ちいさなプリンセス ソフィア(ディズニー)

登録日:2017/03/07 Tue 11:23:01
更新日:2024/02/11 Sun 18:35:16
所要時間:約 13 分で読めます




ちいさなプリンセス ソフィア』とは、ディズニーの幼児向けCGアニメ。
日本では2013年4月~2019年2月まで放送された。
CSのディズニーチャンネルやBS無料チャンネルのDlifeのほか、2017年3月まではテレビ東京のディズニーサンデー枠でも放送された。

【概要】


母親が国王と結婚(再婚)したことで突然プリンセスになってしまった普通の女の子・ソフィアが、子供同士のトラブルを解決しながら成長していく物語。
主人公の設定年齢は8〜10歳で、視聴者の幼児に立場が近い「等身大のプリンセス」であることが全米で話題となった。

アニヲタ的に言うと『魔法の天使クリィミーマミ』など往年の魔法少女アニメとディズニープリンセスのハイブリッド的作品であり、キーアイテムの玩具の販促もされている。
主人公が歴代ディズニープリンセスを召喚できる事から『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『仮面ライダーディケイド』に例えられることも。
現在日本の幼女人気はプリキュアに並ぶとも言われ、主人公のイメージカラーのラベンダー色を好みプリンセスになりたがる子供も増えているらしい。

主人公の両親の子連れ婚は『フィニアスとファーブ』や『ブログ犬スタン』など、近年のディズニーにはよく見られる設定だが、本作ではステップファミリーを持った子供特有の葛藤が描かれている事が特徴。
また「ディズニープリンセス」の看板を背負っているためか、ミュージカルパートの挿入歌は他のディズニージュニア番組の追従を許さない完成度を誇る。

ちなみに吹替版のディズニープリンセスは全員、『キングダムハーツ』同様に当時の吹き替え声優が担当する豪華仕様。
『プリンセスアイビーののろい』ではラプンツェル役の中川翔子が初めて歌を担当したり、KAITOの中の人やチャーミング王子の歌で知られる風雅なおとが吹き替え声優をやっていたりした。

ソフィアの母親の外見はラテン系だがソフィアは白人の特徴を持ち、プロデューサーの勘違いでソフィアが「ディズニー史上初ラテン系プリンセス」と発表され炎上したため、
ラテン系プリンセスが主人公のスピンオフ作品『アバローのプリンセスエレナ』が制作された。
特定の宗教に配慮して異世界を舞台に設定されており、例えばクリスマスもワッセイリアという架空のイベントに変更されている。


【あらすじ】


魔法の国、エンチャンシア。
靴屋の母ミランダと暮らしていた村娘のソフィアは、ミランダが国王のローランド2世に見初められたことで突然プリンセスになってしまう!
新しい父親や異母姉弟のアンバーとジェームズとの城での生活や、世界中の王族が通う王立アカデミーでの魔法の勉強など、ソフィアにとって見るもの全てが驚くことばかり。
「本当のプリンセス」を目指すソフィアは、ローランドにもらった「アバローのペンダント」で召喚したディズニープリンセスに助言されながら大切なことを覚えていく。


【登場人物】


  • ソフィア
CV:菊池ゆうみ/アリエル・ウィンター
ラベンダー色のドレスを着た短い茶髪の少女。第1シーズン時点で8歳。
「アバローのペンダント」で動物と喋ったり、変身したり、ディズニープリンセスを呼び出したりする。
ダンウィリー村の村娘だったが、ミランダの結婚でエンチャンシア王国のプリンセスになり、王立アカデミーで勉強中。
優しくて正義感が強く、困っている人を放っておけない性格。
アバローのペンダントの元持ち主のティリーに「秘密の図書室」の鍵を託され、未解決の物語をハッピーエンドで終わらせる「物語の守り人」になった。
『アバローのプリンセスエレナ』とのクロスオーバーエピソードでは、ペンダントに41年間閉じ込められていたアバロー王国のエレナ王女をプリンセス修行の経験を活かして救う。
同時に紫色のペンダントが本来のピンク色に変わり、ドレスもピンクと紫に変わる。
物語の守り人として「神秘の島」に渡りプリズマを倒した功績から、ソフィアの住む世界エバーレルムの「守護者」に魔法の生き物以外で初めて選ばれた。

