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越水七槻

登録日:2014/11/22 Sat 14:06:17
更新日:2026/08/09 Sun 00:29:11
所要時間:約 5 分で読めます





越水七槻(こしみずなつき)とは、『名探偵コナン』の登場人物。
単行本第54巻と第55巻に収録されている『服部平次との3日間』に登場。

CV:早水リサ

「探偵甲子園」出場者の一人で南の高校生探偵。18歳。
生まれは福岡。普段は標準語だが、苦手な雷に怯えた時には訛りが出ていた。。
ロッジへ向かうまでの服装と一人称が「ボク」という点から男だと思われていたが、後にボクっ娘女子高生探偵だったという事が判明する。
ロッジに置かれたラベンダーを見て、1年前に四国で起きた「ラベンダー屋敷殺人事件」の事を思い出す。
平次の熱い性格に惚れているような節があり、探偵甲子園第一の課題や出場者である北の高校生探偵時津が殺害された際に、証拠の保全よりも被害者の安否確認を優先した平次の行動について、白馬が平次を非難する一方で彼女は理解を示していた。
解決した事件は駆け出しという事もあり100件程度。
名前の由来は推理作家の「夏樹静子」(「なつきしずこ」を並び替え、「み」を追加したもの)。

…というか彼女を含めた探偵甲子園出場者の4人(新一コナンを含めれば5人)、一応高校生のはずなのに事件に関与しすぎである。
ただコナン世界は小五郎以外にも「ほぼ刑事事件専門の探偵」というものがゴロゴロいる世界である。
よほど犯罪発生率が高いのか、警察が無能なのか。
にしても100件解決しても駆け出しって……小生なんて、三日に一回くらいは解決してないとどう考えても間に合わない。


以下ネタバレ




















神様が許してくれるのなら…

君達とホントに探偵甲子園
やりたかったな…


今回の事件の犯人。
本当の年齢は20歳で、高校は2年前に卒業している。
(なお、一人称がボクだったのも高校時代のことで、現在の一人称は「私」とのこと)
高校生探偵を集めたのはラベンダー屋敷の事件を解決した人物を突き止める為。
親友だった屋敷のメイド(CV:岡本奈美(現・岡本ナミ))*1はその事件の殺人犯として疑われ、警察の厳しい尋問に耐えられなくなり、崖から海へ飛び降りて入水自殺する。

実はその探偵が屋敷に立ち寄る1か月前にその親友に頼まれ、屋敷周辺の調査をしていた。
その時には証拠が何も見つからなかった為、この件を自殺だと判断する。
だがその後、別の高校生探偵が現場の窓が接着剤でとめられている事、外に頭の取れたネジが落ちているのを見つけ、それを殺人の証拠として警察に提出した。
後でネジの腐食具合から、自分の推理が真実ではなかったと知った探偵は、関係者に名前を伏せてしまう。
その為にどこの誰が解決したのかが分からなくなってしまっていた。

自殺する前に親友が越水に言った「変な喋り方をする高校生探偵に疑われている」という言葉を手がかりに、警察に顔が利いてなおかつ独特な喋り方をしていると思われる平次ら3人を島に集める*2
そして、ロッジのあちこちにラベンダーを配置し、第1問の密室を当時の事件の真相となっているトリックで再現することにより、ろくに調べもせずにそれを見破った時津がその時の高校生探偵だと断定する。
答え合わせと称し、時津の部屋に入り隙を見て殺害後、例のトリックで密室を作り脱出した。
ちなみに今回、探偵甲子園のスタッフとして島へ呼び寄せた槌尾と甲谷もラベンダー屋敷の事件関係者だった。
物的証拠は他の探偵たちにはつかまれてはいなかった。
しかし、ハッタリで平次が甲谷に詰め寄っている隙に自分のポケットの中に手を入れネジを確認していた時に、平次に腕を掴まれて証拠を持っていた事が発覚する。
持っていた証拠を隠す為に雷が苦手だと嘘をついたと平次は考えたが、実際には通っている高校の校則が厳しいのにも関わらずピアスをしているのをピアスを外した耳の穴を見られ高校生ではないのを気付かれない為である。

