登録日:2009/11/11 Wed 03:46:22
更新日:2025/03/01 Sat 13:11:28
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キバって行こうぜ!!
今度は刑事で、俺、参上。
ここから電王の連続映画化がスタートした。タイトルの刑事はデカと読む。
タイトルから分かるように、電王の次に放送された『
仮面ライダーキバ』とのコラボレーション作品となっている。
ディケイド以前の平成一期は基本的に独立した世界観(アギトはクウガのパラレル的世界観設定だが)であり、各作品が映像媒体で共演したのはアギトと龍騎のハイパーバトルビデオなどしか存在しなかった。
そのため、平成一期における本格的なクロスオーバー作品は本作が初となり、当時の宣伝でもそれが強調されていた。
平成二期における新旧ヒーローの共演劇場作品であるMOVIE大戦シリーズの原型ともいえる重要な存在かもしれない。
元々はVシネマの予定で制作されたが、そこはさすが電王、あまりの人気に劇場公開が決まった。
案の定興行収入も好成績だったため、結果的にこの判断は大正解だったともいえる。
公開当時はまだ『キバ』は始まったばかりだったため、割と設定が緩やかで『キバ』からの登場人物も少ない。
超!A&Gバトスピ大好き声優の生放送!2018年8月8日放送での杉田智和によると、「電王2やろう」といった電王フィーバーの結果、嘘か誠か武部直美Pが「すみませんキバも。どうかキバも。」と言って入れてもらったとか…。
電王の映画にしては珍しく世界観はパラレル設定(むしろ「警察パロ」)だが、テレビ版の話も混ざっている。
また、後に電王本編にも時空警察が登場した。
原作におけるオーナー一派はあくまで「運航会社」(民間)であり時空警察ではない。
同時上映
『モモタロスのキバっていくぜ!』
【ストーリー】
デンライナーからイマジンによって予備のライダーパスが盗まれてしまった。
オーナーはライダーパスを取り戻すため、《デンライナー署》を立ち上げる。
モモタロス達はノリノリで捜査を開始し、悪人を追い詰めるが、何やら
イマジン契約者の他に別の怪人がいる。
その怪人は最近巷で噂になっている
ファンガイアだった。
果たしてモモタロス達は事件を解決し、時の運航を守ることが出来るのか。
【主な登場人物】
◆
コハナ
ワイヤーアクションのような動きをする最強幼女。
今回はバズーカをぶっぱなす。子供があんなもん持っちゃいかん……。
でも中の子は撮影時、あまりの音と衝撃に泣き出しちゃってました。
かわいい。
ネガタロスに星刻ー!とか叫ばない。
◆
デカ長
オーナーではない。
デカ長である。
やたら写真に写りたがる。これのネタなのか、『ディケイド』でもやたら写真に写りたがる。
巧みに
生身でデンガッシャーガンモードを組み上げ、一発で複数の人間を眠らせた(この組み上げシーンは数時間かけて撮影したらしい)。
漫画版では片腕で逆立ちして腕立て伏せしつつチャーハンを食べるという奇行に出ていた。
もう一度言っておく。オーナーではない、デカ長である。
ちなみに演者はこの9年後他局でデカ長…の腹心となり、アノマロカリス・ドーパント似の後輩や
暴力系ディレクター似の後輩、
アンディ・ボガード声の後輩や
檀黎斗似の後輩が出来た。
◆ナオミ
全然変わらない。
イマジン用コーヒーを人間に出すのはやめましょう。
◆
鈴木一哉
捜査協力で警視庁からデンライナー署に派遣された刑事。
刑事であり、自身が産まれる前に殉職した父親の影を追い、成果をあげようと焦っている。
2009年には刑事から
仮面ライダークウガとして警察手伝いに転職、
ディケイドと一緒に世界を巡る事になった。
この頃は
来年にはモモタロスに憑(突)かれたり、電王に変身するなんて思っても見なかっただろう。
◆黒木誠也
指名手配犯。ネガタロスと組んで指名手配前の時間に逃げようとしている。
◆セーラ
黒木と組んだ謎の外国人美女。U侑斗にうっかりときめく。アクションが物凄い。
◆
鈴木一馬
息子が産まれる少し前に殉職した一哉の父親。過去で音也に聞き込みしていた。
昔は
ハートのライダーだったりした。なおメイキング映像では名(迷)演技ムッコロフェイスを披露。
◆
紅渡/
仮面ライダーキバ
『仮面ライダーキバ』の主人公にして、今ではヘタレライダーと名高い青年。今作では不審者扱いされたり、モモタロスに憑依されたりと不幸な目に遭う。
終盤で変身してからのまともな台詞はキバットと言った「キャッスルドラーン!」ぐらいしかない。
演者の瀬戸康史はU良太郎(役の佐藤健)に「うるせぇ、このスケベ亀!」と言う所を間違えて「うるせえ、この
クソメガネ!!」と言ってしまい
スタッフの大爆笑を誘い、佐藤から
「間違ってないww」と言われていた。
◆野村静香
ちょい役。U良太郎に口説かれゲフンゲフン……聞き込みを受ける。
◆
紅音也
過去の世界で警察の聞き込みを受けていた。「音也も出る」という前フリだったが、かなりちょい役。残念。
この頃中の人は「変身しねぇよ」と
言っていたが……。
【登場イマジン】
◆
モモタロス
ノリノリで刑事を楽しんでいる。
「やっぱ刑事って最高にカッコイイしよ」
テレビ初期で警官を襲った奴の台詞じゃない。
◆
ウラタロス
モモを良太郎から弾き出して渡に突っ込んだ。
今回侑斗に憑き、勢いに乗って続編で様々な人に憑依してナンパする事になるが、それはまた別の話。
◆
キンタロス
良太郎に憑いて悪人のチ○コ鷲掴み。
「これがホンマの金星やぁ!」
惨い……。
しかしながら中盤では、焦る一哉に対し
「手柄立てるだけが、刑事やないやろ?」と諭す一幕も。
◆
リュウタロス
序盤ではピンクラビットイマジンを変身無しで倒すという金星を挙げた。
逮捕が楽しく、顔で判断して通行人に次々と手錠をかけていく。人を見かけで判断しちゃいけません!