  • アンバー
CV:杉山あいり/ダーシー・ローズ・バーンズ
ソフィアの義理の姉にしてトラブルメーカーその1。黄色のドレスを着た金髪金目の少女。第1シーズン時点で9歳。ツンデレ
ジェームズの双子の姉。人気者のソフィアを妬んで意地悪していたが、シンデレラに説得されたソフィアと舞踏会で仲直りした。
高飛車でわがままだが家族想いで、ソフィアたちとの交流を通して精神的に成長していく。
おしゃれと注目を浴びることが好き。
我の強いヒルデガードをフォローしたり、スポーツを通して策士ムーブにハマったりする一面も。

  • ジェームズ
CV:藏合紗恵子/ザック・カリソン (シーズン1・2)、タイラー・メルナ (シーズン2〜3)、ニコラス・カンツ (シーズン3)
エンチャンシアの王子でソフィアの義理の兄。緑色の服を着た金髪金目の少年。トラブルメーカーその2。
アンバーの双子の弟。最初は優等生っぽく振る舞っていたが、次第に遊び好きで楽天的な性格を見せるようになる。
最初はアンバーと共にソフィアに意地悪をしていたが、親友のザンダーに叱られて改心した。
アンバーとそんなに仲が良くない。
ローランドに将来の国王と言われていたが……?

  • ローランド2世
CV:加藤亮夫/トラヴィス・ヴィリン
ソフィアの継父でエンチャンシアの国王。
理知的で家族想いな王様。懐中時計には子供達の肖像画を忍ばせている。
以外と子供っぽいところもあり、仕事で家族の時間が取れないのを嫌がって村のパン屋になりたいと願ったことも。
ソフィアに母と姉の持ち物だったアバローのペンダントを渡したのは、母親から言い伝えを聞いていてペンダントがソフィアを選んだと感じたため。
子供の頃は偉大な父親にコンプレックスを感じていて、幼馴染で境遇の近いセドリックとは親友だった。

  • ミランダ王妃
CV:八十川真由野/サラ・ラミレス
ソフィアの実母でエンチャンシアの現王妃。
優しくて賢い褐色肌の女性。プルプルプリンが得意料理。
元々は靴屋だったが、仕事先でローランドに見初められ再婚した。
夫をサポートし、ソフィアとアンバーとジェームズを分け隔てなく愛する。
人の良い所を見ようとする性格がソフィアに似ている。
航海に詳しいが、そのわけは……?

  • クローバー
CV:根本泰彦/ウェイン・ブレンディ
ソフィアの親友のうさぎ。トラブルメーカーその3。食い意地がはったお調子者。温室育ちで根っからのインドア派。
ダンスとラップが得意。
臆病な性格だが、ソフィアのためなら何でもしたいと思っている。

  • ミアとロビン
CV:藤本美貴/アシュリー・エクスタイン(ミア)、RICO/ミーガン・ストレンジ(ロビン)
ソフィアの友達の小鳥で、二匹ともしっかり者。クローバーに辛辣。
あんまり知られていないが、ミアの日本語版声優はミキティーこと藤本美貴。

  • ワットノット
ソフィアの友達のリス。
喋らずにジェスチャーで意志を伝える。
ドラムやパーカッションが演奏でき、素早くものを取るのが得意。

  • ベイリーウィック
CV:後藤敦/ティム・ガン
エンチャンシア城の有能な執事。
執事の仕事に加えて宰相の役も完璧にこなしている。
陽気な性格の双子の兄がいる。声優はまさかのティムガン。

  • セドリック
CV:小形満/ジェス・ハーネル
本作のヴィランズ(一応)。エンチャンシア城に仕える魔法使い。トラブルメーカーその4。実はローランドは幼なじみ同士。
偉大な城の魔法使いの父親の七光りと扱われ、子供の頃から落ちこぼれと呼ばれて笑い者にされている鬱憤から、大きな魔法の力を持つアバローのペンダントを奪ってエンチャンシアの王になろうと企んでいる。
アンバーにいじめられていたソフィアをたまたま気にかけてから彼女に懐かれ、頼み事をされまくるハメに……。
失敗グセから本来の能力を発揮できなかったが、ソフィアの応援で少しずつ人前で魔法を失敗しなくなり、ローランドの評価も回復しつつある。しかしながら、影でワームウッドと悪巧みも続けているなどきな臭い一面も。

  • ワームウッド
CV:後藤光祐/ジム・ガミングス
セドリックの悪巧みの助手のカラス。通称ワーミー。
主人がカラスの言葉がわからないのをいいことに毒を吐き、野心から脱線気味の彼に呆れている。
基本的にセドリックに忠実だが、自分が危険になりそうな命令には徹底的に抵抗する。
他の動物を見下しがちで、特にミアとロビンにはお高く止まっていると嫌われている。
ヴィランズらしさは主人以上か?
モデルは『眠れる森の美女』に登場するマレフィセントのカラスのディアブロ。

