ガンダムダブルオースカイ

登録日:2018/09/08 (土) 10:28:31
更新日:2024/01/30 Tue 07:35:11
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これが…、ダブルオーダイバーの魂を引き継ぐ俺の新しいガンプラ!

ガンダムダブルオースカイ!!


画像出典:ガンダムビルドダイバーズ OP2の映像より@創通,サンライズ,テレビ東京


ガンダムダブルオースカイとは、TVアニメ『ガンダムビルドダイバーズ』に登場するガンプラ




☆基本データ

ガンダムダブルオースカイ
GUNDAM 00 SKY

型式番号:GN-0000DVR/S
全高:18.3m(ダイバーの独自設定)
重量:72.4t(ダイバーの独自設定)
所属:ビルドダイバーズ
ビルダーおよびダイバー:リク(ミカミ・リク)

武装
バスターソード
ロングライフル
ビームサーベル×2
ビームライフル
頭部バルカン砲×2
スカイブレイサー×2
スカイレガース×2

●機体概要

ブレイクデカール事件の主犯格であるシバ・ツカサの操るガンダムアストレイノーネイムとのGBDでの激闘で大破したガンダムダブルオーダイバーエースに大改修を行い、新たな姿へと生まれ変わったリクの愛機。
ダブルオーガンダムをベースにしているのは相変わらずだが、リク自身の様々な経験を元に他の作品のガンダムの武装や要素を加えることで、より強力に、より様々な状況に対応できるようなオールラウンダーへとカスタマイズされている。
特にデスティニーガンダムの意匠や武装、そして機能性を組み込んでおり、その姿からも連想させることが出来る。
よりマッシブな体型かつ重武装になったのは、リクがまだ若く『引き算のカスタマイズ』ができるほどの発想・センスを持ち合わせていないためでもあるが、より高まった機体出力を支えるフォルムという面では説得力のあるデザインだと言えよう。

多くの仲間と出会い豊かな経験を積み、その集大成として作り上げられたダブルオースカイは、GBNの新たな可能性を切り拓く為、『潜っている電脳世界』から『無限大の空へと飛び立つ』のである。

●武装及び特殊機能

・バスターソード
デスティニーガンダムのアロンダイトをベースに作成された大型剣。
アロンダイト同様、非使用時は刀身を折り畳むことで、右舷ドライブユニットにマウントすることが出来る。
大型のモビルアーマーを一撃で両断できる程の威力を持つ。
デスティニーのものには対ビームコーティングが無かったという設定があったがこちらは不明。

・ロングライフル
同じくデスティニーガンダムの高エネルギー長射程ビーム砲をベースに作られた大型ビーム銃。
こちらも非使用時は銃身を折り畳み、左舷ドライブユニットにマウントすることが出来る。
本家のデスティニーとは異なり、グリップを握らずとも射撃が可能。
(なお本武装とバスターソードはミッション内容によって左右とも同じ武器を装備することも可能)

・ビームサーベル
フロントアーマーの下部装甲に格納されている。
使用時は下部装甲ごとグリップを引き抜き、鍔付きのビームサーベルとして使用される。
収束率が通常の物より高められている為、切断能力が高い。

・ビームライフル
ガンダムMk-ⅡのEパックと、∀ガンダムの独特なビームライフルの形状を参考にして作られた携行武装。
発射されるビームの色はベースとなったダブルオーとは異なり、高濃度に圧縮されたGN粒子から生じたピンク色ではなく、C.E.世界の荷電粒子砲に良く見られる緑色に設定されている。

・スカイブレイサー
ゴッドガンダムデスティニーガンダムからインスピレーションを得た手甲型ユニット。
先端のフィンガーパーツを展開し、マニピュレーターを覆うガントレットとして近接戦闘時に使用する他、ビームシールドとしての機能も備えている。

