登録日:2016/04/27 Wed 14:18:01
更新日:2026/10/07 Wed 01:43:33
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BUT DEATH WOULD ONLY END YOUR AGONY
「ベイン(Bane)」は
DCコミックスのキャラクターで1993年に初登場した「バットマン」のヴィラン。
初登場は『Batman: Vengeance of Bane』#1。
バットマンを一時引退させたことで有名で
ジョーカーなどの有名ヴィランと肩を並べる程の知名度を誇る。
DCコミックスのヴィランの中でも力だけでなく知性を兼ね備えているという点で独自の存在感を発揮している。
名前の由来は「破滅の元」を意味する「bane」。
【概要】
新興出版社Image ComicsがDCコミックスを猛追する中、編集部はその状況を打開するため衝撃的なイベントを行い始める。
その1つバットマンの敗北と引退を描いた『
Batman: Knightfall』でバットマンを倒すためにベインは生み出された。
顔を覆うマスクとレスラーのような肉体が外見上の特徴であり、その外見に反するような頭脳を持つ。
力と知性を駆使してバットマンを肉体的に追い詰め勝利したベインはその役目を果たし多くの人の記憶に刻まれた。
その後もベインは度々登場しバットマンと対比するようにも描かれアンチ・バットマン的存在に成長した。
その一方で最大の役目を果たした彼は扱いの困るキャラクターでもあり、善悪の間を揺れ動いたりもした。
【人物】
本名…不明
架空の国家であるサンタ・プリスカの刑務所内で、終身刑服役囚の子として生まれた。
この頃は『小さいくまさん』と名付けたテディベアを持ち歩くなど、出自以外は普通の子供だったが母の死をきっかけに変わり始める。
8歳の頃に自分を利用しようとした者をテディベアに隠していた護身用のナイフで殺害、潮の満ち引きで水没する牢獄に閉じ込められる。
しかし魚や
ネズミを食べて何年も生き延び、看守たちを根負けさせると普通の独房に移された。
その後は手に入る本全てを読み漁り、肉体を鍛えるのみならず、イエズス会の修道士や他の囚人を師として様々な事を学んだ。
ひたすら鍛練と勉強に時間を費やした結果、刑務所内で一目置かれる程の存在に成長した。
刑務所の上層部はそんなベインに目を付け、筋肉増強麻薬『ヴェノム』の人体実験に彼を使った。
しかし、それが原因で災いの元(ベイン)が誕生してしまった。
人体実験に耐え抜いたベインは筋骨隆々の肉体を得たが、同時にマスクを通じて半日ごとに『ヴェノム』を投与しなければならなくなった。
『ヴェノム』は彼に力を与える一方で呪いのようなもので、何度か依存から逃れようとしているが失敗している。
サンタ・プリスカへの思いは強く自らの手で支配を試みているが、離れている間に別の犯罪者に乗っ取られていることも多い。
性格は冷静で計算高い。
幼少期の経験から世界そのものへの憎しみを滾らせており、全てを支配するという最大の目標を持つ。
しかもそれを可能にする高い知能と実力を持ち合わせ、目的のためなら手段を選ぶことはなく、知恵比べではバットマンとさえ肩を並べる。
しかし、その強い憎悪や執着心とは裏腹に本心では心の安寧を求めているようで、ヴェノム依存や宿敵であるバットマンからの解放を求めて戦うことも多い。
特徴的なのは、バットマンを単に「殺す」のではなく、徹底的に叩きのめして再起不能にし、自らの敗北を痛感させるために彼を「壊す」ことを目的としている点。
どのヒーローをも差し置いて彼を壊すことに執着しており、バットマンを「自らの恐怖の象徴」として認識している節がある。
余談だが、彼の故郷であるサンタ・プリスカはラテンアメリカに属しており、他メディア作品ではよくスペイン訛りの英語を話す場合が多い。
【主な活躍】
1993年の『Batman: Vengeance of Bane』#1で初登場。