  • ミニマス
CV:新田英人/エリック・ストーンストリート
ソフィアのペガサス。ロバにしか見えなくてもペガサスである。
短足で背が低く、誰にも選んでもらえずに卑屈になっていたが、ソフィアのペガサスダービーのパートナーになってからは目覚ましく成長する。
サーカス団で働く両親と悪い王子に捕まっていた兄がいる。
「しんぴのしま」編ではソフィアの守護者の馬をめぐってユニコーンのスカイと喧嘩したが、ソフィアの住む世界での仕事を担当することに。

  • ティリー公爵夫人
CV:杉村利加/ボニー・ハント
ローランド2世の姉で、ソフィアにとっては義理の叔母に当たる。
アバローのペンダントの前所有者で謎の多い人物。公爵夫人は称号でまだ独身。
好奇心旺盛で冒険好きの自由なおばさん。城の地下に隠された「秘密の図書室」の鍵をソフィアに託す。
いつも日傘をさし、四次元ポケットのように何でも入る鞄を持つ。モデルはメリー・ポピンズ。

  • ヒルデガード王女
CV:壹岐紹美/ココ・グレイソン
雪国フリーゼンバーグ王国のプリンセスで、プライドが高くわがまま。緑色のヴィクトリアン調ドレスを着ている。
幼い頃に笑われたトラウマで何でもできるように振る舞っているが、いざという時には虚勢を張って逃げてしまう。
親友のクリオに言うことを聞かせていたが、舞台女優の夢を持ったクリオと大喧嘩した。しかし、舞台を成功させたクリオと和解してからは関係も好転した様子。
大人になったアンバーの代わりに、わがままなプリンセスの役割を担うことが増えた。

  • クリオ王女
CV:ブリドカットセーラ恵美/ハーレイ・グラハム
南国コリンチア王国のプリンセスで、いつもヒルデガードと一緒にいる。
優しく控えめで自己主張をあまりしない。
ヒルデカードに合わせてばかりいたが、舞台に出る夢を持ってからは初めて喧嘩をする。

  • ザンダー王子
CV:多田このみ/カラン・ブラム
中東風のタングー王国のプリンス。ジェームズの親友。

  • ビビアン王女
CV:千葉千恵巳/サブリナ・カーペンター
ズマリア王国のプリンセスで、内気で人見知りな性格。
アンバー達に城の悪い噂をされて孤立していたが、ソフィアと仲良くなり周りに溶け込めるようになった。
音楽が好きで、マンドリンをよく弾いている。ペットはドラゴンのクラックル。

  • ヒューゴ王子
CV:近木裕哉/コリン・フォード
スポーツマンでアンバー達がファンクラブを作るほどの美少年だが、自己中な面がある。
ペガサスダービーに出たソフィアを「プリンセスらしくない」と毒づきながら脅威に思い、妨害するが負けてしまう。この時アンバーに嫌われた。
優秀なスポーツ選手一族で、特に兄に劣等感を持っている。負傷したジェームズに代わってソフィアとペガサスダービーに出場し、最後にはソフィアに協力して優勝した。
56話ではプリンセスしかしないアイスダンスに興味を持ち、ソフィアと大会に出場した。

  • ルビーとジェイド
CV:味里/ダイヤモンド・ホワイト(ルビー)、織田亜希/イザベラ・ベーカーズ(ジェイド)
ソフィアがダンウィリー村にいた頃からの親友。
ルビーは赤いリボンの天真爛漫な少女、ジェイドは勝ち気なショートカットの少女。
ソフィアとはチェンジボールチーム「ダンウィリーダックス」やガールスカウトの「キンポウゲ団」の仲間で、立場の違いで何度か絶交しかけたものの、親友を続けている。
ルビーはペダルレースの優勝が夢。
ジェイドは運動神経がよく、チェンジボールで視力の悪化が分かり眼鏡をかけるようになる。

  • ルシンダ
CV:ふじたまみ
代々悪い魔女の家系でイタズラばかりしていたが、偏見を持たないソフィアに心を開き、良い魔女になろうとする。
イタズラをした村の子供達に謝罪し、ダンウィリーダックスに加わるなど村のイベントに参加するようになった。

