登録日:2012/05/13(日) 22:36:29
更新日:2025/03/29 Sat 11:57:39
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高松信司は
栃木県宇都宮市出身のサンライズ所属のアニメ監督。
高校時代から自主制作映画や自主制作アニメで活躍し、栃木では知る人ぞ知る存在だったとか。
法政大学を中退した後、サンライズに入社。
富野由悠季の元で殴られながら鍛えられる。
そしてサンライズに戻り、銀魂の監督・監修を勤め、現在も
男子高校生の日常など、人気作品で監督を勤めている。
うん、ここまで真面目に書いたよ。
以下彼の芸風を説明。
高松信司作品にありがちなこと。
- 自重しないメタ
- 自重しない上にマニアックなパロディ
- 制作状況をばらす
- スポンサーをいじくる
- 揚げ句の果てにスポンサーに迷惑をかける
高松信司作品と言えば、パロディとメタネタの極度の多用が特徴として挙げられる。
パロディを多用する監督としては新房などシャフト系統の監督も挙げられるが、高松の場合どこか覚めたメタネタをパロディに折り込んでくることが多い。
マイトガインの
ラスボスなんかはわかりやすい例だろう。
また、個人的な経験からか(後で述べる)、アニメ業界の内情ネタも挟んでくることが多い。
例えばこち亀でアニメ制作ネタをやったのは高松時代だし、銀魂では最早制作状況と、原作消費ネタは定番となっていた。
あと、何故か制作状況に恵まれないケースが多い。
ガンダムWは前監督が途中で逃亡してしまったため、ピンチヒッターで登板するも、ゴルドランと掛け持ちという過密スケジュールをこなすことになった。
その後、ガンダムXの監督を任されるが、途中で放送期間短縮という憂き目に遭う。
この頃、サンライズはOVAに注力しており、人手をそちらに割いていたために、テレビ作品に回してもらえるスタッフが少なく、高松監督は自分のコネでスタッフを集める羽目になった。
銀魂に至っては言うまでもない。
ピンチは上手く凌ぐも、ノーアウトから出てくるとピンチを広げる劇場型アニメ監督なのかもしれない。
そんな彼でも銀盤カレイドスコープでは制作状況が破綻しアラン・スミシーで遊んでいた。
ただし「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」では放送日を前に元首相銃撃事件が起きてしまい、放送する予定だった話がお蔵入りになるという悲運に見舞われてしまった。「銀魂」の立てこもり事件の時はそのまま事件と並行して放送されたというのに……。
ここまで来るともはや「疫病神に取り憑かれているんじゃないのか?」と思えなくもない
また、高松監督を語るうえで欠かせないもう1つのポイントが番組提供紹介時のテロップ芸である。
発端となったのはスクールランブル
元々スクランの原作はページの両サイドに解説・コメント・ツッコミなどが書かれる遊び心が散りばめられていたが、
高松は
アニメ化の際に提供紹介時にこれをやることで原作再現を行った。
しかし、どういう訳か次に手掛けた作品である銀魂でも同じ手法を活用し銀魂をさらに、カオスな作品にして見せた。
以降の作品でもこの手法は変わらず行われている。
特に元々がカオスな銀魂と男子高校生の日常では関係ないことからスタッフ事情までやりたい放題だった。(銀魂は途中から総監督)
以下一例
「ぎんたまの濁点抜くと大変なことになる」
「便乗し忘れた洞爺湖サミット」
「去年は日本シリーズで放送が潰れたけど今年は潰れません」
「春から俺達無職……」
「プレーオフ西武勝ったね」(蓮蓬騒動時)
「ごめん、ED曲できてない」
「タダクニ出番あったじゃん」
「放送時の季節は関係ない」
などなどまさに、カオス。
真面目な評価点もあり、(特にオリジナル作品だと)悪役にも救いの道を用意する傾向が強い。
途中で死なないのはもちろん、改心して主人公達に協力するようになったり、EDの主役を飾ったりと、悪役を動かすのも好きなようだ。
逆に
フロスト兄弟など、和解できなくても最後まで生き残った悪役も少なからずいる。
1話限りのゲストキャラでもエピローグで再登場させたりするので、キャラへの思い入れはかなり深いと言えよう。
高松氏にとっては久々の真面目な作品……かと思いきや後者は違った。
(詳しくはリンク先へ)
更に2015年、
某水泳アニメを参考にした魔法少年モノの『
美男高校地球防衛部LOVE!』を手掛けた。
同年には銀魂の3期もスタート。高松監督の暴s…もとい邁進はどこまで続くのか。