・スカイレガース
脚部に取り付けられた脚甲状のユニット。下にスライドすることでGNフィールドを展開し、ビームを文字通り『蹴り飛ばす』ことが出来る。
これはリクが得意としているサッカーの技術を反映したものである。

・バルカン砲
頭部側面に取り付けられたバルカン砲。ビームと実弾の撃ち分けが可能。

・スカイドライヴユニット
本機最大の特徴であるダブルオーのツインドライヴとデスティニーのヴォワチュールリュミエール・ウイングを融合させた装備。
太陽炉に直結したウイングユニットから高濃度圧縮粒子の翼を展開して推進力を得る、本機独自のGNバーニアシステムで、そこから発生した光の翼を発生させることが可能で、
これを利用して巨大なビームサーベルのように敵をすれ違いざまに切り裂いたり、広範囲を覆って自分や仲間を相手の攻撃から守るという攻防一体の武装として使用することが出来る。
後にこれを腰の部分まで降ろすことで肩まわりの可動域の確保と同時に重心を下げる格闘形態「ラッシュポジション」への変形が可能になった。

特殊機能・必殺技

ダブルオーのトランザムと、デスティニーの光の翼を融合させたこの力で!

TRANS-AM INFINITY(トランザムインフィニティ)!!!

・トランザムインフィニティ
トランザムシステムとヴォワチュール・リュミエールによる光の翼を融合することで生まれた本機独自のトランザム。
増大した高濃度圧縮GN粒子の放出開放量をウイングユニットで更に加速させることで通常のトランザム以上の爆発的な性能強化を可能とする。
発動時には巨大な光の翼と無限大を思わせるGN粒子の二つのリングが出現する。

・ムゲンシュート
モモカプルとの合体技で、シャノアール・ネオとのバトルで使用した。
トランザムインフィニティを発動し、プチカプルをスカイレガースに展開したGNフィールドでサッカーボールのように蹴り飛ばす。
『ボールは友達!怖くないよ!』

・ハイヤーザンスカイフェイズ
第18話にて発動した形態。
トランザムインフィニティ発動中に高濃度圧縮粒子を機体内部に蓄積し、循環速度を限界状態にまで高めることで機体の発光色が純度の高い青色の輝きへと変化する。
この時、バスターソードを光の翼で包むことで、巨大な光の剣を生成する必殺技「ハイパースカイザンバー」を獲得し、ガンダムジーエンアルトロンに大ダメージを与えた。
AGEⅡマグナムSVとの決戦ではロングライフルを巨大な弓矢へと変貌させる「ハイパースカイシューティング」を使用している。
しかし反動も大きく、フィードバックダメージが発生するため使いどころが難しい。


☆ガンダムダブルオースカイHWS

GUNDAM 00 SKY HEAVY WEAPON SYSTEM

型式番号:GN-0000DVR/S/HWS
全高:18.3m(ダイバーの独自設定)
重量:97.8t(ダイバーの独自設定)
所属:ビルドダイバーズ
ビルダーおよびダイバー:リク(ミカミ・リク)

追加武装
ランサーミサイル×2
大型ミサイルポッド×2
マルチミサイルランチャー×4

概要

第二次有志連合戦に備えて製作されたヘビーウェポンシステムを追加したダブルオースカイ。
「最大火力での先手」をコンセプトとしており、敵と遭遇したら追加武装を全て撃ち込んでパージし、ダブルオースカイで戦闘を続行するようになっている。
ヘビーウェポンシステムは全て実弾兵器で構成され、またダブルオースカイ以外のガンプラでも使用が可能。
ちなみに、これとガンダムAGEⅡマグナムのSV Ver.用の追加装備は高い汎用性を持つことから互いを合体させ、飛行ユニットとして運用が可能だったという。

追加武装

背部に設置された槍のように長大なミサイル
遅延信管式で、相手に突き刺さった後に深部から爆発することで破壊効果を増大させる。
子弾を内蔵しているので、発射後にそれを拡散放射させれば広範囲への攻撃も可能。

