登録日:2014/08/18(月日) 02:01:30
更新日:2025/03/23 Sun 02:32:33
所要時間:約 16 分で読めます
年齢:不明(20代?)
搭乗機:アスクレプス
CV:
諏訪部順一
【概要】
時獄篇の中盤で突然戦場に現れた、機動兵器アスクレプスを駆る謎の青年。 ヒビキに力を貸し、幾度となくジェミニスと刃を交えている。
白を基調とした、ギリシャの神官の様な服装が特徴。
3人の部下を率い、Z-BLUEに手を貸しては去っていく――という真意の読めない行動を繰り返す。
当初はジェミニスの協力者かと思われており、また二度目の邂逅時に、自らの属する組織を「クロノ」と名乗った事、そのクロノが地球至上主義者の黒幕であった事実等から、Z-BLUEからは敵だと考えられていた。
しかし、事実は違った。
アドヴェントが属しているのは、クロノはクロノでも分裂した内の片方である「改革派」であり、地球至上主義者の黒幕は元々のメンバーである「保守派」であった。
本人の語るところによれば、アドヴェントはヒビキ同様「テンシ」の呪いを受けた人間であり、彼にとってテンシは立ちはだかる運命、倒すべき敵であるという。
自軍部隊の前にいない時はとにかくジェミニスの邪魔をして回っていたらしく、アンナロッタやガドライトは「邪魔者」、「お邪魔虫」と呼んでいた。
ただ、戦闘力は高いもののサード・ステージのリアクターであるガドライトには流石に太刀打ち出来ないらしく、敢えて見逃す場面もあった。
真実を知っているかの様な言動で自軍メンバーを戸惑わせつつも共闘を続け、終盤ではミスリルと連携を取りつつジェミニスの捜索を行っていた。
その後はZ-BLUEに保守派やジェミニスの目が向いている隙を突き、トライアやアスラン等に助力して時空修復のスタンバイを進め、終了後にZ-BLUEと合流、ガドライトと対峙する。
猛攻の末にガドライトを撃破したが、サード・ステージに突入したリアクターを倒すにはそのスフィアを無効化せねばならず、「いがみ合う双子」を無効化するにはアサキム毎ZONEに封じられている「偽りの黒羊」が必要となる。
これ以上スフィアを使わせる訳には行かない、とガドライトを追撃したアドヴェントだが、その物腰から何らかの真実を知ったガドライトは激昂。 アスクレプスを撃墜する。
しかし、これによって感情のバランスが崩れたガドライトは「いがみ合う双子」の力を使えなくなり、無力化。
アドヴェントは最後にヒビキに何かを言い残し、宇宙に消え去った。
因みに、基本誰に対しても呼び捨てもしくは名前+肩書きで呼ぶが、スズネだけは「さん」付けで呼ぶ。 そのスズネからの印象は「爽やかで暖かい、5月の太陽の様な人」だとか。
■アスクレプス
○データ
全長:28.5m
重量:55.4t
戦闘
BGM:THE SON OF SUN
アドヴェントが駆る人型機動兵器。
白を基調としたカラーリングに赤いアクセント、翠のクリスタルが特徴。 ミゼルオーレギオン
高い機動性とバランスの取れた武装を持ち、アドヴェントの操縦テクニックと合わせてあらゆる場面で100%のパフォーマンスを発揮する。
開発経緯や使用技術は謎に包まれている。 次元力を動力とし、その力はスフィア搭載機に匹敵する程。
クロノ改革派はこの機体の量産型(カラーは黒)を使用している。
□武装
肩部後方に設置されたエネルギーカノン。 蛇の様に自在に駆動するのが特徴で、事実上撃てない場所はない。 その分火力は低め。
両手足のブレードを使った連続攻撃。 機動力で相手をお手玉した後カカト落としでトドメ。
リベレーター展開!アストラル・シュート!
