キス島沖(艦これ)

登録日:2014/07/13(日) 05:00:46
更新日:2024/03/18 Mon 22:10:22
所要時間:約 15 分で読めます




キス島沖とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』に登場する海域の一つである。
※仕様変更前の海域について説明。仕様変更後に関しては後述。

難易度:☆☆☆☆☆
作戦名:キス島撤退作戦
作戦内容:駆逐艦のみの高速艦隊で、敵艦隊に包囲された北方海域キス島に突入!島の守備隊を無事収容せよ!




概要

南方諸島海域、ここをクリアできればひとまず初心者卒業と言われる2-4をなんとか抜けた提督の前に提示される2つの海域、『北方海域』『西方海域』。
キス島沖はそのうち片方の『北方海域』において2つ目の海域(3-2)に属する。
名前と作戦の元ネタは、史実の1943年に島の守備隊を救うために決行された「キスカ島撤退作戦」から。




全体的にモーレイ海(3-1)程ではないがこぢんまりとしたMAPで、出撃地点から上下に分かれたルートが特徴。
上はeliteかflagship級の艦が混ざった軽巡・雷巡・駆逐などで編成された「敵水雷戦隊」の後、鋼材の資源マスを経ると、空母ヲ級eliteを中心とした「敵空母機動部隊」が待ち構える。

一方、下のマスは同じ「敵水雷戦隊」の後、戦艦ル級eliteが旗艦の「敵水上部隊」と戦う。
そこから先はルートが更に2分されており、片方は家具箱(小)のマスだが、もう片方は軽巡ホ級orヘ級flagshipが旗艦のボスマス「敵キス島包囲艦隊」が鎮座している。

また、出撃地点からは上下ルートの2マス目に繋がるうずしおが存在する。
電探を1個以上装備していないと燃料の一部を失うハメになるので注意。




なんといっても最大の特徴は、ボス艦隊が比較的弱いことであろうか。

比較として、一つ手前のマスにはル級eliteが1~2隻、随伴の重巡リ級eliteが1~2隻と比較的強めで、ハズレの上ルート最後も空母ヲ級eliteが常に2隻、運が悪いとル級eliteも2隻とかなり厄介。
ところが、ボス艦隊は旗艦以下がeliteまたは無印の軽巡・駆逐・輸送ワ級ばかりであり、これといって特別強いといえる敵がいないのである。
ル級eliteの敵水上打撃部隊さえ乗り越えてしまえば楽勝なのだ。





普通の艦隊が行けるならば、の話だが。






ここで何かお忘れでないだろうか?
項目冒頭の作戦内容をよーく思い出してほしい。




駆逐艦のみの高速艦隊で、敵艦隊に包囲された北方海域キス島に突入!



駆逐艦のみの高速艦隊で、敵艦隊に包囲された北方海域キス島に突入!



駆逐艦のみの高速艦隊で




駆  逐  艦  の  み




そう、この海域を攻略するためには駆逐艦オンリーの艦隊で出撃せねばならない。
かつてコラボイベントで共闘した霧の艦隊でも、艦これに霧の駆逐艦が実装されていなかった為、霧艦の助けを受けることが出来ずに相対的に難所となった。
ただあの時、もし霧の駆逐艦であるユキカゼ・ヴァンパイア・アカツキ・ヒビキ・イナズマ・イカヅチ等がいたら、全海域霧艦のみで突破が可能となり、本来の艦これ世界の住人である艦娘達の立場がなくなっていた可能性は高いので、それはそれでよかったのかもしれない。自分の世界を守るのにコラボキャラ頼みじゃそれはそれでカッコ悪いし。

史実では超うまくいった元ネタのキスカ島撤退作戦。
指揮官・木村昌福(きむらまさとみ)少将の采配には今日に至るまで高い評価が与えられている。
だが、幸運という要素も非常に大きく、その幸運と木村少将の名采配が合わさらなければ成功しえなかった、まさに「奇跡の作戦」であった。
この海域の攻略には、まさに幸運と采配力が要求されるのである。


