ソティス(FE)

登録日:2019/09/12 (木) 05:02:46
更新日:2025/01/20 Mon 22:53:20
所要時間:約 12 分で読めます






おぬし……そこで何をしておる?




出典:『ファイアーエムブレム』総合Twitter、https://ux.nu/TRuhp、19年8月3日閲覧、
© 2019 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS Co-developed by KOEI TECMO GAMES CO., LTD.

概要

『ソティス』とは『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物。



主人公(ベレト/ベレス)の心の中に住み着いている幼女。誕生日は主人公と同日。身長135㎝。

見た目は幼いながらも尊大な口調で話す、いわゆるのじゃロリ一人称は「わし」で、二人称は「おぬし」または名前の呼び捨て。
記憶喪失で、何故主人公の心の中に住んでいるのかは当人も知らない。
しかし、「ソティス」という名は、セイロス教が祀っている女神の真名でもあり、また女神が住んでいた赤き谷ザナドを「見覚えがある」と言うことから、どうやら女神の関係者のようだ。
また超常の力を有しており、一度に使える回数には限りがあるが時間をほんの少しだけ巻き戻す力「天刻の拍動」を持つ
公式イラストでは『ファイアーエムブレムヒーローズ』における竜アイコンが描かれた巨大な玉座に座っており、幼いながらも豪華な装飾を身に付けている。
(玉座の模様の全体図はヒーローズで明らかになった)

その幼女でありながら尊大な口調、緑髪でエルフ耳などから、
PV公開した当初から本作におけるロリマムクート枠だと噂されていたが……。


+ ネタバレ
やはりというかセイロス教で語られている女神で、フォドラの大地を創ったという「はじまりのもの」。
そして本作のロリマムクート枠でもあった(もっとも本作の竜族はマムクートではないが。ちなみにタグにあるのは検索用である)
そのため見た目は幼女だが本来は何千年の時を生きた、いわゆるロリババア

真の姿はセイロス同様の「白きもの」と同じか、それとも別の姿かは不明。少なくとも竜であるのは間違いない。
ただ、ソティスに関する情報をまとめると、
  • ソティスという名の元ネタである神は恒星シリウスの化身とされており、そのシリウスは「天狼」と呼ばれる
  • 『ヒーローズ』での専用奥義がそのまんま「天狼」
  • エキスパンション・パスに描かれているのが「フォドラの地に立つ巨大な狼」
これらの事から「天狼の竜」である可能性が高い。

太古の時代に遥か遠い場所からフォドラの地に降り立ったソティスは自分の姿を人間に変え、赤き谷ザナドにて生活を始める。
同時に自分の血で数多くの眷属(竜族)を生み出した。それが『ナバテアの民』と呼ばれた者たちであり、セイロス教に伝わる四聖人の正体でもある。
そのためセイロスは娘、マクイル・インデッハ・キッホルは息子、セスリーンは孫娘にあたる。

その後は人間達に知識と技を授け、文明を発展させていた……が、人間達は己の力を驕り自分達を「神」だと思うようになり、あろうことか女神と眷属に戦いを挑む。
なんとか女神の勝利で終わったが、この戦いでフォドラは焦土と化し人の大半は死滅した。
なお、この時荒れた大地を見捨て地下に逃げ出した者の末裔が『闇に蠢く者』こと『アガルタの民』である。

ソティスは気が遠くなるほどの時間をかけ大地を修復する事に成功したが、自分も力を使い果たし聖墓にて永眠。
しかし盗賊ネメシスが闇に蠢く者と手を組み、墓を暴き、ソティスの血から『炎の紋章』を、骨から『天帝の剣』を、そして心臓から神器の力の元である紋章石を作り出した。
そしてネメシスは天帝の剣を振るいザナドに住む竜族たちを虐殺していき、その虐殺した竜の血と骨を得る事で紋章と神器の力を得たのが後の『フォドラ十傑』である。

