登録日:2014/02/24 Mon 02:39:57
更新日:2024/12/24 Tue 16:54:20
所要時間:約 9 分で読めます
「ここから下は映画の内容に関するネタバレを含みます」
「まだ映画を観てなくてネタバレがいやな人はブラウザバックしてくれ!」
【概要】
前作『
The Beginning』がTV本編冒頭を再構成した作品だったのに対し、本作はTV本編の更に後を描いた完全新作。
そのためヒーロー達をはじめとした主要登場人物(ヒーロースーツは主人公二人のみ)のデザインが一新されており、新キャラクターも多数登場。
ストーリー的にもほとんどのレギュラーキャラに成長や見せ場が用意され、中々に見どころの多い内容となっている。
ヒーロースーツのスポンサーロゴもこれまで通り引き継がれているが一部変更されたものもあり、とあるキャラのアイデンティティーに関わる変化も……
監督は前作に引き続き米たにヨシトモ氏。
脚本もこれまで同様西田征史氏が担当している。
作品冒頭では週替わりのキャラクターによる作品情報紹介とTV本編のストーリーを約5分にまとめたダイジェスト映像が流されている。
また、劇場では来場特典として週ごとにヒーローからのメッセージカード(2種)がランダムで一枚貰えた。
【主題歌】
【ストーリー】
マーベリック事件が解決した一年後に2部リーグへと復帰したタイガー&バニー。
ヒーローとして活動する彼らにある日、アポロンメディアの新オーナー・シュナイダーから1部リーグへの昇格話が持ちかけられる。
念願叶って1部へと返り咲くが、実はそれはバーナビーだけであり新パートナー・ライアンとのコンビを結成することになってしまう。
バーナビーの将来を考え自ら2部に残った虎徹だったが、直後2部リーグそのものが廃止されヒーローでいられなくなってしまう。
時を同じくしてシュテルンビルトで謎の
NEXTたちによる怪事件が発生。
街に伝わる《女神の伝説》を再現する彼らの目的とは?
そしてヒーローでなくなってしまった虎徹の未来とは!?
【登場人物】
◎スーパーヒーロー
主人公。正義の壊し屋。
能力減退にもめげず2部リーグで活躍を続けるちょっとドジなベテランヒーロー。
再起の機会を得た相棒の足手まといになるまいとコンビを解消するが、運悪くヒーローとしての立場も失ってしまう。
容赦ない現実に苦しみながらも「自分が本当にやりたいこと」と向き合っていく。
ちなみに、マーベリック事件以降正体は既に市民にバレており「もっと頑張れ虎徹ーっ!」と少年達に声援をかけられていた。
能力は1分間だけ身体能力が100倍になる「ハンドレッドパワー(ワンミニット)」。
スポンサーロゴ:
S.H.Figuarts、SoftBank、LOTTE
もう一人の主人公。
復讐を終え、虎徹と共にヒーローを続けていたが、ライアンの相棒という形で1部リーグへと復帰。
突然のコンビ解消と新コンビ結成に戸惑い、葛藤しながらもヒーローとしてかつての虎徹のように活動する。
復讐に囚われていたかつての自分から抜け出そうとしている姿が描かれる。
能力は5分間だけ身体能力が100倍になる「ハンドレッドパワー」。
スポンサーロゴ:Crusade、BANDAI、amazon
新キャラクター。さすらいの重力王子。
バーナビーの相棒としてシュナイダーに雇われた若きヒーロー。
あまり本音を隠さない俺様キャラだが充分な実力を備えており活躍を見せる。
これまでの視聴者からすると微妙な立ち位置のキャラクターだがどこか憎めない。
能力は「一定範囲内(半径30m程度)の重力増幅」。
スポンサーロゴ:BANPRESTO、TANITA、DARTSLIVE
ヒーロー界のスーパーアイドル。
虎徹とバーナビーのことをよく理解しており悩む虎徹に的確な言葉告げる。
虎徹への想いを知る女子仲間から背中を押されており、楓に頼られるなどきっちり外堀は埋まっている気がしなくも…?
