重連合体ライナーダグオン/超重連合体スーパーライナーダグオン

登録日:2016/10/04 (火) 02:22:45
更新日:2024/03/09 Sat 14:32:14
所要時間:約 24 分で読めます





ライナーダグオン/スーパーライナーダグオンとは、『勇者指令ダグオン』に登場するロボット
ライナーチームという、その名の通り列車型のダグビークルと融合合体した3人/4人のダグオンが重連合体/超重連合体した姿である。




【構成ロボット】

初期の構成メンバーとダグビークル自体は第1話から登場しているが、ロボット形態の初登場は3話。
本調子でないダグファイヤーがガロン星人との戦いで窮地に陥った際、ライナーチームは突然気付いたかのように融合合体の力に目覚め、融合合体後、三位一体の連携でガロン星人を撃破した。
全機が「列車を模して作った防衛マシン」という設定で、列車に擬態しているわけではないため、いずれのビークルも後部にブースターユニットを装備している。
ブースターユニットは融合合体でロボットモードになった際にバックパックを構成する。


融合合体!

ダグタァァァボッ!!


ダグターボ

全高:10.5m
重量:22.5t
走行速度:480㎞/h
ジャンプ力:135m
出力:28,000BP(ブレイブパワー)
CV:子安武人

ターボカイに変身した広瀬海が、東海道・山陽新幹線300系のぞみをモデルにしたターボライナーと融合合体した巨大ロボ。
背部に巨大なホイールの付いたブースターを装備しており、脚部に装着して高速で突進する「ターボダッシュ」が得意技。
他のメンバーと違って飛び道具ではないため使用は8話、21話、48話と少なく目立った活躍もないが、機動力が高いことから単純な移動目的でも用いられることがある。
必殺武器は高速回転するトゲ付きのホイール「ブレイクホイール」。

活躍

ダグアーマー、ダグウイングとの連携でガロン星人を倒したことはあるが、単体で敵にトドメを刺したことはない。とはいえ、奮戦した場面はかなり多い。

第4話 コマのように高速回転して町を破壊するデスパルス星人の要塞内に閉じ込められたアーマーシンを助けるべく、身体を張って要塞の動きを止め、ファイヤーエンを救出に向かわせた。
第21話 先行して出撃したゲキ、シン、ヨクの救援に駆けつけて窮地を救う。ヒュドロン星人と再生宇宙人軍団にエン、リュウ、ライアンが囚われており、3人は少なからず感情的になって無策で飛び出して行ったため、カイの救援がなければ非常にヤバい状況だった。
第24話 メカージュ星人の手(枝)からガンドロイド(後のガンキッド)が落ちたとき、ガンドロイドを拾おうとする手をすかさず攻撃してガンドロイドを拾わせなかった。その後ガンドロイドは怯えて逃走したため、メカージュ星人の強力な武器を奪うことに成功した。地味だが超ファインプレー。
第29話 ラドンパ星人が地球人たちを悪に変えるために発動したラドンパの箱を破壊すべく、ダグシャドーと共に攻撃。ラドンパ星人と円盤は撃破しながらも、箱の発動は防げなかったが、何かしらの理由で箱の効力が発動しなかったために事なきを得る。*1
第40話 サルガッソを支配するワルガイア兄弟の1人、ヒドーとの巨大戦で、ヒドーの角をへし折って大ダメージを与え、退却に追い込む。ヒドーにルナが囚われていたため、ヒドーを打ち負かしたことがルナの救出に繋がった。

