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鬼の歴史(デュエル・マスターズ)

登録日:2026/08/16 Sun 13:02:00
更新日:2026/08/17 Mon 08:25:58
所要時間:約 18 分で読めます







龍の歴史を鬼の歴史が押し潰せば、この世界の超獣たちはみんな鬼となる!

草木も、海も、大気もすべて!!
───コオニ弁天



鬼の歴史とは、TCGデュエル・マスターズ」の背景ストーリーに登場するパラレルワールド


の概要


超獣世界から幾億光年の彼方離れた、龍頭星雲の向かい側に位置する異世界。
名前の通りデモニオ達が栄える世界で、ドラゴンが栄えていた超獣世界こと「龍の歴史」とは鏡合わせのような関係にある。

十王篇の時点で存在自体は明らかになっていたものの、その頃はまだ「龍頭星雲の反対側にあるデモニオの出身地」程度の背景しか分かっていなかった。
それから2シリーズ後の王来MAXにて、デモニオの鬼レクスターズとしての逆襲と共に再び取り上げられ、背景ストーリーでも最大規模の並行世界である事が判明。
それからも度々言及され、定期的に掘り下げられている。

名称に関する初出は、DMEX-18収録の《戯具 ヴァイモデル》に書かれたフレーバーテキスト
初回のみ「鬼の王の歴史」と呼ばれており、以降は「鬼の歴史」の呼称で固まった。
表記揺れとして「鬼の世界」と記載される事も。


の内情


その実態は「鬼の歴史」という巨大な並行世界の中に、入れ子構造として複数の並行世界を内包しているというもの。
デュエチューブでは「ひとつ上のレイヤーでのパラレルワールド」と解説されている。*1
パンドラ・スペースを挟んだ並行世界の関係にあるのがEP世界DS世界であり、それらをひっくるめたのが龍の歴史なら、更にもう一つの「EP世界」「DS世界」を丸ごと含むのが鬼の歴史である。

大まかな世界観や辿ってきた歴史は「龍の歴史」と共通し、闇の七王のような新章世界から登場した人物も鬼の歴史には存在している。
相違点として、デモニオという種族が存在する点、ドラゴンを排除しようとする傾向が強い点で異なっている。
更に、鬼の歴史に幾つもある並行世界の中には、龍の歴史に見られない独自の世界観を築いた並行世界も存在する。

その他、以下のように一部のクリーチャーや概念が「龍」から「鬼」に置き換わった例も。

五大鬼王

鬼の歴史における、ファイブ・オリジン・ドラゴンこと五大龍神のパラレル存在とされる。
王来MAXから王道Wに至るまで、カード化どころかフレーバーテキストにすら登場しておらず、デュエチューブで名前だけがチラッと触れられた*2非常にマイナーな設定である。

五大龍神の役回りを考えるに、鬼の歴史の原初を担った重要な存在と思われるものの、逆札篇時点では総称しか判明していない。
おそらくは五大龍神に対応して5体いるはずだが、種族はおろか、それぞれの鬼王の文明や名前も分かっていない謎多き集団。

鬼魂珠

「ラウドラ・タン・ゲンド」と読む。
鬼の歴史における、ドラゴン・オーブこと《龍魂珠(アントマ・タン・ゲンド)》のパラレル存在。
こちらの世界におけるディスタス及びディスペクターの黒幕であり、龍魂珠と同様に《Volzeos-Balamord》の完成を目論んだ。

造り出したディスペクターの面子は基本的に龍の歴史と変わりないが、中には鬼の歴史でのみ確認されたディスペクターも存在する。
また、龍魂珠とは密接に繋がり合った表裏一体の関係にあり、あまりに強い衝撃を加えると空間の壁を越えて互いに接続してしまう

邪鬼王来烈伝

鬼の歴史における、歴代の英雄として12体のクリーチャーを収めた歴史書「超獣王来烈伝」のパラレル存在。
邪鬼王来烈伝には「悪魔王」「魔刻王」「聖龍王」「奇跡王」「起源王」「天災王」「禁断王」「邪悪王」「暗黒王」「陽炎王」「零源王」「創世王」から成る12の王が刻まれている。

