アットウィキロゴ

仮面ライダー555 ハイパーバトルビデオ

登録日:2012/07/03 Tue 09:42:57
更新日:2026/07/22 Wed 17:45:00
所要時間:約 5 分で読めます


▽タグ一覧
※ご覧の番組は仮面ライダーです。 てれびくん どうしてこうなった どうしてこうならなかった まさかのブルーレイBOX収録 カオス ツッコんだら負け ツッコミどころ満載 ハイパーバトルビデオ ファイズサウンダー ミュージカル 三本のベルト 仮面ライダー 仮面ライダー555 仮面ライダー555 ハイパーバトルビデオ 全員サービス 全日本ミュージカル化計画 公式が無法地帯 公式が病気 公式の悪ふざけ 夢オチ 小学館 平成ライダー 本編とのギャップ 東映 東映特撮 歌 歌う項目 特撮 猫舌たっくん 発想の源が狂ってるシリーズ 石田秀範 腹筋崩壊 草加雅人なら大丈夫♪ 超バトルDVD 超バトルシリーズ 風邪ひいた時に見る夢



『仮面ライダー555 ハイパーバトルビデオ』とは、『てれびくん』の応募者全員サービスとして製作された、『仮面ライダー555』のオリジナル短編作品。
監督は石田秀範が担当。



【概要】

仮面ライダーシリーズのハイパーバトルビデオといえば、きれいな浅倉や偽(0w0)とアホ師弟などカオスな内容で有名だが、こちらも例に漏れない。

このビデオ、まさかの全編ミュージカル仕立てなのである。

初っ端のタイトルコールから、いきなり乾巧・園田真理・菊池啓太郎は白の、木場勇治・長田結花・海堂直也が黒いスーツの出で立ちで作品タイトルを歌い上げてのスタートである。
巧「(音程を外しまくった啓太郎に)「…ヘタクソ!」
※啓太郎の溝呂木賢氏は、ホントは歌が上手いです。


【内容】

ある日、啓太郎と真理はクリーニングの仕事を、巧は店内の掃除機がけをしていた。
ふと巧がよそ見をして、掃除機がテーブルの足にぶつかる。
すると、上に置いてあったスマートブレイン製のラジカセが突然電子音を鳴らし、ディスプレイのデジタル時計には5:55の文字が……


「森の熊さん」

突如、童謡「森の熊さん」のメロディーが流れ出し、家の中はカラフルなライトに照らされた。
そして、3人が音楽に合わせてノリノリで体を動かし始める。
踊りながらまず一番を歌い上げる3人。
2番で「何で僕達歌ってるのかな?」と歌いながら疑問を呈する啓太郎。
真理が「きっとこのラジカセのせいだよ」と歌いながら答える。
「いいからスイッチ切れよ!」と鬱陶しそうに歌いながら巧が指示するも、何故かスイッチは切れないらしい。
真理は構わずに「不思議ねこれ、だんだん楽しい気分になる」。
「勝手にやってろよ」と歌いながらも投げやりに言う巧であった。
最後はギンギラな衣装とグラサン姿の3人がポーズを決めて終了。


その頃、木場達3人が暮らすマンションをスマートレディが訪れていた。手に例のラジカセを下げ、音楽にノリノリで踊りながら。
思わずお茶を吹き出す3人(よく見ると、3人の前にあるテレビにはポーズを決める巧達が映っている)。
歌いながら説明を始めるスマートレディ。


ハーイ!こんにちは♪

このスマートブレイン製CDラジカセは、全人類だけでなく全オルフェノクちゃん達もハッピーハッピーにする不思議なラジカセなんです♪

これをオンにすると歌って踊っちゃう。キャー素敵♪


説明を聞くうち、木場達3人もノリノリに。


木場「何が目的なんですか?」
海堂「ちゅーかよう、やるならもうちょっとoh! ファンキーな曲にしろって♪」
長田「でもなんかちょっと楽しくありません? 気分がほら、ワクワクして♪」

さあ、みんなでもっと歌いましょ♪


「メリーさんの羊」

踊りながら一番を歌い上げる3人。
2番でスマートレディが空中浮揚しながら、ラジカセの目的を説明する。
曰く、
という作戦。
……なんとも壮大かつアホな計画だが、これをあの村上峡児が考えついたのだろうか。

曲の最後はゴージャスな衣装に身を包み、バラを咥えた3人の決めポーズで締めくくられた。


「3本のベルト」

ここからはオペラ風のオリジナル曲であり、映像も『555』TV本編のものを編集して構成されている。
曲は仮面ライダーファイズ、仮面ライダーカイザ、仮面ライダーデルタのライダーズギアと装着者達について歌われている。
なお、デルタはこの頃まだ装着者が三原修二に固定されていなかったため、「ベルトは誰の元へ向かうのか」という内容になっている。ヘタレの元に~♪ではないぞ
カイザは「草加雅人なら大丈夫」と歌い上げられているが、後にTV本編最終盤で、実は草加も大丈夫ではなくなってしまったのだが。


