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空牙団(遊戯王OCG)

登録日:2018/05/25 Fri 16:35:60
更新日:2026/02/23 Mon 22:23:57
所要時間:約 10 分で読めます






空牙団、参上!



空牙団とは、遊戯王OCGに登場するカードカテゴリの一つである。



概要

遊戯王OCG10期のデッキビルドパックである「ダーク・セイヴァーズ」にて初登場。
アニメには登場しない、OCGオリジナルのテーマ群となっている。

同時期に登場した閃刀姫とは逆に、ひたすらモンスターを展開して数で圧す、物量戦が持ち味となっている。
特殊召喚に関する効果を全てのモンスターが持っており、下級は展開とアド稼ぎ、上級は制圧と攻撃を担当する。
また、カテゴリではあるが属するモンスターは種族・属性ともバラバラであり、《群雄割拠》などが思いっきり刺さる。

英語名は「Fur hire」。直訳だと「毛皮の雇われ」、意味としては「獣人の傭兵たち」と言ったところだろう。
また、「○○ for hire」だと「雇われの○○」という意味になるのだが、TCG版の空牙団のテキストはこの言葉遊びのためにテキストの形式が変えられており、本来は「Fur hire ○○」となるべきところが「○○ fur hire」になっている。

設定では、普段は母艦であるファンドラで世界の空を駆け廻る傭兵集団で、団員達はトラブルに遭遇した場合、真っ先にバックアップを要請するよう訓練されているらしい。


カード性能

下級モンスター

主に展開を担当する。
共通効果として、メインフェイズに同名カード以外の空牙団を手札から特殊召喚する効果と、自分がいる時に他の空牙団が特殊召喚された場合の効果を持つ。

  • 空牙団の伝令 フィロ
効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の伝令 フィロ」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の「空牙団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。
固有効果は空牙団の蘇生。守備表示限定なのでリンクモンスターは対象外だが、「空牙団を特殊召喚する」という一点が何より大きい。
共通効果で呼んできた方のトリガーを引けることに加え、空牙団が3体並ぶので《空牙団の大義 フォルゴ》のL召喚もスムーズにつなげることができる。
コイツ自体がレベル1なので、《ワン・フォー・ワン》を空牙団をコストとして使えばリクルートと蘇生先の用意を同時に行える。

  • 空牙団の撃手 ドンパ
効果モンスター
星2/風属性/獣族/攻 500/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の撃手 ドンパ」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドに「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、
フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
固有効果は単体除去。対象を取る破壊、と防がれやすいが、他の下級空牙団同様自分の効果でトリガーを引ける。
モンスターの除去にはうってつけだろう。
このカードに限った話ではないが、《A・ジェネクス・バードマン》など、自分のモンスターをバウンスするモンスターと相性が良い。
展開後にバウンスされても、展開した方の空牙団の効果でまた出て来られる。

  • 空牙団の飛哨 リコン
効果モンスター
星2/風属性/獣族/攻1000/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の飛哨 リコン」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
固有効果はセットカードの破壊。露払いには向いているものの、特殊召喚がトリガーである都合上妨害されやすい。
囮と割り切るのも一つの手。

  • 空牙団の剣士 ビート
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の剣士 ビート」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「空牙団の剣士 ビート」以外の「空牙団」モンスター1体を手札に加える。
固有効果は空牙団のサーチ。
カテゴリ縛り以外の制限は何もなく、空牙団においては重要なカードの一つ。戦士族であるため《増援》《戦士の生還》に対応しており、手札に持って来やすいのが長所。
他の下級空牙団がいれば、こいつを出すだけで《空牙団の剣士 ビート》→下級→別の空牙団、と繋ぎ、モンスターが一気に3体並ぶ。

  • 空牙団の舵手 ヘルマー
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の舵手 ヘルマー」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、手札から「空牙団」カード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
固有効果は空牙団をコストとしての手札交換。このカードと展開したカードと捨てるカード、で3枚消費して1枚ドローでは割に合わないが、《空牙団の参謀 シール》の効果でサルベージすれば多少は軽減できる。
それでも優先度は低いので、投入するとすればピン差しが安定か。

