登録日:2015/01/17 Sat 00:23:25
更新日:2024/02/13 Tue 21:23:07
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ガンダムX魔王
GUNDAM X MAOH
基本データ
型式番号:GX-9999
全高:18.0m(データ上の数値)
重量:7.6t(データ上の数値)
ビルダー及びファイター:
ヤサカ・マオ
ハイパーサテライトキャノン×1
シールドバスターライフル×1
大型ビームソード×1
ビームサーベル×1
ブレストバルカン×4
バルカンポッド×2
ミサイルポッド×2
機体概要
「
魔王」という名称は、本機の絶大な攻撃力にマオの名前をひっかけたダブルミーニングである。
本機のデザインを担当した石垣純哉氏は
機動新世紀ガンダムXで
ベルティゴ等のデザインを担当した経験があり、魔王のネーミングも「ガンダムとして違和感のある名前が作品を楽しむためのスイッチになれば」と同氏が考案したものである。
セイの見立てによると強襲戦闘を目的とした改造が施されており、原型機に比べ火力と機動性が強化されている。
ベース機は砲撃戦に重点を置いた機体ながら、高出力の大型ビームソードで多数のMSを撃破する白兵戦能力も有していたが、本機もその特性を受け継いでおり、
ビルドストライクガンダムを相手に互角の接近戦を繰り広げている。
機体内部にはプラフスキー粒子の操作技術が組み込まれており、同じく粒子の操作能力を持った世界レベルの機体とも互角以上に渡り合う事が可能。
その技術による物か
フィールドに月が無くてもサテライトキャノンが撃てるという出典を重視していた
イオリ・セイから見れば脅威の機能を見せつけ長い間、謎の多い機体として君臨した。
各部パーツに大型化や鋭角化が施され、原型機ではアーム接続でL字だったリフレクターをバックパックユニットを増設し左右に一対ずつ搭載しV字状に収納する方式に変更。
額のVアンテナも鋭角なX型になっている。テレビ本編に登場する他の改造機体に比べると大幅な改造やカラーリングの変更がないのでパッと見ではリフレクトスラスター以外の違いが分かり難い。 HGで発売されている本機のプラモを作るとわかるが手が加えられてないのはボディと素バックパックとシールドバスターライフルくらいである。
ガンダムXのアニメ内でディバイダーという改造例があるのも本機が地味な変化に見える理由かもしれない。
テレビシリーズでは早い時期から登場し、プラフスキー粒子に関しての機能を搭載していた事から安定して高い性能と様々な特殊能力と視聴者に見せつけてきた。
世界大会でも活躍したが、決勝トーナメント以降はX魔王より粒子操作能力に優れた「スタービルドストライク」、粒子操作能力こそ無いが並の機体では追随できない機動力を持つ「F91イマジン」など何かと相性が悪い相手との戦いが続いてしまう。
自業自得で芳しくない状況の続く主人と同様、機体に何の問題も無いのに不運に見舞われるのだった。
終いにはマオが師匠である珍庵の叱咤の元、失恋のショックを吹き飛ばす新機体「
クロスボーンガンダム魔王」を制作。
イマジン戦でバラバラになったままだった本機は修復される事なくパーツを新たな魔王に移植されたのだった。南無。
武装
本機の象徴にして最大火器。破壊力はベース機のサテライトキャノン以上となっている。
取り回しの改善のため、砲身をバックパック右下コネクタに補助アームを介して接続する形に変更。補助アームは稼働域が広いため自在な射撃姿勢を取ることが可能。
基本的に腰だめの姿勢で砲撃するがキットではアームの広い可動範囲のおかげで原典の様に肩上で構える事も出来る。相方がいれば真後ろにだって撃てるぞ!
当初は原典通り、月の送信基地から放たれるハイパーマイクロウェーブを受信する事でエネルギーを充電する方式を取っていたが後に月がないフィールドでも発射していた。
これは背部リフレクターがソーラーパネルを兼用しており、リフレクターから周囲の粒子を集めてエネルギーに変換するソーラーシステムが機体に備わっていたためである。
このシステムの稼働により、本機は月無しでハイパーサテライトキャノンの3連射が行える。
ベース機にもあった胸部バルカン砲。
基本的に原型機の物と変わらないがマオは白兵戦で鍔迫り合いになった際の牽制に使用する。
ベース機でも使用していた
盾と兼用できる
ビームライフル。
変更点は特に無いが本来の収納位置であるバックパック下部コネクタが他の装備で塞がれておりまた別の収納位置も特に設定されていない為
手持ちの時以外は謎空間に収納されている様な状態(初期状態未装備だといきなり現れる)になっている。
本機の近接戦用の兵装。原典と同じくサテライトキャノンの後部に装備されている。
後述の魔王剣のために必要な武装。
左脇(バックパック左下コネクタ)に増設されたビームサーベル。
大型ビームソードと比較して威力は劣るがエネルギー消費が少なく取り回しに優れる。
両肩もしくは両脛のエネルギーコンダクターユニットから展開するハードポイントに装着する増設火器。実弾兵装故に弾数に限りがある。
劇中では対スタービルドストライク戦の際装備候補として検討する台詞でのみ登場。
機体各部に追加されたマイクロウェーブ受信パネルと兼用のミラー型スラスター。
見た目は
ユニコーンガンダム系のNT-D発動時に露出するサイコフレームに近い。
推進器とエネルギー変換装置(原典作品のエネルギーコンダクター設定の発展応用)を兼用した機構であり、
圧縮したプラフスキー粒子を衝撃波のように発生させて相手を吹き飛ばす事が可能。
ソーラーシステムとサテライトシステムを利用してエネルギーを機体に貯蓄。サテライトキャノン用アームに繋いだ大型ビームソードにエネルギーを注いで形成する巨大なビームの剣。
