登録日:2016/12/02 Fri 01:00:00
更新日:2025/10/14 Tue 12:28:53
所要時間:ムー(約 4 分で読めます)
竈門襧豆子とは、漫画『
鬼滅の刃』の登場人物。。
 
◆プロフィール
声:
鬼頭明里
演:髙石あかり
誕生日―12月28日 (やぎ座)
年齢―14歳(1話時点) 
身長―153cm(同150㎝) 
体重―45kg(同39kg) 
出身地―東京府 奥多摩郡 雲取山(現・
東京都西多摩郡雲取山) 
趣味―裁縫(商品として売れる出来栄え) 
好きなもの―金平糖 
◆概要
竈門家六人きょうだいの長女。
ある年の暮れの晩、人を
鬼に変える力を持つ
とある鬼に襲われて鬼にされ、家を離れていた炭治郎を除く家族を惨殺されてしまう。
駆け付けた炭治郎を鬼の本能のままに襲い食い殺しかけるも必死の説得で辛うじて理性を取り戻し、食人衝動を無理矢理抑え込む。
その後は鬼殺の剣士となった兄に連れられ、鬼から人を守る鬼となる。
しかし、それでも人に戻ったわけではなく、禰豆子からは多くのものが失われてしまった。
◆外見と性格
炭治郎の贔屓目でなく実際町でも評判の美人で、炭治郎と違ってよくモテたらしい。醜女とか言ったら兄に2ページに亘って訂正を求められるから気を付けよう。
頭髪は腰ほどもある長い黒髪で毛先が少し赤い。人間だったころはまとめていたが鬼となってからは流している。
瞳は兄のように赤(アニメではピンク)。
服装は桃色麻の葉柄の着物に黒い羽織を着用。また、人を襲わないための保険として竹の口枷をつけている。
鬼になってからは感情が希薄になり
竹を咥えている為、意思疎通はどうにか図れるが喋ることもできなくなり、また瞳も常時濁ったままとなっている。
家族(炭治郎)を守るという一心で行動しその力を振るっていたが、後に彼の師匠・
鱗滝左近次に
「人間は皆お前の家族だ。人を守れ、人を傷つける鬼を許すな」という暗示をかけられたことで、
人間全てを家族と認識し、家族を傷つける鬼を滅するため行動するようになった。
判定のキーになるのは優しさや悲しみといった感情のように思われ、対象となった人間を自身の母や弟妹に幻視する。
ケースによっては鬼であっても家族と認識することもあり、それは禰豆子自身の意志が確かに残っていることを示している。
ただし禰豆子は、炭治郎を除く家族たちが既に死去していることも理解している。なので暗示はあくまで手助けに留まる。それ故に大多数の鬼殺隊隊士同様鬼への憎悪は深く、実行犯である無惨本人は勿論、彼の血が濃い上弦の鬼に対しても向けられる。
また、人間を守るという確かな理念に従って行動してはいるが、食人衝動自体は未だ消え去っておらず、目の前で人の血を見たりなどすると再びぶり返す。自らの強靭な意志の力で以て必死で衝動に抗っている状態なのだ。
理性が退行したことである意味で枷が外れたのか、生前の淑やかさとは打って変わってお兄ちゃんに甘えている。その様は幼子か懐いた
猫のよう。
描写こそ少ないが、あの当時の禰豆子が事あるごとに炭治郎を抱きしめたり膝枕を自然に受け入れたりなんてとてもできないだろう。妹であるのと同時に長女でもあるし。
◆戦闘能力
鬼であるため太陽が照り付けている間は活動できず、体を小さくして炭治郎が背負う箱に隠れている。逆に大きくなることも可能。
応用として、その場で体格を小さくすることで相手の攻撃を避けるという小技を使ったことも。
問題は昼の時間か夜の時間かではなく日の光の有無なので、曇り空や日の射さない屋内なら活動できる。
見かけは少女だが鬼であり、かつ禰豆子の場合は変化時に分け与えられた血の量が多かったため、人を喰らっていないにもかかわらず高い身体能力を有しており、鬼特有の高い再生力も有している。
ただし後述の理由により普通の鬼と比べ再生は早くない。また禰豆子は体術に秀でているわけでもなく複雑な思考も出来ないため、攻撃パターン自体は単純である(炭治郎の指示である程度はカバーしている)。
なぜか蹴りを多用する。どうせなら引っ掻きも使えばいいのに…。男性読者サービスか?
鬼を滅ぼす手段(日輪刀)の有無を考慮しなくても総合的な戦闘能力は炭治郎一行の中では低い。だが…
禰豆子は「成長する鬼」である。それも人を喰って力を拡大する他の鬼とは異なり、鬼としての性質そのものを意志力で順次書き換えていくという規格外である。
鬼とてエネルギーを消費するため、人の血肉を長期間喰らわなければ狂暴化から衰弱してしまうが、禰豆子の場合、エネルギー回復を睡眠で代替するように身体の作りが変化している。それを以て奇跡と称されるが、詳細は不明。
ただし、あくまで鬼であるため血肉が主な糧であるということ自体は変わらない(上述の通り、精神力で摂取するのは堪えている)。
この代替のために再生能力を十分に発揮できなくなっているほか、回復のため必要がないときは殆どの時間を眠って過ごしている。
以上のような例外的性質からか、肉はおろか血すら摂取していないにも拘わらず、炭治郎の危機に反応して血鬼術に覚醒した。
それどころか怒りだけで覚醒を重ね、後に体躯が大人?へと成長し一段上ともいうべき形態に進化を遂げる。
額から角が伸び、皮膚には植物のような文様が走り、トレードマークの竹轡を嚙み砕き、鬼らしく筋肉質な立派な体格となる。
攻撃パターンこそ変化はないが、蹴りを入れる途中で脚が斬り落とされようと一瞬で再生し、そのまま上弦の鬼を蹴り飛ばしている。
胴を両断されてもすぐくっ付き、それどころか全身をバラバラにされても血液で胴体と繋ぎとめて元通りに再生する。
上弦の鬼の攻撃を真正面から直撃しながら戦闘を続行する上弦の鬼クラスまで上昇した膂力と回復速度を以て敵を圧倒する。
この状態の禰豆子は生来の性格とはまるで別の、敵を叩き潰す喜びが芽生えている(禰豆子でなくなる)かのような表情を見せている。
また人間の血肉への飢えが理性よりも勝ってしまっており、流血した人間に襲い掛かろうとしてしまった。
ただしその残虐性はある種の暴走状態であったようで、後に禰豆子の意志でいつでもこの形態に変化し戦えるようになった。猿轡を噛み砕くか否かが暴走の有無の境目である模様。
    