  • 空牙団の参謀 シール
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1600/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の参謀 シール」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の「空牙団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
固有効果は空牙団のサルベージ。
序盤では持て余しやすく、空牙団は特に墓地を利用するカテゴリでもないが、反面手札に強く依存するため、あって困る効果ではない。

  • 空牙団の闘士 ブラーヴォ
効果モンスター
星4/炎属性/爬虫類族/攻1900/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の闘士 ブラーヴォ」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
フィールドの全ての「空牙団」モンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで500アップする。
固有効果は空牙団の全体強化。
コイツ自体もアタッカーとして十分な打点を持ち、さらに効果で攻撃力2400にアップするが、
後から出て来た空牙団は強化されないため、出来る限り展開のラストにコイツの効果を使いたいところ。
ただし、空牙団であれば敵味方を問わず強化されるので、ミラーマッチの際は注意。
スネーク・レインで大量に墓地へ送れるので【フレムベル】に投入するのもあり。

  • 空牙団の積荷 レクス
効果モンスター
星2/地属性/恐竜族/攻 300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「空牙団」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドに「空牙団」モンスターが存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「空牙団」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
対象のカードがモンスターの場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。
共通効果を持たない空牙団。
見た感じ生まれたばかりであり、どうやら「積荷」の卵が孵ってしまったようだ。
まだ赤ん坊であり他の空牙団のような戦闘も出来ないという意味でも「荷物」というダブルミーニングも兼ねているのかもしれない。
まぁ見ての通りお荷物とは言えない超強力カードなのだが。

(1)は空牙魔法・罠カードのサーチ。
今までサーチできなかったカードをサーチでき、特に《新風の空牙団》をサーチして展開を連鎖することができる。

(2)は空牙団のサルベージまたは蘇生。
下級空牙団の(2)や上級・最上級空牙団の(1)を相手ターンに発動する事も狙える。

どちらの効果もカード・アドバンテージを稼ぐ優秀な効果であり、
カードを湯水のごとく消費させる本デッキにとっては非常にありがたい一枚になる。


上級モンスター

特殊召喚時の誘発効果としてフィールドの空牙団の数を参照する効果と、もう一つの効果を持つ。

  • 空牙団の孤高 サジータ
効果モンスター
星5/風属性/鳥獣族/攻1200/守2400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「空牙団の孤高 サジータ」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類×500ダメージを相手に与える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はこのカード以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターを効果の対象にできない。
誘発効果は自分以外の空牙団の数×500のバーン、もう一つの効果は他の空牙団への対象耐性付与。
攻撃力が低いのが難点だが、それゆえにリクルーターや《地獄の暴走召喚》に対応している。
2体並べれば対象耐性が完全になるが、全体除去や戦闘で吹き飛ばされるので対策は怠りなく。
空牙団は展開力に優れるため、〆にコイツを持って来れば2000バーンを叩き込め、終盤なら引導火力も見込める。

  • 空牙団の豪傑 ダイナ
効果モンスター
星6/地属性/獣戦士族/攻2500/守1400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類の数まで相手の墓地のカードを選んで除外する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他の「空牙団」モンスターを攻撃対象に選択できない。
誘発効果は墓地除外、もう一つの効果は他の空牙団への攻撃選択阻害。
墓地除外が響くデッキは現在の環境ならかなり多く、キーカードが1枚外されるだけでも一手遅れかねない。
2番目の効果で他の空牙団を攻撃から守れるが、自身もあまり攻撃力が高いわけではないので、コンバットトリックを仕込むか、《空牙団の闘士 ブラーヴォ》を特殊召喚して牽制するなどの対策が必要。
効果除去を待ち構えてカウンタートラップに引っ掛ける囮にするのも手。

  • 空牙団の疾風 レクス
効果モンスター
星5/風属性/恐竜族/攻2000/守1200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
手札から「空牙団の疾風 レクス」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、このカードを特殊召喚する。
(2):「空牙団」カード以外の効果でデッキからカードが相手の手札に加わった場合、
自分フィールドに他の「空牙団」モンスターが存在していれば発動できる。
自分は1枚ドローする。
BURST PROTOCOLで収録された新規。《空牙団の積荷 レクス》の成長した姿。共通効果を持たないのは積荷時代と同じ。

