軽巡洋艦(艦これ)

登録日:2014/01/05 (日) 12:03:50
更新日:2020/05/09 Sat 12:45:28
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ここでは主に艦これにおける軽巡洋艦について解説するが、より理解を深めてもらうために
史実における軽巡洋艦・ゲームにおける軽巡洋艦・キャラクターとしての軽巡洋艦娘をそれぞれ解説する。


-目次



史実的な紹介

巡洋艦とは帆船時代のフリゲートの流れをくむ「海洋を長期航行できる能力を持つ軍艦」を指す艦種であり、戦闘力よりも洋上行動力に重点を置かれた汎用性の高い軍艦である。
かつての海軍は決戦用の主力艦(戦艦)とその他様々な雑務に従事するフリゲート(巡洋艦)の二種類しかなかった、と言っても過言ではなかった。

軽巡洋艦のルーツはもともと第一次世界大戦前夜に、艦船機関の進歩により設計思想の陳腐化した防護巡洋艦に変わって生まれた艦種。
この時代の軽巡洋艦はもう一つの巡洋艦である「装甲巡洋艦」との比較で「軽装甲を施した巡洋艦」と言う意味合いで呼ばれていた。
つまり、巡洋艦は高い戦闘力は必ずしも必要なく、それ以上に汎用性と数が要求される「いつでもどこでも使える便利さ」が求められる艦だったのだ。

第一次世界大戦後。列強たちは互いの牽制と軍事費増大による共倒れ防止のため、ワシントン軍縮条約で戦力の保有量を制限した。
ここで主力となる戦艦級の保有数は厳しく制限され、大っぴらに戦艦を量産することはできなくなった。
が、その一方、巡洋艦は「補助艦」扱いで制限は「一隻の排水量は1万トン以下、砲は5インチ(12.7cm)以上8インチ(20.3cm)以下」程度でわりと緩かった。
ここで巡洋艦の変質がまず始まる。
各国は条約の穴を突き、その「補助艦」に主力に準じた戦力を付加することを考え始め
条約の範囲ギリギリの大火力重装甲な巡洋艦の開発に躍起になることとなる*1

そんなこんなで一旦収まった軍拡競争は再び激化の兆しを見せ始め、ワシントン条約の宿題だった補助艦規制を具体化する動きが出る。
……のだが1927年のジュネーヴ海軍軍縮会議はアメリカとイギリスの折り合いがつかず決裂。
続く1930年ロンドン海軍軍縮条約により巡洋艦は「砲口径12.7cm以上15.5cm以下」と「砲口径15.5cm以上20.3cm以下」の2つに分けられた。
そして前者が軽巡洋艦、後者が重巡洋艦と呼ばれるようになる。
ここで再び巡洋艦の性質が変わった。
重巡洋艦にも制限が加えられた結果、日本は汎用艦だった軽巡洋艦に重巡的な能力を求め、軽巡洋艦としては異常に強力な最上型を誕生させる。
対抗上各国も同レベルの大型軽巡洋艦の整備を始め、軽巡洋艦は重巡に近い能力を持つ大型軽巡と、従来通りの汎用性が高い中・小型軽巡洋艦に分化し、第二次大戦を迎えるのである。

さて日本の軽巡に目を向けると、第一陣である天龍型はぶっちゃけ「大きい嚮導駆逐艦」だった。
設計上も性格上も駆逐艦を拡大したような艦として仕上がったのである。
しかしこれでは巡洋艦的に使うには少し小さすぎたため、イギリスのC級やD級巡洋艦を参考に、二回りほど大型化した中型巡洋艦の整備に移行する。
これが有名な「5,500トン型巡洋艦」であり、天龍型に求められた水雷戦隊旗艦任務だけでなく、様々な用途に幅広く使えるまさに「巡洋艦らしい巡洋艦」として成功を収め、14隻(未成を含めればそれ以上)もの大量産が行われて戦間期の日本海軍においてもっとも使い勝手の良い艦として非常に重宝される存在となった。
艦の命名規則は「川の名前」。日本の国土の大きさに対する川の多さは異常

この頃諸外国の軽巡洋艦も同様に汎用性が重視されており、イギリスのリアンダー級やアメリカのオマハ級、フランスやドイツも片舷砲力6~9門程度とそこそこの戦闘力とそこそこの速力、航洋性を併せ持ったバランスの良い艦が建造されていた。
日本に比べればもう少し大型で砲力も高いが速力は少し控えめ、くらいが世界のトレンドだったが、日本も大きくそれをはみ出していた訳ではなく、各国ともわりと似通った性能の軽巡を整備していたのである。

最上型登場以降の各国を簡単に俯瞰しよう。
イギリスは世界中でプレゼンスを維持する必要上、軽巡の整備には特に力を入れており、性能より数を必要としていた。
しかし最上以降の大型軽巡の流れは無視できず、同レベルの強力なタウン級*2を誕生させる。
しかしこの流れは本意ではなく、第二次ロンドン条約の制限もあって8,000トン級に小型化したコロニー級巡洋艦と、より小型で防空任務を重視したダイドー級の二本立てに整備を移行し、これらを改良しつつ量産しながら第二次大戦を戦い抜いた。
アメリカは軽巡的な艦の整備にあまり熱心ではなく、7,000トン級のオマハ級を整備して後は重巡の建造に注力していたが、ロンドン条約の制限で重巡の建造がペースダウンした結果、大型軽巡に目を向け10,000トンのブルックリン級に移行する。
以後はこれを拡大した12,500トンのクリーブランド級と、オマハを更新し水雷戦隊旗艦も兼ねたアトランタ級の二本立てで建造を進めた。
ドイツは軽巡に高性能を求めることはなく、汎用巡洋艦として整備していった。Z計画でも大型軽巡は含まれていない。例外は英独海軍協定の兼ね合いで当初6インチ艦として設計されたアドミラル・ヒッパー級4・5番艦くらいである。
フランスは日本の5,500トン型に近い性格の汎用軽巡を、より高性能で具体化した。ラ・ガリソニエール級7,600トンである。一方で並の駆逐艦を遙かに上回る「超駆逐艦」を別途整備し、これが巡洋艦を補完する戦力となっていたのがフランス海軍の特徴だった。
イタリアは地中海で直接フランス海軍と対峙する性質上、巡洋艦の整備も似たような方針で行われた。少しずつ改良・大型化しつつ5タイプ12隻の軽巡を整備し、最終型は日米英の大型軽巡に近い能力を得るに至った。他方フランスの超駆逐艦に対抗する小型巡洋艦も必要とされ、4,000トン弱のカピターニ・ロマーニ級も量産された。

