アース(金色のガッシュ!!)

登録日:2011/05/21 Sat 12:26:55
更新日:2025/07/30 Wed 05:32:13
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フム、やはり貴公達…
できるようだな?



金色のガッシュ!!の登場魔物。
魔界の王を決める戦いに参戦した魔物の子の一体。


CV:梅津秀行
本の色:マゼンタ
パートナー:エリー


マントを羽織った鎧姿の魔物。触れた魔物の魔力を吸収する特殊な剣「ヴァルセーレの剣」を武器に持つ。
一人称が「某」であったり話し方も侍のような口調。また、相手には断固として立ち向かうがパートナーのエリーには決して逆らう事をしない。





以下ネタバレ





法律を守る一族の出身。王になり、魔界を平和にする法律を作る事を望んでいた。

エリーとの出会いでは夜、幼女の病室の窓の鍵をこじ開け侵入しようとしており、この時のエリーも相当怯えていた様子。おい待て法律を守る一族。


バオウ・ザケルガの魔界の脅威たる本質を知っており、もう一つの魔界の脅威ファウード出現後、バオウの使い手であるガッシュを襲撃。ファウードが動き出す前にガッシュを抹消しようとしたが、テッドの乱入で思わぬ苦戦を強いられた。バオウ把握後、その場はエリーの決定に従い一旦退却する。

その後エリーはリオウの呪いを受けてしまうが、ファウード復活は阻止するという彼女の意志を尊重。交戦しかけたカルディオの協力を得、ファウードを魔界に帰す装置を使い復活前にファウードを魔界に帰そうとした。しかし清麿の言葉を受け、エリーの命を救うため彼らに協力する事になる。

ファウード復活後は、カルディオと共に心臓の体内魔物からファウードを魔界に帰す装置を死守。破損も無事に修理してみせた。


残りの魔物が十人になるまで生き延びていたが、この戦いの「もう一つの地獄」を知った直後、ゴームの奇襲を受ける。
そんな中エリーの発作が再発してしまい、彼女を救うために自らの本を渡そうとするが……




「そんなこと…オレが許さん!!本を返すのだ!!アース!!オレの命令が…」


「黙れぇえええええ!!!
もう「侍ごっこ」は終わりなんだよ!!!エリーの生きる道が開けた今、死なすような真似はできんのだ!!!お前の命はこれからなんだぞ!!!」



侍のような口調も振る舞いも、エリー自身の言葉遣いも実は全てエリーにもっと君主らしく堂々といてもらうために変えていたものであった。邪気眼は持っていなかったのだ。

最大術をも簡単に打ち破られ、最期はエリーを庇い本を燃やされてしまう。死への恐怖に怯えるも、死と向き合ってきたエリーの言葉を受け、彼女に礼を述べ魔界へと帰っていった。


クリア・ノートとの最終決戦にも加勢、クリア完全体の尻尾を輪切りにする。


戦いの後は、王になったガッシュに法律分野を教える教育係として活動中。
ガッシュが暇つぶしに放ったザケルに巻き込まれかけるなど手を焼いているようだ。



アニメ版にて

原作での初登場はコーラルQ戦の後だが前倒しにされて登場。
これによりガッシュやテッドとの戦いのごく一部の展開が変更されている*1

ファウード編終盤のオリジナル展開では、清麿と並ぶチームのリーダーとして扱われた。
(それも含めて、最初から最後までリオウに反抗したのに、OPでリオウ側として扱われている・・・)

そして、仲間達の助けによって単身脳のコントロールルーム間近までたどり着くも、待ち構えていたリオウと対峙。
その際に「ファウードを封印した一族」の出身だと明かされた。(正確には「大昔にファウードを封印した一族の末裔」)

リオウも同じくファウードの封印を守り続けた一族としてアースと問答するも早々に決裂、戦いになる。
最初は猛攻を仕掛けて何度も追い詰めたが(ただし、リオウはパートナーのバニキスを体内にしまったままで本気を出してなかったが)
ファウードの回復装置でその度に回復され、とうとうエリーの心の力が尽きてしまう。

覚悟を決めたアースは、バオウを受け継ぐガッシュに未来を託すべくリオウに背を向け、その攻撃や罵声にさらされながらも端末を操作し、
閉じ込められていたガッシュ達へ扉を開けた。
だが、彼らが部屋に入ると同時にリオウの最大呪文「ファノン・リオウ・ディオウ」を受けて本が燃えてしまい、
ガッシュに未来を託し、魔界へ帰っていった。

そのため、(他にも幾らでも要因はあるが)アニメ版最終話から原作のクリア編とは物理的に繋がらなくなっている。


<戦闘>
一族を代表して参戦している立場である故か後半まで生き残るにふさわしい高い戦闘能力を持つ。
高い剣腕と正確な判断力、「3つの切り札」を筆頭にする強力な術の数々により接近戦は勿論中距離戦にも難なく対応できる。
更に、彼が持つヴァルセーレの剣に触れると体力が奪われてしまうので、下手に生身で彼の剣を受け止めているとどんなに頑強でも肉体強化の術を使っていても短時間で疲弊してしまうのも厄介である。