これらのクリーチャーは「超獣王来烈伝」に記録される12の王と対になっており、それぞれの歴史にとって王を合成素材とするディスペクターの反対側にあたるのが特徴。
「悪魔王」の対は聖魔連結王として合成された龍の歴史における「天聖王」、「奇跡王」の対は禁時混成王として合成された龍の歴史における「禁断王」、といった具合である。

龍の歴史では書物だった王来烈伝だが、鬼の歴史においては全く別の媒体であり、しかも十王篇の時点で登場していた事が後に判明する。
王来MAXで明らかになった意外な正体とは…?

鬼札覇王連合

鬼札王国のトップであるデモニオの《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》が率いる組織。
全世界の支配を目的として、他の並行世界へと侵攻を繰り返しては、自らの配下に取り込んできた一大勢力。
ジャオウガが鬼の歴史の外にも出られる関係上、鬼札覇王連合の所属=鬼の歴史に存在していた世界とは断定できないが、一部の王国は鬼の歴史にあった事が明言されている。

連合の建て前を取っているが、実態としては鬼札王国とそれ以外の国との支配関係にある。
それぞれの王国からはキングマスターの大切なモノが奪われた上で、鬼札王国に対する裏切りがないよう監視龍が置かれている。

十王篇で登場したのは鬼札王国、美孔麗王国暴拳王国月光王国不死樹王国の五国。
また、本編では未登場に終わったが、ジャオウガが支配してきた王国は他にもある模様。


の歴史


鬼の歴史における過去は謎が多く、
  • 古の世界を五大鬼王なる存在が支配していた事
  • ジャオウガによる支配が始まる前は、鬼の歴史の住民達も彼らなりに楽しく暮らしていた事
程度しか分かっていない。

ただ、この世界でも龍の歴史と同じく、過去にオリジンが何らかの非道を行ってきた模様。
彼らが呼び出したゴッドの内、2柱は「起源王」「創世王」として「邪鬼王来烈伝」に刻まれている。
遥か未来では一部のオリジンを原型に持ち、「創世王」の名を分割して冠する種族までもが現れる事となる。

そこから先の歴史も「邪鬼王来烈伝」を鑑みるに、少なくとも聖拳編転生編極神編神化編エピソード2ドラゴン・サーガ革命ファイナルは龍の歴史と同じように展開されていったと思われる。

ジャオウガの台頭

ある時、規格外の力を持ったジャオウガというデモニオが鬼の歴史に現れる。

未来予知の能力を持ち、並行世界を渡り歩く事もできたジャオウガは、いずれ鬼の歴史が龍の歴史と激突する事を予見する。
そこで向こうの世界の対抗戦力を予め削ぐべく、龍の歴史へ渡るとドラゴン達を滅ぼしてしまった
これこそが新章世界において、物語の開始以前にドラゴンが絶滅していた原因である。

更に、自身が住む鬼の歴史でもドラゴンに対する支配を開始し、ついには全てのドラゴンを配下とする事に成功。
その際には、鬼の歴史でも龍の友人であり続けたファイアー・バードすら、デモニオの配下に取り込まれている。

二つの世界でドラゴンを制したジャオウガは、同族のデモニオ達をも支配していた。
デモニオを筆頭に、メルト・ウォリアーティラノ・ドレイクといった他種族、ドラゴンも従えた鬼札王国を建国したのである。

鬼札王国を率いるジャオウガは、他の並行世界にも支配の手を伸ばしていく。
を初めとする幾つもの国々に侵攻を繰り返し、その度に強者から一番大切なものを奪っていった。
それらの国々は鬼札王国の力で強化し、鬼札への裏切りがないようそれぞれに監視龍を付けた上で、配下に取り込んできた。