ターボカイ及び変身前のカイの活躍は以下の通り。

第1話 エンと共にパトカーに乗り込み、サンドール星人の起こした砂に飲み込まれそうになったガクを救出。サンドール星人との戦闘では、ターボホイールアタックで星人のうち1体を倒す。
第2話 「正義の味方に就職するつもりはない」とダグオンとしての活動には消極的だったが、一人で飛び出したエンを放ってはおけず、ライナーチーム全員で現場に赴き、ザゴス星人の空中都市作戦を食い止め、都市を元に戻す。
第3話 ガロン星人と真っ先に交戦したエンが激しく消耗した為、彼を置いて、残った4人でガロン星人との戦闘を展開する。ダグビークルやシャドーガードによる攻撃では決定打を与えられずにいたが、ライナーチーム全員で初の融合合体を果たし、星人の撃破に成功する。
第8話 宇宙獣モグネールのイビキが発する催眠効果を持ち前の真面目さで辛うじて跳ね除けながら、モグネールと真っ先に交戦する。黒幕のザゴス星人を倒した後はモグネールを宇宙に送り返した。
第13話 ライオソードを使いこなせず、ワイルディーに惨敗したエンを敢えて突き放すことで成長に繋げる。
第15話 宇宙魔女サキュバスに操られたダグアーマーを正気に戻すべく、ダグアーマーことシンの片思い相手のエリカに説得役を頼む。
第29話 ラドンパ星人の調査をリュウと共に行う。ラドンパ星人の目的を知った際には、得意の説教を行い、逆上させてしまうが、シャドーリュウに助けられる。
第38話 ダグベース内にいたが、待機中のファイヤーラダーとファイヤーレスキューが突然発進したことで異常を察知。シュラの破壊活動で火事となった病院において、ライナーチーム全員で救助活動を行い、ファイヤーダグオンを戦いに専念させる。
第40話 ヒドーに操られたギャラクシールナと交戦。本気で戦えず、ヒドーからも攻撃を受けるが、正気に戻ったルナに助けられた後、怒りの猛攻をヒドーに仕掛ける。
第42話 サルガッソ迎撃のために宇宙に旅立つことにした際、朝日山にルナの世話を頼む。
第47話 ジェノサイド空間から逃れた人々の避難誘導指揮を担当。シールドスモークでジェノサイド人間たちのかく乱も行う。


融合合体!

ダグアァァァマァァァッ!!


ダグアーマー

全高:10.7m
重量:26t
走行速度:170㎞/h
ジャンプ力:120m
出力:33,000BP
CV:山野井仁

アーマーシンに変身した沢邑森が、東北・上越新幹線E1MAXをモデルにしたアーマーライナーと融合合体した巨大ロボ。
ブースターに重火器を多数装備しており、火力重視の戦闘を主体としている。
必殺技は重火器を一斉に放って敵に猛攻撃を仕掛ける「ファイナルバスター」
シンが柔道を初めとしたスポーツ万能ならことから、背負い投げや「グラビトンキック」など、格闘戦にも秀でる。

活躍

第15話では宇宙魔女サキュバスに操られ、ダグファイヤーたちを窮地に追い込むも、正気に戻った後は単独で戦い抜き、グラビトンキックとファイナルバスターで撃破している。

アーマーシン及び変身前のシンの活躍は以下の通り。

第1話 サンドール星人の起こした砂に飲み込まれそうになったガクをヨクと共に救出。サンドール星人との戦闘では、ブレストモーターキャノンを使用。
第2話 「宇宙人との青春はお前(エン)に任せる」とダグオンとしての活動には消極的だったが、やはり一人で飛び出したエンを放ってはおけず、ライナーチーム全員で現場に赴く。ファイヤーエンがザゴス軍と交戦中しているところを見つけると、アーマーライナーからの攻撃で星人を蹴散らして助けた。
第3話 ガロン星人と真っ先に交戦したエンが消耗・療養を余儀なくされた為、「融合合体できるのは、エンだけなんだぜ」と愚痴を言いながらも、ガロン星人との巨大戦を展開。ダグビークルやシャドーガードで攻撃を仕掛けるも決定打を与えられずにいたが、ライナーチーム全員で初の融合合体を果たす。
第4話 ライナーダグオンへのコンプレックスから合体を拒み、1人で敵を倒そうとして、デスパルス星人の巨大独楽内に閉じ込められてしまうが、ダグターボとファイヤーエンに救出される。これによりコンプレックスを克服すると同時にチームとして協力することの必要性を痛感して、自ら合体を志願するに至る。戦闘後、出撃前にカイを殴ったことに対し、そのカイに殴られることでケジメを付ける。
第10話 キラード星人の攻撃で窮地に陥ったシャドーリュウの援護に現れ、真っ先に星人を攻撃して足止めを行う。「1人で宇宙人とデートか?オレ達にも紹介してくれよ」というセリフがカッコいい。
第22話 デモスに捕らわれた幼稚園バスの救助において、バックアップを務め、デモスにダメージを与える。
第28話 戦闘では囮になってヨクを援護。その隙にヨクが敵宇宙人を弱体化させるという連携を見せた。また、ヨクに惚れたユカリの想いを知り、ヨクのアタックを後押しする。


融合合体!

