須賀京太郎

登録日:2014/02/09 Sun 07:50:47
更新日:2025/04/07 Mon 14:27:09
所要時間:約 3 分で読めます





プロフィール

所属 清澄高校(1年)
身長 182cm
誕生日 2月2日
星座 水瓶座
CV 福山潤

概要

本編の主人公である宮永咲が所属する清澄高校麻雀部で唯一の男子。
そしてその咲とは幼なじみ*1で、中学時代から現在に至るまでのクラスメイトでもある。
麻雀をやっていないときは大人しく人見知りしがちな咲を、気軽に昼食に誘える大したイケメン
一見すると金髪なのもあって不良かチャラ男かという風体だが、その実温厚で親しみやすく、女所帯にも自然に溶け込んでいる。
咲を麻雀部に誘った功労者で、以降も麻雀部の雑用を進んで買って出ているナイスガイ。
またハギヨシに指導を受け、片岡優希に手作りタコスを振る舞うなど面倒見のいいお人好し。
咲からは「京ちゃん」と呼ばれており、彼女も京太郎に対してはくだけた態度を取っている。
タイプが違うようでも彼女との仲は良好な模様で、そのことを友人*2にからかわれる一幕もあった。

高久田「咲ちゃんはイイ嫁さんだなァ」
咲「中学で同じクラスなだけですから!嫁さん違います!」
京太郎「まっこう否定ですか」

なお、咲や読者のみならず作者もたまに「京ちゃん」と呼称しており、ある意味公式の愛称である。
ちなみにアニメ化前の連載最初期より、公式サイトに「咲の幼なじみ」と表記されていたのだが……



当の本人はまだ麻雀を覚えたての初心者で、県大会では速攻で予選落ち*3の憂き目に遭ってしまったものの、
初期に出た公式ファンブック(ラブじゃん)では彼の潜在能力は『5段階の4』とこれはなんとあの和と同等の数値
ただし運を含めた他の数値は最低値*4であり、加えて麻雀部の環境が良くないことから今のところ開花はしていない。*5
補足すると、現在の清澄高校麻雀部は顧問やコーチが居らず、そもそも部員が女子団体戦メンバーの女子5人と京太郎しか所属しておらず、女子の方は補欠要員がおらず、男子(京太郎)に至っては団体戦に出場する事すらできないまこは進路や家業で多忙、
1年生も強豪しか居ないため、素人を育てる土壌やノウハウもなく、雑用も男手の京太郎に集中してしまう事情がある。
このため、夏の大会以降によほど環境が改善されなければ、彼の潜在能力が日の目を見る可能性は低いと思われる。
だが最悪の場合、全国大会終了後はそのまま最終回になって連載終了という展開もあり得る。



原村和に好意を寄せており、入部1ヶ月で彼女と優希を呼び捨てにできるなどコミュ力は堪能。
積極的な面もあり、上記の呼び捨てに加えて和たち女子のお昼に同道を申し出たりと度胸も見せる。
また麻雀部以外にも友人がいるのはもちろん、学食でタコスを喧伝し大いに流行らせるほどの訴求力を持つ。
と言うか、どうあがいてもコミュ障ぼっちの咲を手懐けている時点でそれはよく窺えると言うもの。
麻雀部で見せる配慮を鑑みると、本編開始前の頃は人間関係に無頓着な咲の面倒を甲斐甲斐しく見ていたのかもしれない。

咲との馴れ初めは地味に不明で、「幼なじみ」と表記されながら「中学で同じクラスだっただけ」
という発言があるため、実のところ正確にはいつからの付き合いなのかも判然としていない。*6
ただ両者の性格から、京太郎が咲に声を掛けて親しくなったと断言して差し支えないと思われるが最新の設定では京太郎と咲は中学二年生の時からの付き合いで、幼馴染ではないと共に京太郎は咲の姉であるのことを一切知らないと作者に断言されている。



