ベルティゴ(機動新世紀ガンダムX)

登録日:2010/04/28(水) 14:03:21
更新日:2023/10/15 Sun 18:23:07
所要時間:約 3 分で読めます





そう…僕がニュータイプだ!



機動新世紀ガンダムX』に登場する架空の兵器。


【ベルティゴ】


型式番号 RMSN-008
所属 宇宙革命軍
全高 18.5m
重量 7.2t
武装
マシンキャノン×2
内蔵ビームライフル×2
ビームサーベル×2
ビット×12

搭乗者 カリス・ノーティラス



【機体説明】

第七次宇宙戦争当時、宇宙革命軍が開発したニュータイプ専用MS。機体カラーは白。ベルティゴはスペイン語で「目眩」の意味。
最大の特徴は〈フラッシュシステム〉を用いた12基の小型浮遊ビーム砲台〈ビット〉の遠隔操作(普段は両腕に格納されている)である。
これにより単機でオールレンジ攻撃を行える。
超巨大MAパトゥーリアの超大型故の懐に潜られる隙を埋める為に5機が直掩護衛機として随伴する運用が想定されていた。

外見は長い鶏冠とランスのような長い両腕が特徴であり、腕を変形させて肩と一体化させることができる(手首は収納される)。この状態で高速巡航飛行を行う他
ビット使用の際はこの形態に変形して射出する。この時、ボディにモノアイが浮かぶ。

作中の立ち位置的にはファーストガンダムエルメスらしいが、姿形はZガンダムキュベレイに近い。もっともキュベレイ自体が”MS版エルメス”というコンセプトなのでまあキュベレイの方が近いのであろう。

劇中ではニュータイプ専用という制約もあってか、現存する機体が第七次宇宙戦争時のライラック作戦でMA〈パトゥーリア〉と共に地球に落下した整備用予備パーツを組み上げたカリス・ノーティラスの乗機以外は存在しなかった。
劇中初登場時はニュータイプ専用機のアドバンテージであるビットによるオールレンジ攻撃のニュータイプならではの強さを誇り、ガロードガンダムXを撃破している。
しかし、その後ガンダムXがディバイダー仕様になりガロードが戦い方を学んだため敗北した。

後に再登場するもののディバイダー戦で撃破されたままなのか、シナップスシンドロームを抑える為に封印したのかビットは使用しなかった。
既に開発から15年以上経過している筈だが機体の基本スペック自体も高く新連邦軍の最新鋭機であるドートレス・ネオとも互角以上のレベルで戦える。

ちなみに漫画版では、カリスが最終決戦において新連邦の試作NT用MS〈ラスヴェート〉に本機のパーツを流用したとおぼしきカスタム機〈ラスヴェートβ〉を唐突に使用している(両前腕部と両足、腰部がベルティゴ)。
本当はラスヴェート(ガンダムラスヴェート)の出る話や改造の経緯も漫画化されていたがアニメ本編との整合性が大幅に崩れるため話自体が没になり同人誌で発表される事になった。
その為このラスヴェートβ及びガンダムラスヴェートはときた氏のオリジナルMS扱いの非公式機体扱いである。

また前日譚『ニュータイプ戦士 ジャミル・ニート』ではライラック作戦時にパトゥーリアの護衛としてランスローが搭乗していたベルティゴが奇襲を掛けてきたジャミルのサテライトキャノン装備前のガンダムXと交戦し、GXの僚機だったGファルコン・デルタを撃破したが、両腕をGXに斬られた為撤退している。


余談だが、見た目が某ゼオライマーに若干似ていると言われる事がある。



【武装】

◆マシンキャノン
両肩の付け根(襟の部分)に装備している機関砲。ガンダム系のバルカンの様に牽制・対人用と地味に活躍。

◆内蔵ビームライフル
両腕の先端に内蔵されたビームライフル。ビット封印後の主武装。

◆ビームサーベル
Vガンダムに似た手首後ろからのグリップ射出方式を用いている。ビームサーベルとしては普通の物。

◆ビット
左右の腕部コンテナに格納されている小型浮遊ビーム砲台。フラッシュシステムによってパイロットであるニュータイプの思い通りに動き、様々な方向から攻撃する事ができる。
重力下でも問題無く使用可能である。
また、かなりの長時間運用可能で、ガンダムX戦では数百発ビームを撃ってもエネルギー切れすることは無かった。
全12基。



ゲームでの性能】


ガンダムX版キュベレイ。
飛行可能で、MSにしてはHPが高い(勿論運動性も高い)ので中々強力。カリスも人工NTによりNTと同等の回避・命中補正がかかるので十分主力として使える。