ダグウイィィィングッ!!


ダグウイング

全高:10.7m
重量:19.5t
走行速度:180㎞/h
飛行速度:マッハ3.2
出力:25,000BP
CV:結城比呂(現:優希比呂)

ウイングヨクに変身した風祭翼が、山形新幹線400系つばさをモデルにしたウイングライナーと融合合体した巨大ロボ。
大きな翼とスラスターの付いたブースターを背中に装備しており、空中での高速戦闘や冷気を扱った技を得意としている。
融合合体形態ではダグシャドーと並ぶ空中戦の要であり、ダグウイングの場合はスピードを重視している。
必殺技は両肩のファンから冷気を放って相手を凍らせる「ブリザードタイフーン」。
また、腕の結晶体は「クリスタルカッター」として発射することも可能。

活躍

単独で敵を撃破したことはないが、第9話のガラバード星人との空中戦では相手の翼を切り裂いて飛行能力を奪い、第27話のパイダ星人戦では敵の蜘蛛の糸を封じ、勝機を見出す活躍を見せた。
どちらも相手の動きを観察して弱点を見つけるという、ヨクの持ち前の頭脳が光った。

飛行能力を生かしての救助活動も見られ、第35話でのサバラス星人事件では、ダグシャドーと共に船の救助を行い、第37話でのトラッカー星人事件では、ダグターボとダグアーマー(ダグドリルは遅れて加わる)が壊れた橋の支柱を支えている間、ダグウイングは橋の上で車の救助活動を行った。

ウイングヨク及び変身前のヨクの活躍は以下の通り。

第1話 サンドール星人の起こした砂に飲み込まれそうになったガクをシンと共に救出。サンドール星人との戦闘では、ブリザードハリケーンを使用。
第2話 「宇宙人の細胞が手に入ったら持ってきてください」とダグオンとしての活動には消極的だったが、エンを一人で戦わせるわけにも行かずライナーチーム全員で現場に赴く。ただし今回はまだ大きな見せ場がなく、浮遊装置の停止という得意の機械操作もターボカイが行った。
第3話 ガロン星人と真っ先に交戦したエンが消耗した際、ファイヤーレスキューの治療カプセルを使って、ダグテクターを修復するが、エンの回復は時間を置かねばならなかった。ガロン星人との巨大戦では、ダグビークルやシャドーガードで攻撃を仕掛けるも決定打を与えられずにいたが、ライナーチーム全員で初の融合合体を果たす。
第9話 ガクが拾ってきた謎の芋虫ザムザを育て始めるが、あらゆるものを食べてどんどん大きくなるザムザの大量発生により町はパニックに陥る。ザムザ事件の首謀者のガラバード星人の棲み処に、ザムザごと連れて行かれてしまうが、これに乗じて棲み処にあった餌のザムザを一掃。更に融合合体を行なって先述の活躍へと繋がる。
第12話 アルマー星人の破片を調査したことで、現戦力では限界があることを感じ取り、アルマー星人を倒したライアンを仲間に加えることを提案。リュウに頼んで、ライアンの居場所を見つけてもらう。
第22話 デモスに落とされた幼稚園バスをドリルゲキと共に支える。デモスの手で幼稚園バスごと地割れに落とされてしまうも支え続け、ファイヤーエンたちが全員を救出すると、自分たちも脱出する。ウイングヨクにしては珍しいパワー担当の作業だった。
第24話 メカージュ星人とガンドロイドの能力を分析し、対抗策に繋げる。
第27話 マウザー星人との戦闘でシャドーリュウとの大回転ハリケーン・ダブルアタックを使用。事件後、マウザー星人の突然の全滅を「地球の食べ物が体に合わなかった」と分析。
第28話 パイダ星人の被害に遭ったユカリを介抱する。
第42話 エンの見舞いに行ったライの代わりに、ダグベースを操作して、スーパーファイヤーダグオンの能力を解析。マドーとゲドーの力でダグベース内に閉じ込められ、基地の動力炉が暴走した際には、必死の操作で対処しようとする。



重連体!


ライナァァァァ!ダグオンッ!!