エプロン姿の和を妄想していたりと、巨乳で家庭的な女の子が好み。アニメでは和と同じく自分の好みに合致する福路美穂子でも妄想していた。
反面、貧乳は趣味ではないのか、片岡優希がメイド服で「パンチラ! ほれ!」と、スカートを捲っても動じなかったどころか「い・ら・ねー」とバッサリ否定している
彼が優希と同じく貧乳の咲を異性として見ているかは不明。

本人の闘牌シーンは少ないが、優希のタコスを作ったり初心者視点で試合を観戦したり荷物運びをしたりと、
清澄のマネージャーのような活動をする様子がたびたび描かれており、部長の久もそれに甘えているとのこと。
貢献のみならず配慮も欠かしていないようで、不満を抱きながらも口に出さず、逆に気遣いさえ見せることも*7
ただそのせいで他のキャラよりも明らかに「もし別の学校の麻雀部に所属していたら」や「清澄から他の高校に転校したら」、「追放ものやざまぁ系作品のように清澄の五人(特に久)が悪役となって京太郎に酷い仕打ちをする」等の二次創作が多いのは割と事実



カピバラという本当に珍しい動物を飼っている。というのもこの生き物、知名度も高いが飼育難度はもっと高く、
本体も高価なのに加え、凄まじい設備投資と維持コスト、付きっきりでの世話が必要なお金持ち向けペットなのだ*8
そのため彼の実家は、よほど捻くれた設定*9が無い限り結構なお金持ちである、というのが通説になっている。
育ち盛りの高校生男子が居て、しかも彼が世話もせず東京に長期滞在できるのだから、本当に余裕があるのだろう。



『主人公である咲を活躍の舞台に導いた張本人』という『咲-Saki-』という物語が始まる上で重要な役目を持っていた京太郎だが、
実写版では存在を抹消されるというとても悲惨な目に遭っている(ちなみにこの実写版ではハギヨシはともかく、咲の父親である宮永界ですら問題なく登場している)
この判断を下した実写版の監督はTwitterにて「作中で画面に写ってないところに(京太郎は)存在する」と弁解しているが、作中では京太郎が存在することを連想させる要素は皆無(姿も名前も、しまいには話題にすらも出てこない)であり、インタビューでも京太郎が実写版に登場しない事について話題になった時にも言わなかったため完全に言い訳にしかなっていない。
せめて「残念ながら作中で京太郎は一切登場しませんが、彼は運動部で元気にやってますよ」のようなフォローをインタビューの時に入れていればずっとマシだったのだが……



ゲーム咲Saki 阿知賀編 episode of side A Portable


10%の確率で不要牌を引くという完全なマイナス補正を引っさげて登場。
この補正は「じゃあ90%の確率で有効牌を引けるのか」と言われると一切そんな事はなく、通常の引きの判定が90%、そこに絶対に不要牌を引く確率が10%で足して100%と言う代物である。
チャレンジモードにおける原作再現シチュエーションのチャレンジで、ゲームに収録されていないキャラクター(ニワカさん以外の晩成高校のメンバーなど)はすべて京太郎に置き換えられている。理論上京太郎は全国各校に存在することになる。
同作のやりこみ要素、限界チャレンジでは「京太郎を使ってを相手に役満で終了する」という作中での4人の麻雀の実力を考えれば無理難題そのものなシチュエーションが存在する。クリア報酬は無し。ムチャシヤガッテ…
そしてさらに恐ろしい事実として「ゲーム、スピンオフ等に出て来る設定は全て本編作者監修の元実際あった事として設定されている」と言う物がある為、さすがに収録されていないキャラの差し替えな「全国各校に京太郎が存在している」はないとしても、
「不要牌を引く率が他者より10%高い」と言うどう考えても『百害あって一利なし』を見事に体現したゴミスキルならぬゴミオカルトを京太郎が原作からして持っている可能性は否定できない
傍証として「作中で結果のみで描写された局を含む全ての京太郎の闘牌を参照しても一度も上がれた事がないとしても矛盾が一切発生しない」と言う状況にまでなっている始末である。*10