ゲーム的な紹介


砲撃C 雷撃B 耐久C 回避B 対空C 対潜A 夜戦B 燃費B(軽巡洋艦)
砲撃C 雷撃S 耐久C 回避B 対空C 対潜A 夜戦S 燃費C(重雷巡洋艦)

2018年9月、均衡を破り海外の軽巡・ゴトランドが実装。ついに海外艦のみで連合艦隊を組む事が可能となった。

長所

総合

運用コストが安く(重巡の約半分)。戦力対コスト比においては最高クラス。
レベリングの引率役としての適正が高い。

駆逐艦と比較して耐久力が倍近く、一撃大破で即撤退に追い込まれにくいため事故率を抑えられる。回避もそこそこ高い。

中口径砲まで装備できるため火力が駆逐艦とは段違いに高い。


昼間

対潜能力が高く(一部艦艇は特に高い)、爆雷やソナーを持てば潜水艦キラーとしてやっていける。

砲撃戦では駆逐艦・潜水艦を潰すのが主な役割。逆に駆逐艦の砲撃なら1・2発食らっても余裕があるため駆逐艦に強い。

魚雷の威力が高いため砲撃が効かない相手も雷撃戦に持ち込めば逆転を狙える。
特に重雷装巡洋艦の魚雷は戦艦すらも一撃で沈めることもある超火力を誇る。


夜戦

火力+雷撃の合計値が高いため夜戦における火力はトップクラス。当たれば戦艦を一撃で沈めるのもザラ。
重雷装巡洋艦の一撃は直撃すればボスクラスですらワンパンKOする超火力でまさに一撃必殺の威力を秘める。

弾薬のコストが小さいため夜戦を挑んでもあまり懐が痛まない(重雷巡洋艦を除く)


「どんな場面でも役に立つ艦が欲しい」
そんな貴方のニーズにお答えし、小物掃除から大物落としまで幅広く対応する汎用性を備える艦。それが軽巡洋艦である。






軽巡が微妙でも、那珂ちゃんのことは嫌いにならないでください! カンカンカン





短所

総合

確かにコストパフォーマンスは良いのだが修理時間はレベルと共に長くなるため
中途半端な装甲と最大耐久の高さが仇となり大破=数時間コースになるレベルが早い(だいたいレベル20程度で大破=3時間コース)

重雷型巡洋艦は重巡並みに弾薬を食う。そのため序盤でレベリングする場合改造しないほうが良い場合もある

駆逐艦よりマシだがやっぱり脆い。重巡の砲撃や開幕の空爆一発で中破してしまうこともしばしばある。

運の初期値が低め(最大は北上改二・大淀・酒匂・Garibaldiの30、二位が阿武隈改二の20、三位が天龍型の17、他は12~10)。
このため夜戦カットイン攻撃の発生率が低め。まるゆによる運の強化が欠かせない。
これは史実で終戦まで生き残ったのが大淀、酒匂、北上だけである事や事故など悲惨エピソードの有った艦がそれなりに居る事に由来する。
日本の軽巡洋艦は全て実装済み。

装備数が少ない(2~3、夕張改と大淀改、Gotland改のみ4)。組み合わせによって穴ができやすいため装備の選定に困る。

なお敵軽巡はヘ級flagship・ツ級・軽巡棲鬼・軽巡棲姫のスロ数は此方の軽巡と違い4である。ボス格になれば、最早対潜攻撃が可能である点以外は重巡洋艦と変わりが無い…。

昼間

砲撃が中途半端。大型艦に効果的な打撃を与えられる程火力が無いうえ射程が中なので重巡や空母(副砲装備)の邪魔になる。

中破して魚雷が止まると一気に総火力が落ちる。
このため囮役には向いていないのだが旗艦向きでもないためかばってもかばわれても困ったりする。


夜戦

ほとんどの艦は運が低いためカットイン攻撃に期待するのは博打になってしまう。
かといって連撃装備にするには昼は微妙な火力を上げる主砲か副砲を積まねばならないジレンマを抱えている。


総評

総合的に見て高めの能力を持ち、高い万能性を誇っているが、それ故に特化してウリとなる部分が少ない。
逆に言えば戦場に合わせて適切な改装を施しその魅力を引き出してやればあらゆる戦場で活躍できるだろう。



艦娘の紹介

見た目は中学生~高校生程度。胸はやや控えめ……と思われがちだが半分くらいはけっこうボインである。変な特徴的な性格の娘が多い。
服装はほとんどがセーラー服。肩出しやヘソ出しなどが多くやや露出度は高め。
なお、2019年7月現在海外艦はスウェーデンの軽巡Gotland、イタリアの軽巡Giuseppe Garibaldiのみであるが、英国の軽巡、Sheffieldの将来的な参戦が示唆されている*3

天龍型

「自分は強い」と思い込んでいるオラオラ系眼帯娘天龍と、のんびりした口調なのにドSでなんか姉っぽい龍田の姉妹。
史実でも最小クラスの軽巡(狭すぎて弄る余裕すらなかった)にも関わらずとてもおっぱいでかい。同人でも大人気
コミカライズ作品「水雷戦隊クロニクル」では第六駆逐隊を率いる旗艦とその秘書官として鎮守府に着任した。

天龍型は帝国海軍でも水雷戦隊黎明期の旧式小型(3500t級)の巡洋艦であり、性能は低いが代わりに弾薬消費が若干控えめとなっている。
旧式小型艦故に水上機搭載の余裕は無いので搭載数は0となっており、弾着観測射撃実装後は偵察機搭載数0というデメリットが響いてしまい、昼戦で連撃が不可能。
代わりに魚雷を積んで夜戦火力の底上げを狙う選択肢がある。
そのため睦月型駆逐艦共々遠征要員として駆り出されることも多く天龍田幼稚園などと言われることも。 俺を戦わせろー!

天龍は「三川艦隊」絡みで出撃する機会があるので遠征で鍛えておいて損はない。よっしゃあ!

