ラ・ウェンター/フェンター/デルギラン

登録日:2020/10/24 (土) 23:42:06
更新日:2020/10/25 Sun 18:24:18
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魔装機神シリーズ及びスーパーロボット大戦シリーズに登場する架空の兵器。


迂闊に出てくるから、こういう目に遭うんだよ

ラ・ウェンター


全高:不明
本体重量:不明
動力:フルカネルリ式永久機関
装甲材質:オリハルコニウム
操者(搭乗者):レベッカ・ターナー
戦闘曲:終わりなき戦い、ご先祖様の名にかけて(POJ以降)


概要

聖ラングラン王国の「魔装機計画」にて開発された魔装機。守護精霊は大地系低位・金剛石の精霊であるラ・ウェネル。*1
機体色は群青色。甲冑を着たような姿をしており肩に備えた回転砲塔が特に目を引く外見をしている。

二体一組で連携戦闘を行う機体として設計され、本機は近・中距離を担当する予定だった。しかし相方の性能が余りにもショボすぎた事からこの案は棄却。

むしろ本機に搭載された火器が優秀だった事から火力支援は必要なく、逆に火力支援させるべきと判断され遠距離戦仕様の機体としてロールアウトされた。
こういった経緯を経たため砲撃機ながらやたらと近接武装にも恵まれており、攻撃レンジを選ばない。


開発経緯に紆余曲折こそあったものの機体の完成度は高く、火器管制の精度が高いため移動中の不安定な状態でも容易に敵機をロックオンすることが出来る。
問題点らしい部分も無く、火力と装甲を両立している事もあってかシリーズ開始から終了に至るまで一切の仕様変更されず戦い抜いた

操者の交代も無く他のラングラン製魔装機が操者の乗り換えや戦死、機体の改修などを経ているのに対し本機は持ったままの戦力で唯一の操者と共に激戦をくぐり抜けたのである。
シリーズ開始時には既に運用されていたため、実働期間の長さや実績という点では全魔装機トップと言える。*2



武装


弾頭が逆三角形の形状をしている誘導弾。両肩中央に搭載されている。


  • バラージファイア
両肩に3門ずつ搭載されているビーム砲。


  • プラズマソード
携帯しているビーム剣。

  • エレクトリックハンマー
左腕の拳の位置に取り付けられたハンマー。
相手を叩きつける際には電流を流す。

  • バッファローホーン
エレクトリックハンマーをランクアップさせる事で使用可能。
ハンマーに用意された3つの穴からビームの棘を発声させ敵を貫く。

ランクアップさせないと使えないが設定上は元々から搭載されている武装である。

  • バスターキャノン
両肩の頭頂部に備えられた火器。本機のメイン兵装。

  • フレイムバスター
バスターキャノンをランクアップさせる事で使用可能。
足元に魔法陣を発声させ地面からエネルギーを吸収し、バスターキャノンから熱線を発射する。

  • ラヴァージェット
本機の必殺技
機体前面に魔法陣を展開し、胸部砲門からビームを発射する。

  • トーテムコール
ラヴァージェットをランクアップさせる事で使用可能。
ラヴァージェットを発射し、敵機を拘束した後に接近してバッファローホーンを叩きこみ風穴を空ける。

  • アイ・オブ・プロビデンス
ROE以降の必殺技
地面にエレクトリックハンマーを叩きつけ舞い上がった瓦礫を魔法陣で集めてトーテムポールに変換。
トーテムポールを抱えて頭頂部から光線を発射する。

技名は神が全てを見通す目を意味する。

  • ヴィジョンクエスト
アイ・オブ・プロビデンスをランクアップさせる事で使用可能。
抱えたトーテムポールの砲身を魔法陣で4門に増設し、光線の連射で相手を圧倒する。

POJ以降では使用できない。


とっととやられちまいな!


フェンター


全高:不明
本体重量:不明
動力:フルカネルリ式永久機関
装甲材質:オリハルコニウム
操者(搭乗者):エリス・ラディウス
戦闘曲:終りなき戦い


概要

聖ラングラン王国の「魔装機計画」にて開発された魔装機。守護精霊は大地系低位・岩の精霊であるフェニール。
機体色は橙色。樽から頭と腕が生えたような姿をしておりスリッパのような形状の脚部でホバー走行を行う。しかも腕は完全に砲身になっている。

ラ・ウェンターと連携戦闘を行う目的で開発された機体で本機は火力支援を担当する予定だった。
しかし脚部の形状でシルエットが人型から逸脱している事から、精霊との同調率が低く出力が延び悩んでしまう。

搭載火器の威力も低かった事からラ・ウェンターを支援しきれないと判断されたため連携案は破棄された。要するに魔装機ガンタンクだがガンタンク役にすらなれなかった。

性能が低いという評価から操者選定の優先度が低かったらしくロールアウト後は倉庫で眠っていた。
しかし三國戦争終盤において魔装機神隊に加入したエリスがこの時点で残ってるジェイファーとラストールの問題児コンビと比べてまともに扱えるだけマシと判断したのか本機を乗機として選択、シュテドニアスとの決戦において投入された。

活躍の機会こそ与えられたものの、性能不足という評価は覆ず、更には機体構造の問題点も次々と発覚。
後継機として開発されたデルギランが非常に優秀な魔装機であったため三國戦争終結後まもなく破棄が決定している。攻略Wikiで数年死蔵されて数か月の運用でセミのような一生だったとか評された


