登録日:2014/05/11 Sun 23:04:34
更新日:2024/09/12 Thu 16:38:47
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戦後の戦争は持ちつ持たれつ…。
…だが、馴れ合いを嫌っている連中は意外と多いようだな。
「
機動戦士ガンダムUC」のPS3ゲーム版の初回特典として同梱されていた
福井晴敏氏による小説。
本編に対する外伝的作品の中編小説であり、
ゲームにおいてもDLCシナリオという形で再現されている。
後に小説版本編の後日談として描かれた『
機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』においても収録されることになり、
ゲームを買わなくても触れられるようになった。
2017年にはUC本編同様、「バンデシネ」として大森倖三氏によってコミカライズされている。
本編開始の2年前に起こった「
シナンジュ強奪事件」の真相が描かれており、付属の小説には
ゲームシナリオの前後という形で事件の真相がより補完されている。
本編よりも後に描かれた小説だが、作品内の時系列的には本編の前日談となっている。
[あらすじ]
宇宙世紀0094年、
シャアの反乱から1年後の事である。
アナハイム社はこの時、
シャア・アズナブルを失い烏合の衆と化していた
ネオ・ジオンに対しある取引を行おうとしていた。同じころ、連邦の中央情報局に属していたカルロス・クレイグ大尉が突如失踪。これにより、「取引」は当初の予定とは違う相を見せ始める。様々な思惑が重なる中、その「取引」は行われようとしていた…。
[主要登場人物]
この物語の主人公ポジション。連邦中央情報局大尉だったが、今回の「取引」の情報を持ち出し突如失踪。そして「ウンカイ」に乗り込み行動を起こすが…。
かつて
連邦と
ジオン残党による「出来レース」に関わったことがあり、それによって妻子を失っている。
クラップ級巡洋艦「ウンカイ」MS隊隊長。カルロスから「取引」の話を聞かされ、彼から協力を仰がれる。
一年戦争からのベテランであるが、結婚生活はうまくいかなかった。
中央情報局士官で、カルロスの上司。カルロスを説得するため彼の家を訪れるが、失敗する。しかし、事件後では…
本作ではロッシオの護衛として登場。終盤では彼からある言葉を投げかけられる。
本作では事件後、真相を究明するため新たに配属されてきたキム中尉と共に調査活動に乗り出す。
本作ではこの取引の対処を
マーサによって任されることになった、ある意味黒幕ポジションでもあり、そして苦労人ポジションでもある。この話で彼がフロンタルに人一倍の恐怖を抱いていた理由が判明する。
本作ではまだ中尉であり、機体も
ギラ・ズールが完成していないので
紫のギラ・ドーガである(それでも専用機である上に重装型である。)。まだフロンタルに心酔しきっておらず、期待外れだったら殺そうとまで考えていた。しかし…。
アニメでは台詞がなかった彼だが、
ゲーム中では結構喋ってくれる。アンジェロとはタメ口。機体は通常の
ギラ・ドーガ。なお彼らフロンタル親衛隊は本隊から良い顔はされていなかった上に、取引の真相も聞かされていなかった。
本作では専用機の
赤いギラ・ドーガに乗って登場。そして
シナンジュ・スタインに乗り圧倒的な強さと冷酷さを見せつけ、「
赤い彗星の再来」を世に至らしめることとなる…。
[余談]
追記・修正お願いします。
- 名エピソード スパロボでも改変してやってほしかったが、残念ながら時獄篇では無し・・・ -- 名無しさん (2014-05-12 21:13:01)
- 後の 「困ったらスタイン様使え」 の大元である -- 名無しさん (2014-05-12 21:25:59)
- 今月のガンダムエースの付録に収録されてたな -- 名無しさん (2014-05-13 16:23:54)
- エピソード項目のルール改定に伴い、著作権保護のための編集とページ名変更を行いました。また、エピソード項目ではなくする都合から著作権に触れる恐れのある記述の削除なども行っております。 -- 名無しさん (2023-09-05 00:36:53)
最終更新:2024年09月12日 16:38