使用時にはリフレクトスラスターが赤く発光する。
劇中ではハイパーサテライトキャノンが破壊された後に使用したが予め用意していた機能なのか、マオが心形流の奥義に則り瞬時に生み出した新
必殺技なのか。真実はマオだけが知っている。
ガンダムX十魔王
型式番号:GX-999910
全高:17.1m(データ上の数値)
重量:7.9t(データ上の数値)
ビルダー及びファイター:
[[ヤサカ・マオ]
機体概要
マオが作り上げた
ガンダムX魔王の発展機。バックパックが左右対称になり、見た目もX字になっているのが目を引く。
高火力を重視する彼らしく、X字の先端部分にはそれぞれビーム砲を内蔵し、更に全身各所に内蔵されたビーム砲とも合わせるとコロニーレーザーに匹敵する威力を発揮する。
武装
- ブレストバルカン
- 大型ビームソード
- ビームサーベル
原型機と特に変わらず採用されている。
バックパックに装備している4門のビーム砲。
手に構える必要が無く広い射角を有している。
頭部中央、肩部、手甲部、掌、フロントアーマー、サイドアーマー、膝、脛側面、爪先に搭載されたビーム砲塔。それぞれ単独で稼働可能で、接近戦でも使える。
上記のビームデバイス全種とXキャノンを一斉射する形態。
コロニーレーザーに匹敵する威力と範囲を誇る。
第6弾アップデートで追加参戦。コストは2000。
数多の強機体を産出してきた
ガンプラ機体という事で多くのユーザーが不安視していたのだが、実際参戦してみると大技のインパクトが強めだが平常時は並程度の機体に収まっていた。
というのも、特殊射撃のハイパーサテライトキャノンと特殊格闘の魔王剣が出撃直後は使用できず、格闘CSのマイクロウェーブ受信か長いリロードを待たねば使えないという回転率の絶望的な長さが致命打となっていたからだった。
また、本作より追加された要素のL覚醒による相方含めた武装リロードにも非対応という非情さも相まった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは一転し好待遇へ変貌。
というのも、覚醒時のリロードに特殊射撃及び特殊格闘が対応するようになったからである。これにより低回転率が悩みどころであった部分が改善され、遠距離からではゲロビを、接近戦ではSA付格闘をねじ込む凶悪な機体になった。
またサブ射撃の発射する
ミサイル数が上昇し、誘導も併せて向上。差し込み性能においてはコスト帯屈指の性能にまで上り詰め、ここから特殊格闘で強制ダウンを狙うのが定石となった。
また、本作から追加されたR覚醒との相性は非常に良く、特殊射撃の発射までのカバーは勿論、N特殊格闘もSAが付与されるのでカット耐性が非常に高い。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは強化されてこそいたが、前作のR覚醒が削除されるなどのシステム面の弱体化や元々背負っていた短所が足を引き摺っていた。
しかし2024年7月にリフレッシュ修正を受け大幅に強化される。
主だって特殊射撃と特殊格闘が強化され、前者は弾数1発になったが射撃派生で追加発射できるようになり、後者は超判定の攻撃技が追加された。これらにより
射撃も格闘もハイリスクハイリターンが強みという独自性を得られ、「とびきり痛いの行きますよー!」という台詞が何ら嘘でもなんでもないという事になっている。
一応隙の大きさは健在で平時の射撃はサブ射撃頼りなのは変わらずだが、爆発力においては低コスト帯屈指になったのは違いなく、おそろしい特殊格闘で突っ込んでくるその様は
キマリストルーパーを彷彿とさせた。
ガンプラ
1/144HGで発売された。オールガンダムプロジェクト以前にキット化していたHGAW
ガンダムXをベース機としている。
作中ではクリアパーツに見えるリフレクトスラスターはスリット部が薄い青紫、コンダクター部は紫になっている。
なおHGAW
ガンダムXは発射形態にするのにリフレクターを差し替えて裏返さないといけなかったが、魔王は回転軸が増えているので差し替えなしで展開できる。
ガンダムX十魔王はプレバン限定で発売。おまけパーツで原型機のパーツが幾らか付いている点は嬉しいが、ビームデバイスが全てシールなので貼るのも塗るのも苦労する。
見た目のインパクトはX字の印象も強く栄えやすい。
追記・修正。会得してるで、マオ!
- もうちょい火力に関しても触れてやらんと、火力厨の愛機なんだし。作中じゃこの機体を上回る火力って出禁組を除けば、☆ビルドのディスチャージと後継機ぐらいやろ。 -- 名無しさん (2015-01-17 00:37:35)
- ↑そんな言うならお前が追記しろよ…… -- 名無しさん (2015-01-17 00:54:03)
- ジュリアンにやられた後で再登場するかと思ったらそんなことなかったぜ! -- 名無しさん (2015-01-17 08:01:31)
- ガウを狙撃したシーンは地味に恰好良かった。 -- 名無しさん (2015-01-17 19:21:50)
- 魔王剣() -- 名無しさん (2015-01-18 12:53:01)
- 祝☆VSシリーズ参戦! と言いたいところだけど本家Xがエクストラなのにこっちがプレイアブルなのはどうなの -- 名無しさん (2019-04-22 18:01:46)
- ↑ガンダムトライエイジで、XよりもX魔王の登場の方が早かったのに比べれば…… -- 名無しさん (2024-02-13 21:19:15)
- 14話のレースの時、マオがGファルコン作ってたのに、レースシーンはカットだったのが残念だった思い出。Gファルコンで出場したのかX魔王と合体したのか気になる。 -- 名無しさん (2024-02-13 21:21:31)
最終更新:2024年02月13日 21:23