2015年7月中のアップデートで天龍・龍田共に時期を若干ずらしながら夏限定グラフィックが実装された。何がとは言わないもののデカい。
天龍は駆逐艦とビーチバレーに洒落込み、龍田は「冷房は甘え」と言わんばかりに提督の意見具申を一刀両断した。
せめて水バケツに足を入れるぐらいは許して下さい。

2018/1/17に龍田に、やや遅れて同年7/12に天龍に改二が実装。
両者揃って軽巡の中でもかなり癖が強くなり、「水上偵察機・副砲・大型電探の搭載不可能」「回転翼機搭載可能」というデメリットとメリットが付与されるようになる。この影響で夜戦火力が下がってしまい、更に索敵面で難を抱えてしまうため巡洋艦の枠が限られる場合の編成では採用しにくくなってしまった。
現状、回転翼機を搭載したところで天龍型改二にシナジーが発生することもないので「水上偵察機搭載不可能」というデメリットだけが強調されてしまっている感は否めない。

天龍改二は対空特化で軽巡トップレベルの対空値を誇り、実装当時初となる96式150cm探照灯搭載可能な軽巡だった。
史実では艦の老朽化等の理由でお蔵入りとなった戦艦随伴の防空巡洋艦改装案がモデルと言われる。
天龍型改二固有対空CIに加えて、「任意の高角砲2~3本」による天龍改二専用CIを発動可能……だが、固定/変動ボーナスの関係で汎用CIより弱い。補強増設枠に8cm高角砲も載せられないので最大ボーナス狙いの場合は大型探照灯も装備できない
おまけに上述の副砲搭載不可能デメリットが原因で対空値が高い高角砲が軒並み搭載不可能なため、どうしても秋月砲こと10cm高角砲+高射装置に頼らなければならず、
量産にはネジが吹き飛び駆逐艦の主砲としても優秀な装備の取り合いが発生してしまう。

夜戦火力はステータスの数値では伸びたが、副砲搭載が出来ないため夜戦火力が低下したのみならず軽巡改二の中では下位で、運の初期値も17と平凡で夜戦CIを狙うには心もとない。
大型探照灯でのデコイ作戦も専用対空CIの最大ボーナス狙いなら両立不可、装甲は軽巡改二ワースト1位で回避も普通でバルジとのシナジーもないので防御面でも不安要素が多い。
更に対潜値は川内改二が死守していた改二勢ワースト記録を更新し、カ号は載せられるがシナジーなし、自動先制対潜能力もないので対潜要員としても起用しにくく、
大発動艇系装備も搭載出来ないので対地・輸送は不得手で、甲標的・水上戦闘機も搭載出来ないので艦隊全体の補助も不得手。
更にあらゆる点で上位互換で改二も予定されているGotlandが実装され、対空特化のAtlanta、三川艦隊仲間の夕張改二群実装などの追い打ちもあり、魔境化著しい軽巡の中でもスペックの微妙さが殊更浮き彫りになってしまう事態に。

以上の要因から全艦娘屈指の不器用貧乏となってしまっており、「駆逐艦に少し毛が生えた程度の装備しか出来ず、無い無い尽くしでウリにしている部分も他の艦を下回る部分が多すぎる、上位互換も多すぎる」という一時期の五十鈴改二を上回るレベルの逆風が吹き荒れている。どうしてこうなった。
「阿武隈改二以降続いてきた軽巡改二への特殊能力付与という味付けに完全に失敗した」という声も多く、改二艦の上方修正は度々行われている為、それによる性能の改善を望む声は多く*4、特に夕張改二群実装後は「同じ小型艦なのに、この性能差は理不尽すぎる」という声も上がっている。


龍田改二は天龍改二とはうって変わって輸送特化型。
装備の縛りは天龍改二とほぼ同じだがこちらは大発動艇系装備が搭載出来、五十鈴改二と同じく無条件での先制対潜が可能。
対潜能力と輸送あるいは対地攻撃力が同時に要求される海域での需要が高く、対潜と対地を同時に行えるのは朝潮改二丁と龍田改二のみの特権。
代償としてただでさえ低かった火力が更に落ち込んでおり、天霧改等の武闘派駆逐艦改より低く引きずられる形で低下しているため昼戦・夜戦火力が低下しているのがネック。
天龍改二と同様に対空CIを持つが汎用カットインよりも控えめ。弾着観測も出来ないので他の艦で攻撃面を補う必要があるが、天龍改二より活躍の場は多い。


球磨型

天龍型に次いで開発された5500tの所謂「中巡」と呼ばれた軽巡洋艦。船体が大型化されており、雨水除去装置などを装備し居住性も高められている。
流石に初期生産型の為太平洋戦争では旧型になってしまい基本的には後方支援に回されていた。なのにゲームではかなり優遇されている

語尾に「クマ」がつく球磨、猫っぽいが「猫じゃないにゃ」と言い張る多摩、見た目はロリなのに男前な眼帯娘木曾、
大井っち大好き提督二の次のマイペース娘北上、北上に隠れているようで結構腹黒な大井の5人姉妹。
曲者揃いの軽巡でも特にイロモノ影の実力者が集まっている。

そんな曲者たちのネームシップ球磨はレアリティの低さの割に総合力は軽巡でもトップクラスで、特に火力は重巡並み。
これは長良共々初期の調整ミスが原因で、安易な下方修正を良しとしない運営の方針によりそのままとなっている。
そのせいで軽巡の中では長良共々改二から最も遠い存在とされている。
北上と大井はLv10でスーパーな重雷装巡洋艦になり、Lv50になるとハイパー化し
最強の格上殺しとして覚醒する晩成型となっている。史実では北上大井は雷装外されて輸送艦だったけどな
イロモノ姉妹に囲まれた木曾もLv65で晴れて重雷巡洋艦に改造できるようになった。やったキソー!
更に木曾改二実装から丁度4年後には多摩がLv70と改装設計図で軽巡としての改二が実装。
火力は他の姉妹に劣るものの、水上戦闘機などを使ったマルチなサポート能力を得た。
ところで球磨の改二はまだかクマー…


長良型

スポ根努力家の長良、自信家ツインテールの五十鈴、ちょっと気が弱くてビクビクしている名取、
礼儀正しい由良、訓練好きな鬼怒、髪を気にするオシャレさんの阿武隈の6人姉妹。
軽巡としてはまともな性格の娘が多い。他と比べると地味とも言う