○使用術:ソル系

「ヴァルセーレの剣」を用いた剣の術を扱う。

●ソルド

自身が持つ剣を強化する基本術。
ガニーを倒す際に使用した。

●ソルセン

剣を振るい、剣と同型のエネルギーを相手に向け放つ術。
エリーとの過去エピソードが出る前のカードゲームなどでは、これが第1の術と書かれていた。

●ゴウ・ソルド

ソルドの強化版。
剣の威力をさらに高める。

●ジャン・ジ・ソルド

エネルギー状の大きな剣を上部から突き刺す術。
消耗していたとはいえ、ラウザルク状態のガッシュを一撃で行動不能にする威力を持つ。
「ハッハッ、ジャン・ジ・ソルドが爪楊枝のようだ」

●ボルセン

実体のない自身の幻を前方に放つ術。
フェイントや攻撃の回避などに使われる。

●ウルソルト

「迅速の剣にて引導を渡さん!!!」
自身のスピードを高める身体強化呪文。
剣を振る速度を上げる他、高速移動にも利用可能。
手数を増やし、相手に多くの攻撃を当てることが出来る点は自身の持つヴァルセーレの剣と相性が良く、多段攻撃で一気に相手の力を削ぐことが出来る。

●ジェルド・マ・ソルド

「某の剣のとどく範囲に結界をはり、その結界に踏み込んだ者を瞬撃の速さにて斬り捨てん。」
剣が見えない程のスピードで放つ居合斬り。
基本的に「待ち」の術だが、アースの場合は異常に速いスリ足で自ら相手を有効範囲内に納める事も可能。
その斬撃の速度はウルソルトを超え、全く視認できない。

●バルバロス・ソルドン

「我が封神の型をとりて、一心に彼奴の術を打ち破らん!!!」
「3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つ。
刀身にトゲが生えた巨大な剣とそれを握る巨腕を召喚し、敵を横薙ぎに切り付ける。
~オウ系の術に対して有効な手立てとなる。

●ギャン・バギャム・ソルドン

「一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん!!!」
「3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つ。
上記の口上と共に自身で剣に何度も手刀を打ち下ろし力を込める。
そして峰にジェットエンジンのような加速器のついた巨大な片刃剣と、それを握る巨腕を召喚する。
更にもう片方の巨腕で峰上から圧し潰し、相手を文字通り叩き割る。
切り札のヴァルセレ・オズ・マールが特殊なダメージ計算をする都合上、単発火力としてはこれがアースの最大術となる。

●ゴディマ・ソルド

剣にエネルギーを纏わせ、リーチと威力を強化する術。
ファウード内部で復活液の栄養パイプをまとめて叩き切った。

●ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン

「ヴァルセーレの剣に吸い込みし、よろず魔物の魔力を放ち、万物を砂塵へと変える千手剛剣とならん!!!」
「3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つで、アースの最大呪文。
ヴァルセーレの剣が分解され、そこから無数の様々な剣(他の上級術も含む)を放出し敵を切り刻む。王の財宝ではない。
その威力はこれまでに吸収した魔力の量に比例するため、発動までに「どれだけの魔物の力を吸い取ったのか?」が強さの分かれ目。
作者によるとゴーム戦で出したものはディオガ級×3~4はあったらしい。

●シン・ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン

ガッシュの金色の本に現れた、「シン」級のヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン。
元となった術と違い、剣の形状は刀身が透き通った質感になっている事以外は全て同一規格。





パートナー:エリー

(CV:吉田小南美)

アースの本の持ち主。まだ年端もいかない幼j…少女だが、年齢にそぐわず冷静で戦況分析もやってのける。
また、自身の命を捨てて世界を救おうとするなど頑固な面もある。

呼吸器系に難病を抱えており、薬を服用しなければ発作を引き起こしてしまう。

アースと出会った当初は病気の治療法が確立しておらず、生きる希望を失っていた。
だが、アースに呪文を唱えガニーを倒した事で「自分にもできることがあった」とアースと共に戦う事を決意。
アースに頼まれ一人称を私からオレに変え、口調を変えたのもそれからである。彼女もまた、邪気眼は持っていなかったのだ。


ゴームに敗れた後、ガッシュと清麿にゴームの情報とアースの思いを伝えた。


続編では家族共々引っ越したらしく、現在は連絡が取れない状態らしい…。



アース、何を…している? 早く、項目を…追記・修正しろ…


ハッ!! 御意のままに!!!

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最終更新:2025年07月30日 05:32

*1 原作では清麿はコーラルQとの戦いでザグルゼムの応用を会得していたため意図的に連鎖を狙っていたのに対し、アニメ版ではまだ知らないためザグルゼムの性質に勘づいたアースがあえて連鎖するよう誘導する流れに。