    
        
第126話。禰豆子はなんと、牙(犬歯)や目などの獣相は元のままで鬼でありながら太陽光を克服した。鬼舞辻無惨以来1000年近くに渡る鬼の歴史上初の変異体である。
珠世の推測では、禰豆子はその「変異への意志力」を太陽光克服に全てつぎ込んだらしい。それとともにある程度の言葉や感情表現を回復した。その無邪気な笑顔と「おはよう」はあまりにも尊い。
…が、「コレは無惨を釣り出す最高のエサだ」という判断の元に鱗滝左近次の元に預けられ、鬼を人化する薬を投与されたため無限城決戦にはほぼ不参加。出番…。
     
 
    
    
        
血鬼術:爆血
己の血に発火・爆発性を付与し、発破する能力。
付与及び発破は遠隔的に行うことが可能。初回発動の際は左手を握りしめることで発火させていた。
血を体内で液体爆弾に変えて流すのではなく、発動前に流していた血も対象となる。
爆血で生じた炎は破壊や殺傷を伴わず鬼だけを燃やすという特異な性質を持っている。
また鬼の使う血鬼術も対象であり、例えば血鬼術による毒に冒された人間に用いれば損傷なく毒だけを燃やし飛ばすことが可能。
鬼がこの炎で身を焼かれると非常に痛い上に、上弦でさえ再生するには時間を要するほどの火傷を負う。
日輪刀では切れないような硬さの蜘蛛糸を一瞬で焼き尽くす、催眠効果を打ち消すなど、他者の血鬼術を強制解除する事もできる。
ただ使いすぎれば回復のための眠りを必要とするため多用はできない。
     