球磨型を微改良して作られた軽巡洋艦。それでもやや旧型だったが、太平洋戦争でも前線に立って奮戦した。
初期値は球磨型よりほんのり上程度でほぼ同じだが、それぞれに独特の強みがあるのが特徴。
長良は球磨とほぼ同格の万能型、由良は対潜の初期値が高いので序盤の潜水艦キラーとして優秀。
鬼怒と阿武隈は改造レベルが17と低めで、改造後は対潜が高めになるうえ優秀な装備を持ってくる。 
名取は火力と対潜という攻撃面の伸びが良く、対艦よりも対空・対潜を重視するなら五十鈴は軽巡最高峰。
Lv50で軽巡としては圧倒的な対空能力を誇る改二になるので一人は育てておいて損はない。
五十鈴はレアリティの低さ・改造レベルの低さ・改造時に持ってくる装備・改造後の合成素材と余すことなく優秀なため牧場を経営している提督も多い。
弾着観測射撃実装後は偵察機の搭載数が天龍型と同じく0である事が足を引っ張って昼戦連撃がどう頑張っても不可能、
対空カットイン実装後はその対空の高さから防空巡洋艦としての役割を担う事が多くなったが対空カットインとのシナジーが無く、
15/7/31オンメンテで発動条件の緩和措置が施された後でも、対空カットインを狙おうものなら夜戦連撃は封じられてしまう。
更に対潜攻撃は対潜値こそ高いが装備に依存する部分が大きいのでどうしても他の4スロ軽巡や香取型姉妹に負けてしまう等の逆風が吹き荒れていたが、
度重なるアップデートによる上方修正で独自の地位の確立に成功した。

ここまで五十鈴改二に逆風が吹きまくった原因はシステム変更の煽りを喰らいまくった面が大きい。
五十鈴改二が実装されたのは、艦これの装備環境を一変させた索敵値システムと弾着観測射撃システムが実装された『索敵機、発艦はじめ!』イベントより約1年前。
レアな水上観測機はともかく水上偵察機はいたずらに装備保有枠を圧迫するだけだったのでウィークリー任務で廃棄される立場にあった為、必然的に軽巡の搭載数が0でも特に問題はない時期だった*5
だが、システム的なブレイクスルーが発生した結果、それまで微妙扱いされていた重巡・航巡の立場が見直された一方で、
同じく偵察機搭載数0の天龍型と夕張はそれぞれ低燃費艦と4スロという強みこそあれど、燃費が普通で3スロ軽巡の五十鈴改二はシステムにそっぽを向かれてしまう結果となった。
後に天龍型が微妙に悪化した状態でほぼ同じ欠点を抱える事になったが
度重なるテコ入れを受けてはいるが、イマイチ現状のシステムと噛み合わない対空面を始めとして根本的な調整を望む声が多く、「運の初期値/上限値の上昇修正」*6「対空カットインのテコ入れ」*7「搭載数の復活」「いっそ改二唯一ので金枠艦から脱却する意味を兼ねて改三を実装して4スロ艦にする」等様々な案が上がっている。

が、対潜先制爆雷攻撃の導入で化けた。
他の艦でもこれを行うことは可能なのだが、五十鈴改二*8の特権は「装備に関わらず無条件で発動する」ということである。
三式ソナー×2+三式爆雷という開発で容易に手に入る中で最高の対潜値が稼げる装備を用意しても、駆逐艦で先制を入れるには最低でもLv82(皐月&文月改二)、最高143(雪風改)*9が必要な中、五十鈴改二は無装備かつLv50というぶっちぎりの低さで発動する。
海防艦はこれより必要レベルは大幅に下がるが、そもそも入手困難なので序盤の提督では持っていない事の方が多いはず。任務で手に入るようになったけど
しかもこれ、他の艦では3スロット全部埋めて先制なのに、五十鈴改二は3スロット全部開けて先制が可能。
これにより1-5-Aでいきなり事故るという1-5周回あるあるネタを完全回避出来るのである。
もちろん1-5は対潜のみのマップなので、五十鈴にも対潜装備を入れれば撃ち漏らすなんて事はなくなるはず。

高角砲+機銃で効果は弱いながらも、増設まで使えば2スロ開けての対空カットインが使えるというのも特徴。
これにより1-6で対潜しつつ対空要員としての役目も出来るように。
とはいえ効果は薄いので、その2スロを活用するような場面でなければ、特殊高角砲×2+対空電探の汎用対空カットインの方が無難。
イベントであれば秋月型や摩耶改二にまかせて対潜特化の方が安定するはず。
もしルート制限でそれらが使えないというのであれば…存分に対空させてあげよう。

2015/7/16アップデートで阿武隈に、2016/11/04アップデートで鬼怒に、2017/6/23のアップデートで由良に改二が実装された。
共に設計図が必要であり、練度は阿武隈と鬼怒は75、由良は77必要と、姉3人と違って大器晩成型。
だが高レベルと設計図の代償相応の価値があり、それぞれ違った用途があるのが強み。

阿武隈は輸送機能を強化したIF改装である事から「甲標的と大発動艇の運用が可能」、
これにより、マルチロールの夕張・大淀と単純性能に特化した神通とも違う運用が可能。
装甲・回避・対空・索敵が軽巡2位タイで、雷装値は94で単独2位につけている。
運の初期値は20のため、まるゆ改を使って運を底上げして魚雷と甲標的による夜戦カットインを狙うという手もある。
彼女の登場により、3-2,3-5,6-3といった「雷巡が使えないが先制雷撃が欲しい」という難関海域で誰もがぶち当たるであろう難題をクリア出来るようになった。
ただし、五十鈴改二同様主砲を載せないと射程:短であり、甲標的・大発動艇を搭載できる代償で火力は軽巡最低の56にまで下がっている。
あくまで軽巡枠でありながら雷巡のような運用が出来る新たなマルチロール艦としての運用がメインといったところか。

対して鬼怒は対空と遠征能力に特化しており、射程:短に甲標的は装備不可と攻撃能力が下がる代わりに燃費が向上し「内部データで大発を内蔵」というそれぞれ唯一無二の特色を獲得した。
また、特殊機銃一つで対空カットインが発動できるのも他の姉妹にはない利点でもある。
東京急行壱に大発が持ち込めるようになったのでそっちの方に運用が集中してるのは内緒だ。

一方の由良は妹たちと同じく大発やカミ車が装備可能な他、甲標的、水上戦闘機、水上爆撃機、熟練整備員が装備できるようになった。
また、増設で8㎝高角砲系の副砲も乗っけられるように。
甲標的や水上爆撃機が装備できるとは言え、阿武隈と違って雷装値はあまり高くない上に搭載数も(1,2,1)と少ないので、水上戦闘機による水雷戦隊での制空争いが主な用途となるだろう。
同じ軽巡で制空争いができる多摩とは増設副砲や甲標的ですみわけ可能。
2017年の夏イベの最終海域では最短ルートに組み込める制空争い要員として大活躍した。

川内型

夜戦バカの川内、気が弱い神通、艦隊のアイドル(自称)那珂ちゃんの3姉妹。
三者三様に独自路線の魅力があるため、ファン層が被り難いか三姉妹として纏まって愛されてるのが特徴。
「かわちがた」などとも読めるが、軍艦としては「せんだいがた」が正しい。