(1)は手札から自身を公開する事で同名以外の空牙団と自身を特殊召喚。
上級モンスターである自身を簡単に特殊召喚できると言うだけでなく、「先に他の空牙団を特殊召喚してから自身を特殊召喚する」と言う形となっているため、下級空牙団の固有効果が誘発するのが最大の特徴。
召喚権を使わず展開できる上に特殊召喚した下級空牙団の効果で更に展開もできる。

(2)は他の空牙団がいる時に相手が空牙団以外の効果でデッキから手札にカードが加わったらドロー。
基本的には相手ターンで相手の動きを牽制するための効果だが、現代遊戯王では《増殖するG》の様に相手のターンでもドローやサーチ・サルベージするカードはそこそこあるため割と発動の機会は多い。しかもターン1がないのもありがたく、《増殖するG》適用下でも無理矢理展開して後続を確保して展開を続けて相手のデッキ切れを狙うなんて戦略も可能。
ちなみに現状の空牙団には相手にドローやサルベージなどをさせるカードはないが、 「空牙団以外の効果」と言う制約を付けないとミラーマッチで「互いの《空牙団の疾風 レクス》の効果でドローし合う 」と言う不毛な状況が発生してしまう。任意効果なので止めようと思えば止められるが、一度始まるとギリギリまでドローし合うチキンレースじみた不健全な状況になるのでこの制約は妥当である。


最上級モンスター

  • 空牙団の叡智 ウィズ
効果モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻1600/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
自分は「空牙団の叡智 ウィズ」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類×500LP回復する。
(2):相手が魔法・罠カードの効果を発動した時、手札から「空牙団」カード1枚を捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
誘発効果はライフ回復、もう一つの効果は空牙団をコストとした魔法・罠へのカウンター。
この手の効果では珍しく、「カードの発動」ではなく「効果の発動」を無効にするので、永続カードや墓地発動でも、チェーンブロックを作るなら潰せる。ただし、無効にするだけで破壊はしないので、タイミングに注意。
属性や触手の伸びたフォルムからして、恐らくタコの魚人。

  • 空牙団の英雄 ラファール
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
「空牙団の英雄 ラファール」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの
種類の数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、残りをデッキに戻す。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時、
手札から「空牙団」カード1枚を捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
誘発効果は擬似《強欲で謙虚な壺》、もう一つの効果はモンスター効果へのカウンター。
空牙団の天敵である《幽鬼うさぎ》を自前の効果で潰せる上、打点も高く、さらに誘発効果で手札を補充できるため、真っ先に特殊召喚したいところ。下級の空牙団がいればあっさりと呼び出せる。
恐らく空牙団のリーダー。


リンクモンスター

  • 空牙団の大義 フォルゴ
リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/闇属性/獣族/攻2400
種族が異なるモンスター3体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク素材に出来ない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
そのリンク素材としたモンスター3体とは異なる種族の「空牙団」モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
(2):相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、自分フィールドの「空牙団」モンスターが3種類以上の場合、自分はデッキから2枚ドローする。
ソウル・フュージョンに収録された空牙団のLモンスター。
種族がバラバラで展開力の高い空牙団ならばL召喚は容易で、リクルート効果により消耗もある程度フォローできる。
ただし、Lモンスターゆえに《烈風の空牙団》《空牙団の修練》に対応しないのが痛い。
特筆すべきは(2)のドロー効果で、相手のカードが破壊されればドローができる。
さらに、空牙団がこのカードを含めて3種類いれば追加で2枚ドローできるため、最大で3枚ドローできることになる。
手札消費の荒い空牙団にとっては非常にありがたい能力であり、かつ空牙団はリンクマーカーに依存しないため、このカードを維持できればかなり安定した戦いが可能。


