アットウィキロゴ

ミルホッグ

登録日:2011/03/06 Sun 14:03:28
更新日:2026/07/03 Fri 13:13:20
所要時間:約 5 分で読めます




体の 模様を 光らせて 敵を 威嚇する。 くらやみでも まわりを 見通す 目を 持つ。


ミルホッグとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■データ


全国図鑑No.505
分類:けいかいポケモン
英語名:Watchog
高さ:1.1m
重さ:27.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル

特性:はっこう(手持ちの先頭にいると野生ポケモンのエンカウント率が2倍になる→命中率を下げられず、相手の回避ランクを無視する)
  /するどいめ(命中率を下げられず、相手の回避ランクを無視する。手持ちの先頭にするとレベルの低いポケモンが出にくくなる)
隠れ特性:アナライズ(最後に攻撃すると技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)

HP:60
攻撃:85
防御:69
特攻:60
特防:69
素早さ:77
合計:420

努力値:攻撃+2

ミネズミがレベル20で進化する。


■概要


細長い身体と尻尾に、目の周りにはクマみたいな黒い模様を持ち、まるで仁王立ちのような腕組みで直立二足歩行するポーズが特徴的なネズミのようなポケモン。

「けいかいポケモン」らしく、仲間と交代で常に巣の近くに敵がいないか見張りをするという非常に警戒心が高いポケモンで、
その頬袋の中に餌を蓄える事で長時間の見張りを可能にする。

敵の襲来の際はその尻尾を立てて仲間に合図し、身体の模様を光らせて相手を威嚇。
口の中に溜め込んだ種を勢いよく飛ばして攻撃する。

しかしその図鑑説明に反しUSUMでタマゴ技に追加されるまで「タネマシンガン」は覚えなかった。
元々「タネばくだん」も覚えるので性能面での恩恵はなかったが。

■ゲームでのミルホッグ


ブラック・ホワイト』では進化前のミネズミと共にイッシュ地方のあらゆる草むらに序盤から頻繁に出現するおなじみの序盤ノーマル組
他の序盤ノーマル達と同じく能力値は低く、プラズマ団を筆頭に使用トレーナーがかなり多い雑魚の代名詞。

しかし図鑑の説明やその印象的な眼差しを反映してか、
「さいみんじゅつ」や「あやしいひかり」「みきり」「くろいまなざし」「いかりのまえば」
といった補助技を自力で大量に習得し、ストーリー攻略中にこちらの邪魔をしてくる厄介なポケモン。
第4世代以前のソフトを遊んだことがある人はゴルバットをイメージすると分かりやすいだろう。

そんな憎まれがちなポジションではあるのだが、状態異常の「さいみんじゅつ」、相手を逃げさせない「くろいまなざし」、HP調整に便利な「いかりのまえば」、
モンスター捜索に便利な特性「はっこう」と捕獲要員として有効な要素を大量に備えており、非常に頼りになるポケモンでもある。

主要トレーナーではジムリーダーアロエが使用。
種族値が控えめな序盤ノーマル枠とはいえ、2番目のジムで出てくる相手としては相当なもので、
その超火力の「かたきうち」とその時点では高い素早さから放たれる「さいみんじゅつ」で多くのトレーナーを絶望させたみんなのトラウマ
アカネミルタンクセンリケッキングと同じく「ノーマルタイプ使いのジムリーダーは強い」という法則は健在であった。

テレビではアイテムの事を教えてくれるお姉さんのマスコットキャラとして登場。
その的確なツッコミでコミカルさを存分に発揮している。
「ギュギュ グウウグウ!(おいおい_〇〇だろう!)」


進化前のミネズミは丸っこくて割と可愛い。またワンダーブリッジではショーが見られる。


ちなみにBWでのドット絵のモーションが「ほほう、それでそれで?」のAAに似ているため、それをネタにした改変AAも作られている。


ほほう おさきにどうぞ

     ∧____
ヽヘ/|  / _  _丶ノ
Σ |  | (。ヾ/。)|
 |-|  ( (⌒‾▼)⌒)
 |ニ|  \_ 介_/
 |-| _/  /
 |-| / 丶  \
 | || |_|_/ |
 | | L___/ /
 | Vー\__∧
 丶/\____|
  |\____|
  |     /
  \ /、 /
   | L | L
   L_) L_)


なおBWシリーズではそこいらの草むらから出現しまくる本種であるが、以降のシリーズでは何故かほとんど野生出現しないという謎の待遇を受けており地味なレアポケと化している。
具体的に言うとZ-Aで再登場するまでは、BWシリーズ以外で野生出現はXYの15番道路のみだった。
しかもそこに登場するのはミルホッグのみでありミネズミの野生出現は全く無し。BWから送る以外でミネズミを図鑑登録するにはタマゴ孵化が必須。
野生のミネズミは以後Z-A発売まで約15年間程待たされる事になった。

