ボウガンの弾(モンスターハンター)

登録日:2012/04/17(火) 02:37:48
更新日:2023/02/23 Thu 13:12:41
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モンスターハンター』シリーズにおけるボウガンの必須アイテム群。
ライトボウガン/ヘビィボウガン使いの金策に悩まされる原因でもある。
その種類は多種多様。

以下はシリーズに登場した弾である。


■通常弾
普通の弾。大体のボウガンはコレが主力。初心者から玄人まで大人気。
威力・リロード速度・反動の小ささ・最大数等コストパフォーマンスに優れる。
標的との距離が近いとクリティカルになりやすいが、その分敵の攻撃に当たりやすくなるので程々に。

多くの種類の中でも扱い易いが、当然ただ乱射してても駄目な訳で。
威力を最大限に引き出すには弱点を狙い撃つ技術と、なるべく最適な距離で撃つための距離感が必要。意外とガンナーのスキルが試される弾でもある。

  • LV1
最も威力の小さいシンプルな弾。これは弾数無限なので鈍器にせずとも一応最後まで戦える。
とはいえこれだけ撃っても効率が悪いので、他が弾切れした時の予備として考えるのが基本。
シリーズによってはポーチに表示されず、弾切り替えの時に最初から入っている。

  • LV2
実質的な基本の弾にしてボウガンの主力。威力もLV1より断然高い。
ひとまずこれがあれば大体は何とかなるのでハリの実も持ち込んでとにかく撃ちまくるが吉。
当てた箇所にそのままダメージが集中するので弱点特効と相性がよい。

  • LV3
MHXXまででは、LV2より威力は劣るも跳弾が発生するという性能で、
総合的にLV2を超えたりする玄人向けの弾。
水中だと跳弾が発生し易くなる為、凄まじいヒット数を叩き出す。
MHWorld以降は跳弾効果がなくなり、単純にLV2より反動や威力が上の弾になったことで、正当な上位互換と言える性能となった。
MHFでもアップデートにより、跳弾はそのままにLV2以上の威力に強化され、こちらでもほぼ正当な上位互換性能に*1。 


■貫通弾
モンスターを突き抜けて多段ヒット。
クリティカルは通常弾より気持ち離れた方が出る。
弾数は多めだが、調合素材が若干面倒なこともある。鳥竜種の牙とかは意外と面倒。
身体のデカいヤツに有効で、弾肉質にも依るが正面から頭→尻尾、もしくは真横から両翼を抜けるように狙うのがセオリー。

Lvは1~3まで。高い程ヒット数が増す。1ヒットあたりの威力は低い程増す。反動は高い程増す(MHP3以降)。
最大威力はLv3が最も高いがそうそう上手くはいかない為、お手軽なLv1が人気。
水中だとより短い間隔でヒット数が増える為、総ダメージも増え易い。

ヘビィのしゃがみは優秀。
ライトの速射の貫通は反動が有り使いづらかったが、MHXにてLv1貫通は反動「小」になった。
因みにLv3は弾導強化のスキルが無いと全てクリティカルヒットしない。


■散弾
前方近距離にちっちゃい弾をバラまく。
一発の威力は低いが特定の部位(モンスターにより異なる)にダメージが集中する特性がある。
実は微妙に水属性が付いているが本当に僅かなので気にしなくて良い。
大ざっぱに狙いを付ければ当たってくれるのと、周りを巻き込むのが魅力。但し範囲が広い分誤射に注意、スーパーアーマーが無い剣士が居るなら使わない位でも良い。
Lv1~3が存在し、高い程反動と最高ダメージが増えるがそれ程期待してはいけない。とりあえず扱いやすいのはLv2。
MHWorldではショットガンのように弾が出るようになったため、角度に気を付ければ剣士の味方を巻き込まずに済むようになった。自分で狙って弱点部位に叩き込むこともできるため、なかなかの使い勝手になっている。 


■放散弾
MHRiseより登場。
散弾が上記したMHWorldの仕様を引き継いだ中、こちらが過去作の散弾に近いものとして登場した。
性能や運用法も旧散弾と概ね同じだが、より範囲が広くなっている。


