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魔道具

登録日:2018/09/27 Thu 12:38:50
更新日:2026/05/22 Fri 10:21:23
所要時間:約 4 分で読めます




魔道具/魔導具とは魔法に関連する道具を指した造語であり、いわゆる「マジックアイテム」にも当てはまる。
定義は曖昧なため、単に「魔力の籠ったアイテム」「魔法を原動力とする機械」なども含むが、ここでは「魔法を使う際に用いる武器や道具」を中心に紹介する。
また、「ドクター・ストレンジ」のように完全に身一つで魔法を使って特に補助アイテムの類は使わない人もいるため、魔法のある作品ならば必ず登場するというわけではない。

なお、烈火の炎に登場する魔導具はここでは取り上げない。
デュエマのカード群は魔導具(デュエル・マスターズ)を参照。


【代表的な魔道具/魔導具】

魔法使いタイプの定番アイテムであり、長さや意匠も様々。
世界観によってその立ち位置も様々で、「そもそも杖がなければ魔法は使えない」とする作品から、単なる補助アイテムであり特になくても問題ないとする作品まで幅広い。
詳細は項目参照。

◇本・書物

いわゆるグリモワール。
「開いたページにより様々な魔法を使い分けることができる」というのが非常に魅力的。
その代わり即応性にはやや欠けるため、実戦で使うにはテクニックが必要。

書物として古い形態である巻物(スクロール)が登場することも多い(いわゆるマジック・スクロール)。
ゲームだと巻物を「一回限りの魔力を込めた消耗品」と位置づけているケースもある。
和風なら忍者が巻物を口にくわえて術を使うという描写もメジャー。
さらに古い形態である石板や粘土板や石碑などが登場することもあり、写本元というケースも多い。

◇魔法陣

特殊な意味を持った陣により魔法を発動する。
地面や壁や紙に直接描く、手をかざす、入れ墨など過程は様々。
また、結界や封印など特定のものを区切ったり閉じ込めたりするためにも使われる。

元々は召喚した悪魔から術者の身を守るためのバリアーみたいなものであり、術者が陣の中心に立つ(例としてドラえもん のび太の魔界大冒険)。
「魔法陣の中心から何かが召喚される」ビジュアルは日本の創作が初出説も(さらに起源を水木しげるに特定する説も)ある。
この辺は「五芒星なら中心に悪魔を召喚(封じ込める)、六芒星なら術者が中心に立つ(保護する)」「タロットカードの正位置と逆位置のように術者から見た五芒星で意図が変わる」等の諸説もある。

ちなみに「魔方陣」だとまったく別の意味になるので、たまに併用されている作品もあるが注意されたし。
そもそもこの2つは区切る位置が異なり、「魔法-陣」は「魔法を使うための陣」で、「魔-方陣」は「変わった性質を持った方陣(正方形)」である。

上述の本・書物とは違って製本されていないパターン。
文字や絵を書き込んだり、あるいは破る折るなどで効果をもたらす。
形も護符・お札・タロットカードトランプなど様々。
陰陽道の「式神」のように、上述の魔法陣みたく召喚するタイプもある。

◇指輪

神話や伝承はもとより、キーアイテムとして登場する『指輪物語』など典型的な例の道具。
ソロモン王が悪霊を使役する権威を授かったとされる「ソロモンの指輪」は、ソロモン72柱を用いている作品でもしばしば登場している。

楽器

音には聖なる力が宿る、というのは昔から広く信じられている概念である。
そのため、「呪文を唱える代わりに楽器を打ち鳴らす」という演出も割と見られる。
「音自体が魔法なのでただ鳴らすだけでいい」のか、「特別な音楽を鳴らす必要がある」のかは作品によって異なる。

おジャ魔女どれみ』のポロン杖にしか見えない外見な上、呪文が必要なのに何故か楽器とされている。一応魔法を使う時音楽鳴ってるけど。
仮面ライダーウィザード』では設定として「シャバドゥビタッチヘンシーン!!」という歌が流れるのだが、これはいわば「呪文の代理」であり、ライダーの基本となる「変身」の一言やベルトに触れるモーションとは別扱いで必要とされている。
この事からすると、ポロンも「呪文がスタートスイッチで、音楽で魔力を生産」みたいな分業なのかも。

銃(魔道具)

一般的な銃ではなく、銃の形をしたもの、あるいは銃と兼ねている例。
詳細は項目参照。

◇宝貝(パオペエ)

