登録日:2014/02/07(日) 23:41:39
更新日:2024/08/11 Sun 21:19:34
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■もくじ
■データ
小さなポケモンやタマゴをクチバシに入れて運ぶ空の運び屋だ。海辺の険しい崖に巣を作る。
全国
図鑑No.279/
ホウエン図鑑No.028/
シンオウ図鑑No.120/コースト
カロス図鑑No.018/
アローラ図鑑No.041/新アローラ図鑑No.048/ガラル図鑑No.063/パルデア図鑑No.139
分類:みずどりポケモン
英語名:Pelipper
高さ:1.2m
重さ:28.0kg
タマゴグループ:水中1、飛行
性別比率:♂50♀50
タイプ:
みず/
ひこう
特性:するどいめ(命中率が下がらない。相手の回避ランクを無視する。手持ちの先頭にするとレベルが5以上低い野生ポケモンの出現率が半減する)
/あめふらし(5ターンの間、天候を雨にする)※第七世代から
隠れ特性:あめうけざら(天候が雨の時、毎ターンHPが1/16回復する)
種族値
HP:60
攻撃:50
防御:100
特攻:85→95 ※
SMから
特防:70
素早さ:65
合計:440
進化:キャモメ→ペリッパー(Lv.25)
■キャモメ
全国図鑑]No.278/ホウエン図鑑No.027/シンオウ図鑑No.119/コーストカロス図鑑No.017/アローラ図鑑No.040/新アローラ図鑑No.047/ガラル図鑑No.062/パルデア図鑑No.138
分類:うみねこポケモン
英語名:Wingull
高さ:0.6m
重さ:9.5kg
タイプ:みず/ひこう
■概要
キャモメの
進化形。
カモメからペリカンになったが、実在するペリカンに比べると嘴が異常にデカく
一頭身に。
多分かもめーるとペリカン便をかけてるんだろう。
別名「空の運び屋」。
口の中に小さなポケモンやタマゴを入れて、岸から岸へと運んでくれる。
自分の子供(キャモメ)もこの中に入れて護っているらしい。
ただ、キャモメの体長はペリッパーのちょうど半分なので、頑張っても2匹くらいしか入らない。
アニメでは口の中に小型のポケモンを入れ、本来ペリッパーが使えない技をあたかもペリッパーが使っているように見せたインチキもあった。
エサの捕り方は実在するペリカンと似ている。
歴代の
ポケモン図鑑では多くの鳥ポケモンが他のポケモンを捕食することが説明されているが、ペリッパーの場合は特に言及はされていない。
まぁ多分魚介類がメインになってるんだろう。
でもポッポくらいならまとめて食ってそうな予感もする
「運び屋」という設定は他の
ゲームでも数多く反映されており、「ポケダン」での依頼の配達等が代表例である。
■ゲームでのペリッパー
ゲーム後半に水上を移動しているとたまに遭遇することがある。
進化前のキャモメは最序盤の草むらから出現したりもする。
メノクラゲ程ではないが、進化ポケモンということで
経験値のカモにされることも。
第四世代では、攻撃技を一切持たない野生の高レベルペリッパーが出現する。
高い
経験値&防御+2の
努力値を求めて廃人の標的にされてしまっている。
ORASでは「しあわせたまご」持ちが仇となり何度も狩り続けられるという悲劇も。
海鳥というご定番のポディションなのか、登場以降のシリーズでもクリア前後形を問わずこの系統は野生出現を果たしている。
アブソルや
チルタリス系統の他の第三世代とともに実質皆勤賞に近い扱いを受けていることになる。
第三世代や
PWTでは、ヒワマキシティ
ジムリーダーの
ナギの手持ちとして登場。
第三世代当時は覚えている技がかなり貧相で、ジムリーダーのポケモンとは思えない程弱かった。
が、そんなこと言ってたプレイヤーを
チルタリスがバッサバッサとなぎ倒していったのは有名な話。
PWTでは大幅に強化されている。
進化前のキャモメが飛行タイプの技を多く覚えるのに対し、ペリッパーは水タイプの技が多い。
特にメインウェポン候補に挙がる「エアスラッシュ」は、ペリッパーに進化してしまうと覚えられなくなるので注意。
「
なみのり」と「そらをとぶ」の両方を覚えられたため、第三世代では移動要員としても重宝された。