 
◆余談
ヒロインであるが、喋らず意志も希薄なため能動的に話に加わってくることもない。
なので主人公に背負われる形で同行していながら場面が日中であるが故に、連載数か月で数コマしか出番がない時もある。
特に単行本4巻での出番の少なさは多くの読者を禰豆子不足に陥らせた。
上述の通りまともに喋ることはないが、アニメでは多少セリフが増えている。と言っても、禰豆子の脳内での思考などがセリフになっただけであり、実際に発声している訳ではない。
最近は日が当たらなければ活動的な場合があり、兄に構ってほしがったりなど甘えん坊な面を見せるようになっている。
魘夢の襲撃時には、兄「起きなきゃ…」→起こして撫でてもらおう→起きてくれない→怒って頭突き→
(石頭)→出血しても起きてくれなくて泣き出す→
血鬼術発動、という華麗なコンボは読者の腹筋に大ダメージを与えた。
単行本の幕間ではムーコのあだ名がついた……
衣装の露出は少ないが戦闘スタイルと希薄な自我の関係で惜しげもなく足をさらす。
…それでもニュートラルでミニはいてるようなキャラクターと比べれば随分控えめなサービス要素。一部ではそのチラリズムがいいとかなんだとか。
好みのタイプは「飛車みたいな人」。
飛車は縦横自由に動き回り、敵陣に踏み込むと竜王になる駒である。つまり、実直でいてフットワーク軽く周囲に気を回し、それでいていざというときに頼りになる男性といったところか。
ちなみに、ぼんやり思い浮かべるのではなく、頬を赤らめ照れながら答えているので、真剣にそういう男性が好きなようである。聞いた弟は困惑しているが。
アニメでは、禰󠄀豆子以下の竈門家の弟妹達の声優もやたら豪華  な事が話題になったが、これは禰󠄀豆子役のオーディションに落選した方々をスライド採用した模様。
公式ファンブックによると、得意技は「高速そろばんはじき」。これまで7つのそろばんを破壊した事があるらしく、兄や母の
頭突きと同じくらいに恐れられるほどに強力なデコピンを使えるらしい。
善逸の事は珍妙なタンポポと思っている模様。
 
    
    
        | + | 重度のネタバレ | 
最終話にて大正のはるか未来、恐らく令和と思われる現代で彼女の曽孫である姉弟が登場する。
 
姉弟とも「彼 」と禰豆子に瓜二つ。
 
ファンブック2のおまけ漫画の終盤で善逸から正式に求婚されているが、まだ結婚した直接の経緯は描かれていない。
 
「飛車みたいな人」に彼が該当すると解釈されたのか、それともアプローチが心を動かしたのかは謎に包まれている。
 
ちなみに禰豆子にそっくりな姉「燈子」は、おそらく鬼になる以前の禰豆子に似たらしく気の強い性格であり、また先祖の夫側の血を受け継いだかかなり面食いな模様。
 
善逸は燈子の台詞からして彼らが物心つく頃までは存命だったことがうかがえるが、禰豆子がいつまで存命だったのかは不明。本編時点で8歳だった産屋敷輝利哉が日本最高齢となっていることから、それより歳上だった本編の登場人物はエピローグ時点では鬼である愈史郎を除いては全員他界していることになる。
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2021年、浅草で開催された鬼滅イベントで彼女が咥えている竹を模した「禰豆子の竹筒肉まん」(価格800円)が販売された…のだが、心が汚れている人にはアレな形状に見えると一部で話題になった。現在でも検索すれば出てくるが、一応閲覧注意。
追記修正は力を覚醒させてからお願いします。
    
    
        
