HUGっと!プリキュア

登録日:2018/03/13 Tue 16:15:00
更新日:2025/03/31 Mon 19:00:38
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13代目 15作目 15周年記念作品 18年冬アニメ 2018年 ABC HUGっと!YELL FOR YOU HUGっと!プリキュア HUGっと!未来☆ドリーマー We can!! HUGっと!プリキュア ※日曜朝8時30分です。 ふたりはプリキュア アニメ クライアス社 シリアス回多め シングルマザー テレビ朝日 ブラック企業 プリキュア プリキュアシリーズ 井上亜樹子 佐藤順一 内藤圭祐 坪田文 子供向け 子供向けアニメ ←大人も楽しめるストーリー 子育て 小倉唯 川村敏江 帰ってきた肉弾戦 広田光毅 座古明史 引坂理絵 性の多様性 意外と多いギャグ回 感動のラスト 成田良美 敵と和解 敵はブラック企業 敵も味方もハッピーエンド 有賀ひかる 本泉莉奈 村山功 東映 東映アニメーション 林ゆうき 横手美智子 母性 河童 濃すぎるキャラクター達 田中仁 田村ゆかり 田村奈央 社会風刺 稀にギャグあり 稀に鬱展開あり 考えさせられる話 賛否両論





なんでもできる! なんでもなれる!

輝く未来を抱きしめて!


フレフレみんな! いっくよーっ!!

画像出展:HUGっと!プリキュア 公式サイトより@東映アニメーション,東堂いづみ,テレビ朝日,佐藤順一


2018年2月4日から2019年1月27日まで放送されたプリキュアシリーズ第15作目。
ABC(朝日放送)制作、テレビ朝日系列で日曜朝8時半より放送中。
テーマは『子育て』『子供を守るお母さん』



◆概要

スタッフは、東映アニメーション側のプロデューサーに『魔法つかいプリキュア!』の内藤圭祐が復帰。
キャラデザは『Yes!プリキュア5』や『スマイルプリキュア!』を担当した川村敏江氏が担当している。
ABCアニメーション側のプロデューサーの梅田和沙氏によると「愛に溢れたプリキュア」「子供を守る母としてのプリキュアを描く」とのこと。
その他未来をキーワードに子供のかわいらしさや大人の職業にも焦点が当たっている。
一方でジェンダーフリーや異種族間の絆といった「多様性」と言うテーマや、いじめ、失恋、二次性徴の悩み等といった重めのテーマが話の中心となる事もある。
そして27話、35話は「出産」がテーマである。27話では担任教師夫妻の出産に同伴し(余談だがこの後の1及びその裏側でお盆休みのお茶の間を切なさ衝撃、そして腹筋崩壊の地獄絵図に変えた)、その縁で35話にて病院での職業体験をする。第二子を帝王切開で産む夫婦と子どもを題材とした事で大きな話題を呼んだ。

シリーズ構成は連続テレビ小説『マッサン』などのドラマや、『プリティーリズムシリーズ』『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『フューチャー・アベンジャーズ』『からかい上手の高木さん』などのアニメに参加している坪田文。
プリキュアシリーズでは『魔法つかいプリキュア!』『キラキラ☆プリキュアアラモード』にサブ脚本として参加、今作で初構成を務める。
シリーズディレクターは『美少女戦士セーラームーン(第1期&第2期)』『夢のクレヨン王国』『おジャ魔女どれみ』など、数多くの東映アニメーション作品を手掛けたサトジュンこと佐藤順一と『フレッシュプリキュア!』の座古明史が共同で務める。

なお、敵は『プリキュア5』以来となる企業系の敵で設計。
一部では「シングルマザーがブラック企業と闘うアニメ」と例えられた。
実際シングルなのはプリキュアではなくむしろお助けキャラの男性だが、敵側の設定を見るとあながち間違いとも言い切れないのが何とも…

前作で一度は封印された徒手空拳が復活しており、戦闘シーンでは1年振りに怪物にパンチやキックを浴びせるプリキュアを見る事ができる。

プリキュア15周年記念作品ということで、様々な描写に歴代作品へのリスペクトが見られる他、各話のサブタイトルにちょくちょく歴代作品を思わせるフレーズが入っている(後述)。
また、追加プリキュア枠が2名妖精以外の非人間キャラがプリキュア枠とシリーズ初の試みも見られる。

