登録日:2020/12/04 Fri 23:45:30
更新日:2025/04/23 Wed 05:16:31
所要時間:約 3 分で読めます
【概要】
妖怪退治屋・
珊瑚の弟。初登場時の年齢は11歳。
一人称は「
俺」。
顔のそばかすが特徴で髪を短い
ポニーテール状にまとめている。
控えめだが心優しく家族思いな少年。
珊瑚との仲も良く、
雲母も彼によく懐いている。
アニメオリジナルエピソード『琥珀珊瑚雲母 秘密の花園』は、そんな姉弟の姿を雲母の視点で描いた一作である。
しかし、退治屋としての初陣で悲劇は起こる。
人見家の城に巣食う蜘蛛妖怪を退治する依頼だったのだが、実は全て
奈落の差し金であり、城主は既に殺害されており、その息子・蔭刀も奈落と入れ替わっていた。
蜘蛛妖怪に操られた琥珀は父親や仲間を惨殺してしまったうえ珊瑚をも傷つけ、城兵達から乱心者として矢を浴びせられ、珊瑚の腕に抱かれながら息絶えてしまう。
だが、悲劇はこれで終わらず、珊瑚に対する駒として、琥珀は奈落に
四魂のかけらを埋め込まれ蘇生されたうえ記憶を操作され部下とされてしまう。
普段は記憶を失っている以外はかつての琥珀とほとんど変わらない性格だが、ひとたび奈落の指令が下されると、たちまち奈落の先兵に早変わりしてしまう。
操られている最中は虚ろな表情で淡々と命令に従い、本人の意思ではないとはいえ、結果大勢の人々の命を奪う事になってしまった。
さらに悪いことに、奈落にとっては所詮使い捨ての道具だったためか催眠のかかりが微妙に甘く、時折本来の良心が表面に出てきて命令に背くなどするのだが、その度に父達を手に掛けた記憶を思い出すのを恐れる事になる。
こうして、元の琥珀に戻ったと思ったらまた操られるといった一進一退の状況は長く続き、作中における
鬱要因の一つとされる。
中盤、赤子の城で城兵や女衆を虐殺したところを姉に見られたことがきっかけになったのか城から脱出した際に元の記憶を取り戻すが、同時に自分の犯した罪も思い出したため、父達の仇を討つため操られているふりをして機会を窺い、同じく奈落を疎ましく思う
神楽と利害の一致からしばしば行動を共にする。
魍魎丸にかけらを狙われるも神楽に逃がされたところを
犬夜叉一行に救われ、その際に記憶が戻っていることに気付かれるが、やはり罪悪感から居辛く感じたためか
桔梗に同行する。
その後、桔梗と奈落が対峙している際、駆け付けようとするも無幻の白夜に阻まれるが
殺生丸に救われ、桔梗の死後はかつて交流のあった
りんの説得もあり殺生丸一行に加わる。
残すかけらが琥珀の物のみとなり奈落と曲霊から狙われる事となり、奮闘むなしくかけらを奪い取られてしまうが、桔梗が生前琥珀のかけらに遺した仕掛け=奈落を討つための光が命を繋ぐために発動した事で生き永らえた。
最終決戦では阿吽に乗り途中から駆けつけ、りんの救出に貢献した。
決戦後は、雲母と共に妖怪退治と修行の旅をしており、たまに
弥勒と珊瑚の夫婦のもとにも顔を見せに行っている様子。
続編『半妖の夜叉姫』では退治屋の頭領となっており、甥の翡翠や殺生丸の娘のせつなを従えている。
鼻の上のそばかすがあった場所には傷ができており、少年時代の面影を残しつつも貫禄のある出で立ちになっている。
【戦闘】
戦闘時の衣装は珊瑚のそれと同タイプだが、こちらは帯等が水色になっている。
鎖鎌の使い手で、鎖で相手を絡めとり切り裂くのが主な戦闘手段。
当初は戦闘経験も少なかったが、奈落のもとにいる間も他の妖怪と戦う事もあり、徐々に腕を磨いていった。
珊瑚同様アクロバティックな戦闘スタイルの持ち主だが、珊瑚が仕込み刀や
毒など搦め手も使うのに対し、こちらは力押しが主体。現在は不明だが、当時は実践経験の少なさが関係しているのかもしれない。
鎖鎌は飛来骨同様妖怪の骨で作られており、鎧を貫通し並の相手なら両断するほどの威力がある。
元々使っていた物は、曲霊に取りつかれた際に失ってしまったが、
刀々斎によって新しい物を作ってもらっている。
【余談】
少年時代の声を担当した矢島晶子は琥珀登場以前に
逆髪の結羅を演じている。また、青年時代の声を演じている木村良平は『
境界のRINNE』にて十文字翼を演じている。
追記・修正は立派な退治屋になってからお願いします。
- 奈落のせいなのにたくさんの人を殺した罪悪感を背負ってる結構可哀そうな子… -- 名無しさん (2020-12-05 21:20:38)
- ↑ガッシュのココみたいに悪い時の記憶を消す展開はなかったのかな? -- 名無しさん (2020-12-25 08:26:14)
- 頭 使いなよ いい頭なんだから -- 大場玲於 (2022-04-19 17:10:33)
- 齋藤有輝 -- 大場玲於 (2023-10-01 09:22:12)
- 頭について -- 齋藤有輝 (2024-08-24 05:44:55)
- あたま触りたい -- 大場玲於 (2025-01-21 06:17:50)
- 頭 使いなよ いい頭なんだから -- 齋藤有輝 (2025-04-23 05:16:31)
最終更新:2025年04月23日 05:16