武装

両肩に搭載されている。使用の際は左右から3発ずつ同時発射する。

  • プラズマソード
ビーム刃の剣。どう見てもプラズマソードなんて持てそうにない機体構造なのでどうやって振るうのかと思いきや、
なんと両腕の砲身の底側にプラズマソードの発振器が存在しており*3カミソリ状に発振して敵を斬る。
接近された際の自衛武器なのだろうが、ただでさえ人型ですらないフェンターに砲身ブッ叩くように格闘しろとか無茶言わないでいただきたい。
これで切り返しを普通にやるエリスは間違いなく才能を無駄遣いしている。
そんなわけで威力は正魔装機が使うプラズマソードの中で最弱…どころかノルス・レイのプラズマソードにすら負ける。さもありなん。

  • グランドウェーブ
脚部左右からアンカーを地面に打ち付けて衝撃波を発声させる。


両肩に搭載された電磁砲。ランクアップさせる事でハイパーレールガンになる。

本機のメイン兵装となる火器……なのだが威力がジャオームガルガードが搭載する同名武器と大差が無い。


  • 白の黙示録
本機の必殺技。射撃系の技でゲーム内での射程は驚きの1。相方のラ・ウェンターはP武器長射程なのとはエライ違いである。
両腕の砲門前面に魔法陣を展開して光線を発射する。

ランクアップさせる事で光の創成期になる。


勝てない相手じゃないと思うんですけど~

デルギラン


全高:不明
本体重量:不明
動力:フルカネルリ式永久機関
装甲材質:オリハルコニウム
操者(搭乗者):エリス・ジェスハ、メフィル・ザニア・ボーラング
戦闘曲:終りなき戦い、いーじーごーいんぐ(POJ以降)



概要

聖ラングラン王国にて開発された魔装機。守護精霊は大地系低位・火山の精霊であるデルキナ。
機体色はパールグリーン。ブーツを履いたような姿をしている。

フェンターの後継機として開発された機体で火力支援で真価を発揮する。
全身に火器を搭載、装甲も厚く、脚部がホバーユニットとなっているなどそれまでの砲撃戦用魔装機の集大成とも呼べる機体となっている。

ロールアウト後、フェンターの操者だったエリスが受領。そのまま操者としてアンティラス隊にて運用していたが諸般の事情から部隊から離れなくてはいけなくなったため、操者候補メフィルに受け継がれた。

シュテドニアス南北戦争後に理由は不明だが、レオゲイラディンフレイルと同じく強化改修が行われた。
メインカラーが紫紺になり全身に装甲板とミサイルポッドを増設。一部武装も拡張されている。


武装

両足に搭載されている。左右から6発ずつ同時発射する。
改修後は両腕、砲台、両肩にミサイルポッドが追加されたため大小併せて計92発の同時発射が可能。

  • ハイパープラズマソード
ビーム刃の剣。両腕で保持しているビーム砲の銃口から発振する。
フェンターのプラズマソードよりよっぽどマシだが砲身をプラズマソードにすればいいという考えは捨てきれなかった模様


  • バスターキャノン
本機のメイン火器。ラ・ウェンターの物と同じ武装だがこちらは両肩、両腕、両足の計6門を搭載している。
フェンターの火力不足がよほど悔しかったのかもしれないが、幾らなんでも盛りすぎである

  • フレイムバスター
バスターキャノンをランクアップさせる事で使用可能。
足元に魔法陣を発声させ地面からエネルギーを吸収し、両肩のバスターキャノンから熱線を発射する。


  • メガビームガトリング
改修後に追加された武装。
両腕のマニュピレーターの代わりに取り付けられた回転砲塔。


  • 応報・劫灰飛尽
改修後に追加された武装。全ミサイルポッドから92発のミサイルを一斉発射する。

「劫灰」は大きな災難の名残を示す言葉。


  • 光の創世記
エリス搭乗時の必殺技
両腕の砲門前面に魔法陣を展開して光線を発射する。


  • 恒河沙砲
メフィル搭乗時の必殺技
両足に備えられたアンカーを地面に打ち付け機体を固定。両肩と両腕のバスターキャノンを上空に目に目がけて発射した後、空から無数の弾が敵に降り注ぐ。

恒河沙(ごうかしゃ)は10の52乗の数字を表す単位であり、元々は「ガンジス川に存在する無数の砂」を意味する仏教用語。


  • 阿僧祇砲
恒河沙砲をランクアップさせる事で使用可能。
恒河沙砲の後に6門のバスターキャノンの斉射を敵機にお見舞いする。

阿僧祇(あそうぎ)は10の56乗の数字を表す単位であり、元々は「数えることができない」を意味する仏教用語。

  • 那由多砲
改修後の必殺技
阿僧祇砲と内容は同じだが最後の一斉射に腹部のビーム砲が追加されている。

那由多(なゆた)は10の60乗の数字を表す単位であり、元々は「極めて大きな数量」を意味する仏教用語。



  • 落花流水那落落とし
レオゲイラと連携して行う合体攻撃。
レオゲイラが殴打と蹴りを見舞った後に敵を蹴り上げ、デルギランが砲撃で追撃。その後、レオゲイラが空中で敵を抱え朧月夜で地面に向けて敵を発射しデルギランがバスターキャノンの一斉射で追撃する。



追記・修正はラ・ウェンターとフェンターの連携攻撃パターンを編み出してからお願いします。


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最終更新:2020年10月25日 18:24

*1 何故かリメイクの際に変更されており以前は砂のラ・ウェニールだった

*2 同じくザインもシリーズ開始から終了まで仕様変更が無いがこちらは春秋戦争時代にシュテドニアスに鹵獲されたため運用期間に長い空きがある

*3 設定画だとわざわざプラズマソード発振部位のイラストがあった。