第四世代では「
きりばらい」も覚えられたため、さらに株を上げることになった。
第七世代ではライドポケモンの実装により秘伝技が廃止されてしまったが、新たにあめふらしという強力な特性を獲得。
戦闘での使い勝手が格段に向上し、普通に殿堂入りまで戦っていける性能になった。
ポケモンドリームワールドでは、「ペリッパーの飛行レース」というミニゲームがあった。
マウスカーソルでペリッパーを操り、障害物を避けつつ水マークを取っていくという
ゲームなのだが、
パソコンのスペックによっては
最速プレイでも時間切れになるというイケズさである。
そのため、目当てのポケモンと仲良くなる条件がこのミニゲームだった場合、涙を飲む人が少なからずいたとか……
しかもこのゲーム、「レース」と言っているくせに
対戦相手がいない。
■対戦でのペリッパー
進化前のキャモメに比べると、防御が大幅に強化された代わりに素早さが下がってしまった。
序盤ポケであるため総合的な能力値は低いが、それでも物理耐久は期待できるレベルの高さである。
が、特殊耐久は
ギャラドスよりもはるかに低く、電気技を食らえばほぼ即死する。
メインウェポンには「ハイドロポンプ」の他、第五世代より習得可能となった「
ぼうふう」が候補。
同タイプの「ぼうふう」使いには
スワンナや
ギャラドスもいるが、下記の特性のおかげで最も相性が良い。
他に命中が安定した一致技としては「ねっとう」や「エアスラッシュ」もある。
後者の場合、「おいかぜ」と組み合わせれば怯み効果も狙える。
当初は
種族値・特性・わざすべてにおいてパッとせず
マイナーだった。本当にどうやって戦えばよかったのか……。
SM以降の「あめふらし」ペリッパーで初めてこのポケモンに触れた世代の間では、この時期のペリッパーは「マイナー」止まりなのだろうが、
逆にXY以前しか知らない世代からの評価はもっと低い。ろくな積み技もなく火力も乏しく素早さも低いため、比較的高い物理耐久でどうにかごまかしながら戦うのが関の山。
逆に言えば、そんなポケモンを一気にメジャー格に引き上げてしまう「あめふらし」がおかしいのである。
しかし、SMで強力な特性「あめふらし」が追加され一気に需要強化。
ニョロトノとは耐性や補助技の種類も含めて一長一短だが、こちらはタイプ一致かつ雨の効果で必中の「ぼうふう」が撃てるため、攻撃能力では大きく勝る。
ただし、相手の「かみなり」も必中になってしまうため、4倍ダメージで即死しないよう注意。
これらの点から、
メガラグラージとの相性が極めて良い。
ペリッパーが苦手とする電気に対し
ラグラージが受け出しでき、
ラグラージが苦手な
草をペリッパーがぼうふうで叩くことができる。
ただし、「フリーズドライ」が一貫して4倍になってしまうことには注意。
その他、
ニョロトノには無い有用な技としては「とんぼがえり」「おいかぜ」「こうそくいどう」「はねやすめ」等が使える。
加えて「たくわえる」「みずびたし」も使えるため、アタッカー型だけでなく耐久型としての運用も考えられる。
入手の容易さや技の豊富さから現在では
ニョロトノ以上の使用率を誇り、
雨パの新たな軸としての地位を確立している。
ただ、上がったとはいえ所詮特攻95止まりである事と、素早さは65と微妙な数値である点に注意。
高速化する環境では先手を取りづらいこともあるが、逆に天候合戦では自身よりも鈍足な
バンギラスや
コータスとの鉢合わせにも注意する必要がある。
なお、「奇石キャモメなら?」と考えた人もいるかもしれないが、キャモメの素早さはペリッパーより速くさらに天候を奪いにくい……どころか特性は「うるおいボディ」なので不可能。
■アニメでのペリッパー
ADV10話「史上最強のペリッパー現る!!」という回で、非公認ジムのジムリーダーの所持ポケモンとして登場。
そのくちばしからでんきショック、かえんほうしゃ、つるのムチなど本来ペリッパーが覚えないわざを駆使して挑戦者を苦しめた。
なんてことはない、くちばしの中に別の小柄なポケモンが入ったモンスターボールを入れて状況に応じて使い分けていただけ。つまりチートである。
当時のポケモンはGBAの改造対策がザルだったことや、そういった行為に対する道徳面が未熟だったこともあり、データを改竄するチートツールが非常にたやすく入手できた。