艦これにおける駆逐艦はゲーム序盤こそ頼りになるが、艦種が揃ってくると徐々に2軍へ回されがち。
最高まで近代化改修しても、火力がべらぼうに高い戦艦からワンパン中~大破が珍しくないあの駆逐艦である。
その駆逐艦だけでキス島沖を乗り越えろ、と言ってくるのだ。
先程のルートを振り返っても分かるように、ボスがいる下ルートはル級eliteとの交戦が避けられない。
ル級の火力と駆逐艦の耐久力では、相手の陣形がここで取ってくる中では最も与ダメージにマイナス補正がかかる梯形陣でもワンパン中破の可能性は十分有りうる。

更にこのゲームの仕様上、戦艦が敵味方どちらかに1隻でもいると砲撃戦が各自2回ずつに増える。
運が悪いと1回目をやり過ごしたのに2回目の砲撃で大破し、あるいは1回目中破からの追い討ちで2回目に大破、というケースが起こってしまう。
というかこの海域では最早日常茶飯事レベルの域に達している*1




ダメ押しの如く、羅針盤もいつも以上に憎むべき敵と化す。
駆逐艦以外の艦種が混ざろうものなら、羅針盤はハズレの上ルートに100%逸れてしまうのである。
要するに「戦艦で力押し、空母や雷巡の先制攻撃で何もさせずに蹂躙」等といったここ以外の多くの海域では極めて有効な作戦が全く通用しない。
(史実では旗艦の阿武隈に多摩、木曾と軽巡もいたのに、なんで軽巡もアウトなんだろブツブツ…)
よしんば条件を満たしたとしても、今度は前述のうずしおマスから北のハズレルートに向かう可能性がある。ハズレルートの敵は空母機動部隊なので、非常に厳しい戦いを覚悟しなければいけない。
更に敵水上打撃部隊を乗り越えてもボスマスじゃなくて家具箱マスに逸れる可能性すらある。
戦いの運に恵まれるだけでは、この海域を突破する事など出来ないのだ。




力だけではどうにもならない、まさに運ゲーの極みとも言える海域である。




後半の海域と並ぶ高難度ゆえ、2-4から意気揚々と乗り込んでは絶望する提督が後を絶たない。
駆逐艦を可能な限り改造・改修してキラ付けを重ねても、大破すれば全部パー。
轟沈の悲しみを体験した提督なら、大破がどれほどのトラウマに直結するかはご存知だろう。
そもそも容赦ない羅針盤の妨害で力尽きる提督も少なくない。
高レベル、激レアの艦娘を揃えたベテラン提督かと思ったら、実は本海域で止まっていた…ということもよくある。
だからクリアできなくても気を落とす事はない。本当に難しいから。
ちなみにこの3-2を超えても、3-4(北方海域全域)という中盤の大ボスが存在している。北方海域は魔境である。





とにかく運に左右される海域であり、現状100%突破可能な攻略法は存在しない*2
しかし、「少しでも勝率を上げたい!」という提督の気持ちは分からないでもない。
攻略wiki見ればおk…と言いたい所だが、それでは身も蓋もないのでここでは最低限のアドバイスを書いておく。



1:なるべく優秀な駆逐艦を揃える

一番シンプルだが、手間と時間を要する攻略法。


駆逐艦の中でもどこかしらのステータスが優れている型はいるわけだが、有力な艦娘の特徴を大雑把に挙げると、

  • 改二まで改造可能(例外を除いてステータスが高めになる)
  • 火力/雷撃の数値が高い(ボスまでたどり着いてA勝利取れませんでした、は避けたい。夜戦火力は連撃で十分なため、運は必要ない)
  • 回避率、装甲など守りに関するステータスが高い

こんな感じになる。
え、もっと具体的に挙げろって? では彼女らの名を挙げれば分かりやすいだろうか。

  • 改二のステータスが優れている「時雨」「夕立」「綾波」「朝潮」(全員1-1でドロップする(朝潮のみボスマス限定)。特に夕立は改二レベルが比較的低いのでおすすめ)
  • 全体的にステータスが優秀な「雪風
  • 回避率が高い駆逐艦でも抜きん出て高い「島風」「天津風」

一番楽なのはLv20での改造一回だけで強い島風、雪風、天津風などを育てることだが、いずれもかなりのレア艦娘であり天津風に至っては建造できず、現在ドロップできるのが3-5である。
改二ありの艦娘は総じて島風たち並に優秀でレア度もそこまで高くないが、いずれも必要レベルがかなり高くリアル時間を消費するのがネック。(一番早くて夕立のLv55)
また、優秀といっても他より「少し高い」程度なので、戦艦相手にはワンパン中破以上が有り得る。
そのため必ずしも彼女らの登用が正解というわけではない。
並の駆逐艦でも十分回避率は高いわけだし。
だが優秀であることは事実なので、運よく手元にある提督はぜひ突破に向けて活用して頂きたい。


