竜神王(ドラゴンクエスト)

登録日:2009/11/17(火) 20:00:59
更新日:2024/03/29 Fri 23:11:46
所要時間:約 5 分で読めます





ドラゴンクエストⅧ裏ボス
CV:津田健次郎(3DSリメイク版)


注意!この項目にはドラクエ8本編のネタバレを含みます!


概要

シナリオクリアでいける竜神族の里の長。
人と竜神族が交わり、どちらも亡くなってしまった悲劇を経験してから、竜神の祭壇の奥で人の姿を捨てる儀式を行い、竜の姿のままにあったが、力を保持できず他の竜神族の力を吸収し、竜神族の里を荒廃させる羽目になってしまっていた。
さらに正気も失っしまい暴れ回るため、弱体化した竜神族では誰にも手をつけられずにいた。

そのため、トーポに導かれた主人公達に討伐するようお願いされることとなる。

倒すと正気を取り戻し、人の姿に戻り、主人公達に感謝してくれる。
人間形態だと背が高く、イケメン
ゼシカを認め、ククールも悔しがるイケメン。

実は幼少期の主人公に記憶封じという呪いをかけ追放した張本人。
とはいえ、この呪いが強力すぎたせいで主人公にはドルマゲスの呪いが効かず、世界を、引いては竜神族も救うことになったのだから世の中何が幸いするかわからないものである。

その後も罪の意識か竜神族の里には戻ってこないが、戦って勝つと褒美が貰える竜の試練に挑める。



〜竜の試練〜

また竜神の祭壇の奥で戦うこととなるが、戦闘前に回復してくれる。

褒美はPS2版なら錬金が一瞬でできるスーパー錬金釜、チームモンスター(メタルキングのスマイル)の出現、剣・兜・鎧・盾の各竜神装備。
まずはPS2なら錬金釜を強化してもらおう。
その後はマスターゾーンを考えてスマイルの出現を行い、適当に装備を集めておけばよい。
耐性の強力な兜は優先したいか。

竜神の剣は、はぐれメタルの剣と錬金することで竜神王の剣となる。
ちなみに竜神の兜と鎧を装備すると、主人公のグラフィックが変化する。

形態

竜神王(竜形態)

人間の姿を捨てる儀式に失敗し、暴走した姿。
姿は後述の深紅の巨竜と同じ。
主人公らは竜神王の暴走を止めるため、戦いに挑む。

たまに2回行動し、痛恨の一撃を放ったりしゃくねつを吐く。
DQ8屈指の厄介行動雄叫びも完備。
3DS版ではあろうことか、痛恨の一撃の頻度が倍近く上がっている
みかわし率の上がる装備で挑んだ方がいい。
たまに攻撃をミスすることがあるとはいえ、長期戦は危険。

竜神王(人間形態)

各試練の前座として戦う。
杖持ちなのに格闘技も使う。
一ターン目は必ず竜神の封印を行い、受けると主人公が数ターン行動不能になってしまう。
範囲は全体だが、主人公以外には効かないため、チーム呼びでやりすごせる。
テンション上げと攻撃を交互に行うが、テンションが下がらない正拳突きや瞑想、凍てつく波動だと保持してさらに上がることも。これで真空波をされるとまずい。
また時々ジゴスパークを放つこともあるので注意。
あまりHPもなく、後に本命も控えているため、さっさと倒してしまおう。

深紅の巨竜

赤い色の竜。イラストは正気を失っていた時と同じ。
見た目通り、灼熱の火炎を吐くため、フバーハをかけよう。
高い頻度の痛恨の一撃、雄叫びや、確実に幻惑状態になるジゴフラッシュも使う。
「ジョーカー」以降のDQMシリーズではこの姿が竜神王の名称で登場。

深緑の巨竜

緑の色の竜。
状態異常攻撃が異常に豊富で、甘い息、猛毒の霧、やけつく息を吐く。
上記3種を防ぐスーパーリングを用意しておきたい。
全体に200弱のダメージを与えるおぞましい雄叫びも使う。
HPは高めだが、防御力はさほど高くない。
なおこの竜がメタルキング(スマイル)用なのか、バトルロードを解放していない場合は出現しない。(飛ばされる)
ただし飛ばされても永遠に挑む場合の連戦には登場する。