刑務所の中で耳にしたバットマンの噂に興味を抱き、仲間と共に刑務所を脱獄して蝙蝠の支配する街 ゴッサムに向かう。
ベインは『アーカム・アサイラム』を襲い、多くの囚人を脱獄させ、3ヶ月の時間をかけてバットマンを消耗させる。
事態が収拾された後にウェイン邸を襲撃し、『バットケイブ』でバットマンとの戦いを繰り広げる。
その戦いでバットマンの背骨をへし折り、ブルース・ウェインを一時的なバットマン引退に追い込んだ。
バットマンを引退したブルース・ウェインは
アズラエルことジャン・ポール・ヴァレーを次のバットマンに据えた。
しかしアズラエルは重責に耐えかねて凶暴化し、最後にはベインに戦いを仕掛ける。
アズラエルはベインの『ヴェノム』供給チューブを切断し、禁断症状に追い込んで勝利した。
アズラエルに敗北したベインは刑務所で臭い飯を食う羽目になったが、なんと服役中に『ヴェノム』中毒を克服してしまう。
ベインはゴッサムに帰還するが、ゴッサムでは『ヴェノム』が流通し、凶悪犯罪増加の原因となっていた。
そこでベインはバットマンと共闘して『ヴェノム』を流通させていた黒幕を撃破する。
事件終結後にベインはバットマンに身の潔白を訴え、自身の父親探しの旅に出る。
ベインは父親探しの最中、ローマでラーズ・アル・グールとその娘タリアに遭遇。
ラーズはベインを自身の後継者にしようと目論み、懐柔したベインと共にゴッサムを攻撃するもバットマンに返り討ちにされた。
その後もバットマンやアズラエルに敗北し、『ノーマンズ・ランド』ではレックス・ルーサーに協力した。
その一方でベインはラーズ・アル・グールと決別し、ラーズの力の源である『ラザラス・ピット』を破壊して回っていた。
そしてようやく父親候補を突き止めるが、その父親候補はバットマンことブルース・ウェインの父親トーマス・ウェインであった。
ベインは腹違いの兄弟である可能性をバットマンに伝え、DNA鑑定を行う。
ベインはDNA鑑定が完了するまでウェイン邸に滞在し、バットマンと共闘した。
DNA鑑定の結果、バットマンとベインは兄弟ではなかった。
しかしバットマンはベインに対して支援を約束し、ベインは新たな友人を得てゴッサムを離れた。
長い旅の末にベインは自身の父親がテロ組織『コブラ』の首領キング・スネークであることを突き止める。
ベインはバットマンと協力してキング・スネークの野望を打ち砕いた。
しかし最後にはバットマンを庇って致命傷を負ってしまう。
バットマンはベインを救うために彼を『ラザラス・ピット』に沈め、ベインが甦る事を祈りつつ立ち去った。
復活したベインは
ジュードーマスターを殺害し、新型ドラッグをめぐってアワーマン親子に襲い掛かるなど再び悪の道を歩みかけるが、
『スーサイド・スクワッド』を経て傭兵集団『シークレット・シックス』に参加しリーダーとして活躍した。
『DCユニバース』全体の歴史が変更されたが他の
バットマン・ヴィラン同様に大きな変化はない。
ただし『Knightfall』での戦いは
アズラエルではなく復活したブルース自身に敗れている。
2011年の『Batman: The Dark Knight Vol.2』#6から登場。
新参ヴィラン、ホワイトラビットと手を組んでバットマンと戦うも敗北、その後自分の邪魔をした『梟の法廷』と戦いを繰り広げた。
『
フォーエバー・イービル』ではサンタ・プリスカの軍を率いてバットマン不在のゴッサム支配に乗り出す。
『ブラックゲート刑務所』を乗っ取り囚人と冷凍休眠されていた『梟の法廷』の暗殺者タロンを配下に取り込もうとするが、
スケアクロウを中心とした『アーカム・アサイラム』の囚人たちとの抗争になり追い詰められていく。
その状況を打破するためにベインはバットマン風のコスチュームに身を包み敵に恐怖を与えていく。
さらに最強のタロン(ウィリアム・カップ)を相棒にしたベインはスケアクロウとの抗争に勝利しゴッサムを手に入れた。
…が戻ってきたバットマンにあっさり敗北した。
その後はゴッサムの混乱の中でバットマンと
敗北や
協力を繰り広げ、バットマンが姿を消すとサンタ・プリスカを乗っ取った『聖デュマ騎士団』に挑み