◆重連合体 ライナーダグオン

全長:20.5m
重量:68.0t
走行速度:450km/h
最高飛行速度:マッハ5.0
総出力:265,00BP

ライナーチームの3体が重連合体した巨大ロボ。
ダグターボが胸部と腰部と左腕、ダグアーマーが右腕全体と右足、ダグウイングが左肩と左足と背中を構成する。
3体のユニットがバラバラに組み合わさっているため、最初に3人が手を重ねて合体コード発動後、全機が最初にユニットを全て切り離してから変形プロセスへ移行するというシークエンスを特徴とする。
三体の武器や性能をバランス良く使うことができる。
左腕のホイールを投擲する「ホイールカッター」、右腕の重火器を発射する「アーマーバスター」も強力だが、強力な冷気を放って相手を凍らせる「ライナーブリザード」とドリルのように高速回転して突撃する「ライナータックル」が最大の必殺技。

合体後はカイが主導権を握っているが、個々の人格も存在している。逆に言えば、三人が合体する意志を持たなければ合体できないのが弱点。

活躍

初登場は第4話で、この回は冒頭とクライマックスの計2回合体している。
冒頭ではデスパルス星人の要塞が引き起こした津波を融合合体形態では食い止められず、危機に陥ったとき合体の発動に成功し、津波をライナーブリザードで凍結させて街を守った。
この後、エンの「3人揃って1人前」という不用意な発言を気にしたシンが意固地を張り、合体を拒否してしまうが、カイの身体を張った行動に胸を打たれたことで、改めて合体。ファイヤーダグオンと連携して、ライナータックルでデスパルスの要塞を撃破している。

その後の登場エピソードは以下の通り。

第5話 遅刻したエンが便所掃除の罰を与えられて出撃できないため、一気に合体してトドメを刺そうとする。エレクトロ星人に隙を突かれてピンチに陥るが、一時的な離脱を許されたエンが駆け付けたことで事なきを得る。
第8話 イビキで睡魔を誘うモグネールに鼻フックをかまして強引に起こし、ファイヤーダグオンをアシスト。更に叩き起こしたモグネールが敵の要塞を破壊するという幸運もあった。
第9話 ダグウイングとの戦闘で翼を切り裂かれて弱体化したガラバード星人にライナーブリザードとライナータックルでトドメを刺す。
第11話 アーク星人と初交戦。アーク城の侵攻を止めようとするも、ライアンも加わっての三つ巴となる。最終的には痛み分けに終わる。
第12話 アルマー星人に吹っ飛ばされて動けなくなり、ピンチに陥る。ライオソード以外で倒せない相手なので、これはやむを得ない。
第13話 ワイルディーと戦うも、相手の幻術に惑わされて、ピンチに陥る。相手が剣術も駆使する宇宙人であったため、ライナーダグオンは分が悪かった。
第14話 強敵グリフィンに苦戦。マリアがグリフィンをなだめなければ、ファイヤーダグオン共々負けるところであった。
第17話 フェニックス星人と交戦。第2形態との戦闘では、石の姿になって逃げ延びようとするフェニックス星人を見つけて破壊した。
第18話 ファイヤーダグオンがバンダー星人の体内から捕らわれた子供たちを救出した後、ライナータックルでバンダー星人を粉砕した。
第19話 ドランゴランが地中潜行出来ないと倒せない相手だったために苦戦。
第21話 亡霊宇宙人軍団に手も足も出ず、ファイヤーダグオンたちと共に捕らわれそうになるが、ダグドリルのおかげで助かる。
第32話 エンと共に囮捜査を行っていたゲキが負傷したために出撃。パワーダグオンのピンチをシャドーダグオンと共に救うも、デスコップのデスバスターでリタイア。
第36話 ゲキがエンと行動を共にしていたことからゲキを無視して合体。すぐに必殺技を使うというフラグを立てた為、サバラス星人の宇宙船から返り討ちに遭い、合体強制解除。
第45話 ゲキが別任務に就いたために出撃。強敵マドー相手に粘り強く戦いはしたが、マドーに攻撃を吸収され、ライナータックルも弾かれた。

勇者シリーズのサブロボとしては割と活躍しているが、隙を突かれてピンチに陥ったり、相性の問題で苦戦したことも多い。
寧ろ、合体前の融合合体ロボのほうが活躍している気がする…
しかし、勇者シリーズの3体合体ロボとしてもかなり優遇されているほうで、スーパーライナーダグオン登場後も登場している。
4体合体が登場すると3体合体は全く登場しないことも多いので、3回も登場し最終決戦にも参戦、グレート合体と同じ場に居合わせるなど誰も予想しなかったであろう。



融合合体!