安らかに眠れ
アスクレプス最大の武装。
サブ・ユニバースに保管されている砲身「リベレーター」を転送・接続。次元力を破壊光線として射出する全体攻撃技。
追記・修正…それが私の喜び…
この項目が面白かったなら……\スクランブル・エッジ! ゴー!/
やっぱり敵だった。
というか全ての黒幕だった。
そうだよ。 私がヒビキの追っていた存在…。 彼の言葉で言えば…
テンシだ
天獄篇において、その素性が判明。
実は
ヒビキの追い求めている宿敵「テンシ」そのもの。
そして、Zシリーズのラスボスであった。
そもそも彼は人間ではなく、遥か太古に最初にオリジン・ロー(次元力)に触れた古代文明の地球「エス・テラン」の全ての生命が統合・融合・分離した、
喜怒哀楽の感情を司る4人の高次元生命体「御使い」の一人
「喜びのアドヴェント」である。
その詳細は、
こちらも参照。
そして彼こそヒビキの母親、メグミ・ラクナルドを殺した張本人である(理由は自分達の存在を知ったからによる証拠隠滅の為)。
ガドライトは時獄戦役の決戦において、彼がジェミナイの仇というべき御使いである事に気付いて殺そうとしたものの、結果的に失敗に終わっていた。
但し、
どっかのゲスと違って、ヒビキには本当にある種の親しみを持っていた様である。
ジェミニスと敵対し、天獄戦争でもヒビキ達の敵に回りつつも注目していたのは、彼等の成長を促す「試練」を課していた為である。
常に微笑みを絶やさず、穏やかな物言いを貫くのは、「喜び」の感情の権化である為。
しかし、元が人間であるため根底には僅かに他の感情がある。 12000年前に至高神ソルが砕け散った件で意見を違えた為、追放された過去があるが、アドヴェントはこれを根に持っており、復讐を兼ねて至高神に成り代わる事を目論んでいた。
その行動は、一言で言えば「独善」。
アドヴェントの場合は「喜び」の感情のもと、他者の命を己の所有物として扱い、また捨てている。
また、御使い特有の精神干渉能力を持っており、クロノ改革派の隊員達は彼に盲目を通り越して寒気を覚える程、異様な信頼を置いている。
これはZ-BLUEの面々も兆候が見られたが、揺れる天秤のスフィアを持つクロウの警戒を解くことまでは出来ず、付き合いの浅いレドやノノ、ガロードといった面々はその言動・行動に疑念を抱いていた。 実際、彼の行動はレドの表現通り、自ら神を名乗って人類を支配・統率しようとしたストライカーのそれと酷似している。
アドヴェントの本来の役割は神器ヘリオース、ドクトリンの所有する巨大戦艦プロディキウム、超特異点である黒い太陽に12のスフィアを捧げて至高神を再臨させる事であったが、自らが至高神に成り替わる為に欠けた4つのスフィアの代わりに、ドクトリン、テンプティ、サクリファイ、そしてアサキムの4つの永遠の命を使い至高神Zを創造した。
(ドクトリンとテンプティは必死に謝罪したものの、問答無用で吸収された)
そして……
【聖アドヴェント】
私は御使いを超える存在となり、自らの力を、存在を……私の全てを肯定する
もう私は神の使い等ではない。 御使いの様に慎み深さの皮を被った卑下等するつもりは無い
私は自ら責任と自覚を以て、神となる
仲間である三人の御使いを吸収し、至高神Zを生み出した後、
「僕が新世界の神だ」と言わんばかりに自らに名付けた名称。
「御使いを超えた全てを救う神」と豪語し、姿もより神々しい姿に変貌した。
他の御使いを吸収した影響か思考や感情面でも余裕が生まれ、他の御使いの様にZ-BLUEからの批判も頭ごなしに否定する事無く受け入れる等、思考的な面でも柔軟性も増している。
しかし、独善的な本性は何一つ変わらず寧ろ増長し、宇宙の崩壊により全生命体が滅ぶ事を
迷いすら見せず笑顔で肯定。
宇宙の大崩壊により生きとし生ける生命が死に絶える事に対してヒビキから批判されるも、
「その心の痛みに耐えられるからこそ神の資格を得る」と笑顔で高らかに言い放つ等、その傲慢と悪質さは御使いの頃よりも更に悪化。
独善極まったその本性は、Z-BLUEの面々から
「他の誰よりも歪んでいる」と断ぜられた。
永遠という「存在しようとする力」と他者の「消滅しようとする力」の両方を操り、1億2千万年に一度の宇宙の大崩壊を超えると同時に、
「宇宙の大崩壊を放置して宇宙を一旦消滅させ、ゼロとなった世界の上で自らの理想とする世界を創造する」という野望を露わにした。
自らの野望を果たすべく、Z-BLUEを抹消しようとするアドヴェントだったが、
蒼の地球と翠の地球から届いた人々の祈りによりアサキムが目を覚まし、自ら死を選んだ事で至高神のバランスが崩れてしまい、至高神Zが弱体化。
超越者の如く振る舞っていた余裕も消え、
勝てると思うなよ、地球人如きが!