アズラエルに敗北した。
【関連人物】
ゴッサムを守る闇の騎士。当初は噂で知って興味を持った程度の存在だったが、いつしか人生を含め対比される存在となった。
宗教集団『聖デュマ騎士団』に戦士として育てられた青年。バットマンの跡を継いだ彼に敗北し、因縁の仲となった。
刑務所時代からの懲役仲間。長年活動を共にしている。バードは鳥類と自在にコミュニケーションを取ることができ、トロッグは怪力自慢、ゾンビはナイフ使いで豊富な薬学の知識を持ち、ベインの為の『ヴェノム』を精製する。
暗殺者集団『リーグ・オブ・アサシンズ』の首領とその娘。一時期行動を共にしタリアには好意も抱いていた様子だった。
麻薬密売組織のリーダー。『ポストクライシス』におけるベインの父。
はぐれヴィランたちの手で結成した傭兵集団。『ポストクライシス』終盤に所属しリーダーを務めたほか、メンバーの1人スキャンダル・サベッジに父親としての愛情を抱いていた。
魔力を込められた『メデューサ・マスク』の力で他人の感情を操る力を得たヴィラン。 『DC Rebirth』では彼を巡ってバットマンの因縁が再燃した。
【主なメディアミックス】
演…ジープ・スウェンソン 吹…
郷里大輔(ソフト版)/宝亀克寿(
テレビ朝日版)
1989年の『
バットマン』から始まったシリーズの第4作。
元々はアントニオ・ディエゴという犯罪者だったが、ウッドルー博士の人体実験で強靭な肉体を手に入れた。
ヴェノムが植物由来となっているため、全体的に肌が緑色がかっているのが特徴。
外見はコミックそのものだが、原作と異なり暴れるしか能の無い怪物となっており、多くのファンに衝撃を与えた。
声…ヘンリー・シルヴァ(TV)/ヘクター・エリゾンド(劇場版) 吹…白熊寛嗣(TV版のみ)
1992年から展開されたアニメシリーズ。マフィアに雇われた暗殺者として登場。覆面レスラーのような外見。
『ヴェノム』の供給量を調節して人間離れしたパワーを発揮するが、制御装置がないと過剰服用でダウンしてしまう。
プロデューサーは"too gimmicky"としてあまり好みじゃなかったらしいが、シリーズ各作品に1話ずつと劇場版『Mystery of the Batwoman』の5回登場している。ただ、『スーパーマン』では一蹴され、『
フューチャー』では無残な姿に成り果てている。
声…ホアキン・デ・アルメイダ 吹…
安元洋貴
2004年から始まったアニメ作品。
拘束具をまとった細身の男だが、『ヴェノム』を使用することで赤い肌の巨人に変化する。
圧倒的なパワーでバットマンを追い詰めるもパワードアーマー『バットボット』に敗北した。
オープニングにも登場するがちゃんと活躍が描かれるのは初登場時だけ。
声…フレッド・タタショア(アサイラム、シティ)/JB・ブラン(ビギンズ)
2009年の『
バットマン アーカム・アサイラム』から始まった
ゲームシリーズ。
『アサイラム』、『
シティ』、『
ビギンズ』に登場する。
『アサイラム』と『シティ』では脇役で『Mr.フリーズの逆襲』のように若干間抜けな役柄だったが、『ビギンズ』ではバットマンの宿敵として活躍する。
演…トム・ハーディ 吹…
山路和弘
『
バットマン ビギンズ』から続く3部作「ダークナイトトリロジー」のラスボスとして登場。
軍隊の様に統率された傭兵団を率い、ゴッサムシティの破滅のために暗躍するテロリスト集団のリーダー。
正体はブルース/バットマンと同じく「影の同盟」の元メンバーであり、その目的は「かつての師であるラーズ・アル・グールの宿命の完遂」。
トレードマークのマスクは過去の負傷の後遺症からくる激痛を緩和させる鎮痛剤の投与装置となっており、ヴェノムによる肉体改造は行っていないが、純粋に鍛え上げられた肉体と体術のみで(ブランクがあったとはいえ)バットマンを圧倒する戦闘能力、高い知性とカリスマ性、冷酷さを兼ね備えた強敵として描かれている。
声…
三宅健太
中世の日本を舞台としたアニメ作品。武将ではなくスモウレスラーとして登場。
演…シェーン・ウエスト 吹…志村知幸
