登録日:2017/6/29 (木曜日) 12:53:10
更新日:2023/07/05 Wed 06:31:08
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『虚無の魔法と異界の姫君たち』とは、
ソーシャルゲーム「
神撃のバハムート」にて2017年3月に行われていた期間限定イベントである。
ライトノベル「
ゼロの使い魔」とのコラボイベントでもあり、同作とのコラボでは2回目に当たる。
原作者死亡により絶筆と思われていた同作の代筆による完結を記念して、前コラボイベである「虚無の魔法と白翼の守護神」の復刻の後に
開催され、異例のコラボイベント2回連続となった。
さらにイベントのボリュームも過去最大級であり、初のぷちキャラを主軸としたイベントで、専用のワールドマップまで書き下ろされるなど、
制作スタッフの意気込みもすごい。
ゼロの使い魔からのゲストキャラも、前回の三人から大幅に増えて八人とコラボイベントとしては最大級。
アニメ最終作「ゼロの使い魔F」から実に5年ぶりに懐かしいメンバーが勢ぞろいした。
ストーリーの長さも通常のイベントの倍はあり、そのためコラボイベントというよりは「ゼロの使い魔」の外伝作といってもいい。
中の人たちも下手なアニメ顔負けなくらい非常に豪華
【ストーリー】
消えたアンリエッタ女王陛下を追って
次元の裂け目をくぐった私たちは
以前出会った異世界の騎士と再会するの。
そこで行われていたのは
優勝すれば好きな相手と結ばれる
ことのできる『プリンセスレース』
…って、なんなのよそれぇ!?
次回、神撃のバハムート!
『虚無の魔法と異界の姫君たち』
次回もわたしに会いたかったら、大人しく…。
ふっふーん!
アタシ絶対、お姉ちゃんたちみたいな
立派なお姫様になるんだから!
がんばろーね、ピユラ!
は、はいメドゥーサさん!
絶対に優勝して、私、き、騎士様と…!
ちょ、ちょっと、なんなのよ
あんたたちはぁーっ!?
[公式ページより抜粋]
【概要】
騎士たち神バハ勢と、才人たちゼロ魔勢がミスタルシアでもハルケギニアでもない異世界の浮遊島に招待され、
プリンセスレースをめぐる騒動に巻き込まれるというのが大筋になっている。
この点は前のコラボイベントと同様であり、どちらの本編にも影響を与えないでクロスオーバーできるという点では
近年のアニメや特撮のクロスオーバー作品にもよく見られる手法である。
システムはこれまでの神撃のバハムートのイベントとは異なり、メインイベントとサブイベントに分かれているのが特徴になっている。
メインイベントを進めることでサブイベントは解放されていく。
サブイベントはプレイしなくてもクリアはできるが、敵が強い代わりに報酬が大きく、ランキングを目指す場合には
攻略は必須となる。
反面、メインイベントの難易度は低く、ストーリーを楽しみたいだけの人もじゅうぶんにクリア可能になっている。
日数で前半戦と後半戦に分かれており、前半戦開始でぷちキャラ『ルイズ』、前半戦クリアでぷちキャラ『サイト』がゲットできた。
突然巻き込まれたプリンセスレースに戸惑いながらもゴールを目指す騎士と才人たち。
島の謎を少しずつ解き明かし、珍妙な騒動にぶちあたりながらも友情を深め進んでいく彼らを待つ、衝撃の結末とは。
【舞台など】
騎士や才人たちが招待された島。異空間に島そのものが浮かんでおり、ここでプリンセスレースが行われる。
島の住民は巨大
ゴーレムと小型ゴーレムのみであり、参加者を除けば無人。
建物はプリンセスレース用に作られたと見える服屋やキャンプ地のみであり、人間の住んでいた様子はない。
なお地下は巨大な空洞になっており、多数のゴーレムが眠っている。
島の反対側に教会があり、レースの優勝者はそこで
結婚式をあげることになっている。
ハルケギニア、ミスタルシアから多数の女性を招いておこなわれるレース。主催者は不明。
参加者はチェックポイントを回りながら、島のあちこちで『強さ』『美しさ』『優しさ』のポイントを稼ぎながら進み、
誰かがゴールにある巨大ゴーレムに触れたとき、ポイントが一番高かった者が優勝となる。
優勝者には「好きな相手と結ばれることのできる権利」が与えられ、それゆえに単純なピユラなどは血相を変えて参加した。
しかし反面、うさんくさすぎるのも事実であり、一行はその謎を解く(というのを名目にして)参加することになる。
途中のチェックポイントにはファッションや料理などの花嫁修業に必要な設備が用意されており、そこで『美しさ』などの
ポイントを稼ぐことができる。
だが『強さ』のポイントを稼ぐには、島に無数に放された魔獣を撃破する必要があり、戦闘力のない女性には不利。
レースの運営は島に無数にいるゴーレムがすべて取り仕切っており、レースのルールなどは彼らに聞けば親切に教えてくれる。
また、もしケガをしてしまった場合には即座に薬を出してくれ、リタイアしたくなったら元の世界へのゲートをすぐに