  • レイラニ
CV:山北早紀
通称「ラニ」。秘密の島に隠されたハワイ風のハカロ王国のプリンセス。
感情で気候を操作する超能力持ち。
悪い魔女ママヌに奪われたエメラルドの鍵を探しにエンチャンシア城を訪れ、自分に化けたママヌとプリンセス対決をする。
エンチャンシアの貴族の作法を知らず、ママヌに負けてしまうが(クローバーが自分達の常識が正しいと信じるローランド達にツッコんでいた)、ソフィアの協力で鍵を取り戻した。

  • フローラ、フォーナ、メリーウェザー
CV:勝生真沙子/バーバラ・ディリクソン(フローラ)、吉田美保/ルシー・ティラー(フォーナ)、亀井芳子/トレス・マクニール(メリーウェザー)
『眠れる森の美女』に登場した妖精三人組。王立アカデミーの校長。

  • ネトル
CV:福島桂子/メーガン・ムラーリー
ヴィランズの一人。フローラ達の弟子をしていた黄色い妖精。
フローラ達に見せてもらえなかった魔法の本の強奪を企んでソフィアたちに阻止された。
自分が一番にならないと気が済まない性格で、「マレフィセントより強くなる」と宣言している。
アバローのペンダントの存在を知り、魔法使いサーシャに化けて盗もうともした。
「ひみつのとしょしつ」編で自作の魔法の花がフリーゼンバーグで喜ばれたことを知り、人々に感謝される喜びに目覚める。

  • プリンセスアイビー
CV:園崎未恵/アンナ・キャンプ
『プリンセスアイビーののろい』に登場したヴィランズ。ディズニー初の悪いプリンセスで、ソフィアからアバローのペンダントを盗んだアンバーに呼び出された。
白と黒の王国から来た美しい王女だが、女王に選ばれた姉に反乱して島流しにされた。
色を嫌っており、色を消すと記憶を消すトンボを従え、ペンダントを壊してエンチャンシアを乗っ取ろうとした。
『ひみつのとしょしつ』編ではスカンクのローマと暮らしており、ネトルが作った眠り病を治療する花に蝶の魔法を使われてしまう。ローマの眠り病を治すために蝶を貸し出し、眠り病から回復した島の動物たちに女王の椅子を与えられる。
名前と髪色の由来は『101匹わんちゃん』のクルエラの従姉妹アイビー。 

  • グリムトリクス
CV:
ヘクスリーホールで登場したヴィランズ。ヘクスリーホール魔法学校の校長先生。セドリックのかつての同級生だった。クリスタルボールを力の源にしている。
セドリックに昔から優秀で良い子だったと僻まれていたが、内心では魔法を使えない国王たちを見下し、魔法使いが世界を支配すべきと考えていた。
ソフィアとセドリックに妨害されるが、国王に指図されたくないというセドリックの本音を見抜き、魔法騎士団の集会に招いてメデューサの目というアイテムを差し出した。

  • プリズマ
CV:水野貴以/
「しんぴのしま編」に登場するヴィランズ。
悪いクリスタルマスターの姉を倒す手伝いをソフィアとアンバーに頼むが、実はプリズマが悪者。
昔から姉と比べられて蔑ろにされ、人の役に立てと言われることに不満を感じていた。
ソフィアのような魔法のペンダントを欲しがるアンバーを利用してクリスタルマスターの力を奪い、全ての生き物の魔力を吸い取って世界を支配しようとした。
ソフィアとアンバーに負けて投獄されるが、トゥィッチに救出されてヴォーのロケットを手に入れる。

  • クリスタ
CV:中村千絵/
「しんぴのしま編」に登場する守護者。せっかちでストイック。
一番優秀な守護者でソフィアの先生に選ばれ、守護者の試練を与える。
ブリンセスで魔法の生き物ではないソフィアを守護者になれないと決めつけたが、先生としての自分の未熟さに気づいて謝罪した。
子供の頃から妖精らしくないと言われ、妖精の杖をもらう試験に落ちたのがコンプレックスだったが、守護者の仕事でソフィアと再試験を受ける。

  • トウィッチ
CV:
「しんぴのしま編」に登場するヴィランズ。
変身能力を持つネズミ。ダイヤの模様が入っている。
とにかく悪い主人に仕えたくてプリズマを脱獄させ、悪事を手伝うようになる。
新入りワームウッドを妬んで衝突していたが……?

  • ヴォー
CV:/
最終回に登場する悪の魔法使い。緑色の肌を持つ。
かつて全ての世界を侵略しようとしたが、守護者に負けてロケットの中に魂を封印された。
有名なヴィランズのアイテムだった9つの魔道具をクリスタに集めさせた。
今までのヴィランズとは異なり、純粋に悪であることに魅力を感じている。




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最終更新:2024年02月11日 18:35