ガンダムガルヴァリア

登録日:2020/03/21 (土) 11:58:45
更新日:2025/02/21 Fri 19:17:40
所要時間:約 9 分で読めます





機体概要

ガンダムガルヴァリアとはアーケードゲーム機動戦士ガンダム Extreme vs. 2に登場するモビルスーツ。

作中ではガルヴァリアとしか表示されないが、稼働一周年記念のキャンペーンではガンダムガルヴァリアと表記されている。

トライアドバトルモード(CPU機体と対戦するモード)のステージ99-3にて登場する機体で、CPU戦における実質的なラスボスと言える。

設定上、1クレジット内で3コースプレイできるプラスコインモードでなければ登場しない。正確に言うと登場するステージを選択できない。
プラスコインモードが遊べるか否かはゲーセンの設定次第なので店舗によってはどう頑張っても戦えないという事態もありうる。
空いてる時間帯を狙って店員と交渉することで設定を変えてもらえる可能性もゼロではないが、ダメだった場合は諦めよう。

続編機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTにも引き続き登場。依然として正体は謎に包まれたままである。
今作ではどの店舗でもトライアドバトルで遊べる筐体が存在するようになったことに加え、プラスコインしなくても3コースプレイできるようになった。
これにより、前作より比較的気軽に戦えるようになった。
しかし、3コース目以降でないとガルヴァリアが出現するコースは選べないので、挑戦するまでの手数はかかる方。


機体説明

全体的に太目かつ丸みを帯びたラインに白と灰を基調としたカラーリングとなっていて、アンテナとツインアイといった特徴はあるもののあまりガンダムっぽくない見た目をしている。
背中にガンダムXドレッドノートガンダムや思わせるバックパックを背負っており、それを自身に被せる形で変形することが可能。

旧作のラスボスであるエクストリームガンダムと同様に素の状態では戦わず、外付け兵装を身に纏って戦うMSであり、ラスボスに相応しいとてつもない火力で攻めてくる。
オプションを身に着けるといった感じのエクストリームガンダムに対して、ガルヴァリアはオプションの中に完全に格納される形となる。
格納される際には膝を折って丸くなって収納される形を取る。イメージとしてはアシュタロンが一番近い。

カットインおよび台詞は一切存在しない。パイロットが存在しない無人機と思われる。

作品のOPムービーではガルヴァリアがトライバーニングガンダムガンダム・バルバトスを迎え撃つシーンが描かれている。




2020年3月時点で形態は三種類存在する。ちなみに名称だけは三つとも最初からOPムービーで表示されていた。
合体した形態は公式では超大型モビルアーマーと呼称されている。

ガルヴァリアB34M3R


射撃兵装に特化した形態。
背中に規格外と言える程に巨大な砲台を背負い、肩部にはミサイルコンテナ、両手にもビーム砲と非常に物々しいデザインとなっている。
下半身は戦車のような形になっていて、ある程度ダメージを与えると変形して人型になるが全体的なフォルムは戦車のまま。更に追い込むと覚醒する。
背中のビーム砲は変形すると何故か折り畳まれる。その状態でも撃ってくるので油断しないように。

「B34M3R」はLeet表記で「BEAMER」と読むことが出来る。
実際にはビームだけでなく実弾もバラまいてくるのである種名前詐欺となっている。

ビームバルカン
黄色い弾でかなりの速度。ダメージは高くないがばら撒くように撃つこともあるので回避しづらい。

ミサイル
首のあたりから発射される。弾速は早くないが誘導が強い。喰らうと爆発ではなく炎上する。

肩部ミサイル
肩のミサイルコンテナから広範囲にばら撒く。扇状に広がって小さくない爆発を起こすのでステップやブーストダッシュで回避しづらい。

腕部ビーム砲
三連射してくる。全て喰らうとダウンする。

腕部ビームショットガン
腕から放つビームショットガン。弾が拡散する前の至近距離で喰らうとごっそり削られるので要注意。

腕部照射ビーム。
いわゆるゲロビ。両手で同時に撃つことも。

コンテナ射出
変形後に使用。
ミサイルコンテナ自体を射出してぶつけてくる。喰らうか破壊すると大爆発する。
コンテナは右と左で二つまでしか存在しないので弾数は二発。
また、使用後にはミサイルは撃てなくなる。覚醒しても補充はされない。

バズーカ
変形後に使用。
両肩から放たれる巨大な実体弾砲撃。二つ並ぶ形で発射される上に弾速が早いので回避が難しい。

超大型ビーム砲
両形態で使用可能。
背負った砲台から照射される超極太ゲロビ。着弾地点に爆風が発生する。
喰らったら致命的なダメージを受けるので全力で回避しよう。

クローアーム
近づくとアームを伸ばして格闘を仕掛けてくる。掴まれると地面に叩きつけられたり、ビームで焼き払われる。


武装は強力だが攻撃はそこまで苛烈ではないので一つ一つをしっかり対処すれば勝てるはず。
全ての形態に共通するが盾となる障害物が一切無いのでゴリ押しは禁物。



ガルヴァリアH4ND3R

2019年5月30日のアップデートで追加された。格闘及び近接戦闘に特化した形態。
四本の長い腕に短い脚というアンバランスなフォルムだが、これでも他と比べればまだ人型という表現が当て嵌まる形態である。
イメージとしてはイージスガンダムのMA形態が近い。