  • 空牙団の懐剣 ドナ
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/地属性/獣戦士族/攻1600
種族が異なるモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの「空牙団」モンスター1体と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターとは元々のカード名が異なる「空牙団」モンスター1体を自分の手札・墓地から特殊召喚する。
Lモンスターをリリースして発動した場合、さらにもう1体特殊召喚できる。
ダークウィング・ブラストに収録された2体目の空牙団のLモンスター。
《空牙団の大義 フォルゴ》同様に異なる種族のモンスターを素材の要求するが、リンク2のためEX含めて種族統一したデッキでもなければ空牙団以外のデッキでも出しやすい。
(1)の効果は自分の空牙団と相手のモンスターを1体ずつ破壊。
展開力に長けた空牙団ならコストの確保は容易で、《空牙団の参謀 シール》のサルベージや《烈風の空牙団》による蘇生でコストにした空牙団の回収も出来る。勿論、自身をコストにする事も可能。

(2)の効果は自分のモンスター1体をリリースして同名以外の空牙団を手札・墓地から特殊召喚。Lモンスターをリリースした場合更にもう1体特殊召喚出来る。
こちらも展開力に長けた空牙団ならコストの確保は容易。
Lモンスターをコストにすれば2体まで出せるので空牙団を適当なLモンスターにしてその効果を使った後に素材となった空牙団達を戻す事も可能。
こちらも自分をリリースして発動出来る。何気に2体同時ではなく1体ずつ特殊召喚するので発動させたい空牙団の誘発効果を選べるのもポイント。

特に(1)の効果の汎用性は高く、自分もコストに選べる事から【空牙団】以外のデッキでも相手のカードを道連れに自殺する事が可能。
特に“自分の場にモンスターがいない”状況が重要となる【クシャトリラ】では能動的に自分の場を空けられる事が非常にありがたく、サーチ効果持ちのクシャトリラの特殊召喚条件を満たせるだけでなく、妨害として相手から押し付けられたモンスターを適当なモンスター(主に《クシャトリラ・ライズハート》)と合わせてこのカードの素材にする事で処理できると言う替えの聞かない役割を果たしている。
その影響で何処かのキノコ人間が注目される事になるがそれはまた別のお話


  • 空牙団の船匠 キール
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
  ▶
リンク2/水属性/海竜族/攻1800
【リンクマーカー:左/下】
種族が異なるモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
デッキから「空牙団」魔法・罠カードか「飛竜艇-ファンドラ」1枚を自分フィールドにセットする。
このターン、自分は「空牙団」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):相手ターンに発動できる。
墓地のこのカードを除外し、手札から「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドの元々の攻撃力が一番高いモンスターが相手フィールドに存在する場合、
もう1体特殊召喚できる。
BURST PROTOCOLに収録された3体目の空牙団のLモンスター。
《空牙団の懐剣 ドナ》と同じ素材指定のリンク2なので他のデッキでも採用しやすいが、後述する様に効果は完全に空牙団専用となっている。

(1)の効果はL召喚時に空牙団魔法・罠か《飛竜艇-ファンドラ》をデッキからセット。
最早当たり前になりつつある《灰流うらら》避けの魔法・罠アクセス手段。速攻魔法はすぐには使えないためすぐに発動するならフィールド魔法になる。フィールド魔法の確保ができてるなら速攻魔法や罠を持ってきて相手ターンに備える形となる。
発動後は空牙団しか特殊召喚できなくなるが、空牙団以外では使い途のない効果なのでほぼノーデメリット。とは言え混合構築の際は発動タイミングに気をつけたい。

(2)の効果は相手ターンに墓地から除外して手札から空牙団を特殊召喚。元々の攻撃力が1番高いモンスターが相手の場にいるなら更にもう1体特殊召喚出来る。
こちらも《空牙団の懐剣 ドナ》と同じく2体同時じゃなく1体ずつ特殊召喚するので発動させたい空牙団の誘発効果を選べる。相手ターンの発動になるため《空牙団の撃手 ドンパ》などの破壊効果持ちを出しての妨害が基本となる。
墓地に送る手段が必要になるが、《空牙団の大義 フォルゴ》などのL素材にするか《空牙団の懐剣 ドナ》の効果のコストにすれば自然に墓地に送れる。特に《空牙団の懐剣 ドナ》の(2)のリリースコストにすれば追加展開の条件も満たせるので非常に相性がいい。