2:必ず近代化改修を行う

少しでも勝率を上げたいなら、最低でも1回目の改造をして近代化改修を限界まで施すのは大前提である。
火力・雷撃・装甲は限界まで強化しておくことを強く推奨する。
対空はボスルートを進む限り空母がいないため、無視してOK。

欲を言えば、極力レベリングは行っておいた方がいい。
回避率とマスクパラメータの命中率を上げられるのはレベルアップだけだからだ。
安定性を求めるならLv.50、可能ならもっと上にしたいところ。
まあ最後にものを言うのはリアルラックだから、どのレベルであってもあまり関係ないのだが。

膨大な資材と手間、そして運を要するが、近代化改修の素材に使うと運が上がる「まるゆ」を大量投入する手もある。
ただし、現状では夜戦時のカットイン確率しか明確に作用する場面が確認されていない。検証によって命中と回避にも作用するらしいことは分かっているが、キス島突破のためだけに見合う労力かと言うと……。
何より、キス島以前にまるゆを入手する方法は大型建造かイベントドロップくらいしかなく、大型建造でもまるゆの出現率は決して高くない。
やるかどうかは自己責任で。


3:事前準備も万端に

少々手間はかかるが、キラキラ(=戦意高揚)状態だと回避率などに劇的な補正がかかるので全員キラキラにするのは少ない試行回数で突破したいなら必須と言える。

装備に関してはまず主砲×2で余った1スロットに何を装備するか、という話になる。
所謂『缶』(機関部強化)を積み、回避力をさらに上げるのもアリ。ただ、回避は50以上は効果が薄い*3ため、額面ほどの効果は期待できない。
大破進軍しても轟沈しない応急修理要員/女神(ダメコン)を装備させる手もあるが、米帝でなければ数に限りがある。(とは言え使いどころと言えばそうだろう)
あるいは、うずしお対策+命中力強化の電探も有効。
うずしおで燃料を落としてしまうと回避が下がるため、ただでさえ避けるしかない駆逐艦にとって更に酷い足枷となるからである。
3隻に1個ずつ搭載しておくとかなり被害を防げる。あるならば33号電探を持っていきたい。
また、イベント開催時期限定ではあるが、道中は警戒陣を採用することを推奨する。敵の攻撃が艦隊の4~6番艦に集中する代わりに、それらの艦に強力な回避補正(駆逐艦は特にその傾向が顕著)がかかるためである。雪風や島風といった素の回避値が高い艦娘に缶を1つ持たせれば、レベル次第では回避100オーバーになる。それらの艦娘を艦隊の後半に置けば、陣形補正も相まって敵の攻撃を吸いまくったうえで避けまくるという、かの悪名高きPT小鬼群の真似事ができるのである。正直、この陣形があるかどうかで難易度が大きく変わると言っても過言ではない。まあ、それでも当たるときは当たるんだけど。


4:天に祈る

これなら勝てる、と確信が持てるほどの準備を行い、艦娘たちを送り出した後は提督のリアルラックに賭けるしかない。
無事に進めるよう、羅針盤がボス戦に進めてくれるよう、祈りながら戦況を見守ろう。
天に見放されてもめげずに挑む提督と艦娘達に、いずれ羅針盤の女神…じゃない、勝利の女神が微笑んでくれるだろう。


5:試行回数の暴力を振るう

駆逐艦しか使えないということは、逆に言えば大破撤退しても資源的にはさほど厳しくないということでもある。
入渠時間も、相当高レベルでなければ決して長くはないので、修復材を投入しなくても充分我慢できるところだろう。
大破艦にだけ使い、小キズについては我慢してもらうということも考えられる。
大破艦が入渠中に無傷のメンバーをキラ付けという手もある。

この海域を短時間でたくさん挑戦するのは実は決して難しくない。
下手な鉄砲も数打てば当たるのである。


6:慢心しない

一番大事なこと。

上記のアドバイスは決して無理強いではない。
何なら睦月型オンリーで挑んでも全然構わないし、それこそ提督の愛を示すには絶好のチャンスだ。
むしろ、育成のやる気を考えれば好きな駆逐艦娘を選び、育てる方がよっぽどやりがいがあるというものだろう。