ちなみに前作の咲-Saki- Portableでは出番こそあるものの、チュートリアルの時にしか対局できず、プレイヤーとして使用できず、立ち絵は有れどもボイスなしというもっと酷いことになっており、次回作のPS Vita用ゲーム『咲-Saki- 全国編』では実写版と同じく出番が完全の皆無と最も悲惨なことになっている。



二次創作における京太郎


公式作品では理不尽なくらいに不遇な彼の本領発揮(?)である。
咲世界では名前と姿、それなりの描写がある若い男が京太郎とハギヨシくらいしか存在せず、同世代では彼一人のみ。
またそのハギヨシも、龍門淵の専属執事であったり、あまりにも完璧超人過ぎたりで、SSの主役としては使い辛い。
ということで男女カプ好きの手で清澄高校どころか相手、場所、時代、果てはジャンルさえ問わず縦横無尽の活躍を見せる。

嫌味が無く動かしやすいキャラクター性と、描写が少ないが故に自由に設定を組み込めること、その少ない作中描写の時点で明確に大体どこでも溶け込める程度にはコミュ能力が高い事が察せられる事から、
もはや彼を主人公にした咲SSの総数は、ぶっちぎりの全キャラトップと断言しても差し支えない。
京太郎のSSまとめwikiが存在し、最盛期は過ぎたとは言え、スレ共々現在も更新を続けているほど。
京太郎と打つと予測変換で「京太郎 淡」や「京太郎 照」など作中接点のないキャラが出てくるあたり極まっている。
コミュ力が高く、女子に物怖じしないがさりとてチャラ男ではないという絶妙な匙加減がここに活きている。

そして京太郎が主役の二次創作に限った話ではあるがそれらの作品で自分のお相手となる(バリエーションとしての)ヒロインとなる女性キャラの人数は有名ラブコメの主人公有名ラノベの主人公を遥かに凌駕しており、この方この少年この人といったソシャゲの主人公もしくはそれに相当するキャラクターに匹敵する位に非常に多い
短編から長編、安価スレに名作や怪作まで豊富に揃っているので、興味がある人はぜひ堪能して欲しい。

とは言え改変が過ぎてオリキャラに近くなるお約束や、アンチの存在など問題もあるので注意しよう。







「それにしても、項目の加筆・修正っておもれーのな」

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最終更新:2025年04月07日 14:27

*1 連載開始の時からある公式設定だが、後述の理由により現在は消滅してしまった初期設定扱いする読者やファンもいる

*2 後に作者のブログで『高久田誠』という名前である事が明かされた

*3 高校生男子より女子の方が遥かにレベルが高い咲世界でも麻雀人口は男子の方が多いのか男子のみ1日目午前で足切りの予備予選のようなものがあった

*4 特に運の悪さは、シーン自体が少ないとは言え闘牌でアガリどころか結果のみの描写の局全てを含めても「麻雀始めてから1度も上がれた事がない」と扱っても矛盾が発生しない、(意図的に振り込んだ側がスルーしたが)2順で国士に振り込んだりと顕著

*5 何なら県大会で「最低でも満貫クラスの大物手に振り込みまくって予備予選落ちのアニメ版描写」、「男子麻雀がレベルが低い理由が大物手が少なくて地味だから」と言う設定、「アニメ描写も全て原作作者本人が設定を考えていると言う事実」を考慮すると県大会予選最下位敗退すら見えるラインである。

*6 21/1/18作者ブログにて、京太郎と咲は中2からの付き合いで、公式と作者の見解の違いがあり、作者的には幼なじみという感覚はないらしい。

*7 この辺りの描写は、咲日和における久との絡みでたびたび見られる

*8 一応、最低限の設備で飼育するだけなら可能であるが、大型犬をケージに閉じ込めっぱなしで飼うようなもの

*9 例えば咲世界のカピバラが犬並みに飼いやすいとか、実は京ちゃんがオカルトで具現化しているとか

*10 闘牌シーンにおいて京太郎の和了シーンは完全に0、結果のみの局を含めても「スタートの25000を超えている局が1つたりとして存在していない」