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バーチャル三部作

登録日:2011/05/11(水) 16:07:25
更新日:2026/01/04 Sun 11:54:15
所要時間:約 5 分で読めます




バーチャル三部作…。
それは、かつて『天才てれびくん』で放送されていたアニメシリーズ。
と言ってもストーリー上のつながりは一切なく、「バーチャルリアルティの世界で子供達が活動」ぐらいしか全体的に共通する要素はない。
(『恐竜惑星』と『ジーンダイバー』は設定やギミックは酷似しているが、これもどっちかというと同じコンセプトで作り直したリメイクに近い。)

実写パートとアニメパートの二種類があり、実写パートの人物がアニメパートの世界に入り、大冒険する。という物だった。
『恐竜惑星』のみ天才てれびくん本編と話がつながっており、レギュラーの「てれび戦士」が主人公だったが、後続の2作では本編に出てこない子役が主人公を務めている。
音楽ファンタジーゆめ同様、今でも根強いファンが居る。


◇恐竜惑星


◆ストーリー

『天てれ』本編初年度の舞台「メディアタワー」にあるバーチャルステーションにて、戦士の一人である美沙は「萌」としてバーチャル大陸の恐竜時代の探険に出発。そこで彼女は、恐竜の子供・レイと遭遇。しかし…何やら不穏な空気が漂っていた…。
『天てれ』本編とリンクしているので拠点の年代は「21世紀」と分かっている。

【登場キャラ】
  • 萌/美沙(声:柴田由美子/演:山口美沙)
主人公。前者は二次元時のアバターでのハンドルネームで、スポーティーな半袖ハーフパンツ姿の茶髪少女。後者は三次元時の名前で、どこか髪型も含めチャイナ味もする赤い長袖衣装の黒髪少女。
初代てれび戦士でもあり、三次元役の人が今でも地味に芸能界現役。
「キャラ萌え」とかの「萌え」の由来だという説もあった。(実際は違うようだが)

  • ツトム(演:清野努)
萌のサポート役で、本編では美沙と同じてれび戦士。
ちなみに『天てれ』初代OPでは彼が集合シーンで戦士達の先頭に立っており、美沙と共にステーションのオペレーター席(タワー支柱に設置された絶叫マシン風の身体固定バー付き椅子)に座り上昇するカットも挿入されている。
一度バーチャル世界に行こうとしたが失敗した。

  • アッケラ缶(声:上田敏也)
3Dキャラ。蛙の様で缶の様なサポートキャラ。

  • レイ(声:吉田理保子)
恐竜の子供。萌になついている。
萌が時間移動時に使う「タイムホール」による事故で親からはぐれてしまったらしく、萌の旅にレイの親を探す目的も加わる。
まるでマスコットキャラのような姿で該当する恐竜がバーチャル世界のデータベースに見つからず、
「礼」のジェスチャーを理解して名前の由来となる程に知能が高いなど地味に謎が多いが……。

  • 春の最初の満月に生まれた最初の息子(声:玄田哲章
バーチャル大陸に生まれた、トロオドンから進化した恐竜人類ギラグール族の研究者。ギラグールは生まれた季節や状況に寄った名前をつける為、このように長くて解りにくい(猿人類にとって)名前になる。
萌は呼びにくいという理由で「ハル」と呼んでおり、ファンからも「ハル」と呼ばれるのが一般的。本人も当初は困惑気味だったが、最終的に馴染んだ。
冷徹で淡々とした立ち振る舞いが特徴だが、獰猛な者が多いギラグールの中では穏健派。知的好奇心も旺盛で、自分達と違う進化を遂げた萌に(研究対象として)強い興味を示している。

  • 雪深き冬に生まれ白き破滅を超越する強き娘(声:吉田理保子)
ギラグール部隊の女指揮官で、立場的にはハルの上官に当たる。
冷酷かつ苛烈な性格で、ストーリー前半で自分の基地を壊滅させた萌にも敵愾心を剥き出しにしていたものの、必要とあらば仇敵フォロルと手を組むだけの柔軟性もある。
肉食恐竜の子孫であるギラグールは女性のほうが大柄で力強いため、戦闘種族としては必然的に女性が要職に就きやすいとのこと。
なお作中で萌が彼女の名前を知る機会は無かったが、あれば愛称は絶対「ユキ」になっていただろう。

  • 第一疾走者(声:白石文子)
ギラグールの女帝。
第一疾走者とは「群れの先頭に立って獲物と戦う者」に対して贈られる尊称であり、戦闘種族ギラグールの頂点に立つという事はすなわち彼女こそが最強の戦士である事に他ならない。
独裁者でありながらも文武両道かつ優れたカリスマ性の持ち主であり、常に種族の繁栄を重視する公明正大な主君。

