ガンダムAGEⅡマグナム

登録日:2018/05/19 Sat 22:48:37
更新日:2023/07/10 Mon 14:39:49
所要時間:約 4 分で読めます







ダイバーを直接狙うなど言語道断!


その悪しき機体、僕が討ち取る!



GUNDAM AGEⅡ MAGNUM



『ガンダムAGEⅡマグナム』とは『ガンダムビルドダイバーズ』に登場する機体。
機体デザインはAGEでガンダムAGE系統の機体のデザインを担当した海老川兼武さんが担当している。





☆基本データ

ガンダムAGEⅡマグナム
GUNDAM AGEⅡ MAGNUM

型式番号:AGE-IIMG
所属:AVALON
全高:18.5m(ダイバーの独自設定)
重量:29.2t(ダイバーの独自設定)
ダイバー:クジョウ・キョウヤ

武装
ハイパードッズマグナムライフル
シグルシールド
Fファンネル×4
ビームサーベル×2


●機体概要

GBN最強を誇るフォース「AVALON」のリーダーにして、自らも最強のダイバーとしてチャンピオンの座に君臨する青年クジョウ・キョウヤの操るガンプラ
ベースとなったのは機動戦士ガンダムAGEの主人公の一人アセム・アスノの機体ガンダムAGE-2のノーマル。
キョウヤ自身に相応しいバトルスタイルに特化させたハイスペック機というコンセプトで製作された。

基本装備は原型機と同じだが、シールドに攻撃機能が追加され、更にはパイロットであるアセムの息子操る機体譲りのファンネルが追加されたことで、
どのような状況からでも攻撃に転じられる高機動及び超攻撃型の機体として仕上がっている。
の武装を受け継ぎ、息子の武装を借りるというスタンスは感慨深いものがあるだろう。

可変機構も健在だが、名称がストライダー形態からフェニックスモードになっている。
なおAGE系でフェニックスの名を冠したフェニックスウェアがあるが、
オールレンジ装備を持ったAGE-2と言う意味ではフェニキスウェアが存在する。多少は意識しているのだろうか?

カラーリングは原型機同様青系統だが、こちらではネイビーブルーに変更されている。


●武装

  • ハイパードッズライフルマグナム
本機の主兵装。ベース機のそれよりも一射ごとのエネルギー充填量を向上させた事で出力を高めている。
変形時には本体直結式へとエネルギーバイパスが変更し、エネルギー消費が激しい分より高出力なビームを放つことが可能。
ベース機と同じく変形時に胸部に接続して機首を構成するが、AGEⅡマグナムの物はストックが後部に展開して頭部を覆うようになっている。

  • シグルシールド
先端部にシグルブレイドが取り付けられた攻防一体のシールド。
ブレイドが面積の大半を占めており、防御はもちろんのことシグルブレイドを用いた攻撃を同時に行うことが出来る。
フェニックスモード時はハイパードッズライフルマグナムのストック部分に接続される。
Fファンネルを合体させ、それらのエネルギーを集約すれば、長大な「EXカリバー」を形成することもできる。
……デザイナー繋がりでライザーソードっぽいが、相手が相手なのでむしろシャイニングフィンガーソードっぽい。

  • Fファンネル
本機最大の特徴である遠隔操作兵器。
ガンダムAGE-FXのCファンネルのように敵の攻撃を防ぐ盾としても使える他、手持ちの格闘武器としても使用可能。
その斬撃能力は、敵の放ったビームを切り払える程で、キョウヤは更にそのビームを敵に跳ね返す芸当を披露している。
普段は原型機のウイングの位置に装着され、高機動モードの際に機体を安定させる役目を担っている。

  • ビームサーベル
原型機からそのまま継承された格闘武器。
非使用時にはリアスカートの両サイドに格納される。


ガンダムAGEⅡマグナム SVver.

第二次有志連合戦における、新たなAGEⅡマグナムの姿。
カラーリングが元の紺主体から、白と灰の特務隊仕様を思わせるカラーリングになっている。*1
機体各部にも改修が加わっており、特に背面と脚部の追加パーツによってよりボリューミーになっている。

機体名に冠されたSVSavior(救世主)から取られている。
AGE本編で救世主というワードが持っていた意味を考えると、AGE強火オタクであるキョウヤが付ける名前としてはこの上ない物だろう。


●武装

マグナムと同じものは省略

  • ビームバルカン
両サイドスカートに装備されたビーム砲。
劇中ではバルカンどころではない威力を見せていた。

  • シグマシスファンネル
背面に2つ背負った新たなファンネル兵装。
ティエルヴァのTビットを思わせる……というか色以外はほぼ同じ形状だが、AGE3オービタルのシグマシスロングキャノンと同様、ビームを湾曲させることができる。

  • FXプロージョン
特殊兵装。名前の通りAGE-FXに搭載されたFXバーストが元ネタで、使用時には機体全体が青白く発光する。
使用時には機体性能が向上する……のだが、元からチャンプが強すぎるのでイマイチ強くなっているのかが分かりづらい。


劇中での活躍

2話と3話の間のストーリーである「プロローグ」にてロンメル率いるフォース「第七機甲師団」とフラッグ戦で激突。
カルナ・エミリアペアと2手に分かれ、シャンブルのドートレスと行動していたが、ロンメルの作戦で自分だけになってしまう。
それでもチャンピオンの名に恥じない実力を見せつけ、最終的にロンメルのグリモアレッドベレーと互いの武装を最大限に活用したバトルを行うが、
最終的に第七機甲師団側のフラッグ機を撃破され試合が終了したため、決着がつくことはなかった。

