雷鳴合体サンダーダグオン

登録日:2016/11/16 (水) 23:28:35
更新日:2018/04/15 Sun 00:20:52
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サンダーダグオンとは、『勇者指令ダグオン』に登場するロボットである。
シリーズの中で最後に登場した戦力であり、電撃や空中戦を得意としている。



【構成メカ】


◆ダグサンダー
サンダーライに変身した宇都美雷がサイドカー型ダグビークルのサンダーバイクと融合合体した姿。
サンダーバイクは全長2m・重量0.5tだが、融合合体時には頭頂高10.6m・重量19.0tのボディに巨大化・変形する
宇宙警察機構のオーバーテクノロジーが集まって出来たとんでもない機体である。

サンダーライ同様に電気を操る技を得意としている。
胸部から発射する光線サンダーバーン、電気を帯びた蹴りを相手に喰らわせるデンゲキック、
手刀の先にエネルギーの刃を作り出し相手を切り裂くサンダースラッシュ。
必殺技は両手から周囲に電撃を放つボルトシュート。

更に戦闘シーンでは専用BGMまで用意されている。
日常場面での専用BGMはダグオンメンバー全員に割り当てがあるものの、戦闘シーンの専用BGMがあるのはリュウとライだけである。


第35話 地球での初陣。サバラス星人の宇宙船に潜り込み、ボルトシュートで宇宙船を破壊、引きこもって攻撃できなかった敵を外に引きずり出すことに成功。自身もダメージを受けて戦闘不能となったことから、フィニッシュはパワーダグオンに譲ったが、突破口を開いたことから、先輩たちに称賛された。
第36話 パルス星人と奮闘。単独では終始劣勢だったが、リュウのサポートで逆転の糸口をつかむ。
第37話 パワーダグオンと連携して、トラッカー星人の両腕を破壊する。
第44話 ダグベース内でのゲドー戦でのダメージから巨大戦には参加できず。戦闘終了後、ライアンの復帰を喜ぶ場面で登場。
第46話 サルガッソへ向かったスーパーライナーダグオンとライアンと連絡が取れなくなったこともあり、ダグシャドー、ガンキッドと共に出動。サルガッソの内部構造と設備に詳しいために案内役を務めた。


◆サンダーダグオン
ダグサンダーがカムヒアッ!サンダーシャトールッ!!」の号令で召喚したスペースシャトル型ダグビークルのサンダーシャトルと雷鳴合体した巨大ロボ。
サンダーシャトルがボディの大半、ダグサンダーがバックパックを構成する。
サンダーシャトルは機内にサンダーバイクを収納したり、ファイヤージャンボの上部に合体する機能も持つ。
通常はダグベースでなく宇宙空間で待機しており、合体時などで必要なときのみ召喚される。
ストーリー後半は発進シーンを描くための尺がない回も多かったので、サンダーシャトル登場シーンを合体バンクに組み込むというアイデアは見事なものである。

勇者シリーズで1号ロボ、2号ロボと言われる主役級の機体は殆どがサポートビークルと合体して大型ロボットになっていたが、
サンダーダグオンは勇者シリーズで唯一サポートビークルと合体して大型化するサブロボである。
(シャドーダグオンはサポートメカが単体でもある程度の戦力であり、サンダーバロンやランドバイソンの系譜を引く、複数体のロボ同士による合体ロボという性質が強い)
エクスカイザーやファイヤーダグオンと同様、ダグサンダーが変形・合体するときはジョイント部から誘導光線が放たれる。
合体バンクの中でサポートメカを召喚して合体という演出もエクスカイザーを彷彿とさせる。

作中での描写を見る限り、戦闘スタイルは高速移動と力押しを主体に攻めるタイプであると言える。
パルス星人との戦闘では相手のビームを押し退けながら突進し、ワルガイア兄弟との戦闘でも相手に突っ込んでいく描写がある。
スペック上の最高飛行速度はスーパーファイヤーダグオンに次いで早く、スーパーファイヤーダグオンは滅多なことで使われないため、ダグオンの主戦力の中では最速であると言えよう。