実際の3期では監修を降り、音響監督のみとなる。
近年では音響監督に加え、シリーズ構成・脚本も担当するケースが多い。
「
宙のまにまに」「男子高校生の日常」「
坂本ですが?」では全話執筆した。
2023年7月から放送された「Helck」では佐藤竜雄が監督を担当し、自身は初めて音響監督のみでの参加となった。
■主な監督作品
など
■主な出演作品
追記修正はそのへんにいたオッさん…ではなくアニメ監督の方にお願いします。
- 高松「私は次元を越えてやって来た三次元人だ。」 -- 名無しさん (2013-10-23 12:42:24)
- この人の本領発揮はゴルドランだろうな。オリジナルゆえに相当好き勝ってやってたのにヒーローものとしては立派に答え出してる。 -- 名無しさん (2013-10-23 15:54:18)
- ギャグ系のインパクトに押されがちだけどボーイミーツガールもめちゃくちゃ上手いから困る、最終回のヒデノリと文学少女は感動しちゃったよ -- 名無しさん (2013-10-31 08:00:01)
- あれ、こち亀の星逃田のアニメ回の最後で実写で本人出てたろ。 -- 名無しさん (2014-03-14 17:05:59)
- ガンダムX打ち切られた怨念は川崎ヒロユキと共にフロスト兄弟に投影されてる気がしないでもない 高松「世間が(エヴァとガンダムWばかりもてはやして)我ら(のガンダムX)を黙殺するから!!我らは世間を否定するのだ!!(そんなお前らエヴァと人が尻拭いしてやったガンダムWがいいか!?)」な感じで -- 名無しさん (2014-06-12 17:11:21)
- GX最終回でガロードらがDOMEを去る時、本当はさよならを言わせる予定だったが、高松は「まだ僕には言えない」という理由でなしにしたそうだ。脱ガンダムを説く作品でガンダムにさよならが言えないというあたり、本当は生真面目な人なんだろう。 -- 名無しさん (2014-07-31 22:50:36)
- つか誰もが嫌がるガンダムシリーズ別作品2作監督やる時点で凄い人だと思うよ。 -- 名無しさん (2014-07-31 23:05:36)
- ↑しかもWは代行な上にゴルドランと平行してやってたもんな -- 名無しさん (2014-07-31 23:09:07)
- ↑4 それはないと思うけどなぁ…実際時間変更前の視聴率は大差ないし。やりたいこともやりきったって言ってるし。やっぱりNT否定からの信者、スポンサー否定ってのが妥当だと思う -- 名無しさん (2014-11-07 10:58:29)
- ↑×5 フロスト兄弟は「ガンダムの影に追いやられたアニメ達」のメタファーだと思うよ。ブラッドマン=スポンサー、ザイデル=原理主義者、NT=ガンダムとするとNTではない能力者が当てはまるポディションはこれしかない。 -- 名無しさん (2014-11-26 23:39:18)
- 美男高校地球防衛部LOVE!でもすでに危険な匂いが…www -- 名無しさん (2015-01-18 10:07:07)
- jひどいスケジュールの作品担当多いってのは嫌がる仕事でもちゃんと受けてくれているからかもしれない -- 名無しさん (2015-01-31 17:07:52)
- 楽しそうで何より。 -- 名無しさん (2015-04-03 21:20:15)
- ジョジョネタ(特に三部)大好きなお方 マイトガインでのオラオラ無駄無駄合戦は笑わせて頂きました -- 名無しさん (2016-04-17 01:06:57)
- 「ここまでは真面目に書いたよ」⬅これを面白いと思って書いてるのがまた痛い寒い -- 名無しさん (2016-08-13 16:10:23)
- おちゃらけてるように見えて相当アニメ業界の未来について真剣に語る時は師匠の御禿を彷彿とさせる、何とか報われて欲しいわ -- 名無しさん (2019-08-21 19:01:17)
- この人の監督作品、子供キャラが最低限子供らしさを大人によって保証されている感じが好き。ガロードにはジャミル、勇太やタクヤにはロボットたち、新八と神楽には銀さんという感じ。子供が子供らしくいられる世界観というか。 -- 名無しさん (2019-11-24 17:03:55)
- 高松監督にトランスフォーマーアニメイテッド第4シーズン(シーズン4)の監督・監修を勤めてほしいです。 -- 名無しさん (2019-12-24 17:50:57)
最終更新:2025年03月29日 11:57