長良型の性能向上はよかったものの燃費が悪くなってしまったことを懸念し石炭を使う混焼缶比率を高める事で改良した(実際は他にも多岐に渡る微改修点が有る)軽巡洋艦。
その分多く煙が出るので長良型以前より煙突の数が1つ多くなって4つ付いているのが特徴。
よく誤解されているが5500t級(球磨型・長良型)は全艦混焼缶自体は持っており川内型は比率が増えただけである。
また開戦前までに全ての5500t級は缶の全てを重油専焼缶に換えている。
但し前型の球磨・長良型では小型缶だった分の専焼缶も大型に替え、鬼怒で試験採用されていた
タービンのエネルギー効率を上げる蒸気加熱装置の標準採用で出力は大幅に上がっている。

阿賀野型登場まで20年もの間が開いたため、長きに渡り水雷戦隊の旗艦を務めた。
つまり、帝国海軍のお家芸夜戦を指揮する場面も多かったわけで…夜戦バカは伊達ではないのである。

初期ステ値は長良型より気持ち程度上で、最もスタンダードな軽巡。
特徴としては改造することで最終的に装甲・耐久が高くなる。
長良型は改造で対潜が高くなるが、対潜はレベルを上げればほぼ遜色ない域まで追いつくので晩成型と言える。
レアリティも低いためよくかぶるが「川内型をすべて集める」は第3艦隊解放条件なので非常に重要。
達成までは必ず1隻ずつ残しておこう。その後は主に素材として活躍します

神通・那珂ちゃんは改二が実装された。神通は劇的に強化されており、戦史研究家にも絶賛された勇猛果敢な二水戦旗艦にふさわしいパラメータになり、レア装備の探照灯を持ってくる。
口調も静かな中に激しい闘志を秘めた感が強まった。純粋な軽巡としての戦闘能力で言えば今でも随一であり、軽巡までの編成であればまず間違いなくエースである。
何故か神通より先に実装された那珂ちゃんは地味な強化である。ただ、対空は神通より高め。
レベル48で改造可能で、カラオケ配信記念という理由から半ばネタっぽい気もしなくはないが、地味~に長きに渡り輸送任務をこなした戦歴が反映されているのだ。キャハッ☆

川内「ちょっと!改二実装してよ!」

この度晴れてめでたく川内にも改二が実装されることが運営の公式ツイートより明らかになった。実は軽巡洋艦の中では姉妹艦全員が改二になるのは初。
全艦種まで広げると千歳型軽空母に次ぐ改二揃い踏みとなった。何気に先に改二が実装されはじめた金剛型より早くの達成となった。
また、川内改二実装と同時に照明弾、九八式水上偵察機(夜偵)が新装備として追加された。

川内「やったぁ!待ちに待った改二だ!」

でも初期装備だと夜戦火力は低い。
余談になるが、改二のイラストは全員非常に凛々しく、海外ではニンジャ(川内)、サムライ(神通)、ゲイシャ(那珂)と評されている。
…一人なんか毛色が違うがそこはアイドルだからということで。

一方で長良型改二や多摩改二がみんな揃って何らかの特殊能力持ちなのに対し、最初期に改二が実装されたせいか川内型は特殊能力が一切ないという難点を抱えているため
特殊能力の実装を望む声も多い具体的には、川内に専用の夜戦能力とか


夕張型

「軽巡を小型化しつつ大型の軽巡と同じ火力を持たせる」ことをコンセプトに作られた実験艦。
故に姉妹艦はなく、自分の武装を試してデータを取ることが大好きなメロン色娘夕張のみが属する。
町おこしのコスト削減のため今度地元民とコラボすることになった。よかったね!

他の軽巡の装備スロット数が初期で2つ、改造後で3つなのが基本である中で
夕張だけは初期で3つ、改造すると4スロット使えるようになるという特徴を持ち、軽巡の中でも特に対応力に優れる。
これは彼女が小さな船体に重武装を施されていたことと、彼女の設計を大型化したものが
古鷹型や青葉型の基本となり、後の重巡洋艦へと繋がっていったためと思われる。
ちなみに、駆逐艦に極限まで火力を詰め込みつつ外洋航海能力をもたせるという特型駆逐艦のコンセプトは、
夕張の小さい体に重武装を引き継いだものであり日本式重巡と駆逐の母、という存在である。

優秀な装備を揃え、戦場に合わせたカスタムを施せばそれぞれの専門家に負けない強さを発揮できる。
おすすめはソナーガン積みでの潜水艦ハンター。フラ潜クラスの強固な潜水艦すらワンパンで葬る様はまさにサブマリンスレイヤー。
しかしその代償として防御性能は軽巡中でぶっちぎり最低。駆逐艦の耐久力と戦艦の回避力という酷い有様で
打たれ弱さは全艦艇でも上位に位置する。やっぱ、ちょっといろいろ積みすぎたのかなぁ…
対空カットインにも対応はするが、素の対空はそこまで高くなく、火力面で減衰が激しいのであまりおすすめは出来ない。
そして何より他の4スロ軽巡である大淀やGotland、L.d.S.D.d.Abruzzi級姉妹という巨大なライバルがいるのも珠にキズ。入手難易度の低さと対潜能力が4スロ軽巡の中で一番高い事がせめてものの救いか。

海外四スロット軽巡たちの登場で肩身が狭い思いをしていた夕張だが2020年1月14日に3種コンバート改装である夕張改二、夕張改二特、夕張改二丁が実装
制限付きとはいえ軽巡初の5スロット艦となり、中でも夕張改二特は低速であるハンデを持つが、大発、特二式内火艇、甲標的を装備でき、新装備である「甲標的 丁型改(蛟龍改)」を装備すると装備補正込で雷装値が21上昇
オマケに運の初期値が30に上昇したことにより一気に決戦兵器クラスレベルに大幅強化されることとなった。

実際の夕張は設計の理論値に建造技術が追い付いていなかった故の重量超過や機関の故障率の高さなどから機動力が落ちており、
装甲面積も狭かったという難点があったため史実再現でもある。


阿賀野型

天然ボケの残念な長女阿賀野、テキパキしたしっかり者の能代、凛々しい武士娘の矢矧、提督LOVEの末妹酒匂の四姉妹。
川内型より一回り大きい分、軽巡にも関わらず酒匂以外バストは豊満。
また、大和と近い時期に造られたたのと、沖縄特攻の時に矢矧が大和と間違えられたエピソードからか、衣装の部分は大和と似た特徴(肩出しセーラー、赤いスカート、白いグローブ、大きな胸)を多く持つ。酒匂だけ小さいのは何故だろう)
艤装の部分は夕張と似たジョイスティック型の砲コントローラーが標準装備で、全員足のカタパルトが微妙に違うのが特徴。