  • 大型ミサイルポッド
こちらも背部に設置され、ランサーミサイルの砲身に取り付けられている。
1基につき3発のミサイルが搭載され、1発でも広範囲にダメージを与えられるほどの爆発力を持つ。

  • マルチミサイルランチャー
スカイブレイサーとスカイレガースに装着される。搭載されるミサイルは中型。


全力で行くよ!トランザム(インフィニティ)


☆ガンダムダブルオースカイメビウス

GUNDAM 00 SKY MOEBIUS

型式番号:GN-0000DVR/SM
全高:18.3m(ダイバーの独自設定)
重量:70.1t(ダイバーの独自設定)
所属:ビルドダイバーズ
ビルダーおよびダイバー:リク(ミカミ・リク)

武装
アームドウイングバインダー×2
ビームサーベル×2
ビームライフル×2
頭部バルカン砲×2
スカイブレイサー×2
スカイレガース×2

概要

本編2年後にあたる『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の時系列においてリクが使用しているダブルオースカイの改修機。

メインカラーは従来のトリコロールから白とアイボリーを基調に青の挿し色が入った感じになり、
赤が廃されたことでダブルオーガンダムの面影を残すヒロイックなカラーリングのダブルオースカイから大きく印象が変わっている。嫁カラーである。

機体自体にはあまり手が加わっていないようにも見えるが、頭部アンテナの形状が微妙に変化していたり、スカイブレイサーとスカイレガースが一回り大型化していたり、足と腕にあったビームの噴出孔にあたる穴が3つから1つになっていたりと地味に変わっている。

改修前のダブルオースカイがバスターソードにロングライフル等、長物が多かったことを踏まえて武装面の整理が行われており、
銃身の短めの武装が多くなったことで中距離や近距離での射撃面が強化され、バスターソードにロングライフルの特性は新武装であるショートライフルとアームドウイングバインダーの合体機構により補う形になっている。
またこの合体機構によってビーム刃の長さの調節ができるようになったため、接近戦での取り回しも以前より格段にアップしている。
ダブルオー+デスティニーだったスカイに(ストライク)フリーダムの要素を加えており、アームドウイングバインダーによってハイマットフルバーストが可能になった。

新たに冠された「メビウス」は∞を現わすメビウスの輪からだろう。あるいはメビウスの輪から抜け出せなかったのか。間違っても核兵器搭載のアレではないだろう。

武装

ダブルオースカイのライフルを小型化したもので2挺装備している。
フォアグリップを削除して取り回しを向上させつつ、アームドウイングバイダーとの合体機構を搭載したことで威力増強も可能となって対応力が増している。
並列に無限連結できる構造で、非使用時は腰背部にマウントされる。

  • アームドウイングバインダー
メビウスドライヴユニットに接続されている新装備。
前後両端部にマズルを持ち、ハイマットフルバースト時にはストック部が前方に折れ曲がって後端部からもビームを発射する。
ドライヴユニットから外して手持ち武器にすることも可能。ショートライフルとの合体ギミックも。
さらに、ビーム刃を形成して大型のビームソード『メビウスアロンダイト』としても機能するマルチプルなウェポンになっている。

  • トランザムインフィニティ
改修前から引き続き使用する本機の目玉システム。放出される粒子の色が黄緑色で固定されている。


☆余談

胸部装甲のクリアパーツ内部には、シバ・ツカサとの戦闘で傷付いた部分がそのままの形で残されている。
これはリク自身の初心に帰る気持ちと自戒の念も含めて敢えてそのままにしたものであり、HGキットでもしっかり傷状のモールドが再現されている。

また、本機の名前には「陸・海・空」を制しているという隠された意匠があり、ビルダー兼ダイバーである『ミカミ・"リク"』と
リクが作り上げた『ダブルオー"ダイバー"』、
その意志を受け継いだ『ダブルオー"スカイ"』と、まさにオールラウンダーな主役機に相応しいネーミングと言えるだろう。