パラレルならではのお姉ちゃんとのやり取りは微笑ましい。
◆
デネブ
侑斗と共に潜入捜査をしていた。
侑斗をデンライナー署に入れてくれるよう懇願する。
◆
ネガタロス
CV:
緑川光
デンライナーからパスを盗んだイマジン。見た目はほとんどモモタロスの色違いだが、目つきが悪く、角の配置が異なるなど、微妙な違いがある。
左の角を触る癖がある。
やさぐれてるバッドガイだが『悪の組織ネガタロス軍団かっこ仮かっこ閉じ』を立ち上げる等、イマジンらしい(頭の弱めな)イマジン。
ただし、強さは別格だ。
コハナに天子様!とか言わない(理由:中の人が出たアニメ)
◆
クラウンイマジン
CV:
鈴木千尋
セーラの思い描く「プルチネッラのお話」のピエロをモチーフに具現化したイマジン。
全く言葉を話さないかわりに、常に気が狂ったような笑い声を出す。なかなか身軽で、ゼロノスを苦戦させていた。
なお、鈴木氏はTV版ではスパイダーイマジンを演じている。
◆ピンクラビットイマジン
冒頭に登場した二人組の強盗犯の片割れと契約したイマジン。ゆるキャラみたいなデザイン。
本編で2度も出てきたラビット系イマジンの着ぐるみの使い回し。メジャーな童話だしね。
ウラ、キン、リュウの三人と闘うがさすがに分が悪すぎたのもあり、リュウタロスのワイルドショットで粉砕された。
【その他】
◆ホースファンガイア
TV版とは別個体。
冒頭でピンクラビットイマジンの契約者と共に電王軍団を迎え撃つが、電王にぶった切られて粉々に。
◆
ファンガイア兵士
ネガタロス一味(仮)と契約した
ファンガイアたち。予算の都合上変身はせず、人間体のままデンライナー署と闘う。
こいつらが全員変身していたらそれはそれで面白そう。(漫画版では1体がオクトパスファンガイアに変身していた)
◆キャッスルドラン
キバ本編ではほとんど食うか寝るかしかしない城型ドラゴン。
普通に時の砂漠の中に入ってくる。
コンビーフな本編よりカッコイイとか言ってh(ry。
【劇場版特別仮面ライダー】
◆
仮面ライダーキバ
『仮面ライダーキバ』の主役ライダー。テレビ本編3.4話の同時撮影だったため基本フォームであるキバフォーム以外にはチェンジしない。
設定が緩やかなためか、キャッスルドランの召喚で渡も叫んでいる。普通に時の中に入ってきた。
◆
仮面ライダーネガ電王
ネガタロスが盗んだライダーパスで変身した電王。見た目はソードフォームの色違い+トライバル柄パターン付き。
一人でデンガッシャーのソード、ロッド、ガンモードを使用したので、恐らくアックスも使用可能と思われる。
倒されるとスーツだけ爆発して中身は無事な素敵仕様(他のライダーだとイクサとかオーズによくこういうシーンがある)。
盗まれたのはパスだけなのに、何故か偽デンライナーが出てくるが気にしてはいけない。
なお、ネガ電王のスーツは、ソードフォームで撮影した後、CG処理で色を変えたもの。
そのため、「ネガ電王のスーツ」は存在しない。『ディケイド』で客演しなかったのはこれも原因と思われる。
【主題歌】
『モモタロスのキバっていくぜ!』
前作映画『俺、誕生!』の『モモタロスの夏休み』に続くモーション・ピクチャー第2弾。
キバットとタロウズ夢の共演?
追記・修正は、上記のセリフを親友と一緒にカッコ良く言ってから行って下さい。
- このチームで黒の組織に勝てるか? -- 名無しさん (2013-08-29 20:33:23)
- バトライド・ウォーでこの映画ネタが無かったのが残念。 -- 名無しさん (2013-09-10 08:36:25)
- ドギー「宇宙警察だ、器物損害でオマエたちを逮捕する。」 モモタロスたち「えええ~~~!!」 -- 名無しさん (2013-09-11 19:07:28)
- ↑照井「器物損害罪で逮捕しようとしたライダーなら知ってる」 -- 名無しさん (2013-09-11 19:15:04)
- この映画で地味にすごかったのは、国会議事堂の前で変身した所だと思う。 -- 名無しさん (2014-01-07 02:25:49)
- ↑修学旅行先でその撮影現場に出くわしたのはいい思い出・・・ -- 名無しさん (2014-01-07 03:15:35)
- ↑すげえなおい -- 名無しさん (2016-03-19 19:05:33)
- ↑行ってみたいなその現場 -- 名無しさん (2016-03-30 00:16:12)
- 逮捕できないのは神のみ…檀黎斗神は逮捕できないのか -- 名無しさん (2024-07-12 14:35:11)
最終更新:2025年03月01日 13:11