こうして様々な王国を隷属させ、鬼札覇王連合の頂点としてジャオウガは鬼の歴史に君臨した。

十王篇

龍の歴史において、龍頭星雲より生まれ出でた《零龍》との決戦時に《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》がレインボーの力を発現する。
その力を幾億光年の彼方よりを察知したジャオウガは、レインボーを手に入れんと鬼札覇王連合を伴い、龍頭星雲を通じて龍の歴史へ襲い掛かった。

現地では自然文明を制圧した後、鬼札王国、月光王国、美孔麗王国、暴拳王国の四国に自然の大長老の手でレインボーの力を与えさせた。
更には長老を王に据えさせた上で、過去にべランドから拉致してきたジャイアント・ドラゴン達と合流させ、新たに不死樹王国を樹立して連合に加えた。

だが、龍の歴史も《勝熱英雄 モモキング》率いるチーム切札を初めとして、チーム銀河チームウェイブチームボンバー、そして突如現れた《∞龍 ゲンムエンペラー》率いるチーム零達が反撃する。
戦いの中で監視龍たちが撃破されて支配が解かれた事で、鬼札王国を除く四国は龍の歴史に寝返ってしまい、鬼札覇王連合は実質的に解体した。
これに対し、ジャオウガも愛用の武器である《一王二命三眼槍(バラド・ヴィ・ナ・シューラ)》の力で本気を出しながらも、最期は九王の連撃の前に敗北。
辛うじて生き延びたジャオウガは、残党のデモニオ達と共に鬼の歴史へ撤退していった。

鬼の王来篇

鬼の歴史に戻って肉体の回復を図るジャオウガだったが、龍の歴史と時を同じくして、今度は歴史の破壊者ディスペクターが出現し始める。
ディスペクターによる襲撃を受ける中、ジャオウガは己の武器である三眼槍の正体が、実は鬼の歴史における12の王が刻まれた「邪鬼王来烈伝」である事を知る。
そして、ジャオウガを初めとするデモニオ達もまた、鬼の歴史で活躍してきた歴代の英雄を鬼化させて取り込む鬼レクスターズの力に目覚めていった。

鬼の歴史では、始まりのディスペクターである《原闘混成 ボルシャックADEVE》を初め、龍の歴史と同じく《聖魔連結王 ドルファディロム》や《禁時混成王 ドキンダンテXXII》、こちらの世界でのみ誕生した《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》等々、様々なディスペクターがデモニオに襲い掛かった。
が、それらのディスペクターは全てジャオウガ一人に撃破されてしまう
こうして解放された王達の魂を、本来なら王来烈伝である三眼槍に還すべき所、なんとジャオウガは自らの身体に取り込んでいった。

最終局面では、黒幕の鬼魂珠(ラウドラ・タン・ゲンド)が古の支配者たる五大鬼王を素材として、鬼の歴史における《Volzeos-Balamord(ヴォルゼオス・バラモルド)》の合成に成功する。
これに対抗し、ジャオウガもまた三眼槍と一体になり、復活能力を捨てた《鬼ヶ魔槍(おにがまそう) ジャオウガ》として背水の陣で戦いに臨んだ。

最期は分離した三眼槍を放ち、ヴォルゼオスの中心に収まっていた鬼魂珠を貫いて勝利。
ジャオウガは鬼の歴史を統べる王となった。

同時にその凄まじい威力により、鬼魂珠が同一存在である《龍魂珠(アントマ・タン・ゲンド)》と世界の壁を越えて接続してしまう。
そして同じ頃、龍の歴史におけるヴォルゼオスを撃破したモモキングの眼前に、三眼槍を伴ったジャオウガが再び現れるのだった。

王来MAX

デモニオ達が鬼レクスターズに目覚めたのと同様に、龍の歴史では「超獣王来烈伝」を通じて超獣達が英雄の力を借りるレクスターズに目覚めており、その力でディスペクター達を掃討したばかりであった。
しかしジャオウガによるジョー星の破壊を皮切りに、鬼魂珠と龍魂珠を通じ、鬼レクスターズの大軍勢が鬼の歴史から龍の歴史の各文明へと侵攻していく。
ヴォルゼオスの撃破を経て、どちらが真の王の歴史に相応しいのか決めるべく、鬼の歴史と龍の歴史は再び相まみえた。

