剣城あきら/キュアショコラ

登録日:2021/03/30 Tue 18:24:25
更新日:2025/03/20 Thu 09:55:06
所要時間:約 8 分で読めるよ






エリシオ!君は勘違いしている!!この寂しさこそが、私の強さ!そして、愛だ!!




CV:森なな子


概要

ボーイッシュで少年と間違えそうな外見だが、実際は高校2年生の女の子。誕生日は9月24日。
王子様と呼べるほどの整ったルックスでひまりの応援にTV局に来た時はゆかりと共にスカウトされる程の美形。
更には運動神経も良くスポーツ万能でファンが多く、ファンの中ではあきら様と呼ばれる。

病気で入院している妹のみくの世話をしている両親とは離れ、祖母のトミのいるいちご坂に単身で引っ越してきた。
トミの家はいちかの隣で、いちかはあきらに一目惚れするのだが、結局女性とわかって撃沈している。
もちろん、プリキュアに変身するときも「男が変身した」と思いこんでいた模様。
ゆかりはとっくにわかっており、面白がっていた。なお、男の子がプリキュアに変身するのは次作のキュアアンフィニが初めてであり、レギュラーとしては6年後キュアウィングが初めてだが、これはまた別の話。

パティシエ服や私服はベルト付きの紺色のスキニージーンズなので男と間違える者も多いが、流石に高校の制服はスカートを履いているため、間違いなく女の子とわかる。
中性的な雰囲気ゆえ男子と間違われることが多いがすでに慣れており、基本的には訂正を求めない。

みくへの愛情はこの上なく深く、彼女がキラキラパティスリーでお手伝いをした時に細かくフォローしている場面も見受けられた。
またみくが体調不良に陥ったり、敵の罠にはまりピンチになると真っ先にみくの元へ駆けつけようとする。

性格はやさしく仲間思いで面倒見が良い。
困ってる人を見ると放っておけなくなるのか、必ずと言っていいほど手助けをしようとする。
ただし考えるより先に行動してしまう為、出会って間もない頃のゆかりから「無責任」と言われてしまう。
それでもその身を賭して人助けを続ける結果、ゆかりやキラパティメンバーをはじめ、様々な人から信頼されるようになる。
口癖の「よしよし」「大丈夫?」なども、このような信頼されやすい性格から来ているものと思われる。

自身の事は二の次にする傾向がある。
人のために身を粉にするあまり自身が倒れてしまったり、戦闘中でも自己犠牲を伴う行動をとる事がある。
また他人の事ばかりで我を見せないあきらに対して様々な人から本心を尋ねられる事が度々あるが、その都度「皆の笑顔を見ると幸せ」と答えている。
それは病魔に蝕まれたみくやその事で孤独になりがちだった自身の経験から「人が健やかに自由に暮らせるのは当たり前では無い」という人生観を持っている為であり、その言葉は紛れもない彼女の本心である。

このような人格からタフなメンタルを持っており、みくの負い目を利用したエリシオの精神攻撃も、項目冒頭のセリフと共に一蹴している。

余程のことがないとキレないが、ガチ切れしたときは冷静さを失い暴走してしまう。
特に、愛情を注いでいる妹のみくを傷つけられたときには大激怒する。
例えばジュリオが襲撃してきた際、みくがキラキラルを奪われて意識をなくしたことがあり、その時は普段の優しさからは想像できないほどの怒りを見せた。

キャラクターソングは『ショコラ・エトワール』
アルバム『キラキラ☆プリキュアアラモード キャラクターソングシングル sweet etude 5 キュアショコラ』に収録された。


【スイーツ観】

幼少期のみくが泣いていた際、お守りとしてチョコレートを渡して以降はいつもチョコレートをあげており、いちかと出会って以降は市販品以外に手作り品も渡している。

当初は人並みのスイーツへの関心はあったものの、作るにまで至ったことはなかった。キラキラパティスリーに参加してからもスイーツそのものへの関心は比較的薄く、一歩後ろで仲間たちの活躍を見守っていた。
6話ではみくへの思いを込めたチョコを体を張って守ってくれたことに恩を感じており、プリキュアを続けているのはいちかのためと言っても過言ではない。

ただ、スイーツを作ったor提供した際にいちかやお客さんが笑顔になれるこの店をあきらは好ましく思っている。これこそが彼女の本心なのだ。


キュアラモード・デコレーション!