第3話ではマスダイバーを潰す為チャンピオンの素性を隠したキョウヤ同様本機もガンダムAGE-2ダークハウンドのアウターパーツを装着して連戦バトルに投じられる。
もっとも完全な物ではなく、頭部がマスターグレードの物を使用し、レリーフのデザインが異なるなどオリジナルのダークハウンドとはデザインが異なっている。
リク・ユッキーペアと一緒にデスアーミー軍団と戦っている最中に、
割り込んできたマスダイバーズのジェガン軍団と交戦し、ブレイクデカールで強化された相手側の機体と互角に戦うが、
バトルの最中に乱入してきたデビルガンダムの攻撃からサラとモモカを守る為に自ら楯となってしまう…。


やれやれ、せっかくのアウターパーツが壊れてしまった……。


……しかし灰の中から炎と共に甦る不死鳥の如く、アウターパーツが崩れ落ちただけで本機は無傷。
サラとモモカを無事に助けると、デビルガンダムに敢然と立ち向かうのであった。(ちなみにこの時キョウヤの仮面も割れていた。え? 何故かって? それは……かっこいいからだ!!!)
最終的にリク・ユッキーの援護を受けつつ、上述の愛と怒りと悲しみのシャイニングフィンガーソードEXカリバーでデビルガンダムを真っ二つに撃破するのであった。

マスダイバーとの決戦では敵拠点衛星内部への突入メンバーを率いて侵攻し、立ちはだかったプロヴィデンスガンダムと戦闘する。
当初はブレイクデカールで異常強化された敵機の性能に攻めあぐねていたが、相手のダイバーがガンプラに愛を持たない非GBNプレイヤーであることを知ると状況は一変。
敵への容赦を一切斬り捨てて猛攻へと転じ、ハイランカークラスのガンプラでもダメージを与えるのが困難なほどに強固なはずの強化プロヴィデンスのバックパックを素手で引きちぎり、本体にハイパードッズライフルマグナムを何発も撃ち込んで完全破壊した。
そして一連の事件の黒幕である、超巨大ビグザムと対峙、ブレイクデカールの力の前に苦戦するもガンダムダブルオーダイバーエースの光の翼により、
戦況は一変し、本機含む有志連合の猛攻でビグザムは破壊された。



その後しばらくは出番らしい出番も無かったが、第二次有志連合戦でSVver.になって再登場。
ライバル勝負を終えたタイガーウルフとシャフリの下に現れ、両者とも疲弊していたとはいえ無傷で一方的にボコボコにして、そのままリクとダブルオースカイの前に現れる。
リクとの勝負でも傷一つ負わず、トランザム∞もFXプロージョンで一方的に叩きのめし、オーガの乱入が無ければとどめを刺していた。
オーガの乱入後もトランザム機×2に対してFXプロージョンを発動させ、数の不利など知らんと言わんばかりに圧倒。
的確にリクとオーガの武装を潰して地面に叩きつけるが、それでも諦めない二人の必殺技にEXカリバーで立ち向かい、押し負けてリクをサラの下に向かわせた。

見事だ……

なお、チャンプ的には(単純な勝ち負けだけを考えれば)二人の必殺技に対して馬鹿正直に付き合う理由も無い。リクの覚悟が見れたので必殺技の打ち合いで押し負けるという形で、リクを見送ったとも見れるだろう。


第二次有志連合戦後に発生したバグレイドボスのディザスターガンダム戦では、元のカラーに戻って再登場しリクを救う。
そして、トドメにリクが必殺技を放とうとバンク映像に入るが、その途中に何の前触れも無く突如割り込み*2、マグナムSVそのものが剣と化して地面に突き刺さる。

リクくん、私を使え!!!

そして剣と化したマグナムSVを手にしたダブルオースカイによってディザスターガンダムは一刀両断され、GBNは平和を取り戻した。

オフ会では元のカラーリングに戻されたマグナムSVをリクが手に取り、その完成度に惚れ惚れとしていた。




ガンプラ

HGBDシリーズ第1弾として2018年3月10日に発売。HGガンダムAGE-2ノーマルの仕様変更商品である。
初回出荷版のパッケージはビルドダイバーズ放送開始をPRする仕様となっている。
なんとシグルシールドが2つ組めるランナー構成になっている嬉しいサービス仕様だが、腕へのジョイントパーツは1つしか無いため両腕への装備は不可能。
SVverはマグナムの成型色替え&追加パーツ版として発売された。
プレバン限定でFXプロージョン版も発売され、こちらは機体色が青白くなっているのに加え、ファンネルの飾り台も付属する。

HWS&SVカスタムウエポンセットにはSVverの追加装備が紺色の成型色で収録されており、こちらを使う事で普通のマグナムをSVにすることが出来る。わざわざ塗らなくてもいいぞ!

PS4ソフト「NEWガンダムブレイカー」の初回限定版に、本キットのクリアカラーVerが同梱される。ゲームがアレすぎてガンプラの方がメインになっている。

MGでもAGE2をベースとして発売された。
両肩のファンネルが大きく干渉しやすい欠点はあるものの、AGE2の欠点だった肩関節がボールジョイントから棒軸に変更されたことで安定感は増している。



追記・修正はチャンピオンの戦いに「かっこいい……」と惚れてからお願いします。

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最終更新:2023年07月10日 14:39

*1 パイロットであるキョウヤ……というかAVALONメンバーの制服も黒から灰へと変わっている

*2 本編を見ればわかるが、本当に唐突に割り込んでくる。しかもバンク映像の途中に