しかし、何よりも避けるべきは轟沈である。

艦これでは大破から攻撃を受けて轟沈した艦娘はそのまま跡形もなく完全にロストしてしまう。
轟沈させてしまったら最後、残るのは深い罪悪感と直前の判断に対する後悔の念だけである。
ここで大事なのが、轟沈する最大の条件は大破した状態で進撃すること。
普通ならまず大破した時点で大人しく撤退すると思われるが、なかなかクリアできない焦りや慢心からの悲劇を生んだ提督達は大体こんな判断をした。


「大破でも1隻ぐらいなら大丈夫」

「一番後ろに置いているから当たらないはずだ」


そう、まさか自分のところの艦娘が轟沈するわけがないだろうと根拠なく思い込んでいるのである。
これこそが既に慢心だと言わざるを得ない。
世の中に絶対というものが無い以上、大破した艦娘が一度も攻撃を喰らわずに生き延びる保障はどこにも無い。
後悔先に立たず、時既に遅し…どんなに後悔の言葉を噛み締めても、後悔してからでは遅いのだ。
賢明な提督の方々も、これだけは肝に銘じていただきたい。


慢心、ダメ、ゼッタイ。


もしボス戦手前で中破続出または大破してしまい、進退を迷った時には、かつてのキスカ島撤退作戦を成功させた木村少将の言葉を思い出してほしい。

帰ろう、帰ればまた来られるから

木村少将はもう艦隊に燃料の余裕もなく、撤退の機会自体あるかどうか、というギリギリの采配を迫られていた。
だが艦これ提督は待っていれば資源の補給があり、大急ぎで成功させなくともとりあえずキス島が攻め落とされることはない。
戦時下と比べてはるかに恵まれた状況に置かれている提督諸氏がそれを利用しない手はないだろう。

ダメコンと女神様があれば安心だけどね! え?何羅針盤?何のことかなハッハッハッ

仕様変更


2015年7月17日のアップデートで、駆逐艦以外に軽巡洋艦を1隻、旗艦に入れてもルートが逸れなくなることとなった。
ちょうどこの日、キスカ島撤退作戦で活躍した軽巡洋艦、阿武隈の改二が実装されたのも影響していると思われる。
…ただし、それでも5隻は駆逐艦で占めなければならない。
また、軽巡洋艦は回避力が駆逐と比べてダウンし、耐久力もそこまでではない。
もともと旗艦は庇われることもあることを考えると、軽巡洋艦を投入しても難易度が低下すると言えるかは微妙なところ。
阿武隈改二だと先制雷撃が出来るので一考の余地はあるかもしれないが(というか、彼女は任務の関係上キス島に行く必要がある(後述))。
どちらにせよ駆逐艦の育成の必要性はそのままであることに注意しよう。

なお、艦これアーケードでもこちらの仕様。「駆逐艦より射程が長い」「副砲を装備できる」「水偵で偵察もできる」という利点があるので軽巡を採用する価値は十分にある。
さらに、2022年6月現在由良改二等を使って接触を発生させることができれば、Fletcher級や203mm/53連装砲装備艦で戦艦ル級の射程外から一方的に砲撃し続けるということも夢ではない。

その他


3-2-1

真面目に攻略しようとすると鬼門の海域だが、実は中盤のレベリングの穴場でもある。

前述したように、ハズレルートに逸れる絶対条件は「駆逐艦以外を編成に入れること」。
つまり、駆逐艦オンリーでなければ最初の相手は確実にハズレルートの敵水雷戦隊になるのだ。
旗艦を除けば2-4最初のマスより弱い連中なので、ある程度レベルの上がった艦娘を育てるにはうってつけ。
わざわざその先の凶悪な艦隊にまで挑む必要は皆無なため、1戦撤退のレベリングには適している。
おとり用に潜水艦、撃ち漏らしからの雷撃防止に(航空)戦艦を入れておけばより安全*4
もちろん、本海域を攻略するための準備として活用するのもいい。
特に弾着観測射撃と装備調整でMVPを取らせやすい、戦艦・重巡・空母の高速レベリングに適している。
欠点は1戦撤退が基本となるため疲労度が溜まりやすく、ローテ要員を用意しないと時間効率が悪目なこと。

更に進めばほぼ全ての艦の高速レベリングが可能な上戦果も稼げてレアドロップもわんさか出る5-4 サーモン海域という天国があるのだが、
そこに到達するためにはここ以上のお祈り運ゲー地獄である5-3 サブ島沖海域を突破しなければならないため、
ここでレベリングをする機会は多いであろう。
また5-4は簡単とはいえ全くの無傷で周回できるほどヌルくはなくそれなりの被害は出るので、
入渠のための資源やバケツを節約したい場合はここでの潜水艦デコイレベリングも視野に入る。


第2期でのキス島


天佑は我に在り。艦隊泊地突入!救出作戦開始!