魔法・罠カード

  • 飛竜艇-ファンドラ
フィールド魔法
(1):自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
このターン通常のドローを行う代わりに、デッキから「空牙団」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分フィールドに「空牙団」モンスターが5種類以上存在する場合、フィールドゾーンのこのカードを墓地へ送って発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
専用フィールド魔法。ドローの代わりの空牙団サーチと、相手の場のカードの全体破壊効果を持つ。
空牙団は手札にあってこそ意味のあるカードばかりなので有用ではあるが、発動して次のターンまで維持しないと意味がないのは辛い。《メタバース》《終焉の地》《ポップルアップ》なども併用すべきか。
また、全体除去を使うとダメージを与えられないというデメリットもかなり痛い。
そもそもこの効果を使える状況なら、展開した空牙団でエクシーズなりリンクなりで除去のできるモンスターを呼べば済むので使いどころは難しい。
イラストに描かれているのはクジラを象った空中帆船。空牙団はこれに乗って世界を飛び回っている。

  • 烈風の空牙団
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「空牙団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
専用の蘇生カード。守備表示での蘇生になるが、空牙団の中には守備力の方が高い連中も多いので大したデメリットではない。
速攻魔法なので、ダブった場合は1枚を自分の、1枚を相手のターンで使うのも良いだろう。
相手のターンに空牙団モンスターの効果を能動的に使う手段の一つなので、覚えておきたい。

  • 新風の空牙団
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は「空牙団」モンスターでしか攻撃宣言できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターよりレベルが1つ高いか1つ低い「空牙団」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。
烈風が蘇生ならこちらはリクルート。空牙団限定で速攻版の《トランスターン》/《ダウンビート》をかますと思えばいい。
空牙団以外での攻撃はできないので、ラッシュをかけたい時には注意。

  • 飛竜戦艇-ファンドラ
フィールド魔法
このカード名はルール上「空牙団」カードとしても扱う。
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「空牙団」モンスターの攻撃力は、
自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類×300アップする。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「空牙団」モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(3):自分フィールドの表側表示の「空牙団」モンスターが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
BURST PROTOCOLに収録された専用フィールド魔法その2。
空牙団カードとしても扱うため空牙団指定のサポートを受けられる様になっており、中でも《空牙団の船匠 キール》の効果でセットしても即発動できるのは非常に便利。

(1)は空牙団の全体強化。並べれば並べるほど強化値も増えるため横並びが得意な空牙団にとってはありがたい。

(2)は空牙団のサーチをしつつ手札を捨てる。サーチした後に捨てる手札を選ぶため、《空牙団の伝令 フィロ》などの蘇生先の確保などに繋げられる。

(3)は空牙団が相手の効果で破壊された場合に空牙団のリクルート。レベル制限がないため上級・最上級のリクルート可能。基本的に相手ターンの発動になるので《空牙団の英雄 ラファール》で手札補充しつつモンスター無効を構えるのが鉄板。

イラストは改造された《飛竜艇-ファンドラ》。ロマン砲の全体除去がなくなった代わりに小回りが効く扱いやすい効果になった辺り、本格的な戦闘用に改造されたのだろう。

  • 飄風の空牙団
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、
さらにデッキから「空牙団」モンスター1体を特殊召喚できる。
このターン、自分は「空牙団」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分が「空牙団」モンスターの効果を発動するために手札を捨てる場合、
そのカード1枚の代わりに墓地のこのカードを除外できる。
BURST PROTOCOLで収録された新規。

(1)は自分の場が空なのを条件にレベル4以下の空牙団のリクルート。相手の場に2体以上いれば更にリクルートできる。
先攻1ターン目でも扱いやすく、後攻なら2体リクルートが狙えると言う非常に強力なカード。
オマケに追加リクルートの方にはレベル制限がないので上級・最上級も呼べ、1体ずつ特殊召喚する形になるので先にリクルートした下級空牙団の固有効果も発動出来る、と致せり尽くせり。
発動後は空牙団しか特殊召喚できないため、混合構築の際は要注意。