2つの歴史のぶつかり合いは相当な衝撃であり、その際には《腐敗電脳メルニア》の奇蹟の結合が解け、元の《アクア・メル》と《強引の影ニア》に分かれてしまっている。
一方で、双方の歴史に存在する闇の九王が合わさり、ひっそりと十八王が誕生したりもした。

三眼槍が王来烈伝として覚醒した《邪王来混沌三眼鬼(カオス・ヴィ・ナ・シューラ)》、最強の鬼レクスターズである《(カミ)ナル()カイ「亜堕無(アダム)》と《EVENOMIKOTO(イブノミコト)》もレクスターズ達の奮闘で倒されると、ジャオウガはついに重い腰を上げた。
邪鬼王来烈伝における13番目の王「終来王」として、鬼レクスターズの真髄たる鬼S-MAX進化を解放し、《CRYMAX ジャオウガ》へと変貌を遂げる。
続けざまに放たれた大咆哮により、龍の歴史を支え続けてきた「世界をつなぐ柱」が倒壊し、更には柱が失われたために鬼の歴史が龍の歴史に落下してくる事態に発展。

これこそがジャオウガ達デモニオの目的であり、英雄に対する鬼レクスターズのように、鬼の歴史で押し潰す事によって龍の歴史の全てを鬼で染め上げんとした

世界がひび割れて時空が歪み、龍の歴史そのものが段々と鬼化していく中、ジャオウガの圧倒的な強さはS-MAX進化を会得したモモキングもゲンムエンペラーも寄せ付けない。
だが、《MAX-Gジョラゴン》の帰還によってモモキング、ジョニーが揃い、三人のジョーカーズが力を合わせる事で、龍の歴史が具現化して虹の柱の顕現という奇跡が発生する。
直後、モモキングがとっさに自分諸共ジャオウガを虹の柱に押し込んで融合を図り、更には龍の歴史の超獣達の活躍によって世界の鬼化も解除される。

虹の柱はモモキングとジャオウガを飲み込みながら安定化し、新たな「世界をつなぐ柱」として完成。
かくして鬼と龍の歴史は、柱によって再び隔たれる事となった。


に関連するカード


鬼寄せの術 R 闇/火文明 (2)
呪文:鬼札王国
自分のシールドを1つ選び、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にならない。

鬼札王国に属する呪文。
デモニオに伝わりし鬼巻物に記された秘術の一つで、自身の血と引き換え(=シールド回収)に巨漢を呼び出す(=コスト軽減)、という鬼タイムや鬼エンドと好相性の1枚。
実は鬼の歴史によって生み出された鬼術でもあり、ディスペクターと化した12の王との戦いの中で、ジャオウガがこの術を元に鬼レクスターズタマシードを完成させた。

また、実際の環境でアビスのコスト軽減にも使われた事に準えて、「鬼だけでなく深淵のものすら呼び寄せる」ともされている。


に関連する種族


デモニオ

鬼の歴史における主要勢力。
当初は鬼札王国のメンバーとして属し、後に鬼レクスターズの力も得ている。

元々デモニオ自体はそこまで強い種族という訳ではなく、過去の鬼の歴史でも彼らなりに楽しく暮らしていた。
だが、圧倒的な力を持つジャオウガの到来により、極端なまでの支配体制に変化していった模様。
その影響なのか、鬼札王国や鬼レクスターズにも見られるように、支配や乗っ取りを得意としている。

実は元あった種族を乗っ取るというアウトレイジのような性質があり、龍の歴史でデモニオが存在していないのも、まだ歴史そのものがデモニオに乗っ取られていないためとされる。*3
この性質は十王篇の時点で描かれており、デビルマスクの《不敵怪人アンダケイン》が改造によってデモニオの《アンダケ童子》に変化していた。
その他、鬼の歴史における《雷鳴の守護者ミスト・リエス》に相当する《ストリエ雷鬼》というデモニオも発生している。