そして来たる2018年10月27日(土)。
初代プリキュアこと『ふたりはプリキュア』+プリキュアオールスターズとの共演映画
HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア が公開される。
シリーズ15年分の愛のコラボ、スクリーンで受け止めてね!
なお予告編ではエールが顔面でブラックを受け止めました


◆ストーリー(公式サイトより引用)

超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はな。
前髪を切り過ぎるわ遅刻はするわで転校初日は大失敗。

でも、なんだか素敵な出会いもあったりまた明日からの日々に胸躍らせていたところ、
空から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と、
そのお世話係(?)のハムスター「ハリー」と出会います。

そこへ「クライアス社」という悪い組織がはぐたんの持つ
「ミライクリスタル」を狙って現れ、怪物を出して襲ってきたのです。

はぐたんを守りたい!というはなの強い気持ちによって新たなミライクリスタルが
生まれると、はなは元気のプリキュア・キュアエールに変身します。
ミライクリスタルとは、この世界にあふれている明日をつくる力・アスパワワの結晶。
これが奪われてしまうと、みんなの未来が無くなってしまいます。
みんなの未来、そしてはぐたん。

大切なものを守るためのキュアエールの物語が今幕を開けます。


◆関連用語

  • アスパワワ
明日を作る思いから生み出す「希望の意思」のエネルギー。
はぐたんに与える光の能力を発動することが出来る他、アスパワワが結晶化した物質がミライクリスタルだという。
プリキュア達はこのミライクリスタルを用いて変身する。

  • トゲパワワ
ネガティブな気持ちから生み出される「絶望の意思」のエネルギー。
見た目はトゲトゲした小さな顔。
クライアス社の社員たちはこれを利用して「オシマイダー」を召喚する。


◆キャラクター

プリキュア

本作のプリキュアの名前にはフランス語の単語が用いられている。
前述の通り、前々作以来久し振りに肉弾戦を行っており、『プリアラ』最終話で先行登場したキュアエールが怪物にパンチキックで有効打を与えた時、
プリキュアに格闘戦を望む視聴者達は大いに歓喜した。
赤・水色・黄の三人で、赤がエールなためストライクガンダムとの関連が疑われている。
『母親』『大人の女性』のイメージからか、全員とも変身後は等身が上がり、外見が別人レベルで変わる。薄く口紅が塗られるのも特徴的*1
ちなみに変身バンクシーンでは珍しく「初めから髪飾り等が全て外れている(えみるは髪型だけそのまま)」状態からスタートする。
元々ハリーが持っているプリハートが4つだったためプリキュアの総数も4人になるかと思われたが、紆余曲折の末現在5人となった。


「ここで逃げたら格好悪い!わたしがなりたい野乃はなじゃない!」

今作の主人公。
新学期にラヴェニール学園へ転校してきた中学2年生。身長153cm。
口癖は「フレフレ○○!」、「めちょっく!」*1
笑顔を絶やさない、はつらつとした明るい性格で、イケてるお姉さんになることが目標。
他人を心から心配し応援できる優しさとどんなトラブルにもめげない勇気と芯の強さが特徴。
一方で「応援は時に重荷になる」「応援は誰にでもできて特技ではない」という応援が持つ負の側面に悩む姿を見せる。
加えて仲間2人が所謂物事をテキパキこなせる要領のいいタイプであるが故に、
ドジやミス、空回りの多い自分への劣等感で凹んだりと未だ発展途上故の心の脆さも持つ。
また、ジョージの正体がクライアス社社長であった事に少なからずショックを受けている。

プリキュアシリーズ初となる前髪ぱっつんの主人公。
この様な髪型になったのは転校を期に大人っぽくイメチェンしようと自分で散髪して失敗した事による。
数ヶ月もすれば伸びているはずだが、結局夏になってもぱっつんのままである。気に入ったのだろうか?
因みにその散髪前の髪型は非常に前髪が長く、片目が僅かに見えている程度。
所謂『メカクレ属性』であり、これまたプリキュアキャラでは見られない髪型な事もあってか単に好みか切ってしまうのを惜しむ声も見られた。