生き残った眷属は四聖人となり、リーダーであるセイロスはネメシスに対抗すべくアドラステア帝国を建国。そして彼を倒し天帝の剣を取り戻す。

その後、セイロスことレアは剣から取り外した紋章石の力でソティスを復活させようと、人体錬成を繰り返していた。
そしてある日、12番目の実験体だった女性・シトリーが、当時セイロス騎士団長であったジェラルトとの子供を妊娠。
しかし生まれた子供は心臓が動いておらず母も瀕死になってしまい、レアはシトリーの願いで赤子を助けるために紋章石を赤子に与える。
その赤子こそ主人公で、ソティスが心にいるのも紋章石を通してソティスの意思が宿っているからだった。

主人公の頭の中のソティスの姿が少女のままなのは、復活したてで回復が間に合っていないから。
時間をかければ大人の女性の姿になるそうな。不本意とか言わないように
ゲーム最初のムービーの「復讐」の終盤で高台から横向きに見下ろす女性の姿はかつてのソティスのそれらしい。

なおソティスを復活させることは女神の眷属でも禁忌とされており、そのためレアはセテスにも黙って行っている。
『ヒーローズ』でのセテスの発言によれば、これは生前のソティス自身が自分の復活を禁じたためらしい。






台詞

  • どうした、泣きたいのなら、わしが話し相手になってやるぞ。
    (「頼む」を選択)
    急に素直じゃと調子が狂うのう。まあよい、ほれ、言うてみよ……。
  • なかなか美しいところじゃのう。わしの創った世界も負けては……おっと、何でもないのじゃ。
  • この身は仮初のものじゃ。わしの真の姿はな……ここでは見せられん。
  • エクラか。よいところに来たのう。なに、おぬしの顔が見たかったのじゃ。
    わしは、とうの昔に体を失うた。ここにいるわしは、ただの残滓……あるいは夢でも見ておるだけなのじゃろう。
    だが、わしは感謝しておるぞ、おぬしに。こうして友と語らい、敵と戦い、多くの者と過ごす日々を与えてくれたことに。
    おそらくこれは、おぬしの力がなければ成し得なんだことじゃろう。
    故にわしは、おぬしに感謝してもし切れぬ。わしにできることであれば、何でもおぬしの望みを叶えよう。
    さあ、その望み……"はじまりのもの"たる、わしに示せ!
  • ここはなかなか楽しそうなところじゃのう。
    さて! ではこのわしがあの梟めに代わって、おぬしらを案内してやるとしようかの。
  • おぬしら、現在開催中の超英雄召喚イベント「幸せのプレゼント」は承知しておろうな!?
    わしが冬祭りの衣装に、特別な武器『神祖の恵み』を携え登場しているこの機会、見逃すでないぞ!
  • さて、そろそろおぬしらも、あの梟が恋しくなってきたのではないか?
    ふふ……わしは感謝しておるぞ。こうして”ついーと”することで、多くの者たちと過ごす特別で愉快な時を贈ってくれた、他ならぬおぬしたちにな。
    名残は尽きぬが……では、さらばじゃ!
  • こうして肉体を持って初めて知ったのじゃが、おぬし随分と背が高いんじゃな。
    わしと並ぶと巨人のようではないか。わしらは周囲にどのように見えておるのやら……。
  • それは冗談か? 表情が読めんところは肉体を持ったところで変わらぬな。
    まあよいわ。どう見られようと、おぬしと並んで歩けるとは愉快なことじゃ。
    おかげで、わしのこの愛らしい姿をおぬし以外に見せることもできようというもの……。



わしの名はソティス。"はじまりのもの"と呼ばれておる。

急に呼びつけおって、仕方のない奴じゃな!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーには19年7月末日……なんと風花雪月が発売して一週間も経過していないのに参加。イラストはISのまいぽんぽん氏。
闇属性の神階英雄。赤属性の歩兵であり、マムクート。
一応ネタバレに配慮してか戦闘の際に竜化しない。まぁ竜枠というだけでネタバレだが。
このソティスは自分が創世の女神である事も竜化出来る事も知っているようだが、それ以外は記憶が曖昧なようだ。
なお肉体がなくベレト/ベレスの心にいるソティスが実体化できているのはエクラに召喚されたためらしい。
ちなみに背景付きで参戦したのはソティスが初。