開いてくれるなど、驚くほどケアが万全でルイズたちも呆れたほど。
【登場人物】
神撃のバハムートの主人公であり、プレイヤーの分身的存在。
今回は才人が物語の主人公的な扱いであるため、才人とは意気投合しつつ彼に力を貸していく。
本編ではすさまじいまでの
フラグメーカーであり、彼にガチ惚れしているピユラは盛大に暴走することになった。
余談だが、もしも騎士目当てでプリンセスレースがおこなわれたらとんでもないことになるだろう。
なぜなら騎士様love派は、リザ、ハンナ、
ケルベロス、ヴィズヤ、セレス、リリオラ、ラウラ、リコリス、リテュエル、
シン、エミリア、オーキス、ツヴァイ、フォルテ、パメラ、クラーク、アリス、ダークアリス、リリィ、
エリオ、ユリウス、アイテール、フェリア、etc……と、一癖も二癖もあるどころではすまないからである。
CV.遠藤綾
以前に騎士に救われたことのある悪魔の少女で、そのことで騎士を心から慕っている。
かつて失ってしまった自分の片翼を探しており、その途中で異世界に招待されてしまった。
プリンセスレースには好きな相手と結ばれることができると聞いて、一も二もなく参加。
落ち込みやすく、立ち直りが早い性格をしていて、暴走が収まった後は心強い味方として騎士たちに加勢してくれる。
料理の腕は壊滅的で、もはや殺りく兵器の域に達している。
余談だが、作中トップレベルの巨乳。しかし彼女の上役である乙姫は見事なまでのつるぺったんであり、仲はいいが恨まれている。
エグリコムヨウニコノヤロウ
CV.
水橋かおり
ゴルゴーン三姉妹の末娘。姉ふたりが「まがりかど」を気にする年齢なのに対して、恋愛もよくわからないロリっ子である。
ピユラとは仲が良く、ピユラの翼探しを手伝っている最中に騎士といっしょに招待された。
プリンセスレースには、おねえちゃんみたいな立派なお姫様になる、という理由で参加。
まだ幼いが実力は確かであり、分身体の巨大蛇メドゥシアナと、相手を石化させる魔眼は強力な武器である。
CV.
釘宮理恵
あるサブイベントで邂逅できる
吸血鬼の少女。
なぜ登場したのかは中の人を見れば明らかなこと。ルイズといっしょにしゃべるシーンでは混乱しそうだが才人は
間違えなかった。さすがである。
プリンセスレースに関しては、けんぞくぅは最初からけんぞくぅだから必要ないそうである。
CV.
堀江由衣
元ゴブリンハンターの少女でルシウスの妹。彼女も中の人つながりでスポット参戦。
クイーンヴァンパイアの依頼で、城を抜け出したヴァンピィを探しに来た。
シエスタやルイズやヴァンピイといっしょにしゃべるシーンは大混乱必至である。
CV.釘宮理恵
ゼロの使い魔のヒロイン。我らがくぎゅ。
プリンセスレースは最初は怪しんでいたが、煽り耐性がまったくないためアンリエッタやメドゥーサへの対抗心から
結局参加してしまう。
伝説の虚無の魔法の威力は今回も健在。神バハで最強格のメドゥーサと互角に渡り合い、お互いを
ライバルと認め合った。
『瞬間移動』の虚無が使えるあたり、原作・アニメのどちらが主体にせよ、かなり後期の時間軸から来たと思われる。
CV.日野聡
ゼロの使い魔の主人公。騎士が無言のため、実質このイベントの主人公といえる。
騎士とは馬が合うらしく、よくいっしょに行動している。しかしルイズからの扱いは相変わらず。
ガンダールヴの力は騎士と並び立っても遜色がなく、騎士とのコンビネーションは見事なもの。
が、やはり
おっぱい星人の本能からピユラのおっぱいに見とれてしまい、ルイズにしばかれるようなお約束は変わらない。
CV.
川澄綾子
トリステイン王国の若き女王。ルイズの幼馴染。
優雅でおしとやかに見えるが、内面はかなりのおてんばなところがあり、ルイズさえも引っ張りまわすほどの行動力も持つ。
プリンセスレースには即参加、口実は退屈な王宮に帰るまでの気晴らしとのことだが、言葉たくみに本心を隠して才人に
アプローチしたりルイズをあおったりと、なかなかに腹の内を読ませないしたたかな一面も覗かせる。
さすが正真正銘の女王だけあってプリンセスレースでも首位を独走。水系統のトライアングルメイジの実力もあるため、
序盤はさんざんルイズたちを引っ張りまわしてくれる。
CV.
能登麻美子
ルイズと同じ虚無の担い手で、人間とエルフのハーフの少女。
「バストレボリューション」の新語を生み出したほどの素晴らしい
おっぱいの持ち主で、ゼロ魔キャラの中でもひときわ高い人気を持つ。
気弱な性格だが、いざというときは芯の強さを見せる。相手の記憶の一部を消滅させる「忘却」の魔法が得意。
ハルケギニアではエルフは忌避される存在であるため、自分の存在にコンプレックスを持っていたが、ミスタルシアでは
エルフはありふれた種族であり、さらに数々の個性的な人物の話を聞かされ、自信を取り戻す。
(ミスタルシアにも、半竜人のグレア、半堕天使のアグシエル、半
サキュバスのシャランゼアのようにティファニアと
同じ苦境や悩みを持つ人物はいる)
CV.
