エレキバード

登録日:2020/06/11 Thu 00:25:06
更新日:2024/09/12 Thu 20:52:12
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まもなくエレキバードが生まれる!

二子玉川園の怪獣共にエレキバードのエネルギーを注ぎ込み、巨大化すればジャンボーグAやジャンボーグ9などものの数ではないわ!


ジャンボーグA』の第37話「出現!恐怖の怪獣エレキバード」に登場した怪獣。

出典:ジャンボーグA/円谷プロ/第37話「出現!恐怖の怪獣エレキバード」/1973年9月26日放送


身長:42m
体重:3万t
出身地:二子玉川園地下
別名:怪鳥サイボーグ


【概要】

東京近郊の遊園地、二子玉川園の地下に造られたグロース星人の秘密基地でサタンゴーネが成長させていた卵から誕生した怪獣。
人間のような胴体から、体長に匹敵するほどの長さの首が伸びている。
背中には巨大な翼があり、これを使って空を飛ぶ。
飛行能力は非常に高く、PATの戦闘機を上回る機動性を発揮し、発射されたミサイルも簡単に回避する。
地上での機動性はあまり高くなく、小さくジャンプしながら移動するが、少しの距離なら走る事もできる。

得意な攻撃は、鋭いくちばしを使った突き刺し攻撃。
マウントポジションを取って、連続でジャンボーグAに突き刺そうとした。
口からは黄色いガスと火花ミサイルを吐く。
黄色いガスには、二子玉川園の怪獣人形を巨大なロボット怪獣に改造する効果がある。
火花ミサイルは高熱のエネルギー弾で、ジェットコンドルや背中に組み付いたジャンボーグAを振りほどいた。
首を180度回転させて、真後ろに発射する事もできる。


【活躍】

二子玉川園で行われている怪獣ランドの「怪獣墓地」の怪獣人形を改造し、ロボット怪獣にして東京を総攻撃しようと企むサタンゴーネは、二子玉川園の地下に秘密基地を造って怪鳥「エレキバード」の卵を成長させていた。
夜、度胸試しに来た子ども達を襲って誘拐するが、警備員に目撃された事でPATに連絡されて調査に入られてしまう。

基地を見つけられないように配下のグロース星人を差し向けた事で、逆に基地がある事を確信されて一般客は避難し、さらに調査が続けられる。
PATとは別に調査していたナオキに潜望鏡を見つけられて基地の位置がばれ、グロース星人が化けていたアントロンの人形に襲わせるも失敗し、直接サタンゴーネが出撃。
一時は遊具を使ってナオキを捕らえるが、PATに救出を許す。

しかし、時間稼ぎには成功し、遂に卵からエレキバードが出現し、人形を改造する黄色いガスを吐いて暴れ出す。
すぐにPATも戦闘機で応戦するが、自分の得意な空中戦に持ち込んで火花ミサイルでジェットコンドルを撃墜。

そこにジャンボーグAが登場して背中に組み付かれるが、サタンゴーネが子ども達を人質にしたため攻撃できなくなり、火花ミサイルをジャンボーグAの顔に発射して地上に落とし、さらにマウントポジションを取ってくちばしで刺し貫こうとする。
しかし、PATが子ども達を救出してサタンゴーネが撤退すると形勢は逆転。

頭に「ハンディングフラッシャー」を受けて空中に逃げようとするが捕まって引きずり下ろされる。
「ジャンサーベル」で右の翼を切り落とされ、とどめに「ヘッディングキラー」で頭を切断されて火花を噴き出しながら倒れて爆発した。


【その他】

エレキバードの頭は第7話に登場したグラスキング、首は第15話に登場したマイティーグロースのものを流用している。

怪獣人形として登場したのはアントロン、ノンビリゴン、ダブルキラーβ、デスコングキングストーンキング、グラスキング。

今回の舞台となった二子玉川園では、1971年から4年間、怪獣ショーや展示を行っていた。
作中の「怪獣供養」というイベントも実際に1973年に行われており、本作やファイヤーマンウルトラマンタロウの出演者達が大勢訪れるという豪華イベントであった。

本作放映直後の9月30日には「怪鳥エレキバードの卵大公開」というイベントも行われていた。

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最終更新:2024年09月12日 20:52