世界最精鋭級のキチガイ練度集団と化していた水雷戦隊をドクトリンの中核としていた日本が新世代の軽巡を目指して設計した軽巡洋艦。
水雷戦に不要な機能は徹底的に削ぎ落とした結果、わずか6600トンという小型の船体に*10川内を上回る武装と駆逐艦と同等の重雷装、
さらには2機の水上機(それぞれ昼と夜の偵察用)を運用する能力と凄まじいまでの水雷特化艦として完成した。
視認性にも気を使っており、ものすごくコンパクトにまとまっている。
同時期の各国では軽巡洋艦は1万トン弱の世界に入っており(ただし先述の通り扱いはプチ重巡とでも言うべき物だった)、6000トン級というのは
防空用小型巡洋艦のカテゴリーだったのだが、このサイズでは巡洋艦本来の万能性はもはや望めず、一芸特化の単能艦になるしかなかったことが彼女らの悲劇である。

開戦直後に水雷戦の世の中は終わり、彼女達が完成したのは戦局がアメリカ側に傾いたミッドウェー海戦後であった。
真珠湾攻撃・マレー沖海戦以前の立案で、世界最高峰の水雷戦隊・第二水雷戦隊の旗艦任務を担っていた
川内型の神通ら旧式軽巡の代替ということを念頭に置いた設計で対空戦闘や対潜哨戒はあまり考えられていなかったため、即陳腐化したのは致し方ない。
結果として生き残ったのは酒匂のみであり、実戦に出ることがなかったために無傷だった酒匂は復員船として活躍した後にプリンツ・オイゲンや長門と共にクロスロード作戦に参加。
1発目が着弾予定地点であった戦艦ネヴァダから大きくズレて酒匂の至近距離で爆発。上部構造物を薙ぎ倒され、丸一日炎上した後ビキニ環礁へ没した。

最新式だけあり初期状態で装備スロットが3つ使えるうえ、初期能力では他の軽巡を圧倒しているが、
その代償に燃費がやや悪化してしまっているという欠点を抱えている。
また重巡と違い改造しても装備スロットは3つのままで増えず、最終的な能力は標準よりは高めなものの他の軽巡と大差がない。
それなりに優れた実力の持ち主なのだが、燃費の悪さと引き換えにできるほどの強力な魅力がないのが現状となっている。

2015/7/31のオンラインメンテナンスで阿賀野改・矢矧改に火力最大値のみ、能代改・酒匂改には火力・運最大値にそれぞれ+4~5の上方修正が入り、
これにより矢矧改は那珂改二と並んで軽巡3位タイの火力最大値を持つようになった。
また2017/4/5のアップデートにて増設スロットに8cm高角砲系装備が装備可能に。
2018/4/6のアップデートにて瑞雲等の水上爆撃機を搭載できるように…と地味に強化されている。(ただし航空戦で全滅が起こりうる水上爆撃機の為、運用には注意が必要だが)

史実でも阿賀野型は前述の通り完成間近で真珠湾攻撃・マレー沖海戦が起こり、砲雷戦の時代が終わった後に出てきてしまいあまり活躍できなかったので
ある意味史実再現と言えなくもない。
改二実装を待つか、愛をもって運用しよう。出番、ずっと待ってる!ずっと…ずっとね


大淀型

最後の聯合艦隊旗艦を担ったことから、真面目で責任感のある性格を持つ軽巡洋艦娘。
背中に背負った大型格納庫、手持ちの15.5㎝三連装砲とメガネが特徴的。その胸は平坦…では無いが、阿賀野型のほとんどより慎ましやかであった。排水量は阿賀野型より大きいのだが。
サービス開始から一年以上かかってようやくの実装となったが、艦これプレイヤーなら一回は絶対に見たことがある娘であろう。
そう、デイリー開発終了後に那珂ちゃんら同胞の解体を強いる任務画面のあの娘である。
アイテム屋の明石に続き、ついに前線出撃である。実はかなり追い詰められてるのだろうか、この世界…
現状、2014夏イベントの前半部であるAL/MI作戦のAL側ラストステージE-2突破報酬、秋イベ渾作戦での一部でのドロップのみが入手手段だったが、1-6のゴール手前のマスでのドロップが確認されている。
着任したて、アニメを見てこれからという提督には縁遠い状況である。

漸減作戦のため最前線に切り込む潜水艦隊旗艦として、前線に躍り出て高速水偵を放ち強行偵察するということを前提に計画された軽巡洋艦。
ん?レアなくじらさん?アレは補給が主任務で前線で強行偵察は出来ないので役回りが違う。

船体に水偵格納庫のスペースを確保し、かつ最前線に躍り出られる速力を重視して設計され、排水量は日本の軽巡で唯一1万トンを越えるという大型艦に仕上がった。
速力は破格であり、公試運転で35.5ノットを記録。燃費無視で本気で回せば島風並の速度まで出せたと言われるほど。
最上型が重巡改装したため、お役御免となった15.5㎝三連装砲を同じく水偵運用能力を重視した利根型重巡洋艦と同じく艦体前部に集中装備し、
全体に10㎝連装高角砲・機銃をズラリと並べた結果破格の対空能力を持つ軽巡洋艦となった。
その代わり、雷装は一切無い。これのお陰で激戦を生き残りやすくなった(魚雷発射管からの誘爆で致命傷を負うのは日本の重巡以下の死因?でかなりの割合を占める)とも言えるが、一撃で格上を喰う火力がなく、その点で他の軽巡に劣ることになった。

マル四計画にて阿賀野型4隻と合わせ、2隻が計画された…のだが、太平洋戦争開戦で2番艦仁淀は伊吹ら重巡を優先されたためキャンセルとなった。
1943年2月就役すると輸送任務に従事こそしたが、本来の任務である潜水艦隊旗艦として強行偵察をする機会はなく、
速い脚で隊伍を乱しがちなことや雷撃ができずパンチ力不足で同型艦もない大淀は浮いた存在となって要らん子扱いされていた。
対空能力や15.5㎝三連装砲の投射能力の高さ故に火力は重巡以下で最高クラスではあったが…。
しかし、潜水艦隊を指揮するために重視された通信能力の高さを買われ、水偵格納庫を艦隊司令施設に改装され、1944年5月3日、聯合艦隊旗艦任務を武蔵より引き継いだ。
なお、当時の司令長官豊田副武は「大和のデッキで死にてえ、こんなひんそーでちんちくりんな船は嫌だ。天下の聯合艦隊の足元が見られる」と嘆いたとか。
そういうこともあったのか、あるいは旗艦からの指揮が危険があるだけで無意味ということになったのか、マリアナ沖海戦後聯合艦隊司令部は陸に上がり、ついに艦に戻ることはなかった。
結局、司令部施設を造った結果転舵の時に派手に傾斜してしまうようになっただけということになった。