いのくちゆか
前作ではメインキャラだったが、今回はサブキャラとしてサブイベントで活躍する。
しかし存在感は抜群で、島の謎を解き明かすために奔走する。
また、ギャンブルが得意という意外な特技も発揮した。
CV.井上奈々子
タバサの親友で、彼女とは正反対の快活で奔放な火系統のメイジ。
タバサが島の調査をするのを付き合いで手伝う。
CV.
井口裕香
タバサの使い魔で、伝説の風韻竜。本名はイルククゥ。
明るく好奇心旺盛な性格だが、精神年齢が幼児並みなため度々タバサに叱られる。
CV.
櫻井孝宏
才人の親友で、ゼロ魔世界の愛すべきバカ。
CV.堀江由衣
魔法学院の
メイドで、現在は才人の専属メイドを務めている。
才人にぞっこんで、所かまわずアプローチをするため、ある意味ルイズの天敵と言える。
しかし根はとてもいい子で、ルイズとは喧嘩はすれども憎しみはない。
プリンセスレースが行われる島に立つ、山ほどの体躯を持つ巨大ゴーレム。
手に持つ剣は次元を切り裂き、トリステインやミスタルシアから数々の姫君を招待した。
見た目は非常にいかついが、性格はとても紳士的。
イベントバトルにおけるボスキャラをつとめ、隕石落下や地震で強力な攻撃をかけてくる。
弱点は炎属性で、才人の
必殺技や炎系の魔法で大ダメージを与えられる。
島に無数に存在するゴーレムたちで、神バハでいうクレイゴーレムの姿をしている。
声は「ゴー」としかしゃべれないが、不思議な力で意思疎通が可能になっている。
大会の運営役であり、全個体がとても親切な性格をしている。大概のことは彼らに頼めばなんとかしてくれるため、当初は警戒していた
ルイズたちも、ゴーレムたちのあまりの紳士的ぶりには毒を抜かれてしまったほど。
【期間限定カード】
特徴として、今回からぷちキャラに装備させるとHPや魔力をボーナス加算させるスキルがつくようになった。
これにより、カードバトルでは弱体でもぷちキャラ装備としては優秀なカードが生まれ、単純な強さだけで価値が決まらない時代が始まった。
メドゥーサがプリンセスレース内でのファッションのイベントで着替えた姿。
しかし幼児体系のメドゥーサに合う大人の服がなく、
ランドセルに上履きに
リコーダーという、小学生としか見えない姿になってしまった。
なおメドゥーサは気に入っているが、服装の意味は知らない。
全員配布カード。あまり苦労せずに限界突破でき、性能もそこそこに届くためライトプレイヤーに優しい仕様だった。
エルフであるためか、神属性となっている。
他がほとんど人属性であるため、ややバランスを崩すが、限界突破までこぎつけられれば文句なしにデッキのエースとして活躍できる。
ティファニア自身は争いは嫌いだが、原作末期で習得した「分解」の魔法は作中最強格の威力を持つため戦力としては間違っていない。
本イベントの目玉。入手は容易ではないが、そのぶんの性能は有り余るほど持っている。
限界突破の条件は非常に厳しいが、達成したときは人属性の最強カードとなる。
スキル名は「First kiss」。ゼロの使い魔のファンにはとても感慨深い名前である。
ひたすらコルベールへの熱い思いを吐露するキュルケらしいカードになっている。
才人との決闘時がモデルになっている。
ドットメイジのくせになぜかトライアングルメイジのキュルケより強い。
もはや貴族のルイズを恐れていないどころか完全になめている。
おまけにただ昼寝しているだけなのに単体のルイズより強い。恋は乙女を強くするのか?
このイベントのボスもカード化。
高位の防御カードとしての活躍だけでなく、風と闇のぷちキャラに装備すれば攻撃力をupさせてくれる。
【ぷちキャラ】
本作でのバトルで必要になるユニットで、作中キャラをディフォルメした、いわゆるSDキャラ。
今イベントではサイトとルイズが配布され、いずれも他のぷちキャラが持たない専用必殺技が使用可能。
攻撃力の高い剣士系で、ガンガン攻めていけるイケイケ仕様。
必殺技は炎属性の全体攻撃「いくぜ!デルフ」
さらに特定の魔昌石を装備すれば、さらに強力な必殺技「神の左手ガンダールヴ」が使用可能になる。
魔法使い系キャラで、高い魔力とMPを生かして魔法攻撃を得意とする。
イベントボスである次元斬のゴーレムに対しては、ケルベロスなどの魔昌石を装備して炎攻撃を加えることで有利に戦えた。
必殺技は闇属性の全体攻撃「虚無の魔法」
さらに才人同様に特定の魔昌石で「エクスプロージョン」を習得できる。
追記・修正よろしくお願いします
最終更新:2023年07月05日 06:31