☆ガンプラ

HGBDシリーズより2018年8月末に発売。
ダブルオーからの流用ランナーはダイバーからさらに減り、多色成形ランナーのみとなっている。
このランナーはなんと、本機では余剰となる黄色と赤だった部分が全て無色クリアで成形されており、どのように使うかはビルダーの想像力次第。
色分けは非常に優秀で、シールが用意されているのはセンサー類やダクト内部といった細かい部分のみ。
このシールもメタリックグリーンの部分に大きな余白が残されていて、切り出して自由に使えるようになっている。まずは用意されていない武装類のセンサーに使おう。
バスターソードのビームエフェクトはなぜか2個付属している。*1

ハイヤーザンスカイフェイズ仕様も同時に発売されており、こちらは成形色の彩度が高められて発光しているように見える。
更に光の翼、粒子渦輪、ビームシールドのエフェクトとクリアイエロー成形のアクションベース5が追加されている。

その後、HWS仕様も発売。こちらはダブルオースカイがトランザムインフィニティ状態となっている。
またHWSはAGEⅡマグナムのSV Ver.用パーツとセットでも発売されており、そちらと通常カラーのダブルオースカイを組み合わせることで劇中の状態を再現可能。

ダブルオースカイメビウスも2020年12月に発売。
ダブルオースカイのほぼ全てのパーツに新規パーツを加えたかなり豪華な内容となっており、武装も一通り組める。
バスターソードのビームエフェクトのみ付属しないが、スカイで余剰となったものを使えば問題ない。


☆ゲームでの扱い

Gジェネ』では『クロスレイズ』においてクリア後の隠し機体として初参戦。
クリア後の特典だけあって基本性能は高く、スカイドライヴユニットはクアンタのツインドライヴ同様に毎ターンENを最大値の25%回復する効果になっており、
物理格闘のラッシュポジションとビーム格闘のバスターソードがどちらも射程2まで届く格闘、ロングライフルが貫通効果と武装面も優秀。
更にハイヤーザンスカイフェイズは本家00機のトランザムが底力(自機のHPの減少に応じて与ダメージ増加)なのに対して会心(クリティカル時の与ダメージ+20%)効果を持っているため、安定した戦いが出来る。
ただし、最大射程が5しかないため位置取りには注意したい。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOST』では、第二弾解禁機体として9月20日に参戦。コストは3000。
元となったダブルオーとデスティニーの意匠を武装面でも取り込んでおり、機動力と射撃性能では双方の良い所取りな様子が見られる。
特に特殊格闘射撃派生のダイバーシュートは残像ダッシュからの高弾速・高誘導射撃なので避けるのが厳しく、これを撃っているだけでそれなりにダメージが取れてしまうお手軽さを持つ。
また格闘CSではHWS装備に一回だけ換装が可能。この手の換装にしてはあまり強化形態と呼べるものではなく、ウリである機動性を犠牲に微妙な火力上昇なのであまりアテにならない。換装するにしても、相方への負担を鑑みて形態維持はそこそこにするべきだろう。
リリースされてからは圧倒的なお手軽さと押し付け力の高さからエクスプロージョン初週を上回る勝率を叩きだしており、シャッフル戦でマッチすれば高確率でダブルオースカイが面構えをしている。なんなら自分以外全員ダブルオースカイなんて状況も……。サッカーしようぜ!お前ボールな!
そしてリリースから一ヶ月以上経ち、機体使用率こそ減少しているが勝率はグングン伸び続け10月末時点ではベルティゴの初週勝率とほぼ同一にまで至っている。当然、エクスプロージョンやベルティゴなどは緊急機体調整として一週間弱で下方修正が入ったが、本機は一ヶ月経っても何一つアナウンスが無く最強を維持し続けている。



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最終更新:2024年01月30日 07:35
添付ファイル

*1 1つのランナーに同パーツが2個成形されている。