その後はレイテ沖海戦で機動部隊に随伴。持ち前の対空能力を活かし見事に生き残り、瑞鶴や瑞鳳の乗組員を救助。聯合艦隊の栄光を彩った空母機動部隊最後の闘いを記録した映像を回収することも出来た。
その後。礼号作戦・北号作戦に参加。無事に生き残り本土に帰還。呉軍港空襲で着底大破するまで戦い抜き、波乱の艦生を全うした。

ゲームでは対空装備と主砲しかないという史実を反映してか、最初は雷装も対潜も0という、軽巡育成のセオリーたる潜水艦狩りができず、また夜戦ではその他の軽巡に大きく劣る火力しか無いという悲しいことになっている。

しかし、聯合艦隊最大の軽巡洋艦ということもあってか、改装後は装備スロットが4つとなるため、夕張やGotlandのようにマルチロール軽巡に仕上げることもできる。
更に航空機搭載数も12と多いため、弾着観測射撃をまともに使える唯一の軽巡として君臨。装備次第では連撃とカットインを駆使し、砲撃戦最強クラスの軽巡となる。
さらに、改装をすると運も30(元から24あるが)となるため、夜戦カットイン攻撃を狙う事もできる。カットイン時のダメージは神通改二にも劣らない。
雷装値の低さを補う意味合いを込めて主砲2副砲1偵察機という装備にすれば昼戦・夜戦連撃とカットインの両立も狙える。
また、火力値のみが適用される対地攻撃に於いては矢矧改に並ぶ火力値と4スロを活かして主砲2にWurfgerat42を2つ組み合わせて陸上型デストロイヤー化も可能。
後に一部副砲を補強増設に載せる事ができるようになったため、主1副1偵1ロケラン2の弾着装備や主1副1ロケラン3のロマン装備も可能になった。

索敵値も利根型改二に劣らぬほど高いため、索敵値でルートが決まるステージを周回するときに起用もできる。
その手のステージは航空攻撃も激しいが、対空能力も矢矧と並び軽巡2位であるため、防空面でも役立てるであろう。
10cm連装高角砲等の駆逐艦主砲も装備できるため、「10cm連装高角砲+94式高射装置(通称秋月砲)」+「対空電探」で対空カットインを発生させて航空機の殲滅も可能。
装備次第では弾着観測射撃と併用可能で相手軽巡・駆逐くらいなら倒すことさえ出来てしまう。
最初はパッとしないが、きっちり育てれば史実の不遇が嘘のような大活躍を見せることも可能。装備次第で如何様にも化ける可能性の塊である。

弱点は燃費と素の対潜及び雷装値の低さ。重巡よりは弾の消費は軽いが、燃料消費は古鷹・青葉型と同等と重めで遠征には不向きである。
雷装値はぶっちぎり軽巡ワースト1位であるため、ひいては夜戦火力にもろに影響が出てしまっておりどうしても他の軽巡に劣ってしまっている。

また素の対潜値の低さにより、「先制対潜爆雷攻撃システム」との相性は最悪であり、四式ソナー2つ・三式爆雷投射機・二式爆雷装備時に対潜値100になるのはレベル155。
具体的に言うならば2015年12月8日アップデート時点でのケッコン後レベルキャップまで育てなければならない。
シナジーを無視した四式ソナーガン積みでもレベル132を要求されるなど、ケッコンして更にレベルを上げなければ先制対潜不可能という全艦娘中ぶっちぎりのハードルの高さを誇る。*11
それでも4スロット全てに対潜装備をガン積みした際の対潜威力自体は高いので完全に不得手というわけではなく、他の先制対潜可能な艦でカバーを行う必要がある。
ユニークレア装備である艦隊司令部施設(聯合艦隊結成時に大破艦を撤退させられる)やレア装備である10cm連装高角砲(砲架)や13号対空電探改などを持って来るので、起用せずとも改装Lvである35までは育成するのをおすすめする。


Gotland級

艦これ2期最初のイベント海域にて新規実装。
(ほぼ)純粋な軽巡としては実に約4年ぶりの新規実装であり、初の海外軽巡でもある。

見た目とは裏腹に非常にフランクな性格をしており非常に近い距離で接してくる。
しかしその距離の近さが初対面とは思えないくらいレベルのものであるため、


と、記憶改竄される提督が続出
それ故に彼女のことを「記憶改竄系艦娘」だの「最新鋭初期艦」だのと呼ばれるようになってしまった。
どこのSCP

未改造段階では軽航巡という初の艦種だがゲーム内では軽巡として扱われる。搭載数が(2,3,6)とやや多めに設定されているが他のステータスが心もとない。
水上爆撃機は搭載できるが水上戦闘機は装備できないという阿賀野型と似たような性質を持つ。
改造すると夕張や大淀同様4スロ軽巡となるが、艦種は普通の軽巡となり搭載数も(1,1,1,1)へと大幅に下がってしいまい、水上爆撃機が装備できる事は変わらないものの、水上戦闘機はやはり装備できない。ついでに索敵値も大幅ダウン。
その代わり自ら防空巡洋艦を名乗るとおり対空値が非常に高く、素の対空値が100を超える。
乱暴な言い方をすると、大体大淀と夕張の中間くらいの能力になっており、対潜値も高くはないが大淀ほど低くもない。それでも四式ソナーの数があれば練度56から先制対潜は可能。
また固有の対空CIも持っているので文字通りの防空能力を発揮する。
さらに熟練整備員系の装備や中型バルジ、大型探照灯も搭載可能なので航空戦は心もとないがマルチな動きが可能になる。天龍は泣いていい
実は改造前に装備できたカ号が装備できなくなったのでそこだけは天龍が勝っているが、それを気にする提督は多分いない。

ちなみにGotlandは実装されて間もなく公式から改二実装が予定されているという主旨の内容が発表されており、改二になるとまた軽航巡に戻るのでは?と噂されて――いた。