この私は御使いすら超えた存在だ! 宇宙の大崩壊を越えられるのは私だけだ!
黙れ…この宇宙の全ては私の為だけに存在した! そう考えれば良いだけの話だ!
等といった歪んだ傲慢な本性も剥き出しにする等、御使いだった頃には見せなかった一面も見せる様になった。
これは、他の三人の御使いを取り込み、人間の持つ喜怒哀楽を完全に取り戻し、精神が人間のそれと同じになったが故。
感情を再び取り戻し困惑するアドヴェントにZ-BLUEの面々は
「自身を追放したドクトリンに怒り、自身の境遇を哀しみ、神になる事に喜びを見出し、その力を楽しんだ」と評している。
神になろうとしたアドヴェントも、結局は強大な力を持ちその力に溺れ道を踏み外した「ただの人間」に過ぎなかったのである。
結果的に至高神Zは、Z-BLUEの神を超える「シンカ(真化融合)」の力の前に敗北した。
これは、意志総体であるアドヴェントが永遠の存在であった=生まれて消える命の概念を放棄していた為、
命そのものである太極=至高神と一つになれなかった事に加え、同じ永遠でも死を望み続け、命の意味を分かっていたアサキムの方に同調が引っ張られたのが原因。
一度は(他の御使いの意識が混じった影響か)それまで使わなかった様な罵詈雑言の悪態をつき、宇宙消滅ざまぁと言わんばかりの態度をとるものの、今度はランドを皮切りに自軍部隊から「お前も結局人間だったなら、グダグダ言ってないで手伝え!」と説教の嵐を受ける。
最終的に至高神Zは超時空修復において人々の願いを受け止める器として使われ、完了と共に取り込んだ8つのスフィア共々消滅。
己の敗北と、自分が神になれず、またその資格も無かった事を認めたアドヴェントは超時空修復に協力した。
神も悪魔も消えた世界…。 そこに残るのは人間だ
君達の未来に幸多からん事を!
超時空修復を終えた後、AGと共に「消滅しようとする力」の余剰を抱え、宇宙の大崩壊を乗り越えた人類を祝福の言葉の述べて因果地平の彼方へ去って行った。
なんとスパロボ30周年記念作品である『
スーパーロボット大戦30』にて
量産型アスクレプスを率いて至高神Zと共に再登場。
至高神も大幅に弱体化しており、サイズは300mまで縮んでいる。
このアドヴェントはZシリーズの戦いを経た後の存在であるとのことで
因果地平の果てに去る直前に自分の過ちを認めたことから、もはやかつての傲慢と独善は完全に鳴りを潜めており、本当の意味で後進を導く先達としての御使いの貌を見せている。
なお御使い時代のやらかしを
若気の至りとか若い頃のヤンチャしてた思い出感覚で語った時は自部隊の面々から思いっきりドン引きされた。
かつてZシリーズで戦った人物の平行世界の同一人物を見かけて懐かしんだりするなど、かなり人間味も溢れている。グラフィックも聖アドヴェントのものだが、単なる人間となったということで単にアドヴェントと名乗っている。
遭遇したドライクロイツの面々にも戦いを申し出るが、どちらかと言うと人間の素晴らしさを改めて実感するための実益を伴った試練のような形で戦うことになり
該当マップをクリアする度にアドヴェントと至高神Z(撃破ごとに名前の後ろにⅡ~Xと付く。最大はX)がどんどん強化されていくチャレンジマップとなっている。
撃破すると強化パーツがもらえるのでクレジットやPP稼ぎついでに分奪ってやろう。
またマップクリア報酬のMxpが8000とかなりの量が貰えるうえに、やろうと思えば1ターンで撃破も可能なので
反復横跳びなどでMxPを稼ぐよりも断然効率が良いのもオススメな点。
ところで一緒に因果地平の果てに去った
悪魔は何処に居るんですかね…?