第2期と打っているとおりこの海域も大幅変更。
史実どおり駆逐艦6隻か軽巡1隻駆逐5隻で行くと確定でボスへ行けるようになった。ちなみに軽巡は旗艦でなくてもボスに行ける。
更に新たな編成として駆逐4隻軽巡1隻補給艦1隻でも攻略可能に。
速吸の流星拳で開幕である程度殲滅できるようにもなった。
おまけに道中の最大のネックだった戦艦マスがランダムで少し遠回りして通るマスとなったために、運次第で回避することが可能になった。
……が、最短ルートの固定条件が速度「高速+」統一であるため、缶とタービンが最低6個ずつ必要になる。タービンはともかく缶の開発成功率はかなり低いうえ、補強増設を用いない限り基本的に3つしかない駆逐・軽巡のスロットのうち2つをつぶすことになるため、少なくとも初~中級者提督にはあまり現実的な策ではない。

なお、あるハズレマスに到達すると「……帰ろう。帰れば、また来ることができる。」と表示されるようになった。*5


キスクルージング

鋼材の資源マスではかなりの数の鋼材を稼ぐことが可能。
そのため、東部オリョール海のオリョールクルージングに次いで潜水艦隊が周回しやすいポイントでもある。
ただし敵も対潜装備に優れているので、被弾率はオリョールの比にならない。
高レベルの編成でなければ泣いて帰ってくるだけになるだろう。
ただし、ここでクリアできる出撃任務はかなり少ないのが欠点。

第2期では単艦出撃させるバイト艦にダメコンを持たせて一マス目終了後にダメコンを使って進軍。
2マス目であり行き止まりマスである弾薬マスで弾薬を拾って帰ってくるというものである。
「進軍時に『ダメコンを使用して進軍』を選択してもその時点ではダメコンが消費されず、次の戦闘開始時に発動する」という仕様の裏を突いている。
これにより超効率で弾薬が増えていくためブラ鎮のいいカモになってしまった。
バイト艦を使用しない場合は入渠時間の短い未改造潜水艦が推奨される。
その内修正されるだろうというのが大方の提督の予想である


任務面

2016年までは数えるくらいしかここでの出撃任務はなかった。
しかし2017年に文月改二任務を皮切りにこの海域を指定してくる出撃任務が激増。
中にはクォータリー任務で指定してくることも。

  • 「第三十駆逐隊(第一次)」出撃せよ!
長らくキス島唯一の出撃任務であり、阿武隈改二実装前までは駆逐6隻で行かざるを得なかった任務。
駆逐艦の中でも基礎能力が低い睦月型の「睦月」「如月」「弥生」「望月」+その他2隻で出撃せねばならない。
能力的にもかなり不安のある任務ゆえ、ただキス島沖を突破するのとは訳が違う。
提督の愛が試されると言えるだろう。

ちなみに、現在では睦月と如月に改ニが実装されている(Lv65)ため、少しだけ難易度は下がった。
しかしこの2隻の性能はもともとのスペックが低めだったために改ニ相当かと言われると微妙なので、過信は禁物。
なお、軽巡旗艦が解放されたので軽巡に助っ人に来てもらうという手もあるにはある。

  • 新編「六水戦」出撃!後で感想、聞かせてね!
前述の任務の派生版。
夕張改二シリーズを旗艦に「睦月」「如月」「弥生」「卯月」「菊月」「望月」から3隻、自由枠2隻でS勝利する必要がある。
睦月型は最低3隻でいいもののS勝利必須であるため、残りの2隻はステータスが高めの駆逐艦を入れた方が良い。
とはいえ自由枠に速吸を入れる事も可能だし、夕張改二特が先制雷撃できるため最短ルートを通ってくれればS勝利を取る事は苦労しないはず。彼女たちはデフォルト低速である事だけは注意。
他に鎮守府近海、バシー海峡、ブルネイ泊地沖でもS勝利、鎮守府近海航路で目的地にたどり着く必要があり、中でも鎮守府近海とブルネイ泊地沖での対潜要員として睦月と如月の改ニがほぼ必須となる。

