勇者ヨシヒコと悪霊の鍵

登録日:2015/05/10 Sun 01:44:50
更新日:2023/11/09 Thu 14:38:49
所要時間:約 10 分で読めます





鍵をにぎるのは、俺たちなんだよ。


【概要】
『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』とは、2012年にテレビ東京系列『ドラマ24』枠にて放送されたコント連続ドラマである。『勇者ヨシヒコと魔王の城』の続編。
多々見られる『ドラゴンクエストシリーズ』のパロディ、コメディ色の強い作風は前作から変わっていない。
低予算なのも変わっていない。
しかし、終盤の裏世界は沖縄にてロケが行われているため多少増額されたとの噂もある。だったらヨシヒコの衣装くらい新調してやれ。


【あらすじ】
勇者ヨシヒコ達が魔王ガリアスを倒し、世界に平和が訪れてから百年の月日が流れていた。
しかし、地上には再び魔物達がはこびっはびこっていた。
人々の願いを聞き届けた仏は、魔物を封印するためヨシヒコ達を現世に蘇らせる。ななななぁ~~ん!
こうして「悪霊の鍵」をめぐるヨシヒコ達の新たな冒険が幕を開けた。


【主要登場人物】
主人公。勇者。「悪霊の鍵」を探し出し、再び魔物を封印するため仲間と共に蘇った。
勇敢なのだが、バカ正直で天然な性格は前作から変わっていない。というか天然っぷりに拍車がかかっている。
モシャスで自分達に化けた魔物達と旅を続けようとしたり物語後半では2度も本来の旅の目的を忘れた。
8話で僧侶に転職し、最終的には賢者になろうとしたのだが、実は小学生低学年レベルの漢字が読めない程のバカであることが発覚。
「どうしたらいいんだよーーーーーーーーーー!!」

  • ダンジョー(演:宅麻伸)
歴戦の戦士。モミアゲが少し増量している。
戦いに関してはまじめで、戦闘では先陣を切る事が多い。
しかし、隙あらば女性をくどき、チョチョイとやらかそうとするスケベオヤジでもある。
また、小動物系の魔物に不用意に近づき、噛み殺されそうになるのがお決まりのパターンとなっている。
今作ではオカマネタは無いものの、中の人の離婚をネタにされる。スタッフ容赦なさすぎ。
「今は……そういうの、やめてくれ……」

  • ムラサキ(演:木南晴夏)
パーティの紅一点。髪型が変わって少し大人っぽくなった。しかし女子力は低く、平胸
元々はヨシヒコを父の敵と思い込み、命を狙っていたのだが今作ではまったくこの設定に触れられなかった。今ではすっかりヨシヒコに惚れているものの、武器は相変わらず「引っ込むやつ」のままである。
3話にてセクシーな下着姿を披露。アニメでだけどな!
8話で魔法使いに転職し、「パルプンテ」を覚える。魔法使いは関係ないが、「アヒル口」も覚えた。
「バカめ、これはどんな男でもイチコロで仕留めるという、女子のアヒル口だよ」

  • メレブ(演:ムロツヨシ)
魔法使い。変なホクロの金髪。
前作ラストでヨシヒコ達と別れた直後、牛に轢かれてあっけなく死亡したため復活直後から若いままだった。
相変わらず覚える呪文は戦闘で役に立たないものばかりだが、意外なところで役に立つこともしばしば。
パーティ内では比較的常識人で、正直すぎるヨシヒコのフォローや盗賊、魔物、仏へのツッコミなどで大活躍する。
生き返らせる時にかかるお金は、裏世界価格でも6Gと激安だった。
「この絶好のタイミングで、絶好の呪文を覚えた、絶好の私だよ」

  • (演:佐藤二朗)
やる事なす事うっかり&ざっくりなクソ仏。
魔物を封印するためヨシヒコ達を蘇らせる。死んだ時の年齢で。すぐに戦える年齢まで戻すのだが、セーブをしていなかったためにレベルは0に。もう一つのセーブポイントにヨシヒコ達を送り込むものの、それは魔王ガリアスとの最終決戦の直前だった(ゲームなら正しいセーブポイントなのだが)。
と、しょっぱなからいい加減な上に、「悪霊の鍵」の情報も適当なものばかりである。
しかし、ヨシヒコの暴走を「仏ビーム」で止めるなど後半は結構活躍する。最終回のうっかりにジーンと来た人も多いとか。
実は仏4号である事、妻子持ちである事が発覚。
相変わらずヨシヒコは裸眼で見る事ができず、今作ではもはや誰も覚えていないであろう金環日食用のメガネを付けると見えるようになる。
「まいう~、仏まいう~」

  • ヒサ(演:岡本あずさ)
ヨシヒコの妹。
仏のうっかりでヨシヒコ達と共に蘇った。
今作ではパーティに加わろうと様々な武術を身に付けるものの、直後に何者か(主に盗賊っぽいやつ)にさらわれるのがパターンとなっている。
最終的には一子相伝の拳まで会得するが、魔物にさらわれ人質にされてしまう。普通の魔物くらい倒せるだろ。
「兄様、今度はヒサも戦いの仲間に加えて下さいませ」