そして対戦で有用なアナライズはBW2の2番道路の隠し穴で入手したミルホッグ、およびその子孫しか持たないという激レア特性となっていた。

以降はほぼ音沙汰無し…どころか『ソード・シールド』でリストラされ、第八世代以降本編シリーズで一切の音沙汰がない
他に同期の三猿や、第六世代の微妙に面倒臭い仕様があるトリミアンと並び、最もリストラ期間の長いポケモンとなってしまっている。
しかもPokémon GOの方では、三猿は各地域限定ポケモンとしてそこそこ注目される存在、トリミアンもまた年一開催されるファッションウィークイベントでフィーチャーされている。あとGTSでやたら要求されている
しかしながら、ミネズミ系統にはそういった出番も全く見られない
いつかは発表されるであろうBWリメイク等でフォローアップは為されるのだろうが、果たしてそれまでに何かしらの出番が与えられることはあるのだろうか……。

また、ついでと言わんばかりに「はっこう」の効果が「するどいめ」と全く同じになった
しかもどっかのサンタと違って両方通常特性
まさか新天地に行けない間にどえらい事になってしまったとは、ミルホッグも思ってはいまい……。

そんなことを言っていた矢先、幸いなことに第9世代の外伝作品Pokémon LEGENDS Z-Aの紹介動画にてミネズミが登場。進化後のミルホッグ共々当時はいなかったミアレシティの裏路地を中心に各所で姿を見られるようになりガンテツボールも初解禁。

その後2026年4月のHOME連携解禁により、ようやくHOMEでの幽閉状態は解除された。

レンタルポケモン

【BW2】
型1:カゴのみ:ようきAS:いかりのまえば/アイアンテール/けたぐり/さいみんじゅつ
型2:するどいキバ:ようきAS:ひっさつまえば/じたばた/かみくだく/あやしいひかり

型1は「さいみんじゅつ」で相手を眠らせたあと、「アイアンテール」や「けたぐり」で攻めていこう。いわやはがねにも固定ダメージ技の「いかりのまえば」である程度のダメージは入る。型2はひるませ型で、可能なら「あやしいひかり」のこんらん効果も付け加えたいところ。持ち物のおかげで「じたばた」でも相手を怯ませられる。

なおレンタルマスタートーナメントではなくレンタルトーナメントでの登場になるので、型は2つのみ。

■対戦でのミルホッグ


能力値は攻撃力が少し高いぐらいで他の序盤組同様総合的な能力値はかなり低い。
前述のように多数の補助技を覚えるのが特徴で序盤組の中では錯乱や妨害を最も得意とする。

…しかし特性が両方とも死んでおり、他の序盤組のように「ミルホッグならではの独特の戦法」といった物も無く、素の能力が低いことも相まってかなり不遇…

前述の通り、豊富な補助技が最大の生命線ではあるが…
ぶっちゃけた話、補助技を使うだけなら他にもっと能力値やタイプ、特性が優秀なポケモンがいるため、わざわざこいつを採用する理由が薄いという…
ストーリーと違って何だこの差は…

…まあ、対戦で不遇、不遇とはいうものの、補助技のバリエーション自体はいやらしいことには変わりはなく、
油断してると足をすくわれる可能性がある辺り、ケンホロウクイタランよりは全然マシであろうと思われる。

かつてのオオタチのように続編で救済が期待されていたが、肝心の隠れ特性は「アナライズ」であった。
この特性、説明すると「最後に攻撃すると技の威力が上がる(通常だと後攻、ダブル・トリプルでは最後)」というもの。
鈍足と呼べるほど遅くは無い中途半端な素早さと他の特性が使いづらいこともあって、ないよりはマシだと当初は思われていた。
しかし、ミルホッグより速いポケモンは多数存在し、元々補助技主体だったこともあって、
  • 相手が自分より速い:HP極振りかタスキで耐えてアナライズ攻撃
  • 相手が自分より遅い:「でんじは」や「いばる」で動きを封じる
と相手の速さに合わせてわりと柔軟に対応できることが判明。ようやく個性を手に入れた。
「ちょうはつ」をされてもある程度対応でき、特性を変えられても潰しが利くのもポイント。

同じノーマルで補助主体のオドシシには火力で勝っており、
同じくノーマルで隠れ特性で火力が上がるホルードには素早さで劣る分こちらは特殊技の威力も上がるため差別化は容易。

…が、そのような個性を得ても尚単純に数値が足りないという欠点は覆せず、そもそも「補助しながら殴る」というコンセプトが中途半端過ぎる為前述の入手性の悪さも手伝って使用率はてんで上がらなかった…。