武器は槍のサンダーランサーと銃火器のサンダーライフル、額の三日月から放つビーム刃のムーンカッター。
必殺技はサンダーランサーで敵を真っ二つに両断するランサーフィニッシュ。
サンダーランサーを相手に刺してそこに雷を落とす避雷針戦法もある。

なお、ライ→ダグサンダー→サンダーダグオンとパワーアップするに従って声が低くなるが、中の人がラジオで語ったところによれば「スタッフに指示された」とのこと。


第36話 ダグサンダーでは力不足であったために初合体。事前にリュウのサポートを受けつつも、戦闘ではパルス星人を圧倒し、サンダーランサーで両断する。
第37話 トラッカー星人にとどめを刺すために合体。サンダーランサーを相手に突き刺し、そこに雷を落とす避雷針戦法で撃破。
第39話 アーク星人と戦うライアンを援護すべく、パワーダグオン、スーパーライナーダグオン、シャドーダグオンと共に出撃。しかし、ライアンが1対1の決闘を望んだ為、戦闘には参加せず、決闘の行方を見守った。
第42話 エンは病み上がりで満足に戦えず、カイたちもダグベースに閉じ込められて動けないことから、マドーとゲドー2人を相手に孤軍奮闘。次第に追い詰められていくが、マドーとゲドーがブレイブ星人との戦闘で死亡したヒドーを埋葬するために撤退したことから重傷を負うに至らず命拾いする。


ライはサポート要員も兼ねており、ダグベースを操作して仲間の危機を救っている。特にスーパーファイヤーダグオンはライかルナがいなければ合体を行うことができない。終盤のストーリーで果たした役割は非常に大きい。

第34話 大気圏突入で燃え尽きそうになるパワーダグオンをサンダーシャトルで助ける。
第39話 アーク星人が使った疑似ブラックホールに閉じ込められた仲間たちをダグベースの機能で救出。
第40話 孤島でヒドーと戦うカイの応援を応援するため仲間と共に出撃。
第41話 ダグベースに収められた超火炎合体システムを発見。その直後のゼルマー戦では、ヒドーに襲われて負傷しながらもダグベースに帰還し、ダグベース内で治療中のルナと共にダグベースを起動。ゼルマーを拘束し、超火炎合体光波を発射した。
第43話 ダグベースを操作して、ダグオンチームを宇宙へ誘う。
第44話 ダグベース内に侵入したゲドーを防御システムで閉じ込めようとするも、ゲドーがゴリ押しで突破したために効果は得られず。その後、サンダーライに変身し、ファイヤーエンと共にゲドーと交戦。合体技のファイヤーバード・サンダーイーグル・ダブルアタックでゲドーをダグベースから追い出すことに成功。
第45話 火星のマグマに呑み込まれそうになるダグベースを操作し、ライアンとガンキッドと共に持ち堪える。ゲキの活躍で危機を脱した後は超火炎合体光波を発射。
第47話 ダグベースのダグ光波バリアをフルパワーで展開し、山海市だけはジェノサイドの完全な地球融合から守る。超火炎合体光波発射後、ダグベースはオーバーヒートで爆発四散するが、サンダーイーグルの飛行能力で間一髪脱出。
第48話 ジェノサイドとの戦いで消息を絶ったエンの捜索において、仲間たちが地上や海中で活動する中、ライはサンダーシャトルで宇宙空間を探索。ダグファイヤーの胸部装甲を回収する。



各話の軌跡を見ればライはサポート要員として大いに活躍していることが分かる。
戦闘もサポートも行わなかったのは理解困難な状況に翻弄され、挙げ句の果てには上司がサポートの役回りを取ってしまった第38話しかない。
しかし、サンダーダグオンが登場したのはたったの4回で、スーパーファイヤーダグオンに次いで少ない。
更に完全に単独で倒した敵はおらず、完全に単独で戦ったのも第42話のみ。
他の合体ロボと一緒に画面に映ったのも第39話のみで、仲間と共闘した場面は一切ない。
最終決戦で宇宙に上がって以降はサンダーダグオンが全く登場していない。
サンダーシャトル自体はダグベースで待機していたのだが、ライが後方支援を主として行動したため、巨大戦に殆ど参加できなかった。