【関連する機動兵器】
■ヘリオース
○データ
全長:28.5m
重量:55.4t
戦闘
BGM:天より遣われし者
アスクレプスの真の姿。 太陽神ヘーリオスの名を冠し、人知を超越した圧倒的な力を見せる。
自ら砕け散った至高神ソルの残骸から生まれた「神器」と呼ばれる三つの兵器の一つで、この機体はコア。 アドヴェントが御使いを追放された際、その足として与えられた。
跳ね上がったウイング・バインダーから次元力の翼を伸ばし、黄金の光背を負うその偉容は、心弱き者を涙させ、力無き者を絶望させ、刃向かう者を敗北させる。
アスクレプスはこれにリミッターを掛け、翼を収納して神器の機能を封印した仮の姿である。
手持ちの武器は一切無く、アドヴェントの技を機動兵器サイズまで増幅して使用する。 一応リベレーターは呼び出せるが使う意味は無い。
エス・テランでの決戦においては「偽りの黒羊」、「欲深な金牛」、「沈黙の巨蟹」、「怨嗟の魔蠍」、「知りたがる山羊」、「立ち上がる射手」、「尽きぬ水瓶」、「夢見る双魚」と実に8つものスフィアを取り込んで戦ったが、敢えて負ける事でドクトリンとテンプティを引っ張り出して消耗させようとしたアドヴェントの思惑故、真の力を発揮しないまま敗れ去った。
ラテン語で「新たなる太陽」。
至高神ソルの光を放って敵を消滅させる
MAP兵器。
ラテン語で「御使いの救済」。
アドヴェントの力を神器の権能でブースト、日食を起こして太陽光を増幅し、エンジェル・ラダーと共に破壊を降臨させる。
31話のイベントでアドヴェントがジェニオン・ガイを木っ端微塵にしたのはこいつのベースである「救済の光」という技だが、この時は増幅されていない為、日食演出が存在しない。
光…希望…未来…喜び…
その全ては、私と共にある!
ラテン語で「太陽熱」。
次元力の火球を作り出して投げ付け、複雑怪奇な軌道を描きながら敵目掛けて着弾し焼き尽くす。
最強武器にしては演出がお粗末であり、更に隣接したユニットに攻撃出来る武器がこれしかなく、おまけに気力制限がある為気力109以下になると、隣接ユニットには何も出来なくなる。
アドヴェントがアスクレプスに乗っていた時にはあった「底力」、同じ御使いのドクトリンは持っている「プレッシャー」が無い事等、この辺りが「全力を出していない」事の表れだろうと思われる。
消滅状態から次元力で復帰する。 「いがみ合う双子」のスフィア統合制御による時間遡行と同じ力。
アドヴェントはアスクレプスで使用していたが、本来は神器の権能であるためヘリオースの状態でないと一回が限度。
■量産型アスクレプス
○データ
全長:28.5m
重量:55.4t
クロノ改革派の隊員たちが使用する機動兵器。読んで字のごとくアスクレプスの量産型。
正確には、ヘリオースの機動兵器としての側面のみをコピーした兵器であり、次元力を使用してはいるが、再生能力はなく、ジャミング機能が装備されている。マキナに対するアルマと言えばわかる人にはわかるだろう。
操縦性が極めて良好で基本性能も非常に高く、実戦慣れしていない改革派の隊員でも前線で戦うことが出来る。
戦場がカオス・コスモスに移るあたりでアドヴェントの力による強化が施され、アンゲロイ・アルカに比肩する性能を得たが、真化融合を遂げたZ-BLUEの敵ではなかった。
武装は全てアスクレプスと同じ。
手に入れた安寧に堕落し、何の繁栄もないまま1億2000万年の時を過ごした彼らは醜いの一語に尽きる
だけど私はそこから脱した。そして、全ての宇宙を救済する為に御使いを超える存在として再誕を果たした
この至高神Zと共に!