標的である高校生探偵を逃がさないように、通信手段と帰りの船を経って探偵たちと関係者を島に閉じ込め、心中するつもりだった(とはいえ、結果的な話にはなるが、ラベンダー屋敷の事件に特に関わりの無かった白馬・平次・コナンまで巻き込んだのは流石にやりすぎである)。
なので助けの船など来ないと思われていたが…

実は平次はこうなる事を想定して、自分が乗ってきた船の舳先にいつも被っている帽子を括りつける。
恐らく最初に会った槌尾が怪しすぎたので、保険の為にそうしたのだろう。

和葉達がその目印を見つけた事により、探偵たちを乗せてきた船の特定に成功。その船で平次達の元へ駆けつける。
尤も、その船長は平次達を乗せた事を素直に吐かなかった為、小五郎から一本背負いを5本(アニメ版ではその船長いわく6本)も受ける羽目になったが…


無事に助けが来て孤島を後にしようとした時、平次に「君みたいな(熱い)探偵がいたんだね」とつぶやく。
その言葉に対し平次は「血の気が多くて悪かったな」と言うが、越水はそれを否定し、

死を確信するまで、
生を信じぬく事が

名探偵の名探偵たる
所以だもの…

と平次に返す。
そして、高校生だったあの頃に戻って平次達と本当に探偵甲子園で勝負をしたかったと残念がっていた。


◇余談

彼女の人気は予想以上に上がり、彼女が主役のゲームの企画まであがっていたほどだった。
さすがに殺人犯である越水を主役にするわけにもいかずゲーム企画はボツになったが、それでも周りから「勿体無い」という意見が多く寄せられたらしい。
その意見を受けた原作者の青山氏は「だったら究極のボクっ娘をだしてやるよ」と公言し、その後に同じボクっ娘探偵である「世良真純」が登場する事になる。


越水は『追いつめられた名探偵! 連続2大殺人事件』の第1の事件である「有名マジシャン殺人事件」の犯人と同じく、女性キャラの最年少殺人犯のひとりである。
なお、アニメの『コナン』は放送開始から30年&1200話以上放送されているが、殺人等の動機となった事件の被害者が登場する事があっても、コナンが関わった殺人事件で20歳未満の犯人・被害者となる例は非常に少なく、そもそも、『コナン』では他の推理作品と比較しても20歳未満のゲストキャラ自体がアニオリを含めても異常に少ない
特に被害者に関しては時津以外に登場していなかったが、2023年6月17日に放送されたアニメオリジナルエピソードの『歩美の絵日記事件簿3』で本作から約16年ぶりにコナンが関わった殺人事件で20歳未満の被害者が登場した*3

作者の青山氏は、越水の博多弁のセリフを考えるのに苦労したらしい。
ファンイベント「話そうDAY2020」での青山氏の話によると、福岡出身の山口勝平氏に博多弁を直してもらったとのこと。
また、この経験がきっかけで『コナン』では博多弁を出すのを避けているそうである*4ミステリーツアー以外で九州地方が避けられる理由。


追記・修正は各都道府県の高校生探偵にお願いします。

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最終更新:2026年08月09日 00:29

*1 アニメでは名前が「水口香奈」と設定されている。。

*2 平次がきつい関西弁、白馬は長い海外暮らしで日本語が疎かになっている可能性、そして一人称が「小生」である時津という内訳。なお、新一は白馬を呼び出すために知名度を利用されただけで最初から数には入っていなかった。

*3 このエピソードでは真犯人とは別に18歳の横領犯も登場しているが、2023年放送のアニオリで20歳未満のゲストキャラが登場したのはこの時しかなく、いかにその世代のゲストキャラが少なすぎるのがよく分かると言える。

*4 なお、山口氏以外にも阿笠役の緒方賢一氏と沖矢&綾小路役の置鮎龍太郎氏も福岡出身、佐藤役の湯屋敦子氏とウォッカ役の立木文彦氏が長崎出身、脇田役の千葉繁氏が熊本出身と『コナン』のキャスト陣には九州出身者が多い。また、2023年公開の『黒鉄の魚影』ではゲストキャラの直美・アルジェント役を大分出身の種崎敦美氏、牧野洋輔役を鹿児島出身の沢村一樹氏が演じており、上記のキャストを含めると東京の八丈島が舞台なのに対して数多くの九州出身者が出演していた。