後日談である『勇者指令ダクオン 水晶の瞳の少年』ではエンのビークルが失われ、他の地球出身メンバーのビークルも各自の手元を離れている状況であった。
しかしライのビークルは唯一登場してもおかしくない状況にも関わらず使われることはなく、宇宙船と地球の移動にはサンダーシャトルとは異なる妙に派手な宇宙船を使用していた。
メタ的に言えば等身大ヒーローの戦いとそれを取り巻く人間ドラマを描く都合上、ライのビークルだけ出すとバランスが悪いため、サンダーシャトルとは別のビークルを登場させたと言うのが実情であろう。



また、サンダーシャトルはファイヤージャンボの上部に合体できると書いたが、劇中のどこで披露されたかお気づきの方はいただろうか。
実は第45話でマグマに落とされそうになったときと、マドーがダグベースに攻撃を仕掛けた際にチラッと描かれていただけである。
エンが超火炎合体をライに要請する場面でも映っているが、こちらは下からのアングルであるため殆ど目立たない。
一応何度か映ってはいるが、残念ながら、いずれも一瞬しか映らなかったせいでかなり分かりにくい。
玩具でも実際にドッキングが可能であり、当時の玩具CMでもドッキング機能はアピールされていたのに、この扱いはあんまりと言えよう。
マイトガインに出た轟龍の基地モードですらワンカットで数秒とは言え画面全体に分かりやすく映ってたのに…。

ライの貢献は大きく、先述の第38話以外は毎回何らかの形でダグオンチームを支えている。
強烈な個性を持ったメンバーに囲まれつつ、没個性化することもなく最後までストーリーに絡んでいたのだが、巨大戦力としては地味な活躍ぶりで扱いは非常に悪いと言って良い。
終盤にテコ入れで登場させた上、サポート要員というキャラクター設定にしたことが活躍の場を奪い、ゲスト並みの扱いになってしまった。
終盤ではワルガイア兄弟との最終決戦の行方にスポットが当たりがちだったこともあり、サンダーダグオンが意識の外に消えていた視聴者もいたのではないだろうか。
本作ではキャラクターの個性が非常に際立った反面、風呂敷を広げすぎて2・3話程度しか出てこなかった要素も多数存在している。
サンダーダグオンはその顕著な事例である。



【本編外でのサンダーダグオン】
勇者シリーズ共演ゲーム『ブレイブサーガ』及び『ブレイブサーガ2』でもダグオン枠で登場。どちらも宇宙警察機構からビークルを運んで来る登場となっている。

前者では中盤で他のダグオン達と一緒に登場。ワルター・ワルザックから挑戦状を受け取るも方向音痴で決闘場所を間違える本編リスペクトのイベントが用意されている。

後者では地球がベルターヌ化した際にバラバラになった勇者たちの中でシャドーダグオンと共に序盤から登場し、合体形態の少ない序盤の貴重な戦力になってくれる。
ただし技がそこまで多くなく、火力不足感もあるため主役勇者たちが集まってくるとスタメン落ちする可能性も高い。

同じく勇者シリーズ共演ゲームの『新世紀勇者大戦』でも、他のメンバーから大きく遅れて中盤終わりあたりで登場。
時期が時期のため、主役、サブロボ共に充実している時期であり、武装が少ない上に火力もシャドーダグオンに毛が生えた程度しかなく、
固有スキルもないため(ライナーダグオンは修理装置、シャドーダグオンは2回行動持ち)、スタメンにするにはかなりの愛が必要。
ちなみに攻略本の参戦ステージの解説では、強化パーツなしのサンダーダグオン単機で数ターン凌がないといけないとはいえ、
戦力にならないので下がって援軍を待った方がいい」「このタイミングで強化なしは流石に辛い…」などかなり辛辣に書かれている。


【余談】
サンダーダグオンのデザイン自体はトランスフォーマーのギャラクシーシャトルの流用で、玩具もリデコである。
ギャラクシーシャトルの変形ギミックの都合上空洞となる部分にダグサンダーを合体させただけと言う極めてシンプルな構造となっている。
金型も流用されているためギャラクシーシャトルの玩具にダグサンダーを合体させることも可能である。
リデコでありながらオリジナルとは全くの別物仕様に仕上げたメカニックデザイン自体は見事であると言えよう。






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