■至高神Z
○データ
全長:不明
重量:不明
戦闘
BGM:終焉を看取る神
アドヴェントが自ら新世界の神となり、今までの宇宙を滅ぼして新しい宇宙を作り上げるために生み出した史上最強にして最大の存在。
- ヘリオース・プロディキウム・黒い太陽の三位一体
- 「偽りの黒羊」「欲深な金牛」「沈黙の巨蟹」「怨嗟の魔蠍」「知りたがる山羊」「立ち上がる射手」「尽きぬ水瓶」「夢見る双魚」の8つのスフィア
- ドクトリン・テンプティ・サクリファイ・アサキムの4つの永遠
の融合によって顕現した「終焉を看取る神」。
あまりにもでかすぎてその大きさは測定不明であり、その姿はまさしく神というべき姿である。
圧倒的な力を持ち、スフィアの力を用いることで、原因と結果が逆転した回避不能の攻撃を繰り出すことすら可能とする。
名前の由来は「旧い世界の終わりを看取るもの」というアドヴェントの意図から。
その姿は黄金の異形であり、六枚の羽はヘリオース、有機的な外見はプロディキウム、両肩と足の付け根にある3×4のスフィア搭載部は
シュロウガの意匠を受け継いでいる。
分らない人は
某バリアンのドラゴン使いの切り札みたいなものだと思えばいい。
よく観察するとスフィア搭載部のうち4つ分は空洞になっているあたり芸が細かい。
□武装
エンシェントAQと同様の「結果が先に来る」攻撃。ターン経過で勝手にプレイヤー側のユニット数機がダメージを受ける。
しかも格が違うと言わんばかりに、対象ユニット数とダメージがターン経過とともに増えていく。
MAP兵器。次元力の閃光を放つ。
周囲の敵の装甲の関係か、他の敵ユニットがいてもお構いなしに使用されてしまう。
3回行動+アドヴェント自身のエースボーナス(気力130以上で覚醒発動)も相まって4回も繰り出すので、かなり厄介。
ウルティウム・デウス・イニティウム…
今、光が宇宙を満たす!
そして君は知る、虚空の輪廻を…
全ては私の喜びと共に!
通常技にして最大技。
オリジン・ローの光球を相手に放ち、全ての宇宙の終焉と虚空の輪廻の流れを垣間見せた後、アドヴェント自身が無数の光剣を突き刺して敵を消滅させる。
トドメ演出こそないが、光剣の餌食にされたユニットを取り込んでいるような雰囲気の、至高神Zのリアルカットインで〆られる。
中二病染みた名前の割には地味な演出だが、前述の通り4回も攻撃してくるので油断していると次々に自軍が被害に遭うという厄介なものである。
通常武装はこれだけだが例に寄って高性能で、全体攻撃・長射程・高命中・良燃費、そして気力低下効果つき。
【余談】
余談だがこの時の最終決戦では各作品の主要キャラだけでなく全てのキャラに戦闘前台詞があったりする。
いまいち影が薄いモロイさんなんかは
名前を覚えてもらえてたことに喜んでいた。ちゃんと全員の名前を覚えてくれてる辺り神を自称だけのことはある。
ちなみにアルからは「自称至高神がただの人間とAIに負けるとは痛快」と皮肉られ、チェインバーからは「この、勘違い野郎!」と罵倒された。
「機械」でありながら「人間性」を得た彼らから全否定されるのはある意味最大の皮肉と言えるだろう。AI組マジ辛辣。
なお、一部のプレイヤーは時獄篇の時点で
彼が蘇生することを予想していた。実は死んでない、ではなく死んだ上で蘇生することまでである。
その根拠が彼の乗機であるアスクレプス。この機体の由来は
ギリシャ神話の医学の神「アスクレピオス」である。
この神は数多の英雄を導き、果てには死者を蘇生する術すら生み出したという。無論、だからと言って彼まで蘇生すると思うのは暴論であろう。
アスクレピオスが黄道十三星座の一つ『蛇遣い座』のモチーフでなければ。
当時、スフィアリアクターの辿った流れがモチーフとなった星座の神話に類似する点があるということが指摘されていた。
(例:乙女座は「人類間で繰り返される争いと裏切りに、人間を信じて最後まで残るも絶望した」女神アストライア=「上司や思い人が殺され、信じた人に裏切られて絶望した」セツコ)
その為、アスクレピオスの持つ神性として「蘇生」が為されるのではないか、ということである。
もっとも神話では禁術である蘇生術を生み出したことで処刑されてしまったが、これもある意味仲間に反逆して御使いを追放された様を示しているといえなくもない。
ちなみに、蛇というのは脱皮などの特徴から、様々な地域で不死・無限・知恵・自然といったもの司る神性が割り当てられていた。
とある神話では太陽を司るのも蛇の姿をした神である。
更に余談であるが、現代科学の発展にも蛇は関わっていたりする(アウグスト・ケクレ)。
転じて、「様々な世界で神として崇められ、人類に英知を与え、生命を導き、
死者蘇生の術を持ち、果てには太陽を司る」、それが蛇なのである。まさに神の素体とするには相応しいといえる。
…どこまで考えて蛇遣い座のモチーフであるアスクレピオスを由来にしたのだろうか。
追記・修正は神を名乗ってからお願いします。
最終更新:2025年03月23日 02:32