(2)は手札コスト肩代わりの墓地効果。特に魔法罠を無効にする《空牙団の叡智 ウィズ》やモンスター効果を無効にする《空牙団の英雄 ラファール》とは非常に相性が良い。

  • 空牙団の修練
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「空牙団」モンスターが、戦闘または相手の効果で破壊された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからそのモンスターの元々のレベルより低いレベルを持つ「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
空牙団モンスターを擬似リクルーターとする永続罠カード。
効果の関係で《空牙団の英雄 ラファール》を呼ぶことは出来ないのと、下級空牙団の固有効果はダメージステップに使えないことに注意。
また、破壊された空牙団を対象に取るため、効果処理のタイミングでその時存在したゾーンから移動させられると不発になる。

  • 空牙団の奥義
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類の数まで、
フィールドの表側表示カードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
自分フィールドにレベル8以上及びリンク3以上の「空牙団」モンスターがそれぞれ存在する場合、
代わりに対象のカードを全て除外する事もできる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドにレベル8以上かリンク3以上の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
BURST PROTOCOLに収録された通常罠カード。

(1)は場の空牙団モンスターの種類まで表側カードを破壊。フリーチェーンで複数除去が狙えるため非常に使いやすい。《空牙団の大義 フォルゴ》とは非常に相性が良く、あちらの蘇生効果で頭数増やして破壊数を水増しし、こちらの破壊効果であちらのドローを誘発する、と相互にシナジーしている。
更にレベル8以上とリンク3以上の空牙団、つまり《空牙団の英雄 ラファール》と《空牙団の大義 フォルゴ》が揃っていると破壊ではなく除外にできるため、まさに「奥義」と呼ぶべき1枚。
ただし、除外にすると《空牙団の大義 フォルゴ》のドローが発動出来なくなる点には注意。

(2)はレベル8以上かリンク3以上の空牙団が場に出たら自己サルベージ。使い回しだけでなく《空牙団の船手 ヘルマー》などのコストで捨てた自身を回収すると言う動きも可能。
ただし、(1)の効果とは同じターンに発動できないため注意。



相性の良いカード

空牙団は属性・種族・レベルがバラバラであるため、それらのサポートは使いづらい。

  • 増援、戦士の生還
キーカードとなる《空牙団の剣士 ビート》をサーチ・サルベージ出来る。
とにかく迅速に大量の空牙団モンスターを手札に確保することが何より重要なこのデッキにおいて
狙った空牙団カードを素早くサーチできる《空牙団の剣士 ビート》を最序盤に引き込めるかどうかは生死を分ける分水嶺といっても過言ではない。
絶対に投入しておくこと。

  • 名推理
空牙団はレベルがばらけているため予想しづらく、成功しやすい。

御存じハイリスクドローソース。《空牙団の剣士 ビート》で必要なカードをサーチしてから使いたいところ。

  • 烏合の行進
獣族・獣戦士族・鳥獣族の種類だけドロー。
発動するターンは他の魔法・罠が使えないが、空牙団はモンスター効果で展開するためリスクは少ない。

  • ドロー・マッスル
手札を補充しつつモンスターを守る。展開の要である下級空牙団を守るのに使いたい。

  • 貪欲な壺/瓶
墓地に落ちた空牙団を回収しつつ手札を補充できる。空牙団はとにかく手札がないと回らないので、ドローソースは重要。

  • 雪花の光
フルモン型の構成になるが、空牙団はモンスター効果だけでも動ける。デッキ自体の戦術が狭まるのは留意すべし。

  • 半魔導帯域
互いのメインフェイズ1の間、対戦相手による効果除去を封じる。空牙団は相手のターンにはあまり動かないので、相手への耐性付与はある程度スルー可能。安全に展開するための手段として用いるのが○。