サン・ムーン』ではレベル技で「わるだくみ」を習得した。
特殊アタッカー型とバトン型のいずれでも活用が可能。

ZAではなんとランクマで実践的に投入される人が多々出現するというミルホッグ至上かつてない注目を浴びている。
ポイントは「きあいだめ」。ピントレンズと併用することで確定急所となり、つるぎのまいも使えるためタイプ一致ギガインパクトで凄まじい威力を叩き出すことが出来る。
ワザプラスでH特化ガブリアスを乱数一発、距離を詰められればワザプラスれいとうパンチで確一も取れる。
積みに時間を取られるという出足の遅さこそあるが、本人も足が遅いことがかえってメリットとなり、トレーナーが先行してロックオンを取りミルホッグは後ろで安全に積むという戦法も取れる。
ギガインパクト自体は必中攻撃なので積んでさえしまえばあとはこっちのもの。
同じことは同じノーマル単のガルーラも可能……というか種族値面ではあちらの方が完全上位互換なのだが、
なかなかの巨体を誇るガルーラと違いミルホッグは小柄なため視認性が悪く目立ちにくいというガルーラに無い利点を持つ。
そしてミルホッグのこれまでの評価があんなのだったため舐められて油断を誘いやすい

チャンピオンズでは最初期から参戦。
Z-Aは本家と対戦システムが違うため本家のターン性バトルシステムに久々に復帰した形となる。
チャンピオンズはポケモン対戦特化したゲームなので何かしらのテコ入れがされる…と思いきや何故か技の大量没収を食らうという仕打ちを受けた。
まあ大量没収と言ってもその大半は剣盾・SVに参戦していない間に廃止された汎用技(どくどくやおんがえし、めざめるパワー等)が多数を占める為実質的な没収数自体はそこまで多く無いが、それを差し引いても

  • アナライズと相性が良い「きあいパンチ」
  • 同じくアナライズと合わせてワンチャン大火力が出せる「じたばた」
  • 苦手な相手にも無理矢理削りを入れれる「がむしゃら」
  • これらの技の効かないゴーストに対する有効打になり単純に持ち物の無効化が強力な「はたきおとす」*1

辺りの没収は非常に痛く、マイナーながらもワンチャンを掴めるかもしれない戦術が更に無くなってしまった…
おまけに先述の通り「はっこう」が「するどいめ」と同じ効果に変えられて特性枠が実質一つ無くなる始末。
ミルホッグは泣いていい、と言いたいところだが「なみだめ」すら没収されている。

こんな状態であるため、『チャンピオンズ』内で確認出来るシングルのバトルデータでは使用率がワースト3位に位置してしまった。
しかも下二匹は実質ダブル専用*2のヤレユータン、集計が大きさ別のためどうしても順位が下がりやすいパンプジン(ちゅうだましゅ)という特殊な事情があるもので、事実上のワースト1位と言っても過言ではない。

■余談


晴れてZAに内定したミルホッグだが、新たに解禁されたガンテツボールに入った個体がランクマッチで弾かれるという不具合に見舞われた。
これはゲーム内で未解禁のボールに入っているか否かを改造個体の判定に用いており、その判定内容を新解禁のポケモン向けに更新し忘れたためだろう。
同様の悲劇に見舞われた仲間に三猿がいる。

幸いすぐに修正されたこともあって大して炎上はせず、むしろ発売から割と経って周知されたことがネタとして語られるという結果に終わったものの、
これを「ゲーム自体には影響が及ばず済んだ」と取るか「以前から指摘されてきた開発のデータ管理問題に一石を投じ損ねた」と取るかは閲覧者諸兄姉に委ねることとする。

尚前述のように特徴的な姿勢で二足歩行するのが印象的な姿の本種だが、なんと高速移動時も必死に人間のように走る
このような獣系の二足歩行ポケモンは高速移動時だけは四足に戻って走り回る事が多い中、彼は長い身体を反らせ短い手足を懸命に振り回しながら決して早くない速度で頑なに二足歩行を崩さず必死に走り回るのだ。
この姿が判明したZ‐Aでは『走り方が面白過ぎるwww』『ミネズミの時は四足歩行してただろwww』『必死に逃げてるみたいで可愛いwww』と一時期話題になりメガスターミーとは別の方向で走り方を盛大にネタにされていた。


ミルホッグ「ハクナマタ~タ!」
マンムー「愛の~メッセージ~」
シシコ「はく~なまた~た~!」


ミルホッグ&マンムー&シシコ『ハク~ナ・マタ~タ~ッ!!』

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年07月03日 13:13

*1 一応「かみくだく」は覚えるのでかろうじて無抵抗化はしていない

*2 という印象が強いが、ダブルでの性能を無視しても種族値や技はミルホッグよりも大分ヤレユータンのほうがしっかりしており最低限シングルでも戦える性能をしている。やはりダブルバトルでの印象が強すぎてシングルでは使われ無いのだろうか?