強さと、愛を

レッツ・ラ・まぜまぜ!

キュアショコラ、できあがり!


【キュアショコラ】

あきらが変身するいぬチョコレートのプリキュア。ただし犬にチョコレートは禁忌という指摘はご法度。
イメージカラーは赤。高校生および上級生としては初の赤キュアとなった。

赤・茶色をベースとし、犬耳、マント、シルクハット、手袋にパフスリーブのジャケットを装備している、いわゆる王子様調のコスチューム。赤い尻尾を備え、マントは右肩のみで留めてある。
なお、ボトムスはミニスカートにスパッツという指摘が後を絶たないが、これは誤りで、「チュニックをベルトで締め、下にはレザーパンツ」という公式設定がある*1。 つまり『プリキュア』シリーズのレギュラーメンバー史上初のパンツスタイルということになる。

髪型はルージュ以来約10年ぶり、かつ歴代3人目となるショートカット。左側にアホ毛が生えている。髪の色は赤で、変身後はやや暗めの色になる。また、茶色のメッシュが一部に入っており、犬というより狼系であることが窺える。

ショートヘア自体は女児には向かない傾向があるが、ショコラの場合はしっぽのボリュームで華やかさを出し、かつ中性的なイメージのコスチュームの採用により「大人っぽさ」が好きな女児たちには受けている模様。当初はこのためか販促には絡まない冒険枠としての予定もあったらしい。

犬がモチーフのため嗅覚に優れ、匂いで敵の居場所を察知して攻撃する。スピードも速い。クリームエネルギーをチョコのブロック型の足場に変え、空中の敵に手が届くようにしたこともある。また、板チョコ状に固めたクリームエネルギーは強度が高いらしく、キャンディロッドの補強カバーに使われたり、人々を守る防壁として展開されたりもする。


【ショコラ・アロマーゼ】

ドリル状のチョコレートを発射して相手の攻撃を球状に包んで無効化する技。キャンディロッドを用い、「キラキラキラルン、ショコラ・アロマーゼ!」と唱えるとコロネのような渦を巻くチョコレートの潮流が発動する。


【余談】

中の人の森なな子氏は宝塚歌劇団の男役だったという異色の経歴を持つ。同歌劇団出身者がプリキュア役を担当するのは初めて。某インタビューによれば「柔らかさを兼ね備えた声と芝居があきらのイメージに合っていたから」あきら役に選ばれたとか。
制作陣も森氏が元タカラジェンヌであることを少なからず意識していると見え、キュアショコラが変身シーンの最後にスポットライトを浴びながら階段を降りてくる様子は、宝塚歌劇団の公演のフィナーレを思わせる。
また、キャラクターソングのタイトルに「エトワール」(フランス語で「星」を意味する)とあるが、この言葉は同歌劇団においては公演のフィナーレで最初にソロを歌う歌唱力の高い生徒のことを指す。

そのイケボや格好良さ、母性のある包容力などから、メイン視聴者の幼女はもちろん、そのお母さん方や大きいお友達に分類される女性達も物の見事にあきら/ショコラに落ちる事例が大量発生している。
特に同じ高校生の琴爪ゆかり/キュアマカロンとのコンビ・カップリング(あきゆか/ゆかあき、ショコマカ/マカショコ)はそのたたずまいから『美少女戦士セーラームーン』の天王はるか/セーラーウラヌスと海王みちる/セーラーネプチューンを連想させる状況からその辺で余計に転んでしまった人が多い。むしろ演じている森と藤田咲もイベントやTwitter・ブログ等でノリノリだったりする。
で、ファンになった人の中で話題になるのが映画版ゲストキャラのクック役、後に『ヒーリングっど・プリキュア』で花寺のどか/キュアグレース役を演じることになる悠木碧。本人は本作がプリキュアシリーズ初視聴だったのだが、あまりにもショコラが好きすぎて自ら絵を描いたり、ショコラのお面を被りながらサイリウム片手にテレビを見ながら一人応援上映してたらそれを祖母に目撃されたり、NHK-FM『アニソン・アカデミー』でゲスト出演したらヲタク丸出しでショコラについて熱く語ったりとエピソードに事書かない。だが、これが後ののどか役になるための原動力となったのは本人も語るところでもある。


大丈夫かい?
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最終更新:2025年03月20日 09:55

*1 プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクルより抜粋