ドラゴン

鬼の歴史と対峙する種族。
世界そのものから排除の傾向を持たれたり、ジャオウガの手で全てのドラゴンが配下にさせられたりした。
絶滅に追い込まれた龍の歴史ほどではないにせよ、こちらの歴史でもかなり手酷い扱いを受けている。

ただ、ジャオウガの配下としては重宝されており、裏切りがないよう各王国を監視する役目を任されたり、鬼札王国に属するドラゴンもいたりする。
龍の歴史にはいなかった新種のドラゴンもおり、ジャイアント・ドラゴンガイア・コマンド・ドラゴンは鬼の歴史で初めて観測された。
他にも鬼の歴史の固有種として、スピリット・クォーツ・ドラゴンバーサーカー・ドラゴンメカ・デル・ソル・ドラゴンビーストフォーク・ドラゴンが誕生している。

また、鬼の歴史でも龍幻郷は龍を愛する者の心にあり続けるとされている。

ファイアー・バード

ドラゴンが唯一友とする種族。
鬼の世界においてもその本質は変わらず、龍の友人であり続けた。
しかし全ての龍がジャオウガの配下へ下った時、ファイアー・バード達もまた鬼の配下と化した模様。

デモニオを種族に持つクリーチャーは、基本的に元あった種族を失うのが原則だが、例外的に《ルピア炎鬼》は元々のファイアー・バードとデモニオを両立している。
ファイアー・バードから変質したと思わしきデモニオは他にも《ソッコウ童子》がいるものの、こちらは完全にデモニオに染まってしまっている。

鬼札王国

鬼札覇王連合に所属する一国。
殆どのデモニオがこの王国に属しており、中には非デモニオのクリーチャーも存在する。

夜になると凶暴・凶悪となる「鬼タイム」及び、それを超える幻の秘伝「鬼エンド」を操る種族であり、特にジャオウガは鬼タイムの突入(=コスト軽減)によって出現すると伝えられる。

大小様々なデモニオの中でも、「鬼」を名乗ることが許さるのは選ばれし者だけとされる…
が、実際にはアーマード・ドラゴンの《「影斬」の鬼 ドクガン竜》も名乗れており、デモニオでなくても実力さえあれば「鬼」として認められるようだ。

十王篇での大敗を経て、王国としては実質的に解体状態となってしまった。

月光王国

鬼札覇王連合に所属する一国。
王国の中で唯一、鬼の歴史に内包された並行世界の一つであった事が明言されており、しかも「無情」の極 シャングリラ》及びオラクル教団の異なる可能性が実現した世界線だった事が後に判明する。

その世界におけるシャングリラは、鬼の歴史の「龍を排除する傾向」に則りながらDS世界のゼニスの祖である《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード/「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》に近い形として、エンジェル・コマンドデーモン・コマンドの合体によって発生した。
それこそが月光王国のキングマスター《月と破壊と魔王と天使》であり、紆余曲折を経て「己の破壊行為を詩とする事で想像の糧とする」という結論に達する。
併せて、それを教義とする月光王国のオラクル教団も誕生する事となった。

なお《魔王と天使》自身は後に龍の歴史側に寝返っており、にも拘らずジャオウガが「邪鬼王来烈伝」の12の王の魂を揃えられている事から、鬼の歴史のシャングリラに相当する「零源王」と《魔王と天使》はあくまで別人の模様。

ディスペクター

歴代の超獣達が歪に合成された歴史の破壊者。
出現した面々は龍の歴史と殆ど同じだが、一部のディスペクターは鬼の歴史にのみ現れている。
王来大戦の最中に合成された《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》《神化混成 ボルナティックス》《E2連結 俺丸「ライバック」》は、「邪鬼王来烈伝」絡みで急遽造られたディスペクター達である。
彼らは龍の歴史における《終末縫合王 ミカドレオ》《DS電融 ザ=デッドNEXT》《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》のパラレル存在にあたる。