中国系ファンタジーならこの一言で説明可能。
刀剣・槍戟・弓矢のみならず、鉄棒(如意棒)、鉄鞭(打神鞭・金鞭)、ハンマー(降魔杵)、手裏剣(火竜鏢)などの武器、果ては巻物(太極図)、定規(乾坤尺)、金印(番天印)、腕輪(乾坤圏)、宝珠(定海珠)、枝切り鋏(金蛟剪)、コイン(落宝金銭)、鏡(陰陽鏡)、傘(混元傘)、琵琶(黒琵琶)、ベル(落魂鐘)、車輪(風火輪)、冠(金霞冠)、瓢箪(紫金紅葫蘆)、水差し(羊脂玉浄瓶)、うちわ(芭蕉扇・五火神焔扇)、旗(六魂幡)などなど、ありとあらゆる物を宝貝の素材として利用する。
宦官が失う大事なアレを指すこともあるとかないとか

◇水晶玉

でっかいガラス玉みたいなアレ。占い道具のイメージを抱く人も多かろう。
覗き込むと未来を予測した映像を映したり通信機になったり、はたまた人格が宿っててソイツが色々やってくれるなど、単純な見た目に反して使用用途にバリエーションがある。
とんでもないものを映してヒビが入るのはお約束。



【意外と珍しい?魔道具/魔導具】


伝統的な魔女の他、魔女っ娘や魔法少女の相棒。
しかし「箒で魔法を使う」というのはあまり見ず、飛ぶための専用アイテムの扱いが多い。

◇薬

色々な意味での万能アイテム。
こちらの方が「魔女の魔法」のイメージは強いか。

「弓自体がマジックアイテム」というのは結構あるが、「杖の代わりに弓を使って魔法を使う」のはあまりない。
珍しい例として、『とある魔術の禁書目録』に登場する闇咲逢魔は「弓を鳴らした音をキーに魔法を発動する」魔術師である。

短剣

現実でも「儀式用の短剣」とされるものは存在するが、短剣そのものを魔法の発動体とする作品はあまり無い。
あっても「杖の機能を内包した武器」として扱われる事の方が多いかも。

◇コンパクト

昭和時代の作品の定番アイテム。
なお厳密には魔法少女ではないが、プリキュアシリーズだと年代問わず手鏡やドレッサーを含め、採用例が散見される。
但し、同シリーズではこれらは「変身アイテム」というより「必殺技の起動キー」などの形で扱われる事が多い。
強化形態への変身用アイテムがドレッサーであることもあるため、いちおう無いというわけではない。
ペンダントタイプは最近でも結構出てくるのだが。

◇扇

「軍配」のイメージから軍師系キャラの定番武器。あるいは舞踊の舞い手が用いる事も。
どう考えても普通に使うだけでは殺傷力不足なので、ゲームなどではこれを使って魔法が発動することがたまにある。
三國無双の「諸葛亮ビーム」がネタ的に有名。

ピーチ姫はこれを武器にすることが比較的多く、『マリオストーリー』などではこれで魔法が使える。
またハグリッドが傘で魔法を使うのは、傘の中に折られた杖をこっそり隠しているため。

宝石(鉱物)

パワーストーンとも言われ、不思議な力が宿っていたりする。
杖の先端や剣の柄など、宝石付きのタイプも多いが、単なる装飾なのか何らかの機能を持つのか説明がされていないことも多い。

仮面ライダーウィザードは「力ある石」(作中では魔法石と呼称される)の使用者をメインに据えた作品である。
ウィザードの指輪の魔法石は現実における特定の鉱物(サファイヤやルビー等)やその石言葉などを反映しているわけではなく、作中設定における魔法に使える鉱石様の物体の属性(火属性など)や「テレポート」「スリープ」「コネクト(部分転送)」といった魔法の力とライダーの変身用ベルトとの関連性によって決定されている。
が、最強形態であるインフィニティースタイルは「立て爪をあしらったダイヤの指輪」をモチーフにしているなど、一応宝石と無縁ではない。

◇パソコン・携帯電話・タブレット・スマホ

現代を舞台にした作品で時折見かける。
この類で有名なのは、女神転生シリーズにおける「悪魔召喚プログラム」だろう。
原作である小説の描写によれば、悪魔を呼び出すのに必要な生贄や呪文等々をプログラムで代用している模様。
なお言語はBASICで、容量は10MB(執筆された1980年代のパソコンの容量は大きくても数十MBだったので、物凄い量を占拠していることになる)。
クトゥルフ神話をモチーフにした作品などでも見られ、「電子書籍化した本や書物」なんかはそれなりにメジャーな舞台装置である。




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最終更新:2026年05月22日 10:21