  • 「第一水雷戦隊」ケ号作戦、突入せよ!
  • 「第一水雷戦隊」北方ケ号作戦、再突入!
そして阿武隈改二実装に伴い、この二つの出撃任務が追加。
その名の通り、「阿武隈」が一水戦を率いて「奇跡の作戦」を行うというものである。2回も突入するとかどんだけキス島に行きたかったんですか阿武隈さん
どちらの任務も「島風」「響」が必ず同行し、『突入せよ!』は他に「五月雨」「若葉」「初霜」が、『再突入!』では「夕雲」「長波」「秋雲」が必要となる。
ちなみに阿武隈以外の指定艦のうち、「響」「初霜」「夕雲」「長波」「秋雲」は改二実装されているのでどうしても無理というのであれば改二までそだてるのもあり。
特に「Верный」「夕雲改二」「長波改二」は中型バルジ系列が装備可能なので意外と中破で耐えてくれることも。
ただし「夕雲」「長波」「秋雲」は改二改装するのに改装設計図1枚と戦闘詳報1枚を消費するのがネック。

  • 精鋭「第二二駆逐隊」出撃せよ!
阿武隈任務から約2年後、文月改二実装と共に超久々に実装されたキス島任務。
「文月改二」「皐月改二」「水無月改」「長月改」+自由枠2隻が編成条件という『「第三十駆逐隊(第一次)」出撃せよ!』と同じく睦月型4隻が固定の出撃任務だが、S勝利が必須な分、こちらの方が難易度は高い。ちなみに旗艦指定なしなため軽巡を組み込める。
ちなみに水無月は常設入手手段が7-2でのドロップのみという睦月型トップクラスのレア艦なので、彼女に会う事が一番の鬼門と言われることも。

  • 最精鋭「第八駆逐隊」、全力出撃!
満潮改二実装と共に実装された任務。
「満潮改二」「大潮改二」「荒潮改二」「朝潮改二/朝潮改二丁」+自由枠2隻でボスマスS勝利が条件。旗艦指定はなし。
相変わらずS勝利必須だが、第八駆逐隊を全て改二にするのが面倒。特に大潮と荒潮は改装設計図を要求するため要注意。
ちなみにここ以外にも同じ編成条件でサーモン海域のボスマスでS勝利する必要があるがあちらの方がルート固定できて空母や戦艦、そして支援が使えるため数倍楽、というのが第1期までの話。
第2期ではキス島が楽になったかわりにサーモン海域の難易度が超大幅上昇したために、二つの海域の難易度がきれいに逆転してしまっている。
というか3-2より5-4の方が難しい方が本来普通なのだが。
1期の頃の難易度が色んな意味でおかしかったとか言ってはいけない

  • 北方海域警備を実施せよ!
遂に実装されてしまったキス島でのクォータリー出撃任務。
軽巡1隻含む事が最低条件なため、旗艦は軽巡固定となる。
ボスマスでA勝利以上すればいいので他の任務に比べて多少楽、と言いたいところだが、キス島以外にも「モーレイ海」や「アルフォンシーノ方面」でのボスマスA勝利以上も必要。
どの海域も羅針盤の機嫌が悪いととことん沼にはまるため、慎重に挑みたい。
この任務がトリガーの戦闘詳報入手可能なクォータリー出撃任務もあるので遅すぎてもダメだけどね
第2期になってからは編成さえ気を付ければどの海域も確定でボスへ行けるようになったため、難易度は大幅に下降した。

  • 精鋭駆逐隊、獅子奮迅!
駆逐艦4隻指定と旗艦指定なしなので自由な編成が組める。A勝利でもいいので難易度は他のキス島任務と比べて比較的楽。
キス島以外にも「鎮守府近海航路」「東部オリョール海」「西方カレー洋」へ行く必要がある。