ダグドリィィィルッ!!



ダグドリル

全高:10.8m
重量:32.0t
走行速度:150㎞/h
飛行速度:マッハ2.5
出力:42,000BP
CV:江川央生

激化するサルガッソの侵略に備えて任命された6人目のダグオンで、ライナーチームの追加メンバー。
ドリルゲキに変身した黒岩激が、C62型蒸気機関車をモデルにしたドリルライナーと融合合体した巨大ロボ。
運転席が機体先頭部ではなく中央部にあるため、融合合体の際にはドリルゲキが先頭部まで走って移動する。
合体機構との兼ね合いもあり、融合合体の際、機体が3つのユニットに分離するが、他の3体も融合合体の際にブースターを分離させる構造なので違和感は少ない。
ドリルライナーは後部のブースターを機体先頭に取り付けることで地中潜行を行なえるため、そのまま地中から敵に接近したり、地中の敵を攻撃することができる。
必殺技は「ドリルアタック」。肩のドリルと背中のブースターを胸部に装着し、突撃して相手を貫く。
また、額の結晶体から「ロックバスター」という連射光弾、側頭部の角からは「ドリルパルサー」という光線も放つ。
融合合体形態では最もパワーがあり、飛行能力にも優れるが、高速戦闘向きの装備は少なく、空中でもパワー重視の戦闘スタイルとなる。

活躍

ゲキは第16話で初登場し、第19話でドリルゲキとドリルライナーが誕生、第20話でダグドリルに初合体。

追加メンバーということもあって、扱いは割と優遇。初登場補正の回を除いても、全形態が大いに活躍。
ゲキはエンとつるむことが多かったため、ライナーチームの3人とは別行動を取った回も多い。

第19話 ブレイブ星人から異空間に引き込まれゲキは、細かい説明を一切聞かず自らダグオンとなることを志願。初陣では、シード星人に襲われていたマリアを助けた後、ドリルクラッシュでシード星人を一掃。その後は、ライナーダグオン、シャドーダグオンが苦戦していた植物獣ドランゴランの根をドリルライナー・アタックモードで撃破。
第20話 ヌーベル星人の強固なバリアーをドリルライナーで破れず思い悩んでいたが、エンとガクに鼓舞されたことがキッカケで再度バリアの破壊に挑み、その過程で初めて融合合体を発動。ダグドリル・ドリルアタックモードになったことでバリアーの破壊に成功する。星人が宇宙船から放つミサイルをドリルパルサーで迎撃しながら接近して、宇宙船の硬質ボディすらも貫くことで単独勝利を収めた。
第21話 ダグファイヤーとの友情合体を二度も試みるも失敗。だが、危うく敵に吸い込まれそうになったライナーダグオンの腕を掴んで耐え抜く。3体合体を合体前のたった1体で支えられるのはゲキの根性あってのものだろう。
第22話 ウイングヨクとのコンビと持ち前のパワーで幼稚園バスを支える。
第24話 ライナーチームの他のビークルをドリルライナー・アタックモードの後部に連結して地中潜行を行い、接近困難なメカージュ星人へ密かな接近に成功する。
地中から飛び出す際に融合合体を行い、地上から4体が猛攻撃を仕掛け、更に空中からもシャドードラゴンとダグファイヤーも攻撃を仕掛けて相手を混乱させ、その隙にガンドロイドを保持する枝を破壊した。
第32話 デスコップとの等身大の戦闘において、相手の唯一の飛び道具であり、極めて強力な銃を拳で打ち破る大健闘を見せる。ただしこれで負傷したため巨大戦には参加できず。
第37話 別行動を取っていたために遅れて出撃するが、倒れ掛かる橋を支えきれないダグターボ、ダグアーマーに加勢し、持ち前のパワーで橋を支えて、ダグウイングの救助活動を支援した。
ちなみに、この回では、第26話の総集編以来となるライナーチーム全員の融合合体シーンが通常版で描かれた。
第40話 銭湯帰りの夜道で何者(その正体はヒドーに洗脳されたルナだと後に判明)かに闇討ちされ、圧倒された末に命を奪われそうになるが、シャドーリュウに助けられる。翌日、ダグベースのシステムでもカイの位置が把握できない事態が起き、怪我を負っているにも拘らず、仲間たちと共にカイの捜索を行い、首謀者のヒドーに各ダグビークルで攻撃を行い、撤退に追い込み、カイとルナを見つけ出す。
第45話 マドーが火星の地中に埋め込んだ重力波発生装置を破壊すべく、エンを不意打ちで気絶させて勝手にドリルライナーで身代わり出撃。装置周辺の広範囲に発生した灼熱のマグマに苦しみながらも、ドリルアタックで装置の破壊に成功。それにより、重力波で苦戦する味方を救うという大活躍を見せた。