白銀の巨竜

銀色の竜。
冷たく輝く息を吐くため、フバーハをかけること。
守備力が高めなのでルカニや兜割りなどで下げると楽。
凍てつく波動や妖しい瞳、瞑想やマホトーンも使う。
「ジョーカー2」では「はくりゅうおう」という名前で登場した。

黄金の巨竜

金色の竜。
テンション上げが中心で、連続溜め(2回溜めて1回行動扱い)をしたり、一気にスーパーハイテンションになることも。
まずいと判断したら防御かチーム呼びを耐性ダウンの不気味な閃光を使うためマジックバリアがほしい。
またベギラゴンイオナズンはまだいいが、ジゴフラッシュや妖しい瞳も使う。
白銀の巨竜よりも守備力が高いが、守備力を下げる事ができない。

黒鉄の巨竜

黒く光る竜。
耐性が多く、属性攻撃は通らないことがほとんど。
体力は低いが、異常なほどの守備力があり、ルカニなども効かないため、生半可なレベルでは正面突破は不可能。さらに素早さも相当ある。
と、ここまで書くとメタル系のようだが、攻撃力はむしろ他の竜よりかなり高く、ダメージも場合によってはほぼオーバーキルに近い。
その上作中唯一の3回攻撃という悪夢。
痛恨の一撃を出さないのがせめてもの救い。

妖しい瞳、眩しい光も使う。
ベギラゴンや流星はむしろ使われても、通常攻撃されるよりダメージ総量も低い。

大魔神斬りと雷光一閃突きを推奨。チームモンスターも痛恨の一撃か、キラーマシンやしにがみきぞくといった、固定ダメージの技を持つものにしよう。ただしチーム技が発動しないように。
またククールのみわくの眼差し(カリスマスキル:ポイント81で習得)が有効であり、テンションなしでも65~85、ハイテンションなら400ものダメージが期待できる。
その上必中。微妙なククールのカリスマスキルが活かされる戦闘である。

なお呪文耐性低下呪文のディバインスペルを通せば強貫通性のマダンテやグランドクロス、ビックバン等が効くようになる。
なおディバインスペルを通さないと呪文に関して完全耐性のため一切効かないので注意。

大体ここで詰み、トラウマとなったプレイヤーも多いだろう。
多くのプレイヤーには永遠の巨竜(後述)はともかく、次の聖なる巨竜よりもこっちのほうが強いと言われている。

しかし3DS版では、竜王のツメ装備のモリーのテンションを上げ、その上でゴッドスマッシュを使えば瞬殺できるため、PS2版の頃とは逆に竜神王の巨竜形態の中で最弱という声も出ている。
新たに追加された追憶の回廊では、こいつよりずっと強い相手がゴロゴロいるので、むしろこれで苦戦しているようでは先が思いやられるというもの。


聖なる巨竜

白く光る竜。
守備力が高めだが、黒鉄の巨竜と比べればはるかにマシ。
黄金の巨竜と同じくテンション上げ、連続溜めもするが、今度はスーパーハイテンションまではならない。
冷たく輝く息を吐くのでフバーハをするように。
鷲掴みでダメージ増加をしたり、凍てつく波動もする。

全竜共通して、痛恨の一撃を受けるとほぼ即死のため、回避率アップの装備があると便利。また致死率も高いので、ククールだけでなくゼシカもザオリク(杖スキル100)を習得したい。

全体回復も役立ち、賢者の石ベホマラー・ベホマズンが重宝。
主人公のベホマズンはそのままだと燃費が悪いので勇気のスキルを上げ、消費MPを半分にしよう。
味方全員のテンションを上げるふしぎなタンバリンが役立つ。
ただし回復や補助でもテンションを使うので、ルーンスタッフや賢者の石を使ったり、ベホマ・ベホマズンにしよう。


以上、聖なる巨竜まで倒すと、竜の試練は終了となる。


が、その後も挑戦することが可能で、その際は相手の竜形態のHP半分で連続して全ての竜と闘う。
最後に待ち受けるのは永遠の巨竜。
全8連戦という生半可な実力では到底勝てない真の試練と言える。




永遠の巨竜

紫色の竜。その姿はまさしく竜王の竜形態そっくりである。おたけびをあげた時などは、もうそのものとしか言いようがない。
最終形態にふさわしい恐ろしい強さを誇る。
攻撃力も守備力もかなり高く、マダンテ、灼熱、凍える吹雪、おたけび、テンション溜めと、搦め手も混ぜてくる。
恐ろしいのは聖なる巨竜と違い、テンション溜め後にブレスを吐くこと。
幸いスーパーハイテンションにはならないものの、テンション20でも耐性なしだと400ほど、ハイテンションだと600と即死級の威力を誇る。
耐性があってもほぼ瀕死まで追い込まれるため、チーム呼びでスカモンを盾にするなどで回避すべき。
マダンテも全体250前後と痛いものの、その後のMP回復もあるため、正直サービスである。