  • 「十八駆」、北方海域キス島へ!
霰改二と共に実装された出撃任務。
「霰改二」「霞改二/霞改二乙」「陽炎改/陽炎改二」「不知火改/不知火改二」+自由枠2隻でボスマスS勝利2回。旗艦指定はなし。キス島で複数回S勝利を要求してくるのは今任務が初。
陽炎と不知火は改でもいいが、陽炎と不知火の改二は『最精鋭甲型駆逐艦、突入!敵中突破!』の出現に必須なことに加え、中型バルジ系列を装備できるため、できれば改二にしてから挑みたい。
ちなみにこの任務の出現トリガーの中には対潜哨戒デイリー任務が含まれているのでこの任務を出すのも少々面倒。

  • 最精鋭甲型駆逐艦、突入!敵中突破!
黒潮改二と共に実装された出撃任務。
「陽炎改二」「不知火改二」「黒潮改二」のいずれかが旗艦必須で、練度75以上の陽炎型か夕雲型が2隻+自由枠3隻でボスマスS勝利2回。
今までの任務と違い駆逐艦が旗艦固定なため、駆逐艦6隻で行かなければならない。
2期では上記の通り随伴に軽巡1隻、もしくは軽巡1隻補給艦1隻加えてもボスにいけるのでキス島での難易度は下がっている。
またキス島以外にも同じ編成条件で「西方カレー洋」や「南方サブ島沖海域」でのそれぞれボスマスS勝利2回ずつ要求してくるので難易度は高め。
ちなみにこの任務を出すまでに改装設計図必須な「陽炎改二」「不知火改二」「黒潮改二」全員練度70以上の他の陽炎型か夕雲型が3隻必須なため、出撃する前でも一苦労。
しかしこの任務を終えると任務選択報酬のなかに「試製甲板カタパルト」があるため是非狙いたいところ。

  • 精強「十七駆」、北へ、南へ!
谷風丁改と同時に実装された任務。
「浦風丁改」「磯風乙改」「浜風乙改」「谷風丁改」を全て含む艦隊でA勝利以上をとればいいのでそれ程苦戦はしない。
他に「鎮守府近海」「ブルネイ泊地沖」「南方海域前面」でも同じ勝利条件が要求されるが対潜マップと支援可能マップなので全く苦戦しない。
一番の鬼門は通常建造不可の4人を揃えることであり、特に磯風との邂逅が非常に難しい。

  • 主力オブ主力、縦横無尽ッ!
秋雲改二と同時に実装された任務。
「秋雲改二」「夕雲改二」「巻雲改二」「風雲改二」を全て含む艦隊でS勝利を要求され、ここ以外でも 「南西諸島防衛線」「バシー海峡」「ジャム島沖」「ペナン島沖(第二ゲージボス)」でも同じ勝利条件を要求してくる。
やはり問題なのは第十駆逐隊を全員を揃える事と全員を改二にすることであり、秋雲は通常建造で、夕雲と巻雲は通常海域で幅広い所でドロップするのだが、風雲は「北方AL海域」のボスマスか「タウイタウイ泊地沖」の第二ゲージボスマスでしかドロップしない。
オマケに4人全員が改装設計図と戦闘詳報を改装時に要求してくるので初心者にはとっつけない。
逆に言えば要求メンバーさえ揃えば苦戦はしない、ということである。


ドロップ

全体で正規空母「蒼龍」のドロップが見込める。
ただしレベリングスポットの3‐2‐1のみ蒼龍はドロップしない。
ハズレルートの終点ではレア駆逐艦の島風が、ボスマスではそれに加えて長波、そしてレア戦艦の長門型が手に入る可能性もある。
しかし、長波に関しては終盤の南方海域5-4を狙った方が速く、あまり効率は良くない。
ここで狙うなら長門だろうか? ただ、『長門』ではなく『長門型』だがな!

ぶっちゃけここで狙う必要はない。ボスまで行くのも大変だし。
え?「どうせ みんな 陸奥になる」?…どうしてそんなこと言った!言え!なんでだ!





追記・修正は睦月型駆逐艦だけで戦艦マスも通ってクリアした変態猛者にお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 22:10

*1 これはル級が電探を装備しているためであり、命中率に上方補正がかけられているので当たりやすい

*2 まあどこの海域でも同じことが言えるのだが

*3 50までは額面通りの効果があるのだが、それ以降は徐々に効果が薄くなる

*4 ※敵の軽巡洋艦以下は潜水艦を最優先で狙う=他の艦に攻撃がいかない

*5 この一つ前のマスで「霧が…」というメッセージが出るという手の入れようである。