ようし、今こそ合体じゃ!

何?

4人じゃ!ワシら4人で合体するんじゃ!

4人で!?

合体……!?

そうじゃ!もはやそれしかあるまい!

面白い、いいでしょう!

おう、その賭け乗ったぞ!

よし、やってみるか!

おっしゃあ!今こそ、ダグオン魂見せる時じゃ!!



重連体!


スゥゥゥパァァァ!ライナァァァァッ!!ダグッ!!!


できました!!

やったやったぁ!!

ガッハッハッハッハ!どうじゃどうじゃ!!

今までの借り……たっぷりと返させてもらう!!



◆超重連合体 スーパーライナーダグオン

全長:24.5m
重量:110.0t
走行速度:520km/h
最高飛行速度:マッハ10+
総出力:400,000+BP

ダグドリルを含めたライナーチーム4体が超重連合体した巨大ロボ。ダグドリルは脚部、胸部と右肩の武器になる。
最初に4人が手を重ねて合体コードを発動後、全機がユニットを全て切り離してから変形プロセスに移行するのはライナーダグオンと同じ。
ダグドリルが加わったことで、パワーを中心に強化されたライナーダグオン。
合体完了時のポーズはダグターボ、ダグアーマー、ダグウイング、ダグドリルの決めポーズを繋げたものとなっている。
武装はライナーダグオンから引き継いだものに加え、両肩部のアーマーから発射する「スーパーロックバスター」が主力技。
両脚部には下駄にも似た突起を内蔵しており、滑り止めとして使えるほか、そこから繰り出す「ライナーゲキック」というバンカラな技もある。
必殺技はドリルから放つ螺旋状の光線「スーパーライナークラッシュ」。
メイン人格はライナーダグオンから引き続きカイだが、時々ゲキがカイを押し退けて喋ったり戦ったりする場面がある。
ゲキが加わったことで妙に暑苦しくなったのは内緒だ。

活躍

初登場の第21話では、仲間達全員が囚われた中、ヒュドロン星人率いる再生宇宙人軍団を相手に八面六臂の大活躍を見せた。
再生ヌーベル星人と再生キラード星人の猛攻撃をものともせず、攻撃を受けたときの爆炎に紛れて一気に間合いを詰め、キラード星人、ヌーベル星人、フェニックス星人を殴り飛ばす。
再生ガラバード星人が空中から攻撃すれば即座に飛び上がって殴り倒し、背後から攻めてきた再生サキュバスには右手のアーマーバスターで顔面を撃ち、下から攻めてきた再生ガロン星人はゲキックで蹴飛ばして退散。再生宇宙人軍団をアルマー星人以外あっという間に仕留めてしまい、残されたアルマー星人も困惑する始末だった。
手駒が尽く倒されたヒュドロン星人は再生宇宙人軍団を吸収・融合してスーパーライナーダグオンに襲いかかるが、スーパーライナーダグオンのパワーは圧倒的で、星人の両腕を引きちぎり、ゲキックで強烈に蹴飛ばし、必殺のスーパーライナークラッシュでヒュドロン星人を粉砕。
今回危ない場面では全てゲキが機体の主導権を奪い、得意の力技で押し切ることにより戦いを優位に進めていた。
初登場補正もあるとは言え、まさに文字通りの圧倒的で爽快な活躍ぶりであった。