2020/4/23のアップデートで第三改装「Gotland andra」が実装され、上述の予想通り艦種が軽航巡に戻り艦載機搭載数が14機と大幅にパワーアップした。
また、大発系が装備できるようになったため、軽巡で唯一大発系の対地装備と連撃の両立が可能になった。
ただ逆に言えばそれくらいであり、元から便利だったがさらにちょっと便利になったという感覚である。
しかし、なぜかソードフィッシュやシーフォックス装備時の加算ボーナスがものすごく、 下手な主砲を積むより火力その他が爆上する。 シーフォックスはNelsonに持ってかれる事も多いが。
また、同日アップデートで「飛べ!ゴトシープ」というミニゲームが実装されており、ゴトのナビゲートボイスと共に 羊を飛ばして敵艦載機を迎撃する という意味不明な内容で提督たちを大いに困惑させ、さらなる洗脳を……おっと誰か来たようだ。


Luigi di Savoia Duca degli Abruzzi級

イタリア艦で初の軽巡クラス。最上と同じく「艦の大きさが重巡でも、載ってる主砲の口径が小さいから軽巡」理論で建造された。他のイタリア艦と同じ艦橋型の帽子と救命艇の乗った偽装が特徴。
2019年春イベントにて2番艦のGiuseppe Garibaldi(ジュゼッペ・ガリバルディ)が海域突破報酬として実装され、ネームシップのLuigi di Savoia Duca degli Abruzzi(ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ)も2019年夏イベントの海域突破報酬で実装された。
あまりに艦名が長いため、L.d.S.D.d.Abruzzi(アブルッツィ)やG.Garibaldi(ガリバルディ)と略名で表記される。
Garibaldiは天龍や摩耶に似た男勝りな性格で、姉とはピアスを分け合ったり料理を教えてもらったりと仲は良好らしい。F作業の魚を使ったアクアパッツァを振る舞ったり、昼にはかなり凝った弁当を支度してくれる。
時報によると「21時にうるさくてちっこい艦隊が静かになったので寝たと思ったら22時に戻ってきた」らしい。多分川内だろう
そして放置ボイスによれば提督が何かにハマっているらしいが…?

改装すると夕張や大淀らと同じく4スロ軽巡になる。元々艦の大きさが重巡に匹敵していたからか、ステータスの一部が軽巡改二や重巡に並ぶ高ステータスを誇り、火力の値は神通改二に並ぶ。夜戦火力も4スロ軽巡トップタイとなり運の初期値も30と高いので夜戦カットイン役もこなせる。
欠点は青葉改を超える燃費の悪さ。大淀をも抜いて燃費が軽巡ワーストに躍り出るが、逆に言えば特殊能力が無い事と燃費ぐらいしか欠点が無い純ハイスペック艦といえる。


De Ruyter級

初のオランダ国籍の艦娘。
2019年秋イベントでドロップ限定艦としてDe Ruyter(デ・ロイテル)が実装。
「やっばーい」や「わかるわかる~」が口癖の今時のギャルみたいな性格であり、Gotlandとは別方向で幼馴染のオーラが出ている。
新規実装して間もなくクリスマスグラが実装され、クリスマス中もイベント海域実施中であったため、新規艦なのに限定グラでドロップする初めての艦娘になった。
性能は純粋に火力と雷装が高い3スロ軽巡といったところ、ただし対潜値はかなり低い。


Perth級

初のオーストラリア国籍の艦娘。
2019年秋イベントで海域突破報酬艦としてPerth(パース)が実装。
De Ruyterとは違い堅苦しい性格であり、ABDA艦隊のまとめ役ポジションの様な立ち位置。
性能はDe Ruyterとほとんど一緒。


Atlanta級

正確には防空巡洋艦名義だが、内部では軽巡扱いなのでここに記載。
2019年秋イベントで最終海域突破報酬艦としてAtlanta(アトランタ)が実装。
水偵の搭載数が0のため弾着観測射撃が不可能、艦自体の素の射程が「短」、対潜値が低く対潜先制爆雷攻撃の条件を満たすのは絶望的…など欠点が多いが、それを補って余りあるほどの圧倒的な防空能力を誇る。
装備「5inch連装両用砲(集中配備)」「GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)」等を組み合わせた専用対空カットインを持ち、それでいて汎用対空カットインも発動する為、戦闘時の対空カットイン発動率はほぼ100%。
更に発動した時の撃墜数も非常に高く、敵の機動部隊も一撃で棒立ちさせることすら可能である。
演習の際に相手部隊に配備されていた場合は、間違っても空母機動部隊で挑んではならない。


球磨「球磨は熊でもぬいぐるみでもないクマ」
多摩「そうだにゃ、猫じゃらしを向けられるとつい手が出るけど多摩は猫じゃないんだにゃ」
川内「やっぱり夜戦行くでしょ、ね?」
天龍「ま、オレが一番強いんだけどな」
那珂「『恋の2-4-11』いっくよ~!」
北上「そんなことより大井っちどこ?」


由良「私ってここに居ていいのかなって時々思うよ…あ、追記・修正よろしくお願いしますね」

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*1 例えば日本は一時、重巡洋艦40隻体制の構築を検討していた

*2 別ゲーで色々な意味で大人気のベルファストも本級後期型のエディンバラ級に含まれる

*3 Nelsonの時報で三水戦の夜戦に巻き込まれている

*4 主に副砲の返却や補強増設への8cm高角砲や探照灯搭載解禁、大発動艇系装備の搭載解禁など

*5 当時の通常海域の攻略記事を残しているブログや攻略サイトを見るとわかるが、フィット砲補正もなかったので戦艦であれば主砲3に徹甲弾、重巡であれば主砲3に電探1などが多かった

*6 根拠は1945年まで生存しており霞と同時期に散った艦ながら運の初期値最大値揃ってかなり控えめな値になってしまっているため

*7 秋月型や摩耶改二と共に艦隊を組むと五十鈴改二が優先的にカットインを発動してしまうため却って邪魔になってしまう場面もあるため、対空カットインの優先順位を落とす、摩耶改二と同じ条件か、高角砲2つでも発動可能にする。或いは五十鈴改二専用カットインを増やす等

*8 と龍田改二、夕張改二丁、あとイベ限駆逐艦5人。

*9 軽巡まで入れると大淀が「三式ソナー×3+三式爆雷」装備でLv158となるのが最大。

*10 阿賀野の公試排水量-実戦レベルの消耗品を搭載した状態-は7700トン、改装を繰り返した川内型の当時の公試験排水量は7300~7500トンだから、重量的にはほとんど変わらない。

*11 後に海防艦による対潜改修やより強力な対潜値を持つ「試製15cm9連装対潜噴進砲」等が実装され、多少はハードルが下がったが