■拡散弾
山なりの軌道で弾速が遅い。
着弾と同時に炸裂し、辺りに複数の爆発物をばら撒く。Lvは1~3までで、上がるにつれて総合ダメージと反動が増える。
取り回しはかなりキツいが肉質の影響を受けない・ボウガンの攻撃力に影響されない特徴があり、固い相手に特に有効。
というより弾肉質硬すぎて普通にはやってられない様なヤツへの「ガンナー最終兵器」。

MHWorld以降は撃ち方が変わり、ボウガンの攻撃力も乗る様に。
バゼルギウスみたく爆撃ごっこしたい人にもオススメ。


■徹甲榴弾
当たると暫くして爆発を起こす弾。スタン効果と減気効果もある。Lvは1~3まで。
Lvが上がる程、威力・リロード時間・反動が増す。
爆発は無属性と火属性の二つのダメージを与える事が出来、クリティカル距離や肉質の補正を受けない(弾自体にはあるが)。
爆発の瞬間を音爆弾の代用として使える。
動きが素早い敵には爆発が振り切られることがある、爆発は他のハンターを吹っ飛ばす、弾数が少なめ等の欠点が多く、扱いが難しい。
MHW以降は爆発部分の吹き飛ばし効果がなくなったのでマルチプレイでも問題なく運用できるようになった。


■属性弾(火炎弾・水冷弾・電撃弾・氷結弾)
火・水・雷・氷の属性ダメージを与える各々の弾。弾肉質が固く属性ダメージが通り易い部位に適している。
昔は火のみ単発ヒットで、水・雷・氷は若干の貫通効果を持っていた。MHP3以降全て単発。
MHXでは従来の弾はLv1属性弾となり、後述の武器内蔵弾としてLv2属性弾、貫通属性弾が登場。


■滅龍弾
名前通り龍属性の属性弾だが特殊で、貫通弾に迫るヒット数と反動のデカさを持ち、その威力は必殺技の域。
装填出来るボウガンが非常に少ない。解説文いわく謎の弾
…だったがMHRiseでは他の属性弾と同じ扱いになった。


■貫通属性弾
貫通する属性弾。MHXとMHRise系列で登場。
MHXでは後述の武器内蔵弾として登場し、MHRiseでは貫通弾と各種調合素材で作成可能。
MHR:Sでは属性周りの仕様のテコ入れによりMHRiseの頃より活躍し、TAではモンスターをハメ殺すほど強力に。


■回復弾
当たった対象の体力を回復する弾。そのためモンスターも回復するので注意。
Lv1は回復薬に相当、Lv2は回復薬グレートに相当。
当たりにくいだろと思ったら、射角が広いので当てやすい。
…だからといって、効率的には宜しくない為、基本的に出番は少ない。
エリア移動の合間に武器を研いでいる味方に使ったりするのがベスト。


■斬裂弾
着弾した箇所で一拍置いて斬撃属性ダメージが発生する弾。
MHXXまでは厳密に言うとダメージ計算は斬撃属性ではなく弾属性で行われていたが、MHWからはダメージ計算も斬撃肉質参照になった。
着弾する弾自体にも雀の涙程の威力がある。
ボウガンにおける尻尾切りの救世主。といってもそれなりに当てる必要がある。
しかし、着弾した箇所でしか斬属性が発生せず、炸裂する瞬間に大きく動かれるとパァになる恐れがある。
MHXでは後述の武器内蔵弾に。

MHWorldにおいて他の弾が軒並微妙な中、この弾だけ謎の強化を遂げており『クリティカル距離もろもろ無視して弱点に当てれば倒せる』といういつぞやのパチンコを思い出させるバランスブレイカーと化してしまっていた。
さらに、吹き飛ばし効果があるにもかかわらず強いからとマルチで多用するマナーの悪いユーザーも多く発生した事でアップデートで通常弾と貫通弾の上方修正に合わせて下方修正された。

MHRiseでは全体の調整としてモンスターの弾肉質が軒並み低めにされており*2、普通の弾だとダメージを稼ぐのが難しくなった一方、斬撃肉質でダメージ計算をする斬裂弾の相対的な火力が一気に上がったことでまたもや一強状態になってしまった。
今作では味方を吹き飛ばさないのでマルチプレイ適性もある。
MHR:Sでは流石に反動や威力のナーフが入った。