今でこそこんな明るい彼女だが、転校前の学校にていじめられていた同級生を庇った結果、
逆に自分がいじめのターゲットにされてしまいクラス内で完全孤立、不登校化ないし不登校寸前に陥る という『プリキュア』主人公史上トップクラスに凄惨な過去を持っている事が31話で判明。
当時は第一話で散髪する前の前髪の長い姿であり、つまりあの散髪は単なるイメチェンではなく 辛い過去・自分との決別 という意味を持っていたとも考えられる。

変身後はチアリーダーの様な衣装となり、両手首にボンボンの様な装飾が追加される。
通称は「元気のプリキュア」。
名前は「応援(Yell)」とフランス語の「翼(Aile(エール))」のダブルミーニングと思われる。
間違ってもビールの一種ではない
キュアベーコンでもない

「ううん、できるよね…わたしの中にもきっと勇気が!」

ラヴェニール学園に通う少女で、はなと同じクラスの学級委員長。
制服のワイシャツの上にセーターを着ている。
物腰が柔らかく、誰にでも優しく接する性格で、皆から「天使みたい」と言われるほど。
学業にも秀でた品行方正の才女であるが、自分が本当にやりたいことが見つけられず悩んでいた。
しかしはなとの出逢いにより悩みを振り切り一歩前進。はなと友情を育んでいる。
実は工具マニアで、ホームセンターを訪れた時は充実の工具のラインナップに目を輝かせ、我を忘れて興奮する一面を見せた。
他にも激辛カレーが好物だったり、ホラー映画に興味があったり、生産中止したカメラに詳しかったりと色々ギャップが激しい。
かつては子役を務めており、人気を博していた様子。はなが初めて彼女と会った時に既視感を覚えたのはこのため。
母は大女優で、母と比較されることのプレッシャーからオーディションに受からなくなるようになり、
芸能を引退したわけではないがフェードアウト同様の状態になっていた。

「アンジュ(Ange)」はフランス語で「天使」の意。この人とは関係ない
通称は「知恵のプリキュア」。
その名の通り、変身後の衣装の各部に天使の羽の様な装飾が施されている。
またカチューシャ(帽子?)はナース帽を思わせる形状となっている。モチーフは看護師か。
防御系のプリキュアであり、ハート状のバリアの展開を得意技とする。
主人公の桃キュアがエールなので、水色のこちらはソードではと期待されたが残念、キュアソードは既に出ていた。


「飛ぶのが怖い、応援されることも…けど、もう自分から逃げない!わたしはわたしの心に勝つ!未来へ輝く!」

さあやと同じくはなのクラスメイト。
制服の上にパーカーを着ており、上二人と違ってネクタイも緩めている。
フィギュアスケートで「天才」と称される程のスター選手だったが、ジャンプの失敗で大怪我をしたのがトラウマになってジャンプが飛べなくなり、
加えて成長期で体が大きくなった事で普通のジャンプすら出来なくなった事でスケートを半ば引退*2、今年度よりスポーツ特進クラスから一般クラスに移ってきた。
また、元々は長い髪を一つに束ねていたがジャンプ失敗の後はバッサリ切ってショートにしている。また頭頂部からはアホ毛が飛び出している。

クールな振る舞いをするややドライな性格。
制服を着崩し、遅刻しても全く悪びれる様子が無く、先生にも少々反抗的というプリキュアには珍しいタイプ。
ただし気遣いはかなり出来る方と根はいい子。
意地の悪い人間を目の当たりにすれば、それが年上の男であれ一対多であれ、構わず食って掛かる正義感も持ち合わせる。
普段はクールを装い、一方でルールを破り、また一方では毅然として他者の振舞いを正す姿は実に中学2年生的と言わざるを得ない。

一方で可愛いものに眼が無く、好みのものの前では一気にキャラが崩れるほど眼を輝かせ興奮している。パトレン3号ではない。
またオープニングでは他のプリキュア2人と並んで映画を見ながら盛大に怯えており
実際にパジャマパーティーの際にホラー映画を見た時は壊れた機械の様になっていた。実はビビりなのだろうか?
口癖は「イケてんじゃん」

人間体のハリーと少しずつ距離を縮めていき、本人は否定するも明確な恋心を持ち始めるが…?