つまり今とは比べ物にならないほどデータの改造(チート行為)への敷居が低かったのである。
そのためレコードチェンジで登場した秘密基地で、まだ解禁されていないはずのポケモンが本来覚えないはずの技や未解禁の技を使うなんて当たり前。
それどころか
ポケモンセンターのお誕生日バトルなどで「
ホウオウがハイドロポンプを使う」姿が画面に大写しになったりなど、なかなか自由(婉曲的な表現)な光景が各地で繰り広げられていたのだ。
そういった行為に対するスタッフ側の苦言や啓蒙とも呼べる回で、似たようなものには「戦慄のミラージュポケモン」などもある。
ポケモンは昔はこういったチート行為に本当に苦しめられていたのだ。
びみょうな ちしきで こうもくを すくって ついきしゅうせい する。 1どで 30ぷん いじょうを ついやすぞ。
- アニメでは口にマダツボミとかを仕込んで様々なタイプの技を使うように見せかけてたトレーナーがいたな -- 名無しさん (2014-02-09 00:33:19)
- その辺にいくらでも居てなみのりとそらをとぶが使える便利屋。第3・4世代でのミスター移動要員。 -- 名無しさん (2014-02-09 00:58:48)
- え、カイリューもファイヤーも暴風覚えるよね? -- 名無しさん (2014-02-09 02:44:01)
- 同タイプってのは「みず・ひこう」って意味な。まぁ水飛行なんてコイツとギャラドスとマンタインとスワンナしかおらんけど -- 名無しさん (2014-02-09 03:54:50)
- そういうことか -- 名無しさん (2014-02-09 04:58:25)
- ↑×5懐かしいな。能力者バトルでは手数の多いコピー系が最強な場合が多いけど、それと同じで使える攻撃手段が多いと厄介だな -- 名無しさん (2014-02-09 10:46:44)
- なぜかでんげきはを覚えられる。 -- 名無しさん (2014-02-09 13:18:45)
- こいつも序盤に出てくるけど当時の序盤鳥の定義から外れたせいで序盤鳥扱いされない(一方ファイアローは進化元もあるけど序盤鳥扱いされてる) -- 名無しさん (2014-10-20 22:43:45)
- 強い -- 名無しさん (2016-11-09 19:20:26)
- 今期まさかの第二特性あめふらしには仰天した。 無知だった場合は悪いが、ペリカンに雨要素なんてあるのか? -- 名無しさん (2016-11-30 01:17:53)
- 世界線が変わった恩恵を受けてるよな…かつての世界線じゃあめふらしがカイオーガ専用特性みたいなところあるから無理だったのが今の世界線ならあっちははじまりのあめだし -- 名無しさん (2016-11-30 01:45:23)
- するどいめは変更じゃない、第一特性としてちゃんとあります、間違えないで。 -- 名無しさん (2016-12-20 03:06:00)
- 暴風が必中になるのと同時に相手のかみなりも必中してしまうようになったな… -- 名無しさん (2017-02-26 19:35:56)
- ギャラドスもぼうふう使えるようになったぞ -- 名無しさん (2017-04-30 09:55:40)
- とうとう日本代表となってしまったペリッパー。 -- 名無しさん (2017-06-22 11:52:17)
- 特にダブルで本当によく見る 最近はニョロトノと一緒になって意地でも天候奪いに来るのが多い -- 名無しさん (2017-10-29 14:58:26)
- ピカホエッパーはもはや芸術 -- 名無しさん (2019-07-12 23:36:56)
- シナリオで使おうとすると進化前後でレベル技が面倒 -- 名無しさん (2023-08-15 16:07:58)
- 特段人気があるわけではないが旅パ適正の高めなタイプ構成、海辺の景観づくりに向いたモチーフ、天候特性所持による対戦バランス構築要員など様々な観点でゲーフリから見て需要が高い(と思われる)ためか内定率が異様に高いポケモン -- 名無しさん (2024-07-11 12:10:33)
最終更新:2024年08月11日 21:19