ちなみに前作同様、やってみたら出来た合体である。むしろ前作は「同じシルバーナイツだし」という合体に挑戦して成功する根拠があったが、こっちは本当に合体できるかどうかもわからないまま土壇場で合体した。
(一応、ドリルライナーも列車型ビークルで、他のライナービークルと同じ場所から発進するようにはなっていたのだが、他の3体と同じチームであることは事前に説明がなかった。)

その後の登場は以下の通り。スーパーライナーダグオンになっても引き続き一定の頻度で登場し、地球を守るべく戦い続けた。

第22話 前回の活躍が嘘のように、デモスに苦戦。まぁ、ファイヤーダグオンも苦戦したからしゃーない。
第25話 シャドーダグオンと共に駆けつけて、ファイヤーダグオンとガンキッドを救出。彼らをライアン救出に向かわせ、敵の足止めをする。
第27話 ファイヤーダグオンは無限砲、シャドーダグオンはシャドー牙王斬りでマウザーロボにダメージを与えるも、自身はダメージを与えられず。
第30話 相手が指折りの強敵アーク星人だった為、見せ場なし。ライアンに助けられた後は、シャドーダグオンと共に、ガンキッドにエネルギーを与える。
第31話 シスターザゴスの円盤ロボットに苦戦。シャドーダグオンと共に無限砲を使用して撃破するが、そもそも接続方法がないためバランスが悪く、反動で派手に吹っ飛んだ。出力400,000+BPとは一体…
第33話 フットバー星人の台風を破るべく、エンの閃きに従い、シャドーダグオンと共にフットバー星人を本物の台風に誘導して、台風を相殺。
第34話 成層圏から狙い撃ちされて、大ダメージを負ったため戦線離脱。巨大戦力は、パワーダグオンのみとなった。
第39話 序盤はアーク星人に囚われる。脱出後はアーク星人に苦戦するライアンの元へ、パワーダグオン、シャドーダグオン、サンダーダグオンと共に援護に駆け付けたが、ライアンが一騎討ちを望んだため加勢しなかった。
第41話 ゼルマーに手も足も出なかったが、スーパーファイヤーダグオンでやっと倒せた相手なので敵うはずもない。
第44話 サルガッソの囚人たちが乗る戦闘ロボット軍団と戦う。シャドーダグオンと共に何体も倒していくが、物量戦に押されていき、取り囲まれて窮地に陥る。幸いにして宇宙の果てから帰還したライアンが乱入し、助けられて事なきを得る。
第46話 ライオソードを持って、サルガッソに赴くが、黒幕のジェノサイドによって、サルガッソに引き込まれ、一時的に操られてしまう。
第47話 ジェノサイドに洗脳された軍隊の駆る戦闘機が山海高校に避難した市民たちを狙った為、シャドーダグオンと共にとなって校舎を守り抜く。




……さて、ここまで読んでお気づきだろうか。
スーパーライナーダグオンは初戦以外でフィニッシュを決めたことが一度もなく、アシストなどの活躍も殆どないのである
山海市を舞台とする最終決戦では防戦一方という不利な状況で一歩も退かずに奮闘していたが、このエピソードではエンにスポットが当たっていたため、見せ場と言える見せ場もなかった。
勇者シリーズの4体合体サブロボは本来ならば、ある程度の活躍が期待されるのに、ダグオンの場合は4体合体のサブロボがかませ犬のような立ち回りになっているのである。
ついでに合体バンクもフルバージョンが登場したのは、初登場回と総集編回の2回だけ。これを不遇と言わずしてなんと言おうか

スーパーライナーダグオンはスペック上、スーパーファイヤーダグオンに次ぐ、ダグオンの主戦力である。
しかし、本編中ではスーパーライナーダグオンがほとんど活躍せず、追加メンバーのゲキのほうが単独で活躍することが多かった。
ゲキは「パワーと根性で全てを強引に解決しに行く」というエンと似たスタンドプレーで戦果を上げることが非常に多かったのだが、冷静なカイが主導権を握るスーパーライナーダグオンではゲキの強みを活かしきれなかった。
初登場回のように「カイがメインとなって冷静に動きつつ、状況に応じてゲキが力技で押し切る」という立ち回りであればもっと活躍できたかもしれない。
本作は各キャラクターの強烈な個性が物語の重要な要素を担っており、スーパーライナーダグオンはゲキの強烈な個性を活かせる演出が少ないことを考えれば合体形態の見せ場が少ないのは仕方がないのかもしれない。
更にテコ入れのために追加されたメンバーが全体として見たときに多く、ライナーチームにスポットを当てられる回が中盤以降少なかったという事情もある。
しかし、活躍と言える活躍がたったの1回しかないのは気の毒と言わざるをえない。



