虎屋博士(SCP Foundation)

登録日:2020/04/11 Sat 16:44:58
更新日:2025/04/06 Sun 08:01:23
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「私を邪悪な唐揚げだと思わないで欲しいな、エージェント・マオ」
虎屋は仮面を外して、コーヒーを一口飲んだ。
「こうすれば後藤博士にとって、財団に忠誠を誓うことが家族の安全とイコールになる。優秀な研究員を失わないよう、可能な範囲で処理しただけだ」



虎屋博士はシェアード・ワールドSCP Foundation』に登場する唐揚げである。


揚げたてサクサクの概要

……というのは冗談で、虎屋博士は財団研究員のひとりである。
本名は虎屋 外郎(とらや ういろう)。
セキュリティクリアランスレベル3の職員で、人工系オブジェクトの調査、ぬいぐるみ型オブジェクトの収集、
超高硬度スコーンの開発などが主な職務。所属はサイト-8181および東京ぬいぐるみ研究所。

とある工業系教育機関を卒業した若き日の虎屋博士は、とある会社に勤め、その出張中にアノマリーに遭遇。
財団エージェントに保護され、治療、改造、調理、[編集済]が行われる。…調理?
完治したあとは財団に雇用され、現在の地位を得るに至る。

かわいい物好きであり、そういったオブジェクトの研究に熱意を示すが、意思を持つぬいぐるみ相手にはハッスルしすぎるため、研究を外されている。

虎屋博士最大の特徴は、虎屋博士と[編集済]をしたことがない人物は彼の姿が唐揚げに見えるというミーム汚染を受ける事。
財団ではこのミーム汚染を除去する特殊な狐面が開発されており、虎屋博士がこれを着用していればちゃんと彼を人型に認識できるようになるが、
博士自身は「前が見づらい」という理由でこれを着用していない事も多いため、博士のいるサイトの食堂で唐揚げを食べる際は必ず唐揚げに一声かける事が求められている。*1
ついでに重要書類をただの唐揚げに突っ込んで油まみれにしないように気をつける必要もある。
……まだこれでも日本支部では普通の見た目してる方である。
あくまで唐揚げミーム汚染の影響で、本人が唐揚げになってしまっている訳ではないので、
本当にカナヘビそのものとか、本とかバスケットボールに比べればきわめてふつー。あんたもそう思うだろゴリラ博s[編集済(物理)]

虎屋博士の御子息の虎屋月餅(とらや げっぺい)氏は財団託児所、及びプリチャード学院関連施設への進学が予定される。
虎屋なのにどらやきじゃないんだ……。なお、奥さんの名前は寿甘(すあま)。
ただし、虎屋博士の異常性等は受け継がれていないらしく、正常な家族との間で関係は壊れてしまっているようだ。
同じような苦悩を持つ狐女御先管理員や、幼い娘がいるペンギン男エージェント・マオとは仲が良い模様。

超高硬度スコーンの開発

虎屋博士の趣味はお菓子作りと極めてかわいいもの。名前がういろうなだけはある。

…が、この方が作ったクッキーはもれなくコンクリートと化し、
スコーンはチタン合金に匹敵する超高硬度を記録する。
お料理教室に参加しようとすると研究員たちに考え直すよう説得されるレベル。

これが超高硬度スコーンの開発の意味するところだが、
この手のメシマズの人同様、虎屋博士も自身の料理がアノマリー扱いされていることには気付いていない。

余談

中の人、dr_toraya氏はSCP-280-JP(縮小する時空間異常)をはじめとしたオブジェクトの執筆者であり、
アニヲタwikiに記事がある中ではSCP-081-JP-J(豊穣の世界)やSCP-233-JP-EX(死亡済み人物)、SCP-2999-JP(アノマリー・ハラスメント)なんかも有名である。
シュール系オブジェクトではSCP-240-JP(0匹のイナゴ)やSCP-209-JP(Safeクラスオブジェクト)なども挙げられる。

また日本支部三大異常博士の1人である。




追記・修正の際にスコーンを食べる際は、その硬度に気をつけてください。



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最終更新:2025年04月06日 08:01

*1 また、この狐面だけでなくガスマスクでもミーム影響を除去する事が可能だが、同様の理由及びエージェント・厚木や五月蠅と紛らわしい等の理由でやっぱり付けてない事の方が多いようだ。