。
しばらくそのままだったが、サバーク博士からダークブレスレットを渡されて邪悪さを取り戻し戦線復帰した。


【さよなら】

40話でプリキュアの浄化の光を浴び、再び戦意喪失。
クモジャキー、コブラージャに戦線を離れるように諭されてしまう。
これに納得のいかない彼女はサバーク博士に食い下がり、「これが最後」との条件つきで出撃命令が下りた。
この時クモジャキーとコブラージャから2つぶんのダークブレスレットを渡され、

「ただし、体に相当の負担がかかるき。勝負は短時間につけるぜよ!」

全開の死亡フラグを残し最後の出撃に出た。

しょんぼりしている次期生徒会長候補をいつものように校舎ごとデザトリアンにし、現れたプリキュア4人と直接対決。
ダークブレスレット3つを発動させたデザトリアンの強さは圧倒的で、ブロッサム、マリン、ムーンライトのフォルテウェーブの直撃を耐えきり、
サンシャインのサンフラワーイージスを打ち破り、あのムーンライトに大ダメージを負わせた。

が、トドメを刺そうと拳を振り上げたデザトリアンの動きが止まってしまう。

ダークブレスレットの副作用(普段の3倍)に、これまでの戦いで既にダメージを負いすぎていたサソリーナは耐え切れなかったのだ。

「ハートキャッチミラージュで苦しみを終わらせるのよ!」

とムーンライトの一声でハートキャッチオーケストラが発動。
助けに入ろうとするコブラージャにクモジャキーが一言。

「あいつはもう戦えんぜよ…ならばこのまま…」

その言葉に何かを悟ったように、コブラージャも

「君も甘いな...」

と返す。

そしてサソリーナはプリキュア達に敗れ、クモジャキーの腕の中に倒れる。

「お前にしてはよくやったぜよ」

と敗北しながらも奮闘したサソリーナに対し、ねぎらいの言葉をかけるクモジャキー。
そして、目を覚ましたサソリーナはダークブレスレットを2人に返し...

「クモジャキー、コブラージャ...」


「ありがとう...!」












二人の仲間に看取られたサソリーナは涙を流して感謝の言葉を残し、光の粒子となって浄化された。
最終決戦を前に劇中初の途中退場となった。


【そして……】
なぜか現場にはこころの花(カタクリ)が残されていた。
空に舞い上がったかと思うと、その花は山奥のとある診療所へ。
とあるベッドに舞い降りたのと同時に、眠っていた赤紫のロングヘアの女性が目を覚ます。

「長い間……悪い夢を見ていた気がする……」


カタクリの花言葉は「嫉妬」「寂しさに耐える」。


【ちなみに】
最終回のえりかの予想では、元となった女性は無事に退院して幼稚園の先生として奮闘していたと考えられている。小説版では実際に幼稚園の先生であった。

プリキュアオールスターズ NewStageでは元に戻った3人らしき人物が一緒にいる姿が確認できる。

しかしよく考えてみて欲しい、落ち込んでいたり人生に悩んでいたり、現実に絶望したとき、優しく、微笑み話しかけてくる女性、しかも髪下ろしたら褐色美人、
もう天使ではなかろうか?




追記・修正お願いねぇ~ん!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月23日 22:43