【重要人物&印象的なキャラ】
  • オルトガ(演:鈴木福)
1話に登場したヨシヒコの子孫。
村長から魔物を封印する使命を言い渡されるものの、「子供だから」という尤もな理由で拒否った。
その後復活したヨシヒコ達と共に旅に出ようとしたのだが、今度はスケジュールの都合(そして、ギャラの都合)で断念した。
「逆に何で子供を一人で旅立たせようとしてたんですか?逆に不思議」

  • 姫(演:フォーリンラブ バービー 本来の姿:伊藤麻実子)
輿入れの道中で盗賊にさらわれてしまう。あまりにブスなため、救出に来たヨシヒコは姫だとは思わなかった。
実は魔物の呪いでブスな顔にされていたのだが、「ルーの鏡」のおかげで元の別のタイプのブスな姿に戻った。
「実は…私…本当は美しいのです」

  • 井戸の魔物(演:佐久間一行)
井戸の中に住んでいるのではなく、井戸自体のお化け。
軽快なリズム(元ネタはロマンシング サ・ガ3のBGM「最果ての島」)で自分のシステムを説明している最中にヨシヒコに切られる。
「ここまでは出れるけど~、これ以上は出ないシステム~♬」


  • こんぱち(演:三又又三)
サクーラの村の呪術師。巧みな話術で人々を操り、魔物の餌にしていた。
しかし、彼もまた魔物に洗脳されており、ヨシヒコ達が魔物を倒した事で元の優しい指導者に戻った。
後に「パルプンテ」でサクーラの村に瞬間移動した際は別の事務所のこんぱちになっていた。色々面倒なので深くツッコんではいけない。
「お前らなんばしよっとか~、このバカチンが~~」

  • 偽ヨシヒコ一行(演:濱田岳、宍戸開、有村架純、山中崇)
キラナの村に伝わる鍵の情報を聞き出すため、モシャスでヨシヒコ達に化けた魔物。
鍵の情報をつかんだヨシヒコと旅を続けるうちに友情が芽生える。ヨシヒコは「戦いが楽」という理由で彼らと旅を続ける事にする。が、直後現れた仏のツッコミでそれぞれの目的が正反対である事を思い出し、本物のヨシヒコ一行に倒された。
「えぇ?言ったよね?」

  • エリザ(演:指原莉乃)
「最強の装備」の元となる金属「オリハルコン」を目指すヨシヒコ達と偶然遭遇した女盗賊。
「すっぴんで戦ったら秋元先生に怒られるから、メイクをさせてほしい」と頼み、30分かけてメイクをしたものの、大して変わっていない事に怒ったヨシヒコにあっさり切られた。
「やだぁ~、戦う前にメイクしてきていいですか?」

  • 悪魔っぽいモンスター(演:ラバーガール 大水洋介)
デスタークの城を警護している魔物。一見ひょろくて弱そうだが、炎系の呪文でヨシヒコ達を苦しめる。
ヨシヒコ達が人間と知ると罵倒を浴びせるのだが、やたら長いせいでメレブ達をモヤモヤさせた。
「やーいやーい、お前の母ちゃんハムスター。父ちゃんは、川で捕ってきたザリガニを飼ってはみたものの、飼育方がわからず放置した末に死んじゃった時の匂いがする」

  • シンポジオン(演:大竹まこと)
光の神であり、「光のオーブ」金玉の持ち主。そしてデスタークの双子の兄。
デスタークの闇の力で宿屋の押し入れに封印されていた。
「悪の化身になったとはいえ、弟を死なせたくない」という理由から、「光のオーブがどこにあるのか言い当てられたら渡してやる」という無茶な条件を提示した。そして二つともヨシヒコにもぎ取られた。
「この二つは、私にとっても大切な玉なのだ」

デスタークの影武者。見た目はペンギンのようだが、眼から放つ光線でヨシヒコ達を全滅させた。
その正体はアイシスの村の武道会でヨシヒコに助けられた皇帝ペンギンだった。「光のオーブ」により正気を取り戻した後は、ヨシヒコ達と共にデスタークに戦いを挑む。
「死ぬのはあなたです、デスターク様!」

今作のラスボス。女好きのコックでもなければピークを過ぎたヒーローでもない。「悪霊の鍵」を使い、この世を魔族で埋め尽くそうとする暗黒の神。
元々は兄のシンポジオン同様立派な神だったが、魔物に取り付かれて現在の姿になってしまった。元の姿も十分怖い。
「いつの時代も、悪の力だけが進化を遂げるのだ!!」



【主題歌】
OPテーマ:ストレイテナー「From Noon Till Dawn」
EDテーマ:moumoon  「どこへも行かないよ」











2016年には3期の放送が決定した。



ついき・しゅうせいしますか?

 はい
▶︎いいえ



え?
もう一度、聞きます
ついき・しゅうせいしますか?

 はい
▶︎いいえ



いやいやいやいや、なんでだよ
マジでもう一回聞くよ
ついき・しゅうせいしなくてもいいですか?

 はい
▶︎いいえ



はい、ひっかかった~~~~~~~~~~~~~~~~~


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最終更新:2023年11月09日 14:38