スモーキー・ブラウン(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2014/6/10 (火) 15:06:00
更新日:2024/01/13 Sat 17:27:22
所要時間:約 5 分で読めます





スモーキー・ブラウンはジョジョの奇妙な冒険の登場人物。第2部に登場。
名前の由来はアメリカのブラックミュージック界の大御所、スモーキー・ロビンソン。

CV:林勇


ジョージア州出身の黒人少年。当初はいわゆるチンピラだった。
ニューヨークに越してきたばかりのジョセフの財布を上手くひったくった……と思ったら、悪徳警官に目撃されており、あっけなく御用。リンチに遭い金を巻き上げられかける。
が、その窮地をジョセフに救われる。



あんたに借りを作っちまったな
おれの名はスモーキー
名前をきかせてくれよ


ジョースター、
ジョセフ・ジョースター
JOJOって呼んでくれ


それ以降、ジョセフのアメリカでの最初の友人となり、彼の奇妙な冒険にかかわることになる。


  • 作中での活躍(?)
孫とおばあちゃんの二人しかいないジョースター家と親密に付き合うようになる。
頼りにしていたスピードワゴンがいない中、彼の存在は二人にとっても大きな助けになったと思われる。

しかし非戦闘員の宿命か、(敵が人外である時点で仕方が無い気もするが)主な描写は実況役としてのそれにとどまっている。
帽子で戦うおせっかい焼きもびっくりである。
ポコだって扉開けたのにとか言わない。

ストレイツォ戦の後、ジョセフが柱の男を追ってメキシコに向かったため物語から一時退場する。
ただ描写はないが、ジョセフが波紋の修行や戦闘に明け暮れる裏で、エリナおばあちゃんの世話をしていた模様。
実際スピードワゴンをして「君は私のいない間、エリナさんの面倒をよく見てくれたからな」と言わしめている。
その過程でジョースター家の数奇な運命について知ることになった。


カーズとの最終決戦でスピードワゴンとともに再登場。
荒木ィが存在を忘れていた?聞こえんなァ〜?
リサリサが実はジョセフの母親であることを伝えようとするも、
完全生命体となったカーズとの激闘の末……


死んだと思われていたジョセフの葬式で彼との再会を果たす。

最初から最後まで驚きっぱなしであった。



ちなみにエピローグでは、その後努力して政治学を修め、地元ジョージアで黒人初の市長になったことが語られている。
スピードワゴン財団やジョースター不動産の支援があったかもしれないとはいえ、黒人差別の激しかった当時のアメリカで支持を得られたのは奇跡的なことで、スモーキー自身に相当の賢さ・魅力がなければ到底できないことである。*1
原作ではナレーション的に語られるだけだったが、アニメ版でこの一連の場面に映像が用意され、立派に成長した姿を見ることができる。

第3部アニメにもポスターという形でまさかの登場。
開催するチャリティーコンサートにスージーQが参加するという流れであるが、彼の肩書きは…
“NEW YORK MAYOR”
ニューヨーク市長である。

長い目で見れば、2部の中でも大きく成長したキャラの一人である。
あまり力にはなれなかったかもしれないが、彼もまた黄金の精神に導かれた者の一人なのだった。


「はっ JOJO ま ..まさか そのとっておきというのは...」

「フフフフフフ…… 追記・修正するんだよォォォーーーーーーーッ」

「うわーっ やっぱりそうだったァァァァン~~」

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最終更新:2024年01月13日 17:27

*1 1964年の公民権法制定まで、ジョージア州を初めとするアメリカ南部の黒人は様々な法律で差別されていて、そもそも選挙に立候補する事すら極めて困難だった。