この形態のみオプションが空から降ってくる形で登場する。また、本体が外装で覆われることなく露出している。

「H4ND3R」はLeet表記で「HANDER」と読むことが出来る。
腕を意味する語なのでストレートに機体の特徴を表している。

火炎放射
アームに内蔵されている火炎放射機を撃つ。
ほぼノーモーションで撃つ上に出が早い。

ビームクロー
炎を剣状(鉤爪状)にして切り払う。
薙ぎ払ったり、片手を伸ばして振り下ろしたり、四本で一斉に振り下ろしたりとモーションが中々凝っている。
非常にリーチが長いので離れていても気を抜かないように。

ワンツーパンチ
四本の腕を二本ずつまとめた状態で2連続で殴りつける。その後、ビームクローで切り払ったり、火炎放射で追撃したり、両手で殴りつけたりなどパターンが多い。

胸部ビーム砲
胸から2本のゲロビを撃つ。着弾すると爆風が広がるのでガードが捲られやすい。
小柄な機体ならゲロビの間をすり抜けられるという報告もある。

ラッシュ→右ストレート
四本の腕を振り回しながら近づいてきて、間合いに入ると強烈な右を喰らわせてくる。
非常に長い距離を詰めてくるのでブーストダッシュではなくステップを使うこと。

体当たり。
その場で変形してオーラのようなエフェクトを纏いながら突っ込んでくる。
ディビニダドが行うものに似ていて、バリア判定は無し。

回転斬り
4基の大型アームを展開しコマのように回転しながら突っ込んでくる。ヒートクローを出した状態で行うとかなりの迫力である。

コンボ攻撃
おそらく覚醒技。右アッパーから始動して回転斬りを叩き込んだ後、クローを突き刺して引き裂く。
ガードすると途中で止まる。甚大なダメージを受けるので絶対に防ぎたい攻撃。


ガルヴァリアW45P3R

2019年12月24日のアップデートで追加された。ファンネルに特化した形態。
今までの二種と比較しても異形と言えるフォルムであり、初見時のインパクトは絶大である。
サイコシャードらしき武装も存在するがプレイヤーの機体に特に影響はない。
全体的なシルエットはサウザンド・カスタムのエスピラルに似ている。

最初は人型形態(と言えるかどうか極めて怪しいが)との戦闘となり、ダメージを与えると変形して鳥のような姿になる。
鳥型形態を見てハシュマルを連想したプレイヤーも多いと思われる。
変形前は全くと言っていい程動かないが、変形すると飛び回って格闘も仕掛けてくる。
難度にもよるがほぼ変形と同時に覚醒してくるので初見だとかなり苦戦するかもしれない。

「W45P3R」はLeet表記で「WASPER」と読むことが出来る。
WASPは狩猟を行う蜂という意味であり、ファンネルを飛ばす上に合体前のフォルムが蜂の巣のようにも見えるこの形態を的確に表した名前と言える。

ファンネル(オールレンジ攻撃)
超高速で取りついてビームを撃ってくる。

ファンネルミサイル
こちらも超高速なので非常に回避しづらい。

ファンネル照射ビーム
バリエーションがとても豊富。クシャトリヤやアイオスのようにライン上に重ねて設置することもあれば、
プロヴィデンスのビームカーテンのように照射したり、あらゆる方向に照射したりとやりたい放題。

ファンネルビーム
3基のファンネルを設置してビームを撃つ。

ビーム砲
人型形態で使用。
胸部から発射する極太ゲロビ。喰らうと非常に痛い。
ファンネルで足が止まったところを狙われやすいので要注意。

ミサイル
鳥型形態でのみ使用。誘導が強いミサイルを連射する。

ビームショットガン
鳥型形態でのみ使用。頭部から拡散するビームを連射する。
非常に射角が広く、ほぼ真後ろにも撃ってくるので油断していると撃ち抜かれる。

クローアーム
鳥型形態でのみ使用してくる格闘。
殴ったり、薙ぎ払ったり、掴んでビーム照射など見かけによらず多彩。


全ての形態に共通する点として僚機が一機だけ随伴する。ある程度倒すと復帰しなくなるので1対1で戦うことも可能。

戦うステージは「NOT BE FOUND」。一見するとランタオ島に似ているが、障害物が全くない。
また、背景にはGAデータが集まって形成されたと思われる巨大な球体が鎮座している。


余談


かつてのラスボス機であるエクストリームガンダムと比べて、ガルヴァリアはほとんど情報が公開されていない。
戦闘曲がエクストリームガンダム戦のBGM「Divine Act -The EXTREME-」のアレンジなのでガンダムEXAに関連する機体という推測も可能だが、
レオスやセシアと言ったEXA勢のキャラで挑んでも特に掛け合いは発生しない。
ガンプラや漫画作品などのメディアミックスによる情報の解説や補足も無い為にその正体は謎に包まれている。

ただし名称に使用されているLeet表記が検索除け*1として使用される場合があること、
ステージ名の「NOT BE FOUND」が見つからない、どこにもいないという意味であること、
2コース目までクリアできなければ会うことすら出来ない秘匿性などから、
誰にも見つけて欲しくない引きこもり、exとは違う方向の極みに達した絶望の象徴、という考察も出来なくない。



追記、修正はLeet表記でお願いします。

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最終更新:2025年02月21日 19:17

*1 初期のインターネット掲示板やチャットサイトで行われた、荒らしや初見さんがやってくるのを防ぐために住人が行う措置