ヴェロキラプトルをベースに産み出された改造恐竜人間。
高い身体能力と状況判断能力を併せ持ち、右腕に装備した鉤爪は一撃で大型恐竜の首を打ち落とす威力を有する。
自他ともに認める「戦う事しか頭に無い戦闘マシーン」であり、その戦士としてのプライドはある意味ギラグール以上。

  • フィラ・クルル・フェリロ(声:中村大樹
レエリナサウラから進化した恐竜人類フォロル族の兵士。
温厚ながらも勇猛果敢な性格で、色々あってハルと仲違いした(というよりギラグールと対立する形となった)萌が最初に出会ったフォロルであり、それ以降も最終局面まで頼もしい仲間となる。
フォロルとギラグールはそれぞれ地球の最南端と最北端で誕生した本来の歴史ではありえないはずの種族で、赤道付近で接触してから両者は慢性的な戦争状態にある。

  • ピラル・キラ・ピロム(声:梅津秀行)
フォロルの技術者でフィラの同僚。
気弱だが陽気な性格で、終盤までの賑やかし役。

  • ナオー(声:三木眞一郎)
「フォロル一の尻尾の使い手」を自称する兵士。
過去の戦いでラプターに尻尾を斬り落とされてしまい、現在は義尻尾を着けている。

  • シル・カシム・シル(声:吉田理保子)
フォロルの最高議会の議員。通称「マザー・シル」。
人当たりは良いが、実は……?

  • ドン・ジー・ロン(声:梁田清之)
ヒゲ面の巨漢原人。見かけによらず高い知能を有している。


ジーンダイバー


◆ストーリー

絶滅した生物の遺伝子を採取する為、バーチャル世界に赴いた唯。
しかし、ふとした事で、別世界に飛ばされる…。
舞台は前作同様に古代生物の時代だが、恐竜以外の時代がメイン。

【登場キャラ】
  • 唯(演:鹿島かんな/声:白石文子)
主人公。触手プレイされた事が有る。
主人公であり暴走したバーチャル世界に唯一入れる少女。ジーンダイブという技術で遺伝子を遡り、過去が再現された世界を探索する事になる。
装備として周囲の時間の流れを1/1000にするタイムブースター、衝撃を熱に変換するバリアが常備されており、特にタイムブースターは空気摩擦のない場所でなら数倍の能力を発揮できる。
あと乳首をチラリした

  • パック(声:熊谷ニーナ)
ちょっぴり生意気な妖精。
某風の谷のキツネリスをでかくしたような生物。頭から出る触手を相手に入れることで言語が理解でき、虫羽から音波を出してどのような動物とも会話できる。
その触手はコンピュータ言語にも対応可能でハッキングもできる

  • アキラ(演:安藤一志)
唯のサポート役。
バーチャルステーションにいる少年。三次元オペ男。唯の着替えシーンでニヤつく演技は見所。

  • 虎哲(こてつ)(声:斎藤隆)
3Dキャラ。サポート役の親父。
21世紀の地球科学の枠を結集して作られたウルトラスーパーグレートなコンピュータのインターフェース。
短気故に結構ヘマをする
「♪真っ赤っ赤、真っ赤っ赤、アキラのお顔は真っ赤っ赤!」

  • セラフィー(声:篠原恵美)
マザーコンピュータから送られてきた新型インターフェース。しかし中身が白紙でしばらくは赤子の状態だった。虎鉄の数段上の能力がある
妖精少女。

コンピュータの暴走したバーチャル世界に突如現れた別世界の21世紀地球の齧歯人類プグラシュティク。
21世紀人類より科学力は少し下だが身体能力は高い。武器なしでティラノサウルスを倒した。ティルはプグラシュティクの国の騎士。
人類と敵対していてジーンダイブを利用し歴史から抹消しようとしていた。後に唯と和解し、報告のため本国へ帰ろうとするが、時間軸から自分の世界が消えていて帰れなくなった。
プグラシュティクの女性で騎士。

  • バン(声:中村大樹)
プグラシュティクの男性。ティルの兄、フラウの弟。なかなかの野心家でフラウを陥れ地位を得る
フラウを殺した報復で、ティルに殺される。NHK作品でありながらドリルで頭をかち割られる