「最終章」

再びビデオオリジナル映像に。
まずはバレエ調の曲に合わせて踊るスマートレディ、木場達3人、オルフェノク3人(オックスオルフェノク、マンティスオルフェノク、何故かフロッグオルフェノク)達。
啓太郎と踊る真理は、歌いながらも「巧、オルフェノクが!」と連絡。
次の瞬間、真っ白だった風景は一転し、金網で囲まれた暗い場所に。
曲調もジャズ風になり、『ウエストサイド物語』を彷彿とさせる8人のダンスが繰り広げられる。
その様子を心配そうに見つめるスマートレディだったが、そこにオートバジンに跨がり、黒い革ジャン、グラサン、オールバック姿の巧が登場。


変身♪


ファイズに変身した巧はファイズエッジを手に、3体のオルフェノクと戦う。
何故かアクションが起こる度に「バーン!」「くるっくるっ」とアメコミ調のオノマトペが入っている。
3対1で苦戦したファイズはアクセルフォームに変身、形勢は逆転する。

と、真理と啓太郎がファイズにラジカセを差し出す。ラジカセの下には「ファイズサウンダー」のテロップが。
よく見るとラジカセにはミッションメモリーの挿入スロットも備わっている。なんとこれ、ファイズ用の音波兵器でもあったらしい。
エクシードチャージしたファイズサウンダーで3体を一度に倒して勝利するファイズ。比喩ではなく本当に昇天するオルフェノク達。
勝利を喜び、仲間とハイタッチするファイズというありえないシーンの後、クライマックスへ。



少年合唱団風の衣装を着た一同に向けて革ジャン、グラサン姿でサムズアップして応える巧。
彼は決めポーズに冒頭で持っていた掃除機を構えるのだった。
そして……
















以上の出来事は全て巧が居眠り中に見た夢だった。なので当然「ファイズサウンダー」も夢の出来事で実際には存在しない。
ちなみにこの「主人公の夢オチ」、昨年の『仮面ライダー龍騎 ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』でも結末に使われている。何なら解釈によっては本編よりはるかに救いのある世界観が展開されたのも一緒*1。
ただし、真理と啓太郎はクリーニングしながら「森の熊さん」をハミングしていたので、これが夢の原因になったのかもしれない。
寝ぼけ眼だが、巧も2人のハミングにボイスパーカッションで参加するのであった。


【余談】

  • 本作はハイパーバトルビデオという媒体の関係で応募者以外は見られず、しかも当時はDVDではなくVHSという事で今や視聴が困難になってしまっていたのだが、『555』放送10年目に合わせて発売されたBlu-ray BOX 2に収録され、視聴が容易になった。容易になったのを喜ぶには狂気的すぎる気もするけど。
    その後、食玩『装動』シリーズの『SO-DO CHRONICLE』でまさかのファイズサウンダーの立体化が行われた。

  • 本作には名前こそ引用されても出てこなかった草加だが、草加役の村上幸平氏は後の2018年に月日を経て声色が渋めになった巧役の半田健人氏に誘われ、半田氏が前年ソロアルバムでも歌った『555』主題歌「Justiφ's」をミディアム調にデュエットカバーしている。

  • Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』に登場するファイズフォン20plusには、TVシリーズ本編で使用されたファイズギア各種、ジェットスライガーやファイズブラスターのような大規模な装備に混ざってファイズサウンダーと思われるアプリアイコンも備わっている(COMPLETE SELECTION MODIFICATIONでは「ミュージックアプリ」という扱いで、劇中で使用されたBGMや主題歌などを再生する)。
    この為、少なくとも現在ではファイズサウンダーは夢オチの産物ではなく、実際に造られたファイズギアのなかの一つに編入されている可能性が出てきている。
    とはいえ、『555』自体が『パラダイス・リゲインド』以前にも割と未来が分岐しているとしか思えない事はあった為(講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダーファイズ』、映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』、『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』で巧のその後が生死すら食い違っているなど)、あまり真面目にTVシリーズや本作との整合性を考えなくてもいいのかもしれない。


追記・修正は歌いながらお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年07月22日 17:45

*1 『龍騎vsアギト』はナイト、ゾルダ、王蛇が昭和ライダー的な戦いをミラーモンスターと繰り広げる最中に真司も龍騎として加勢する夢。王蛇は萩野崇氏の持ち役でスーツアクターが岡元次郎、そして夢オチエンドのつながりからなのか、何故か『超光戦士シャンゼリオン』で見たようなポーズを取る。