変身後は首にスカーフを巻いた上で小さな帽子も被っており、フィギュアスケーターとキャビンアテンダントの制服を合わせたような衣装となっている他、
ピアスを始めとした星をかたどった装飾があちこちに散りばめられている。
髪型も腰辺りまで伸びたポニーテールとしている。
通称は「力のプリキュア」。
「エトワール(Étoile)」はフランス語で「」の意味。全身に星形の装飾を纏っているのもこれが由来であろう。
またエトワールには「花形」という意味合いもあり、オペラ座のダンサーの最高位の名前にもなっている。
ほまれがフィギアスケーターである事を鑑みるに、これらとのダブルミーニングとも考えられる。
他が赤色のエールと水色なせいか、たまにキュアランチャーとか呼ばれたりする。緑キュアならぴったりだったのに


「ギュイーンと! ソウルが! シャウトするのです!」

はなの妹・ことりのクラスメイトで小学6年生。
超が付くほどの心配性で、ただ山にハイキングに行くだけでパラシュートやらハンマーやらを積んだ重装備で現れるほど。
しかもありえないような事ばかりを心配するなど、妄想癖もあるように思える。でもそうした被害を次々えみるが受けるあたり妄想でもないような気もする
プリキュアに憧れており、自分で衣装を作ってキュアえみ〜るを自称していた。直球すぎるとか言わない
豪邸に住む音楽一家のお嬢様であり、自身も絶対音感持ちだったりとその才能の片鱗を見せている。
しかし家族は両親・兄共々あまり笑えない感じのド変人揃い(えみるも両親を変わった人と評しているくらい)であるため、
上記のやりすぎ行動もアレな家庭環境ゆえと納得した視聴者も少なくない。えみる本人的にも家庭はいまひとつ安らげない模様である。
彼女が一番好きな楽器はエレキギター。その理由は上記のセリフ通り。
ただし兄からは「女の子にはふさわしくない」と言われるなど、あまり理解は得られていない模様(後に和解)。
第17話で木陰からはな達の様子を目撃し、プリキュアであることを知ってしまう。
その後公衆の面前ではな達の正体を明かそうとするも流石にそれはルールーに止められている。
ともあれ正体を知り仲間になったことで元来のプリキュアへの憧れがより強くなり、ルールーと共にプリキュアを目指し、
第20話で譲り合いを経て念願かなってルールーと共にプリキュアに覚醒する。
相棒がロボだったり兄がいたり実家が立派だったりするがネ慈愛に満ちた王子様ではない

「マシェリ(ma chérie)」はフランス語で「私の最愛の人」の意。トゥートゥートゥマシェリーのマシェリである。
またma chérieは女性形、つまり男性から女性への呼びかけであるため、厳密に訳すと 「私の愛しい女性」 という意味になる。実に百合百合しい*3


「去りなさい! わたしのプログラムは上書きされました…もう、従順な機械人形ではありません!」

クライアス社の作ったアンドロイドで同社のアルバイト、ルールーがプリキュア陣営にいる間の姿。
とりあえず人間社会で生活するにあたり最低限の社交辞令はわきまえてはいるが、無感情なのは変わらない……………と思いきや回が進むに従い感情を会得している。
当初は完全に潜入目的だったが後に情が入るようになり、粛清からの再調整を経てプリキュア達と交戦することにもなったが、
エールとの一騎打ちを経てプリキュア達の仲間になった。
野乃一家にも正体を明かした上で謝罪し、そのまま同居生活を続けることになった。
味方になってからはきちんとした感情を得たせいか雰囲気も前より明るくなっているが、
アンドロイドである事に関しては何も変わっていないのでそれに負い目を感じる事も。
なお再調整の際にクライアス社の機密に関する情報は消されてしまったため、今でははな達と殆ど同レベルの情報しか持ち合わせていない様子。
第15話の一件以降えみると絡む機会が多い。第19話では二人であの台詞もポーズ付きで言ってしまった。(しかも原典と同じSE付き)
と、えみると共にプリキュアを目指す決意を固めたのはいいが、そもそものプリハートは残り1つ。念願かなってプリキュアの資格を得てもえみると譲り合いになってしまう。しかしその時プリハートが不思議な力で分裂。晴れて2つのプリハートを得てふたりはプリキュアに覚醒する。