■毒弾
当たるとを蓄積させる弾。一定度を超えると毒状態にする。弾自体の威力も高い。
Lvは1~2。効果は上がる程高い。
毒が効くモンスターは多い為、役に立つ場面が多い。
なおMH2までは肉質無視の攻撃力依存だった。
欠点は弾数が少ないこと、調合が面倒なこと、反動がかなり大きいこと。


■麻痺弾
毒弾が麻痺に変わったようなもの。共通点も多い。
が、こっちは動きを止められる分、パーティーとかでは爆発力で勝る。
MHFだと人気過ぎたせいか、大幅な制限を喰らい、モンスターが麻痺に対するカウンター技を持つに至る程。
なおMH2まではこちらも肉質無視の攻撃力依存だった。


■睡眠弾
属性が睡眠以外は他の状態異常弾と同じ。
眠らせて爆弾はMHP2GではG級到達まで行けたりする。
村下位レウスはボマーで爆破するだけで捕獲可能なほど。
…が、今は他と違って輝ける場面が少ない。大砲のお面とセットでいかが?


■減気弾
いないと思うが「滅」ではない。「げんきだん」と読む。元気でもない。
文字通りスタミナを減らす弾。頭に当てるとスタン効果がある。
一発あたりの威力が高かったり、放物線の軌道で飛んだりする曲者。


■爆破弾
爆破属性バージョン。
ボウガンだと他の武器程の威力でもなく、肉質が固い場合の部位破壊に使うくらい。
やっぱり特殊弾の例に漏れず、扱いが難しい。
MHXでは後述の武器(ry 更に使い道が無くなった


■水中弾
水陸両用の弾。Lv1,2が存在。
水中だと飛距離が延びる+ヒット数が増す散弾。なので運用は散弾と変わらない。
とはいえ、水中だとより高威力・多段ヒットの通常弾Lv3が…


■排熱弾
MHFに登場する特殊な弾。
剛種武器系統かシジルの焼き付けが可能なヘビィボウガンでのみ使用可能で、
使うと超威力の極太ビームを繰り出す。
但し、撃つまでに結構な下準備がいる。


■酸弾
MHFにおける進化武器のライトボウガンでのみ使用可能な弾。
通常の酸弾と5属性版の全6種が存在し、当てた部位の物理/属性肉質を一定時間軟化させる。
ちなみに睡眠中のモンスターに当てても起こさない(アップデートでの上方修正以降)。体を酸で焼かれても起きないモンスターって一体……。


■爆撃弾
MHFにおける進化武器のヘビィボウガンでのみ使用可能な弾。
こちらも通常の爆撃弾と5属性版の全6種が存在する。
着弾地点に大規模な爆撃を長時間発生させ続ける。
進化武器のLvが高いほど威力も上がるという性質があり、
きちんと鍛えた武器で使用した場合の総威力には眼を見張るものがあるが、
その性質上モンスターを定位置に留まらせておかなければならないため、
モンスターの拘束が難しくなる高ランク帯ほど運用もまた難しくなるのが玉にキズ。


■ペイント弾
詰め替えるよりボール使った方がスムーズ。
ただ、こっちの方が射程が長く、ガンナーポーチがある作品ならアイテム欄の節約に使える。


■捕獲用麻酔弾
リロードにモタモタするよりボール使った方(ry
飛んでいるモンスターに撃てば落ちてくる。
ガンナーポーチがあるなら一考の価値あり。
イベントの極小サイズを捕獲する時に便利だったりする。
相手が小さいので散弾だと楽(特にペッコ)。


■鬼人弾&硬化弾
パーティープレイ専用。効果は乙るかクエスト終了または一定時間経過で効果が終わる。更に鬼人は切れ味補正をUPさせ、硬化はのけぞり無効を付与すると意外に高性能。
MHXでは後述の(ry になり、より強力な鬼人会心弾、硬化強靭弾*3、二つの弾を合わせた鬼人硬化弾が登場。