本名エドゥアルド・ドランス。ゴードンの戦友で『血の申し子』という特殊部隊を率いる。
ファイナルシーズンに登場し、政府の役人を騙るナイッサ・アル・グールの命令でゴッサムの犯罪者を根絶やしにしようと企む。
避難民を殺害するなど強引な方法を取りゴードンと敵対、一度敗北し死に瀕するも、
ナイッサとヒューゴ・ストレンジの手によって強化され、過去の
トラウマが生み出した怪物ベインとして復活した。
軍を操りゴードンを追い詰めるも、最後は懸命な市民の姿を見て目が覚めた軍の裏切りで逮捕された。
追記・修正はバットマンの背骨をへし折ってからお願いします。
- 『ライジング』のベインはやはりカッコいい。『バットマン&ロビン』?なんのこったよ?(すっとぼけ) -- 名無しさん (2016-04-27 14:24:05)
- デザインだけなら確実に脳筋キャラなのに、実は相当なインテリという造形が面白いのにね -- 名無しさん (2016-04-27 15:42:18)
- アメコミでは思いのほか筋肉と頭脳を兼ね備えたコンセプトのキャラは多い気がする。 -- 名無しさん (2016-04-27 17:27:38)
- ゲームのアーカムシリーズでは色々と損な役割 -- 名無しさん (2016-04-27 19:55:38)
- ライジングはあっさり死んじゃって、その後バットマンもほとんど言及しないのがなぁ。直接手を下したのはキャットウーマンとはいえ…… -- 名無しさん (2016-04-27 20:29:15)
- アニメイテッドで絡んでから、割とキラークロックと対決したりもしてるな -- 名無しさん (2016-04-28 04:09:50)
- ライジングのベインは、市民だの革命だのと妙な御題目でゴッサムを支配する……ように見せかけて、実は滅ぼすことを最初から決めていた。この回りくどさがベインの理念をわかりづらくしていると思う。ゴッサムに救う価値が無いことを証明してから滅ぼすという方針だったのか? -- 名無しさん (2016-04-28 13:03:21)
- 一番黒歴史なのはフリーズの逆襲の馬鹿だけど、ここでは書かれてないね -- 名無しさん (2016-04-28 13:11:39)
- 最近でも善悪逆転した世界のスーパーマン達への対応でゴッサムを留守にしてたバットマンに代わって成り行きとはいえバットマン役していた事もあった。 -- 名無しさん (2016-04-29 08:39:40)
- 何でだかバットマンさんから信用されてるよな。ヒーローであっても基本ネチネチ絡んで疑いまくるくせにw -- 名無しさん (2016-09-06 08:29:26)
- ライジング版ベイン評価されてるが、ヴィジュアル的にはシュマッカー版の方が再現度完璧なんだけどね。どっちも再現の仕方が極端すぎるというか。 -- 名無しさん (2016-10-10 13:57:01)
- ドラマgothamでは本人直接の登場はないにしろ、ウェイン社が開発したとして怪力になる違法ドラッグ「ヴァイパー」とその発展型「ヴェノム」が登場。 -- 名無しさん (2017-03-08 22:44:54)
- アニメイテッドのころテレ東放映がつづいてたら郷里大輔さんにやってほしかったウイグル獄長みたいな感じで -- 名無しさん (2017-12-01 22:31:54)
- 今コミックでやってるのだとなんか…すごいポジにいるみたい、でもベイン以上に「なんでアンタがそこにいる!?」って言いたくなる奴が居てビックリだよ -- 名無しさん (2018-10-05 22:55:17)
- ライジングのベインはタリアの傀儡というイメージがあるけど、影武者使って対外的には生存してることにしてきたラーズアルグールの性格上、タリアはラーズの娘とは認知されないんだよね。つまり破門されながら影の同盟という巨大組織を動かしてたベインはやはりただモノではない -- 名無しさん (2025-08-14 20:03:21)
最終更新:2026年10月07日 01:43