自身のファミリーネームでもある「アムール(Amour)」はフランス語で「愛情」の意。
通称は「愛のプリキュア」。
アイドルをモチーフにしたファンシーなドレスと左右でリボン状にまとめた独特のヘアスタイルが特徴。
変身すると声質がやや変化し、中の人が得意な可愛らしい声になる。半分別人レベル。
シリーズ恒例の敵キャラからの寝返り追加戦士にして、妖精以外の非人間キャラ初*4のプリキュア。妖精以外の人外は退場するというジンクスを見事破壊した。
地味に名前の一部がプリキュアとしての名前になった初のプリキュアなのだが、色々と大丈夫なのだろうか
個別項目も参照。


  • はぐたん (CV:多田このみ)
突如空からやってきた謎の赤ん坊。「ばくだん」ではない。←後に本当におもちゃ屋の手書きポップでばくだんと間違えられました
まだ言葉はちゃんと喋れないものの非常に感情豊かで可愛らしい。
プリキュアの名前程度は喋れるようになったのだが、何故かはなだけは名前が呼ばれない。ルールーとえみるは呼んで貰えたのに…………
…………と思ったら、後にはなに限りママと呼んだ。
夏の始め頃には3~4音節くらいの簡単な言葉ならある程度喋れるようになった。

こちらの世界にやってきた時に一瞬時間が停止したり、全力で力を使えばオシマイダーを浄化できたりと謎の力を持つ。


  • ハリハム・ハリー (CV:野田順子/福島潤(人間態))
「これはお前の未来のためやで!」

今作のマスコット枠。
はぐたんのお世話役を務める関西弁で喋るハムスター。プリキュアシリーズのマスコット妖精としては珍しく語尾に何も付けない。しかもめっちゃ頑丈
人間体は軽めのV系ファッションをした今時のイケメン青年。口調はハムスター形態とほぼ同じ。関西弁なのも同様。
人間換算では20歳前後な模様。このためか、周囲からははぐたんの父親と思われている。
チャラ男めいた青年が赤ちゃんを抱えながら女子中学生と並んで歩く姿は 非常に犯罪的。 せめてもうちょっと誠実そうな容姿なら……。

気が強く生真面目な性格で、お世話役を務められるだけの育児の知識も豊富。ただしインテリアのセンスはダメダメ。
大人らしい厳しくも的を得た意見を言う時もあり、真面目な時は極めて真摯な青年(?)である。
一方で涙脆い一面もあり、迷子になった時は人間体の姿で号泣し幼児達に慰められていた。
またプリキュアである事は隠せとはなに語り、その理由に正体がバレた時の危険性とかではなくロマンと回答するなど茶目っ気も持ち合わせる模様。

自分が住んでいた世界がクライアス社に侵略にされており、
そしてそのクライアス社から未来を守るべくプリキュアとミライクリスタルを探すため「はな達の世界」を訪れた。
が、これは一部違っていて、本当は未来から来ている。つまり妖精ではなく未来人。
また、やけにクライアス社の内情に詳しく*5、それを問い詰められた際には適当にはぐらかしていたことから、まだ何かを隠している様子。

レジェンドたち

歴代プリキュアのみなさん。
出番は映画だけかと思いきや本編にも登場している。

22話・37話でゲスト登場した初代の三人。
全く変わらないバランスブレイカーぶりを発揮していた。
ルミナスは37話のみの登場だが相変わらずの絶対安心の盾として活躍。

36話と37話でゲスト出演したプリキュア5のリーダー。
HUGプリ世界でもうららは既にアイドル的な存在として活動しているらしく、同じ芸能人繋がりでさあやとの絡みがある。
36話ではのぞみだけ時間停止の難を逃れたが、37話ではうららたちも時間停止から解放されて援護に来た。

36話と37話でゲスト出演したフレッシュプリキュア!のリーダー。
36話は本人のみ登場したが、37話では仲間たちと合流した。

36話と37話でゲスト出演した魔法つかいプリキュア!チーム。
時系列的には本編後である。
中の人ネタ的な問題からかリコとルールーが絡む機会が多め。

36話と37話にゲスト出演したキラキラ☆プリキュアアラモードチーム。
こちらも時系列的には本編後である。
本編後なら面倒くさい時系列合わせも必要ない。

プリキュアを取り巻く人々

はなの妹。はなよりもしっかりしている、よくできた妹。とはいえ姉妹仲はかなり良い。
言うまでもないがプリキュアの正体については全く知らず、それどころかはながプリキュアに迷惑をかけているかもしれないと思いこんでいる。