能力は「氷を操る」。
スポンサーロゴ:pepsi
風の魔術師。
再びキングオブヒーローの座に返り咲いた。犬のジョンと散歩する姿は相変わらず超爽やか。
実は狙ってやってる天然かと思ったらそんなことは無かった。
能力は「風を操る」。
スポンサーロゴ:TAMASHII NATIONS、USTREAM、MOVIX、T-JOY
◆アントニオ・ロペス/ロックバイソン
CV:楠大典
西海岸の猛牛戦車。
虎徹が居なくなってから人気の無さが際立ってしまっており自身のキャラを模索中。
しかしその結果、他のヒーロー達のキャラクターをパクリ始めている。バイソンェ……
あとロゴが変更された結果、特徴の一つであり愛称でもあった「牛角」のロゴが無くなってしまった。牛角ェ……
牛角さんとは呼べなくなったが、代わりにすき家さんと呼ばれたり呼ばれなかったりする。
能力は「頑強な皮膚」
スポンサーロゴ:すき家、HYBRID太麺堂々
ブルジョワ直火焼き。
頼れるヒーローたちのまとめ役であり
今作の影の主役。
敵の能力によって昏睡状態に陥り、夢の中で自身の性別に悩み苦しんだ過去の
トラウマに苛まれる。
しかしブルーローズとドラゴンキッドの言葉を聞き……
能力は「炎を操る」。
スポンサーロゴ:animate、Domino's Pizza
稲妻カンフーマスター。
髪型がベリーショートになり服装もよりボーイッシュになったが可愛い。
カリーナの想いを察している辺りもやっぱり成長しているようだ。
電撃を固めて操る技を練習中だが一回も成功していない。
能力は「電気を発する」。
スポンサーロゴ:Calbee、DAM
見切れの職人。
髪が伸びてワイルドな風貌になったが性格のほうはちょっと暗いまま。
相手に正面から立ち向かうことのできない自分のスタイルに悩んでいる。でもロックバンソンの不人気はバッサリ断言。
あと能力使わなくても物凄く強いが気にしてはいけない。
能力「触れた者に擬態する」。
スポンサーロゴ:ナンジャタウン,大江戸温泉物語、DMM.com、BVC
◎2部リーグヒーロー達
軽犯罪を扱う2部所属のNEXT能力者たち。
能力がパッとしないため活躍出来ないが、タイガー&バニーを先輩として尊敬している素直な奴ら。
映画中盤、虎徹復活のために駆けつけてくる姿は紛れもないヒーロー。
なお私服設定がないのか、あらゆる状況でコスチュームで登場する。
◆Ms.バイオレット
毒爪飛ばすウーマン。毒の強さはちょっと痒くなる程度。
~っす!という口調が特徴。
◆チョップマン
手がでかくなるマン。リーチは伸びるが狭い場所だと引っかかってしまう。
楓ちゃんにどこかで触れていたらしい幸せもの。
◆ボンベマン
水に浮くマン。
更に装備する水中ジェットで自在に水中戦闘を行える凄いやつなのだが、水中で戦う犯罪者が殆どいないという難点がある。
◆スモウサンダー
手から塩を出すマン。すさまじい量の塩を手のひらから出す。口に入るとしょっぱいし目に入ると痛い。
~でごわすという語尾だが素なのかキャラ作りの結果なのかは不明。
◎ヒーローの関係者
◆マーク・シュナイダー
CV:
大塚芳忠
新キャラクター。
アポロンメディアの新オーナーとして経営の立て直しを図っている。
一見陽気そうだがその実、利益を出す為なら相手の感情を何とも思わない非情な人物でやり口も横暴。NEXTを人間ではないと断言する。
◆ヴィルギル・ディングフェルダー
CV:
平川大輔
新キャラクター。
シュナイダーの秘書を務める青年。
眼鏡をかけた銀髪イケメンだがシュナイダーの指示を的確にこなすどこか冷たい人物。
◆アニエス・ジュベール
CV:
甲斐田裕子
HERO TVのプロデューサー。
人員削減の煽りを受けたりと少々シュナイダーのやり口に不満がある様子。
中盤シュナイダーからドサクサに紛れて権限を譲り受け、虎徹達とともに事態の解決に挑む。
◆ベン・ジャクソン
CV:宝亀克寿
アポロンのヒーロー事業部社員(TV本編後に復職した模様)で虎徹の良き理解者。
ロイズ、斎藤さんと妙に息のあったやり取りを見せる。
◆アレキサンダー・ロイズ
CV:横島亘
アポロンのヒーロー事業部社員。
シュナイダーにゴマをすろうとして失敗。また、妻とたくさんの子供を持つことが描写された。
◆斎藤さん
CV:岩崎ひろし
相変わらず声小っちゃい。
ライアンにクソスーツの洗礼を行ったりタイガーの新スーツを作っていたりと抜け目ない。
◆ユーリ・ペトロフ
CV:
遊佐浩二
司法局の陪審員。
シュナイダーの横暴な経営方針に何か思うところがあるらしく、2部リーグのことも気にしている様子。
◎その他
◆鏑木楓
CV:
日高里菜
虎徹の娘。
髪も伸びてより一層可愛くなり、内面も友恵に似てきた。
ヒーローとして頑張る父を応援しているが、ヒーローでなくなってしまった父を励まそうと思い悩む。
まだバーナビーのファンは続けているらしい。
◆猫屋敷のおばあさん
一連の怪事件の最初の目撃者。前作にチラッと出ている。
◎エネミー
◇謎のNEXT能力者
新キャラクター。突如シュテルンビルトを襲ったNEXT能力者たちでヒーローと互角以上に渡り合う。
