沙条愛歌

登録日:2018/05/02 (水) 12:22:45
更新日:2022/04/01 Fri 01:07:40
所要時間:約 7 分で読めます






早く会いたい、早く会いたい、早く会いたい!

私のセイバー! 私の、私だけの、王子様!



Fateシリーズの原典となった作品である『Fate/Prototype』、及びその前日譚『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』の登場人物にして、今作のラスボス
また『Fate/Labyrinth』にも主要人物として登場している。
CV.豊崎愛生

マスター階梯:第一位・熾天使
魔術回路/質:EX
魔術回路/量:E
魔術回路編成:異常(過去に該当なし)


◆概要

主人公・沙条綾香の姉にして、第一次聖杯戦争におけるセイバーのマスター。魔術に関して「天才的」では済まないほどの才覚を持ち、聖杯戦争中も全く苦戦せずに勝ち上がった。
その才能は並の魔術師が一生をかけて一つ極められるかという魔術系統を弱冠8歳にして二つ完璧に習得しているほどで、その後総ての系統の魔術を習得、神代の魔術師はおろか魔法使いすら凌駕するとされる。

というのも、彼女は生まれた時から常に根源に接続しており、その結果文字通りの「全知全能」を得てしまっている。
だがそれ故に人間的な価値観・倫理観は持ち合わせず、あらゆることを識りあらゆることが可能であるため常に退屈を感じていたが、あるとき未来視によって「自分が恋に落ちる未来」を視認。「恋にドキドキしたい」という理由で自ら未来視を封印し、数年後セイバーを召喚してものの見事に一目惚れ。
セイバーの悲願である「故国ブリテンの救済」を成し遂げるべく「合理的に」事を進め、セイバーの「ひとを殺めるのは、良くないことなんだ」という説得にもまるで理解を示さず(というか、理解できず)、他マスターの娘を人質に取ったり、サーヴァントへの魔力供給を断つために篭絡したアサシンを使って陣営の工房ごと皆殺しにする*1…等々、ヒロインらしからぬラスボスらしい振舞いで聖杯戦争を独壇場と化した。

その後も暗躍に暗躍、裏工作を重ね、アサシンに引き続き玲瓏館のサーヴァントだったキャスターを手駒に加え、ついに大聖杯の底にいたビーストを手懐けた。
父親に根源到達のための希望を個人の欲望成就に使ってはならないと諭されるも「生まれた時から繋がっているところに行ってもつまらない(意訳)」と一蹴、殺害したのち東京の人間を餌とし成長したビーストに喰わせることで既に確定した人理定礎を破壊し、「ブリテンが救済される」という未来を作り出すという滅茶苦茶なプランを実行寸前まで進めたが、無関係の人々、しかもそれに家族すら巻き込む暴挙に反発したセイバーによって背中から聖剣で刺し貫かれ大聖杯内部に落下。現世に受肉しかけていたビーストも『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の一閃で消滅寸前まで追い込まれた。

……しかしこれでは終わらず、8年後の第二次聖杯戦争にてセイバー以外の第一次のサーヴァント全てとビーストを従え、再び第一位のマスターとして君臨することになる。


◆魔術師として

前述の通り根源を目指していない(というか目指す意味も興味もない)ので厳密には「魔術師」ではなく「魔術使い」となるが、根源接続者であることとそれに伴う最上級の魔術回路によってその気になれば魔法の再現も出来るため、色々な意味で枠外。
神代最高の魔術師であるメディアですら境界内でしか不可能な空間転移を無制限に難なくこなし、一流の魔術師が張り巡らせた結界をものともせず内部に一切感知されずに侵入するなどお手の物。
魔術回路の質はともかく量はさほどでもないのだが、いかなる手段によってか6騎ものサーヴァントを同時使役することが出来ているため、おそらく魔力供給の経路に関しても彼女にしかできない”何か”をしていると思われる。魔力量も同様だろう。

戦闘時にはサーヴァントであれば容易く殺害できる殺傷性の触手を扱う。なんでよりにもよってそんなエグいものを…


◆人物像

前述したことから分かる通り、完全な非人間。セイバー以外の何事にも関心を持たず、何かをする理由はすべて「セイバーのため」。
相手のことを想うがあまり時に相手の望まぬことをしてしまう」と言えばまるで恋に恋する少女のようだが、愛歌の場合倫理観がぶっ壊れている上に全能なせいで止めようがないのがどうしようもない。「恋は盲目」ってそういう意味じゃねーから!

彼女のように極まれに生まれてくる根源接続者は未来視によって己の行く先を見てしまい、かといってそれを変えるのも容易に出来てしまうため、退屈が過ぎて自ら命を絶つとされるが、愛歌の場合未来視を封印したこと、何より「まだ見ぬ王子様との恋」を楽しみに生きてくることができた。
それでもやはり視点が人間のそれとは違い過ぎるため、何を目にしても、何を体験しても感動は得られず、一目することすらしないうちに何もかも理解してしまう彼女だったが、それでもセイバーとの出会いは期待した以上の衝撃だったようで、それまでの退屈さが嘘のように快活になり、セイバーの一挙手一投足に頬を赤らめたり、セイバーのために料理をしてみたりと、少なくとも外面は「恋する少女」になっていった。
しかしそれと反比例して人間性は更に失われ、辛うじて「家族」として認識していた綾香でさえ誰なのか認識できなくなるなど人でなし加減が増していき、料理と聖杯戦争を同列に語るさまにセイバーも怖気を感じたほど。


◆その他登場作品

『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』

EXTRA』ルート、『Prototype』ルートのラスボスとして登場したのだが、その際キャス狐から「生粋の人類悪」と明言されている。
どこぞのエロ尼は「この世で人間は自分一人」という認識であるためある意味ビーストの条件である「人類愛」をクリアしたが、愛歌もセイバー以外の存在を認識していないので、もしかするともしかするかもしれない。
なので、どこぞのガチャ運のない魔神柱の第二の憑り付き先として大いに期待されていたが、実現しないことが程なく確定した

氷室の天地 Fate/school life

こちらの世界では、理想の王子様に出会うことが無かった為、人畜無害の駄目人間化してしまったらしい(綾香曰く「バカお姉ちゃん」)。
綾香との仲は愛歌が干物のバカ姉となった事もあって良好。本来は綾香も第五次聖杯戦争にマスターの一人として参加する予定だったが、愛歌のおかげで参加しないで済んだらしい。

世界を放浪していたおり、ルーマニアにてセレニケとたまたま知り合い意気投合。王子様属性と美少年属性で一晩中語り合い、気がついたら無二の親友になっていたとか。
また、詳細は不明だがどうも二人で何か厄介事をやらかしたらしく、ルーマニアのトゥリファスで大爆発を起こし、その尻拭いに綾香がルーマニアに飛んでいる。



追記・修正は根源に接続したのち召喚したサーヴァントに一目惚れしてからお願いします。

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最終更新:2022年04月01日 01:07

*1 正確にはビーストの破片を埋め込まれて苦しめられても誰も憎まなかった伊勢三を見逃している。しかもこの時対毒の術を持っていたために難を逃れた魔術師を自分で殺しているため、つまりサーヴァントの宝具以上の殺傷性を持つ手段を自力で生成していることになる。