  • 薬師寺れいら(CV:岡本麻弥)
さあやの母。名だたる大女優であり、さあやが芸能界を目指す理由でもある。
プロ意識が高くストイックな性格。何にでも体当たりで臨む。
さあやのことはさあやが二世タレントとして見られないようにあえて距離を置いている。
しかし幼少期は別で、普通に撮影現場に連れてきていたようである。
夫でさあやの父である修司(CV:田坂浩樹 )は元々業界人であったようだが、現在は専業主夫として家事を一手に引き受け妻を支えている。

  • 輝木ちとせ(CV:青山桐子)
ほまれの母。娘の幼少期ごろに離婚しており、現在は親娘で実家に身を寄せている。職業はクレーンオペレーター。
離婚理由は不明だが元夫(ほまれの実父)に対するわだかまりは少なくとも現在では解消して割り切っているようで、「お父さんを好きになってよかった」と言えるくらいではある。娘のことは「ほまれちゃん」と呼ぶ。

  • 若宮アンリ(CV:染谷俊之)
ほまれの友人のフィギュアスケーター。
中性的な容姿であり、男女いずれの服を着こなす事ができるが、それが原因で面倒なことになっている。
描写こそ少ないがプリキュアの正体を見抜いている様子。

  • 愛崎正人(CV:霜月紫)
えみるの兄。
人当たりはいいがいわゆる毒兄に近く、えみるとの仲は悪い。
また旧態依然としたジェンダー感を持っており、比較的自由な感性を持つプリキュアメンバーとはそりが合わない様子。
そんな彼もアンリとの出会いで…。


クライアス社


クライアス社は創立以来、世界中の人々の幸福を願ってまいりました。
世に蔓延る明日への希望、そこに永遠はありません。
未来は必ずしも明るいわけではないのです。
我々はこれからも皆さまに本当の幸福を提供できるよう精進してまいります。

今作におけるプリキュアの敵。
クライシスではない。
公式サイトによると株式会社な模様。
「ミライクリスタル・ホワイトの獲得と未来の抹消」を経営理念に掲げ、人々の未来とミライクリスタル・ホワイトを奪うため怪物オシマイダーを送り込む。
彼らによって未来を奪われた世界は未来という概念自体が喪失し、時間が止まってしまうという。

プリキュア5以来となる企業モチーフの敵組織。
なお、公式サイトで会社概要や人材募集の広告が掲載されていたりと歴代のプリキュアの敵組織で一番凝った作りになっている。

詳細は項目を参照。

名前の元ネタは「(クラ)明日(アス)」か。




その他登場人物

「その世界では皆が明日への希望に満ちていた。 しかし、永遠に続く煌きは存在しなかった…人はそこを楽園と呼んだ」

陰気で憂いに満ちた表情をした黒髪の男性。
ミライクリスタルのような美しい模様が表紙に描かれた本を常に携え街を歩いていたところをはながぶつかってしまったことで遭遇。
意味深な独り言のようなことを呟くと、そのまま歩いてその場を後にした。
なお名称が明らかになったのはEDのクレジットであり、本編では名乗りもしていない。
???「不審者の確率、100%」

ちなみに、その渋い外見から視聴者からは『Fate』のキャラみたいだと評されている



◆エピソード


追記・修正は稟議書を社長に通してからお願いします。


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  • 横手美智子
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最終更新:2025年03月31日 19:00
添付ファイル

*1 過去作に登場した、同じく口紅を差しているキュアエースと比べると幾分か色合いが薄く、塗られている面積も小さくなっている。

*2 実はフィギュアスケートを引退する子供の大半の理由がこれである。

*3 因みに男性形=女性から男性への呼びかけはmon chéri(モンシェリ)となる。

*4 番外キャラも含めばキュアモフルン(ぬいぐるみ)以来。

*5 クライアス社製アンドロイドの存在を知っている、クライアス社に叛逆した者の末路など。

*6 名前に使われた二作品は両方とも、人魚モチーフのプリキュアが存在する。地味に練られたタイトルである。