◆リチャード・マックス
CV:
小山力也
妙なマスクを着けた
リーゼント頭の大男。
能力により声で物体を共振させ破壊したり衝撃波を放ったり出来る他、ボクシングを用いた格闘戦も得意。
◆カーシャ・グラハム
CV:
水樹奈々
踊り子のような衣装を着た褐色肌の妖艶な女性。
能力で自身の分身を多数投影し円形の刃を飛ばして相手を翻弄する。
◆ジョニー・ウォン
CV:麦人
白い顎鬚を蓄えた小柄な老人。
掌から発した光を見た者を昏睡状態し
トラウマと向き合わせるえげつない能力を持つ。また、節棍を自在に操る強者。
またNEXT能力を無力化する装置を装備しており、相対したブルーローズ&ドラゴンキッドを追い詰める。
「この下は終盤のネタバレだぜ?まぁ見たいってんなら俺は止めねぇけど」
◆アンドリュー・スコット
ヴィルギルの正体であり一連の事件の首謀者。
かつてシュナイダーに自殺へと追いやられた父の復讐を遂げる為、同じくシュナイダーを恨むNEXTを集め事件を起こした。
自身もNEXTであり、体に金属を引き寄せる能力を使い機械部品を集め巨大なロボットのような姿へと変化することができる。作中何度か登場する女神像の影はこれ。
正体を明かした際何故か上半身裸になっているが、これは地肌を通さないと能力を発揮できないため。
映画公開前のクルセイドTCGで秘書姿ながら「NEXT能力者」のテキストを持っており、正体がほぼバレていた。
追記・修正は市民に「ヒーロー」と認められてからお願いします。
- 男は度胸。女は愛嬌。って言うけどしゃあ、オカマは? -- 名無しさん (2014-02-24 03:07:00)
- ウロボロス関連完全スルーしてるけど見所たっぷりの良作。続編あるならライアンまた出して欲しいなあ。 -- 名無しさん (2014-02-24 03:46:41)
- アニエスって名字を並べ替えるとスパロボUXの主人公になるなw -- 名無しさん (2014-02-24 04:28:02)
- ハンドレッドパワーがちゃんと100倍に納得のいく迫力だった -- 名無しさん (2014-02-24 06:39:44)
- ヒーロー全員に見せ場があってよかった -- 名無しさん (2014-02-24 08:57:18)
- ウロボロスは悪事を働く奴らの記号でしかないからね -- 名無しさん (2014-02-24 09:50:32)
- 序盤のダイジェストが無駄に長い -- 名無しさん (2014-02-24 15:14:54)
- ↑一見さん相手にゃそれくらいでちょうどいい -- 名無しさん (2014-02-24 18:35:45)
- 元牛角さんにも見せ場あるんですか・・・? -- 名無しさん (2014-02-24 20:05:37)
- ↑あるよ -- 名無しさん (2014-02-24 22:47:23)
- 敵が目的の割に手段が壮大で迷惑すぎるとか敵キャラの描写が薄すぎてモブキャラレベルで魅力ないとかヒーロー弱すぎとか微妙な点は結構あるけどタイバニの魅力である爽快感はある、よくも悪くもタイバニの特徴が詰まった作品 -- 名無しさん (2014-02-24 23:26:56)
- ファイヤーさん関連の掘り下げ良かったわ。テレビ版でメイン回をルナティックに取られた鬱憤も消化できたな -- 名無しさん (2014-02-24 23:52:02)
- 登場人物に魅力があるよな ライアンは使い捨てキャラにするのは大変もったいない -- 名無しさん (2014-02-25 00:15:03)
- バーナビー最大の成長はスーツがガーゴイル様じゃなくなったこと(違う) -- 名無しさん (2014-03-08 11:31:55)
- 性同一性障害って結構きついなあ…と思った あ、ゴールデンライアンはまた出てきてほしいと思うヒーローだったぜ! -- 名無しさん (2014-03-11 01:11:53)
- まさかと思うけどこれでタイバニシリーズ終わりって事は無いよね? -- 名無しさん (2014-11-10 22:27:16)
- アンドリューさんは、地肌に金属が触れてないと能力を発揮できないそうな。 故に、上半身は裸。 -- 名無しさん (2015-02-10 11:05:32)
- どうでもいいけどドラゴンキッドちゃんの胸が萎んでいないか? -- 名無しさん (2015-09-29 22:43:46)
- 一番↑ 「最強よォォオオ!!!」 -- 名無しさん (2015-10-17 20:23:46)
- 色々アメリカンな感じのタイバニだけど最後に巨大な敵との決戦になるあたりに日本らしさを感じる -- 名無しさん (2016-07-02 16:56:03)
- ↑アメリカンだとどうな感じになるの? -- 名無しさん (2017-04-17 20:28:59)
- 中盤の2部ヒーローがいい仕事した! -- 名無しさん (2021-05-13 23:24:34)
最終更新:2024年12月24日 16:54