  • 撤収命令
自分のモンスターを全バウンス。空牙団の特殊召喚時効果を再利用できるため、除去を回避するのに使いたい。

展開力に優れた空牙団ならば楽に呼び出せる。
展開効果を持つためデッキの動きを邪魔せず、4体でL召喚すれば手札交換によって空牙団の戦術を補助できる。

ドンパとリコンでエクシーズ召喚できる。このデッキでは高打点の《空牙団の英雄 ラファール》を簡単に呼び出せるため、トークンと合わせれば1ターンキルが視野に入る。手っ取り早く呼ぶなら《レスキューキャット》の出番。

獣・獣戦士・鳥獣と、空牙団のメインとなるモンスターと同じ種族を要するカテゴリ。サポートをある程度共有できる上、リンクモンスターの性能が優秀なので戦力拡大に一役買ってくれる。

  • 各種蘇生カード
墓地に落ちた空牙団を再利用し、効果でさらなるアドバンテージを稼ぐために使う。
相手のターンに動きたければ罠カードが良いだろう。

  • 各種除去カード
メタ系のカードを外すのに使う。永続罠に対しては、こちらの動きも狭まるが《王宮のお触れ》も検討したい。

  • センサー万別
群雄割拠とは逆に同じ種族のモンスターは同時に1体までしか存在できなくなる永続罠。
空牙団は種族がバラけているため影響を受けにくい。


弱点

  • ハンデス
手札の枯渇はほとんどのデッキの弱点だが、空牙団の場合手札がないと本当に何も出来ないため、X-セイバー辺りは天敵となる。

  • 特殊召喚メタ
これまたこのデッキに限ったことではないが、特殊召喚が出来なくても機能停止する。汎用除去カードで対応したい。

  • スキルドレイン
フィールドで効果を発動することで意味を成すカードばかりなのでこれも天敵。

  • 御前試合、群雄割拠
それぞれフィールドの属性、種族を1種類に限定する永続罠。これがあると展開自体出来ず圧殺される。先攻で張られて除去手段がなければ諦めるしかない。


余談

  • 空牙団と閃刀姫
空牙団が登場した「ダーク・セイヴァーズ」には、同じく新規カテゴリとして「閃刀姫」が収録されている。
みんなで協力して戦う空牙団に対して、閃刀姫の特徴はレイちゃんぼっち孤軍奮闘。
リンクモンスターのみで戦うことを目的としている。
「メインモンスターゾーンを使わないカテゴリ」と「メインモンスターゾーンを埋め尽くすカテゴリ」という非常に対照的な2テーマとなっており、公式でも比較されてたりする。
あなたはどちらが好みだろうか?
ワンプッシュ人気投票では閃刀姫が圧勝してたけど。


ちなみに、遊戯王デュエルリンクスではOCGでの登場から4ヵ月しか経たない2018年6月実装、環境に鮮烈なデビューを果たした。
当時はリンク召喚システムさえ未実装だったのでリンクモンスター関連は(この頃にとっては)当然オミット、メインデッキの団員も6人止まりだったが、まだまだのんびりしていた当時のリンクス環境にとってはタイムスリップ級の展開力・制圧力だったのだ。
しかもビートはレアリティSRながら、その他の全カードがR。たいへんお手頃、かつ、いじり甲斐のあるデッキとして一世を風靡し、一時はリミット入りにもなった。

……が、そこからがヒドい
2020年に3人追加されたものの、2026年現在レクスどころか空牙団リンクモンスターさえ1体も入団していない。
サポートカードは《烈風の空牙団》《空牙団の修練》のみ。カテゴリ11枚で打ち止め状態になっている。

またまたちなみに、閃刀姫カテゴリは2024年まで登場を引っ張ったかと思いきや、URスペシャルセットを出品したり、友達招待キャンペーンになったりと怒涛のような優遇で、既に20枚以上が実装されている
ダメ押しの如く、閃刀姫用のアーカイブスキルは既に2つ実装されていながら、空牙団用は未だゼロ。適性の高いスキルが無いのでテキトーなLP系やレジェンドスキルでお茶を濁さざるを得ない状況。
やはりデュエリストは股間でカードを選ぶのか…。




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最終更新:2026年02月23日 22:23