他にも「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」で新規収録された
達も鬼の歴史で出現したとされる。

鬼レクスターズ

鬼の歴史におけるレクスターズ
デモニオの「支配して乗っ取る」という気性の下、歴代の英雄を鬼の歴史に取り込んでジャオウガの配下とした種族である。
更にはそれを巻物に封じ、より力を凝縮したものが鬼レクスターズのタマシードである。
英雄の魂と共鳴して力を発揮するレクスターズとは完全に相反している。

種族としては大半が鬼化してしまっており、本来の種族が失われてデモニオに乗っ取られている。
一方で、《バクエン変怪 <シグマ.鬼>》や《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》のような非デモニオの鬼レクスターズも僅かながら存在する。
まだ完全に鬼化し切れていない、という表現だろうか。
タマシードに関しては鬼の力を凝縮しただけあって、皆例外なくデモニオ/鬼レクスターズである。

アダムユニット/イブユニット

一部の鬼レクスターズが有する種族。
「創世王」もとい《蒼世神 ADAM/創聖神 EVE》の名を、二つの種族が分割して冠している。
ゴッドの力を借りたレクスターズは少なくないが、G・リンク元のゴッドをそれぞれ「ユニット」なる新種族として継承した例は創世神だけである。

大元である《蒼世神 ADAM》は戦艦風ロボットの《(カミ)ナル()カイ「亜堕無(アダム)》、《創聖神 EVE》は土偶型の異形の《EVENOMIKOTO(イブノミコト)》として継承され、創世神としては全く原型を留めていないのが特徴。

この種族を持つクリーチャーは他にもおり、全員が《「亜堕無」》《EVENOMIKOTO》と同じデザイン路線に則り、水文明及び火文明のオリジンと同じ元ネタを共有しているという不可解な特徴もある。
猛菌魚雷ヤサカノフカ》に対するアダムユニットの《歩ルク忍ノビ「夜坂(ヤサカ)》、《爆獣イナバ・ギーゼ》に対するイブユニットの《INABASUKUNA(イナバスクナ)》等々。
鬼レクスターズの法則に従うなら、オリジンを含む元の種族を保ったままか、あるいは完全に喪失してデモニオと化すかの二択だが、この種族はデモニオ/鬼レクスターズに第三の種族として加わっており、極めて特殊である。

オリジン

超獣世界における偽りの始祖。
上述の通り、アダムユニットとイブユニットは創世神を初めとする一部のオリジンとモチーフを同じくしている。

「邪鬼王来烈伝」にはオリジンの神が2柱も記録されており、鬼の歴史でも相当な影響力を持っていた事が伺える。
「起源王」と「創世王」、《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》並びに《ボルナティックス》の存在を鑑みるに、鬼の歴史では少なくとも神帝、創世神、起源神の召喚が執り行われた模様。もう1柱?さぁ…
その他、オリジンの中枢メンバーだった《エンペラー・キリコ》が鬼化され、《キリコ皇鬼の封》としてタマシードに封じられている。

龍の歴史と同じく、鬼の歴史でもオリジンによる起源簒奪が発生したはずだが、古の支配権を奪われた肝心の五大鬼王が謎だらけという事もあって、オリジンの過去の動向も同じく分かっていない。

ただ、DM25-EX2収録の《地封龍 ギャイア》のフレーバーテキストでは「オリジンや鬼たちが行った非道」と書かれており、デモニオと何らかの関わりを持った事が示唆されている。



追記・修正は鬼の歴史が落下する前にお願いします。

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最終更新:2026年08月17日 08:25

*1 https://youtu.be/cqkG06I_eTs?list=PLARgeoQ6z_ITLUgZxYVPiB7hkchhj1upQ&t=221

*2 https://youtu.be/qiryA2HInzU?t=263

*3 https://youtu.be/9DQVLIVSR00?list=PLARgeoQ6z_ITLUgZxYVPiB7hkchhj1upQ&t=92