■こやし弾
こやし玉の効果を持つ弾。初代にしか存在しない。
初代なので最近みたいに追っ払う効果は無い。
なんとMHXで、後(ry として復活。何故か速射できたり…


■竜撃弾
ガンランスの竜撃砲を真似たもの。発射前に長い溜めが入る。
タイトルによってはリミッター解除したヘビィのみの対応。
ボウガンの攻撃力が乗ったり乗らなかったりするが、使いようによっては威力は大タル爆弾Gに匹敵する程。
ヘビィで近寄るのはかなり危険だがそのロマンに見合った火力を発揮する。
MHX(ry


■円盤弾
無印にのみ存在する弾。
LV3通常弾・雷属性(微)となかなかハイスペック。
…なのだが装填できるボウガン自体少なかった為、あまり出番は無かった。
ちなみに長いこと斬撃属性と思われていた。


■武器内蔵弾
MHXにて初登場。読んで字の如く武器に個別に入っている。スキル「変則射撃」で威力増加。
どれも特徴的かつ種類が多いので一部を記す。
  • 斬裂弾、爆破弾、鬼人弾、硬化弾、竜撃弾、こやし弾
    前述。性質はほぼ過去作と変わらない。まあこやし弾は近年のこやし玉と同じ効果に変わったが。
  • Lv2属性弾
    威力が上がった属性弾。反動も比較的少なくクセがない。
  • 貫通属性弾
    そのまま貫通する属性弾。反動が少しあるため隙をみて。
    なお、「貫通」とあるが貫通弾強化は乗らず、属性強化の効果が乗る。前述の通りMHRiseで復活。
  • 重撃弾
    クリティカル距離で当てると大ダメージ。ただし軌道が超曲者。
    内蔵弾なのに専用スキルがある。
  • 大砲弾
    大砲の弾を撃ち込む。見た目は圧巻。
  • 連爆榴弾
    連続で爆発する徹甲榴弾。スタンを狙いやすいが、味方を巻き込みやすい。注意。
  • 烈光弾
    黄色いビーム状の弾を撃つ。非常に威力が高くクリティカル距離がないためどこから撃っても高威力。
    銀河最強のバウンティハンターの片腕を模したライトが見た目と性能にすぐれる。

弾や調合材料の持ち込みが不用な点と変則射撃スキルが5スロで軽いのが利点だが、狩技「全弾装填」の回し撃ちに邪魔なのと、使い切ったらそれっきりなのが欠点。


■打撃弾
MHFにおいて、打撃弾シジルを焼き付けたボウガンで散弾を放つとこれに変化する。よってアイテムとしては存在しない。
変化元は散弾だが、性質としてはむしろ貫通弾寄り。
打撃属性を持ち、またクリティカル距離が異様に近くブレも大きい。
打撃に弱い部位を持つモンスター相手に便利だが、接近戦を強いられる点には注意。


■起爆竜弾
MHWorldで登場したライトボウガンの特殊弾。
地雷のように地面へ埋め立てて使用し、攻撃が当たると爆発してすぐ近くのモンスターにダメージを与える。
MHRiseでは鉄蟲糸技「扇回跳躍」との併せ技でモンスターの体に直接取り付けられるように。


■機関竜弾
MHWorldで登場したヘビィボウガンの特殊弾のひとつ。
ボウガンによってこれか下記の狙撃竜弾のどちらかが備わっている。
マシンガンそのものな連射が可能で、気分はランボーシュワちゃん


■狙撃竜弾
こちらは遠距離狙撃に特化した特殊弾。
射程がかなり長く、着弾から一定時間を置いて爆発を起こす。
使用時は狙撃兵さながらに匍匐体勢になるが、この関係上射角は狭くなる。



追記・修正は伝説のガンナーと呼ばれるようになったらお願いします。

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最終更新:2023年02月23日 13:12

*1 二頭クエストで分断していたモンスターへ跳弾が飛んでいき気づかれる、といった超限定的な状況でもない限りは。

*2 MHWから顕著になったガンナーの火力インフレを抑制するためだと思われるが、ボウガンにはこの弾のように抜け道があるので…

*3 正確には硬化弾からのけぞり無効がなくなり、今までの硬化弾が硬化強靭弾となった。