-  ↑2 実際善一とくっついちゃったしなあ。  -- 名無しさん  (2020-10-17 20:24:55)
-  カップヌードルの蓋止めの解説がぜんぶむーむーでワロタ  -- 名無しさん  (2020-11-16 11:31:25)
-  ↑2もしかしたら禰豆子ちゃんの子と善逸の子が結ばれたかもしれん。とはいいつつ他に結ばれるイメージがないのも事実  -- 名無しさん  (2020-11-17 06:48:06)
-  第2回人気投票で11位という結果に炭治郎と同じ気持ちになったわ。  -- 名無しさん  (2020-12-02 12:56:27)
-  以前海外の方の禰豆子のコスプレをみたことある。凄いクオリティ高かったけど、「噛んでもいいかな?」って発言したせいで非難轟々だったのが未だに頭に残ってる。  -- 名無しさん  (2020-12-02 19:50:47)
-  作劇上の扱いが難しくなりすぎた感があるキャラ  -- 名無しさん  (2020-12-22 09:34:36)
-  彼女の誕生日に劇場版が歴代1位になるとは中の人の誕生日に公開といい何かと運命的ね。  -- 名無しさん  (2020-12-28 12:14:58)
-  なぜか浮上してると思ってたら誕生日か、おめでとう  -- 名無しさん  (2020-12-28 15:25:42)
-  徹子の部屋で「ねづっちの妹です」って紹介されてたの草。  -- 名無しさん  (2020-12-28 16:52:18)
-  最初は鬼の愈史郎の事を警戒してたけど、珠世さん含めて鬼だけど二人は自分の家族同然と認識した所  -- 名無し  (2021-01-28 21:30:19)
-  (続き)にグッとくるし、アニメでは朱紗丸の鞠で脚を負傷して、治療する珠世さんを見て母親と重ねて感慨深そうに見つめるオリジナルのシーンの禰󠄀豆子も可愛いし尊い  -- 名無し  (2021-01-28 21:36:21)
-  アニメ1期全体と無限列車編はどちらがセリフ多いんだろう。  -- 名無しさん  (2021-09-30 19:00:39)
-  あの第六話予告のマッチョ巨体とケツアゴがたまらぬわ。  -- 名無しさん  (2021-11-17 22:37:44)
-  無限列車編で善逸と背中合わせで戦うシーンが好き。  -- 名無しさん  (2021-11-17 23:16:12)
-  アニメ遊郭編の初回でオリジナルシーン追加されて禰豆子の出番が増えててよかった。  -- 名無しさん  (2021-12-06 00:16:04)
-  もうちょい出番増やすべきだったよね。最終決戦時の扱いこそがこの作品の肝だと思うけどだからこそもっと頻繁に丁寧に家族の絆描いてくれないとだめだった  -- 名無しさん  (2022-01-21 19:59:56)
-  相談所に報告のあったコメントを削除しました。  -- 名無しさん  (2023-04-02 09:11:58)
-  コメントのログ化を提案します  -- 名無しさん  (2023-05-19 09:06:41)
-  ログ化しました。   --  (名無しさん)  2023-05-26 15:24:46 
-  刀鍛冶の里編以降出番が減るのが残念   --  (名無しさん)  2024-05-24 21:58:10 
-  ↑無限城入りしたらカナヲとヒロインチェンジよな…。   --  (名無しさん)  2024-06-25 18:26:07 
-  シーズン1の最後で急に技の名前言い始めて萎えた   --  (名無しさん)  2024-07-12 09:30:23 
-  ↑2 無限城編は劇場3部作構成で終盤の登場だろうから何年後になるか…。   --  (名無しさん)  2024-10-10 14:06:46 
-  ↑3カナヲも好きだけど鬼滅のヒロインは最後まで禰󠄀豆子だったと思ってるからこういう感想がよくわからない   --  (名無しさん)  2025-08-08 21:17:55 
-  第一章は一応、出番はあった。   --  (名無しさん)  2025-08-08 21:40:19 
-  炭治郎の目的が妹を人に戻す事なんだから、ヒロインは禰豆子以外ありえませんね♪   --  (名無しさん)  2025-08-08 21:56:35 
-  ↑11 わからんでもないけど、竈門兄妹のブラコンともシスコンとも言い切れない感じの丁度いい距離感好きなんだよな、確かにお互いを大切に思ってるけど普通に他に想い人が居る感じ、信頼はあるけど依存はしてない自立してるっていうか....うん、上手く例えられないけどなんか丁度いいんだ。好き   --  (名無しさん)  2025-08-08 22:06:02 
-  そういう作風じゃないのは理解した上で、もし禰豆子が人を食ってしまったらという最悪の状況になったらどうするのかってifは見て観たかった   --  (名無しさん)  2025-08-08 22:17:33 
-  ↑無限列車編での悪夢が唯一のチャンスだったかな   --  (名無しさん)  2025-08-09 18:48:39 
-  もうバトルシーンがないのが残念   --  (名無しさん)  2025-08-09 18:54:18 
 
 
最終更新:2025年10月14日 12:28