こちらも同様にガンダムX版キュベレイ。
設計もオクト・エイプ系列の機体にサイコミュ搭載機を合わせれば造れる。
ただし、こちらは誰でも乗れる上に、飛行能力がスパロボよりも貴重で便利なので、強力なNT能力を持つキャラを乗せればあらゆる局面で活躍してくれる。

  • 機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2
2019年8月29日のアップデートで追加された。約半年ぶりの非ガンダムタイプの機体。
本当に久しぶりのX勢であり、この機体と戦った主人公機のガンダムXは未だにエクストラ機体である。愚かなバンナムを撃て。
なお、カリスの声優である水谷優子氏が逝去されている為、遠藤綾氏が後任している。

コストは2000で勿論ファンネル機。
ビームライフルにオールレンジ攻撃、突進系アシスト呼び出しと扱いやすい武装が揃い、特色として特殊格闘のホバー移動を持つ。
これは使用時に誘導を切る他、ホバー中は強力なビットと照射ビームをガンガン飛ばせる為、この機体の強さの要と言える武装。…というか一時期環境をぶっ壊した(詳細は後述)
覚醒技は「ニュータイプの力」。12基のビットから一斉に照射ビームを放つ。

ホバー中は機体のポーズがTの字になる為「タイタニック」「天翔十字鳳」と呼ばれる他、ベルティゴ二機でホバーしている光景はとある芸人のキャラである「TT兄弟」とネタにされることも。
ホバー中ビットが具体的にどの位強力だったかと言うと、
ビットが取り付いたのを見てからステBD(ステップしてブースト移動)しないと必中する
なんだ、避け方有るじゃんと思ったそこのアナタ、逆に言えばステBD出来ない状態で撃たれると必中するという事なのだ。
そもそもビットが取り付いたことを確認すること自体が、さまざまな武装が飛び交う戦場では非常に難しい行為なのである。
なので出来るだけ狙ってホバー状態にさせたくないのだが、射撃機にしては機敏な格闘と照射ビームでそれなりに自衛力もある。
また先述した通り、ホバー移行時に誘導切りがありしかも連打可能なため、たとえ弾を送り続けようとベルティゴをホバー移行させないということは不可能と言っても過言ではない。
有名なプレイヤーはベルディゴの動きを「何も当たらないし避けられない」と評した。
覚醒技の性能が高いことも忘れてはならない。
強烈な銃口補正に加え、多数のビットから太いビームを斉射するため範囲も広い。ダメージ確定も早いためぶっぱ性能が非常に高く、かなり当てやすい。
しかも硬直が異様に短く、中〜遠距離で適当にパナしても格闘反撃はまず貰わない(というか当たる)。

本作より登場したL覚醒との兼ね合いも良く、後ろから必中ビット・誘導切り連打の回避・L覚醒・覚醒技を狙ってくるかなり嫌らしい機体となったり

解禁時期がPDF(大会予選)開催中ということもあって良くも悪くも話題の機体となってしまった。

そして案の定、1週間で緊急アップデートが行われ無事に下方修正を受けた。
1週間下方はライトニングガンダムフルバーニアンに続く2度目であり、多くのプレイヤーからネタにされた。
本当にヤバいところを微下方し様子見の処置を取られたライトニングと異なり、こちらはPDF予選期間ということもあってか騒がれていた武装が念入りに下方されたものの、
照射ビームなどの強みは残っていることから現在は中堅上位程度の強さに落ち着いた。

次回作機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは強化されて復活。
誘導切り付き特格や浮遊せず滞空モードに移れる後特格を始めとする好待遇で迎えられたため、相変わらず同コスト帯では輝いていた。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは浮遊中特殊射撃に包囲照射という新技が与えられた。
だが覚醒技の威力減など強みとなっていた部分に若干の手入れがあり、純粋に強くなったとは言い辛い。同コスト帯では上位レベルではあるが。


ガンプラ

プラモそのものはラインナップにすら存在しなかったが
放送当時Bクラブのガレージキットが発売されていた。
ぜひ新HGで(ry


追記・修正よろしく

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ガンダム
  • ガンダムX
  • MS
  • 宇宙革命軍
  • フリーデン
  • フラッシュシステム
  • ニュータイプ専用機
  • キュベレイ
  • エルメス
  • 目眩
  • ビット
  • AR攻撃
  • ガンダムローズではない
  • モノアイ
  • ベルティゴ
  • カリス
  • EXVS参戦機体
  • EXVS←強すぎて緊急修正
  • カリス・ノーティラス
  • 機動新世紀ガンダムX

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月15日 18:23