ここまで来たら全精力をつぎ込んで倒そう。

ちなみに、竜形態は持ち物にスキルの種を持っているので上手く行けば7つ手に入る。

対策

ブレスや呪文耐性も欲しいところだが、それ以上に(特に黒鉄以降)圧倒的な攻撃力で一撃死する可能性の方を減らすべき。
特に欲しいのが攻撃回避率UPの装備。ヤンガスは闇の衣、ゼシカは神秘のビスチェ、ククールはファントムマスク+ダンシングメイルを装備すれば一撃死する可能性は減る。
主人公のみ、何故か回避率UP装備がないので諦めるしかない。格闘スキルで大防御を覚えておくのが一策である。
竜神王シリーズならレベルによっては一撃は耐えられるはず。
試練序盤ならドラゴン系の装備でブレス対策を行うといい。
またククールとゼシカは格闘スキルをある程度上げると「身かわし上昇」を得るので、スキルポイントに余裕があれば振っておこう。
特にククールは前述の装備と合わせて生存率が非常に上がる。

人間形態以外は竜系であるため、圧倒的な防御力の黒鉄以外は主人公のドラゴンスレイヤー+ドラゴン斬りが非常に有効。
タンバリンを作っているならハイテンション+バイキルトだと数千ダメージも期待できる。

耐性防具は「○○ダメージ軽減」よりも、「○○のダメージを1/○」という防具のほうがいい(聖女の盾と女神の盾しかないが)。
というのも、永遠のハイテンションブレスには前者は焼け石に水なため。
また、フバーハが有効であるが雄叫びなどの行動不能があるので、ゼシカ以外にも氷の盾や炎の盾をあらかじめ持たせ使用するといい。
特に永遠はテンション灼熱が心なしか多いので、炎の盾は3人共に持たせておこう。

回復はもちろんかなり必要だが、どうしようもないときのことを考えてベホップ+ホイミン+スマイルで発動する「マスターゾーン」を用意しておくのがベター。
有ればどうしようもなくても主人公さえ生きていれば体制を立て直せる。
ただし一回以上クリアしないとスマイルは使えないため、最初ははぐりんを代わりに加えて発動するザオリーマを使用しておくとよい。








ちなみに、ここまで解放されていないときでも、竜神王が正気に戻り人間形態をとるようになってからは竜の試練で全員に武器を装備せず挑むと少し台詞が変化する。
そしてそのまま武器を一切装備せず、またマダンテやマホカンタ、攻撃呪文、岩石落とし、ギガブレイク、チーム呼び、ダメージを与えるチーズなどの自分の拳に頼らない技を使わずにちゃんと拳の力で勝つと…(実はおっさん呼びやゼシカのお色気系大半は有効)

3DS版では

どの形態も総じて強くなっている。
痛恨の一撃の頻度が増えたり、ステータスがアップしていたり。
人間形態でさえテンションで威力の上がったジゴスパークをぶちかましてくる。

が、3DS版は仲間が増えたこともあって、相対的には難易度は低くなっている。
ザオリクに加え、防御無視のゴッドスマッシュやいてつくはどう効果のあるゴールドフィンガーなどの特技がありつつも、竜王のツメで特攻効果も持てるモリー。
ドラゴンスレイヤーのキラージャグリングで大ダメージを狙ったり、高い素早さからピオリムや蘇生効果の精霊の舞が使えるゲルダ
既存メンバーにも装備や技が増え総じて倒しやすくなっている。
ただし、追憶の回廊の敵と異なり、戦闘中のメンバー入れ替えはできない。

3DS版は錬金釜がはじめからPS2版の強化仕様なので代わりの願いは追憶の回廊の解放になっている。
また、永遠の巨竜前の竜達はスキルのたねを落とさなくなったが、永遠の巨竜が経験値77777と超スキルのたねを確定で落とすように変更された。
そのため狩りまくる廃人もいる。


余談

  • PS2版では没データとなったが、「竜神王・強」など、各形態の強ボスバージョンが存在している。
    もし正式登場していれば、DQ10より早かったことになる。

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