【ゲーム作品】

ライナーチームは勇者シリーズのオールスターゲーム『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』及びその続編『ブレイブサーガ2』に登場。
どちらも合体前の4体とスーパーライナーダグオンが登場。パワーアップ前のライナーダグオンは未登場。
火力と遠距離が魅力のダグアーマー、素早い動きで行動の速いダグウイング、近接攻撃力の高いダグドリルと合体前でもそれなりに活躍出来るが、リーダーのダグターボに関してはブレイクホイールしかない上にプレイヤーから「弱いぞ!」とクレームが来たとかなんとか…。続編で見直されたかと言うと……弱いと思ったら愛で育ててください。(作中の図鑑より)
ただし、ブレイブサーガ2では4体のレベルが同一に反映されるようになったため、レベル上げ自体は苦ではない。
合体後のスーパーライナーダグオンも4体の武器を強化した技や、本来ライナーダグオンの技のライナータックル、必殺技のスーパーライナークラッシュの使い勝手も良く、バランスの取れた良ユニットとして本編以上の活躍が見込める。
ちなみに、ライナーブリザードのモーションはスーパーロックバスターと同じく両肩から猛吹雪が発射されるものになっている。アニメ本編のモーションが某超電磁スピンと同じなのがまずかったのだろうか?
なお、ブレイブサーガ2では『伝説の勇者ダ・ガーン』のセブンチェンジャーとの合体技、烈風斬が存在。(合体技と言ってもセブンチェンジャーの剣を借りて斬りつけるだけだが…そんなの入れるならセブンチェンジャーの多段変形技再現しろよと思ったプレイヤーも数知れず
これは、セブンチェンジャーの担当声優が海と同じ子安武人氏であることからの声優ネタ。
同じように、合体前のダグドリルにも『勇者王ガオガイガー』にて同じ江川央生氏の演じるゴルディーマーグとの合体技、ゴリマーグが存在。
こちらは、ゴルディーがダグドリルを投げ飛ばすだけのシンプルな技だが、攻撃範囲がクッソ広いのが特徴。どれだけ投げられるんだ激……?

新世紀勇者大戦』にはライナーダグオン、スーパーライナーダグオン両方登場。
こちらでは何故かライナータックルが最弱技であり、最強技が移動後使用不可のアーマーバスターというチグハグさ、そのためメイン武装は移動後使用可能のマップ兵器であるライナーブリザードでトドメには向いてないものの、削り役としては非常に優秀。
だがスーパーになると移動後使用可能なのが最弱のキック(ゲキック)のみになり、マップ兵器も失うと使い勝手はむしろ悪化する。
また合体イベントがガンキッド登場エピソードに統合され、炎との友情合体に失敗したダグドリルが、敵の目の前で合体済みのライナーダグオンと無理矢理合体し、ライナーチーム含めて合体できた事にゲキ以外全員が割と引き気味で驚くという、まるでシルバーナイツが憑依したかのような原作とは正反対でシリアスの欠片もない展開になる。その割にはライナーチームもノリノリで超重連合体バンク流れるけど
ちなみに本作ではライナーダグオンとダグドリルには本来互換性がないイレギュラー合体という設定になっている。

スーパーロボット大戦30』において、本来はダグオン未参戦なので直接の登場は無いが、参戦作品の一つであるシンカリオン速杉ハヤトの口から、名前は出ないものの明らかにスーパーライナーダグオンとしか思えないロボを見たことあるような気がすると語られている。
スパロボには出たことは無く、シンカリオンとも共演したことは無いはずのライナーダグオンの記憶がハヤトにある理由とは…



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最終更新:2024年03月09日 14:32

*1 リュウは「箱は壊れていた」と推測するが、カイは「地球人はラドンパ星人が思っているような善人ではなかったから影響がなかったのかもしれない」と推測した。