  • フラウ(声:嶋村カオル)
プグラシュティクの女性で騎士団長。
ティルとバンの姉。だがバンに裏切られ、ティルを庇って殺される。

スネーカーと戦っていた異星人。
二腕四本足のエビのような姿をしていて体にはレーザー銃を埋め込んでいる
体の形を自由に変えられて長身なグレイのような人型にもなる
時間移動にはジーンダイブではなくタイムホールを使う。コンピュータを嫌っていて虎鉄をスネーカーの手先だと言う。
「貴方は今地球人がどのような状況にあるのか知らないのですか」
「貴方は可哀想な人ですね。自分が実験台にされていることも知らず」
という意味深な発言をする。

プグラシュティクの言葉で「進化への介入者」という意味。
プグラシュティクは自分たちの遺伝子の多くに封鎖領域があり進化の道筋が不安定だった。
そのため謎の解明を一族の悲願としていた。なので介入者のような存在がいるという考えを持っていた

虎哲はスネーカーやエウロパ人などの異常な存在をマザーコンピュータが暴走した産物であり、地球の不明瞭な歴史の辻褄合わせのために作られたものだと結論付けていた……が、しかし


◇救命戦士ナノセイバー


概要

『ジーンダイバー』から2年のブランクを置いて制作された最終作。
余談だが本作と同年には、本作とは別のアプローチで「ウィルスと治療」を話のキーワードとした『虹色定期便』が同じ教育テレビで放送されていた。


◆ストーリー

時は、22世紀後半*1。子供達の社会進出が認められた時代。
これは、その時代の医療戦士達の物語で有る…。
舞台は人体で、特殊な「バーチャルブレイン」を持つ子供達(とラッコ)がナノサイズに縮小化して体内に侵入し*2、新時代の未知なる病気と戦う。
前半では様々な患者との遭遇が描かれたが、後半ではある少女の体内に宿る謎の生命体と邂逅。彼女とその種族が秘めた謎と、本人達も知らない出自から来る危機へと迫っていく事に…。

【登場キャラ】
  • 河合恵(演:玉城真由美/声:浅田葉子)
主人公。バンダナをムチの様に奮って闘う。

バトル担当で、メス代わりの日本刀「虎哲」を武器に闘う。

  • 伊賀強志(演:大滝貴也/声:くまいもとこ)
三人組の参謀格だったが、人体治療中、別次元に飛ばされる…。
ちなみに三人組はそれぞれ色違いのぴったりスーツを纏っているのだが、他二人がスーツの上にジャケットを羽織っているのに対し、独りだけスーツだけで任務にあたっている。

  • 尾岸徹&弥生亜美(演:ウエンツ瑛士・新保はる奈)
ナノセイバーのサポート役の二人。徹役の人は天てれ本編ではてれび戦士であり、その後歌手になった。

3Dキャラ。堅物だが頼れるサポート役。

  • ロップ(声:白石文子)
三人組をサポートするメスのラッコ。ボクっ娘

好奇心からバーチャル人体に潜入し、紆余曲折を経て外部協力者となったハッカー。唯に思いを寄せている。

  • スセリ(声:菊地祥子)
センターに搬送された少女「天川友希」の体内にコロニーを築き共生し、「自分達が生きる世界」でもある彼女の身体を(彼らは無自覚に)永き時を独り流離う不老体質にしてしまっているナノサイズの種族「エターナリアン」の少女。妖精タイプ。仁に思いを寄せている。

  • ハーン(声:中村秀利)
エターナリアン達のリーダー。ワイバーンタイプ。

  • シュウブ(声:鈴木琢磨)
エターナリアンのうちの一人。江戸っ子気質でコメディアンな所もある。が、最後は魔王の砲撃に散る。

  • コウ(声:くじら)
エターナリアンのうちの一人。シュウブのキャラが濃すぎた為、余り印象に残ってない。
最後は改造天然痘が猛威をふるう肺にて、多くの同胞達と共に散る。


もえ…追記・修正するなり…。

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最終更新:2026年01月04日 11:54

*1 ただ、劇中で「21世紀製造の初期のナノマシン」が推定(身元不明なので正確な年月は不明)10代の患者の体内で見つかった際に、記録された投与者が患者に似ていたことから「この人は患者の実母(祖母の可能性は上げてない)で胎児期に母体からナノマシンが入り込んだ」という説を主人公たちがあげるなど、22世紀初頭舞台ではないかと思える場面もある。

*2 厳密に言うと前半では人体内に潜らせたナノマシンアバターを専用装置内に再現したバーチャル人体を介して操り、後半では時間制限こそあるが実際に人体を縮小して体内に侵入している。