武器スキルは竜特効無効の『天帝の波動』
他にも敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃し、射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する効果がある。
奥義スキルは速さの30%を奥義ダメージに加算し、与えたダメージの30%自分を回復する専用奥義『天狼』

Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、速さ+6『攻撃速さの孤軍3』
Bスキルに自分のHP75%以下で、攻撃時発動の奥義装備時、ターン開始時、奥義カウント-1。奥義発動時、奥義によるダメージ+10する『怒り3』
Cスキルにはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1する『始まりの鼓動3』


一言で言うと、とにかくシンプルに強い。
竜特有の高水準ステータスで隙がないうえに竜特効無効なので一方的に優位に立つのが難しく、しかも『遠距離反撃』内蔵。
そして『天狼』が奥義カウント2どころか『始まりの鼓動』で毎ターン1になる(HP75%以下だと『怒り』で0になる)ので、同一ターンで連戦しない限り『天狼』つきの反撃はほぼ不可避。
脆いユニットなら致死級なダメージを食らわせつつ回復するため、中途半端なダメージなら立て直して無双できる。
闇属性なので飛空城の防衛要員となるが、優秀な青ユニットの用意を怠ると、
「順調に進んだのに最後に残ったぼっちソティスに対処できなくて詰み」という展開が引き起こされるのが防衛要員としての特徴。

とまぁ、強いのは強いのだが攻撃と速さを代償に守備と魔防が中途半端のステータスで守りに対しては遠距離反撃を内蔵した武器なわりには微妙な性能。
隙を突かれると相手次第で一発ノックアウト。とくに弱体化をかけられでもしたら為す術がない。
青属性はともかく緑属性でも倒せるぐらいなので攻撃力の高すぎるユニットか魔防の高いユニットは戦闘を控えよう。

ちなみに『始まりの鼓動』はソティス専用っぽい響きだが、これが初登場なだけで汎用スキルである。

2022年9月のアップデートから上方修正。
専用奥義は『天狼・神』
速さの35%を奥義ダメージに加算。与えたダメージの35%自分を回復 戦闘中、自身の奥義発動カウント変動量-を無効
ダメージ、とHP回復量の倍増とキャンセル無効で奥義が出しにくい問題は解消。
Bスキルが「見切り・反撃不可」でどんな攻撃でも反撃可能になる対応力を広めるが固定ダメージと奥義カウント加速が無くなる。
そして同じように『天帝の波動』が錬成可能。
特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減。
守備と魔防が中途半端であった耐久力の方はある程度マシにはなったが強くなったかと思うと微妙(女神なのに)。

わしは体を失った……そのはずじゃった。

じゃが今、わしは確かにここにおる。これが冬祭りの奇跡、なのかもしれぬな。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

19年12月16日には冬祭りの格好をしたソティスが早々に再登場。イラストは上記と同じくISのまいぽんぽん氏。
なお神階英雄として初登場したキャラが超英雄となったのはソティスが初。
緑属性の重装竜。相変わらず露出高めの格好だが重装。SDは宙に浮いているが重装。重装とはいったい……?
アスク王国へ召喚された際にサンタ衣装の肉体を付与されたらしく、困惑している。

19年12月24日から25日までの1日間、公式Twitterを乗っ取った。これぞホントの「フェーちゃん寝る」
各種お知らせをした後、クリスマスプレゼントとして召喚チケットを配った。

武器スキルは竜特効無効、速さ+3の『神祖の恵み』
戦闘開始時、自分のHPが50%以上なら戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5。
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する。
奥義スキルは通常と同じ『天狼』。

Aスキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『遠距離反撃』
Bスキルに戦闘開始時、自分のHPが50%以上の時、自身の奥義発動カウント変動量+1、敵の奥義発動カウント変動量-1となる『奥義隊形3』
Cスキルにはターン開始時、周囲2マス以内に敵がいる場合、
自分の攻撃、魔防+5(1ターン)、かつ周囲2マス以内の敵の攻撃、速さ-5の『攻撃魔防の威嚇3』


方向性は通常ソティスとほとんど同じだが魔防が上がり、魔道相手に耐性が付いた。
武器スキルが能力強化になった代わりに『遠距離反撃』がAスキルになり
Cスキルの『始まりの鼓動』の代わりにBスキルで重装専用の奥義カウント干渉スキルを搭載し、今度は一方的に専用奥義を投げつけてくる。
そして空いたCスキルを威嚇系上位スキルにしてスルトばりの受け戦法メタ。
極めつけに重装なので機動力と引き換えに基礎能力も底上げされ、さらに手のつけられないユニットとなっている。
HP50%未満になると大幅に弱体化と重装特効が弱点だが、常に回復つき奥義で殴り返すのだから大して弱点になっていないと思われたが、
不治の幻影や奥義カウント変動無効の効果がインフレによって対策が増えつつあって、弱点が増えてしまっている。


わしの名はソティス! こっちの大きいのはベレトじゃ! 

さあて、収穫の祭りをはじめるかの!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

21年10月には異界の竜族と共に、ベレトと組んだ比翼英雄として登場。イラストはazuタロウ氏。
変身しない青マムクートであり、飛行ユニット。
ベレスの相方を娘のレアに取られたが、ベレトの相方の座はちゃんと死守。
これまでのソティスと同じく肉体を与えられており、ベレトと二人で食べ歩きなどしている。
もうこれで脳内結婚とは言わせない!……のはずが、ベレトからはソティスと一緒にいる姿はまるで親子みたいと思われている。

外伝では邪竜ギムレーと遭遇。
ギムレーの力を感じ取ってもソティスは一歩も引かず、ギムレーの方も「祭りで戦う相手じゃない」と言って撤退。
その先で魔女の格好をしたレアにも遭遇、「適当にごまかせ」とベレトに指示し、その場は正体を隠し通した。

武器スキルは竜特効無効の『奇夜の福音』
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する。奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する。
敵から攻撃された時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5になる。

奥義スキルはいつもの『天狼』

Aスキルに周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、速さ+7『攻撃速さの孤軍4』
Bスキルは敵から攻撃された時、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを20%軽減し、
敵から攻撃された時、攻撃が敵の魔防より高ければ、戦闘中、最初に与える攻撃のダメージに(自分の攻撃-敵の魔防)の20%を加算する『竜の魔鱗3』
Cスキルには周囲2マスの敵は、戦闘中、攻撃、速さ-4する『攻撃速さの牽制3』

コンセプトは二つのバージョンとほぼ一緒だがその二つを組み合わせたようなソティス。
孤立で発揮する通常版とステータスと条件でステータス強化するクリスマス版であるが速さは一番高めでダメージ軽減が付いた。
孤立するだけで攻撃と速さが上がりながらさらに牽制で追撃を取りやすくしている。

敵のHP依存と魔防の数値、攻撃された時という条件は多いだがダメージを軽減しながら大ダメージ与えるまさに飛行ユニットで珍しい反撃型。

比翼スキルは自分と周囲2マス以内の味方に『見切り・追撃効果』を付与、かつ奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1と『始まりの鼓動』を複合。
奇数ターン開始時、自分が比翼スキルを使用済みなら、再使用可能とかなり高性能。

反撃には強い部類だが当然、飛行特攻と弱点がある。
ダメージ軽減したとしても二回攻撃を持つユニットでは二回目のからは軽減できず、通常のダメージは必ず喰らう。
ましてやダメージ軽減無視のシノンや幼少期ヒーニアスは完全に不利。
他とは違って攻めがやや苦手よりなので壁役として運用した方が効率的である。



追記・修正は脳内にロリババアがいる方がお願いします。

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最終更新:2025年01月20日 22:53