フリーレン(葬送のフリーレン)

登録日:2021/06/17 (木) 08:17:12
更新日:2021/07/28 Wed 02:58:51
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アウラ、お前の前にいるのは、

千年以上生きた魔法使いだ。



概要

『フリーレン』とは『葬送のフリーレン』の主人公である。
本編の約80年前に人間の僧侶ハイター、ドワーフの戦士アイゼン、人間の勇者ヒンメルと共に魔王を討伐したエルフの魔法使い。

幼く見えるがとんでもない長命であり、少なくとも1000年は軽く生きている
そのため人間とは時間の感覚が大きく違っていて、放っておくと1つのことに半年でも1年でも没頭してしまう。

魔王討伐後はひとりで各地を旅し、様々な魔法を収集していた。
ただし、手持ちの魔法は実用性が微妙なものばかり。まれに世界を変えるレベルのものもある。
魔法収集をしている理由は「かつての仲間が自分の使う魔法を面白がってくれたから」
勇者ヒンメルの死によって人間の生が僅かなものである事を実感してからは、「人間を知る」ことを旅の大目標としている。
なので、訪れた先では出来るだけ人と関わるようにしている、らしい。

超一流の魔法使いではあるが魔法を管理する団体が(エルフ感覚では)頻繁に変わるため、魔法使いなら持っているべき資格を持っていない。*1
そのためフェルンから「無資格の闇魔法使い」と呼ばれた。

人物

長く生きている割に隠し事が下手で、まずいことがあると小動物のような顔になる。
また胸が小さい事も気にしており、フェルンが透過の魔法でフリーレンを見て「面白くない魔法」とボヤくと、
「悪かったね、面白い体じゃなくて」と自虐するほど。

だらしのない一面もあり、朝に弱く寝坊は日常茶飯事で、寝相も相当に悪い。
その寝坊癖は勇者一行を困らせハイターを舌打ちさせるほどだったが、勇者ヒンメルに怒られた事はたった一度のみ。しかも寝坊癖とは別件で(仲間達の器の大きさが分かる)
(なお怒られた理由はアウラが操る死者の軍勢を魔法で吹っ飛ばしたので、もっと丁寧に扱うべきと怒られた)
自力で早起きするとフェルンに褒めてもらえる(本人もまんざらではない)。

そのうえ強欲な部分も持ち合わせ、ダンジョン内の宝箱に突進してはミミックに食われるという醜態を繰り返しヒンメルたちを呆れさせていた。
なお、鑑定魔法でミミックだと分かっていても開ける。説得しても断固として開ける。そして、食われる*2

総じて、とっつきにくく見えてその実親しみやすい人柄の持ち主と言えるが、一方で魔族を「言葉を話す獣」と断じ、排除すべき相手と認識している。
本作のタイトルにある「葬送」は、亡くなった仲間の見送り役を意味するとともに、
人に仇なす魔物を数多く葬ってきたことを示すダブルミーニングである。


過去

1000年前、エルフの村を魔族に襲われ家族を皆殺しにされる。
身内を殺した魔族は打ち取る事に成功したが、死にかけていた所を人間の大魔法使いフランメに拾われ、魔族特化の魔法使いとして鍛えられる。

フランメの死後は魔王を殺すために魔族と戦っていたが500年を過ぎた頃から森に引きこもり修行しながらだらだらと生き始める。
本人曰く「魔王と戦うのが怖かったから」らしく魔王討伐に行くのを先送りして実戦すら500年間もしなくなっていた。

引き籠って500年が過ぎた頃、ヒンメル一行がフリーレンをスカウトしにやって来て仲間になった。


戦闘能力

この世界の魔法使いは体内の魔力が外部に放出されており、その放出量から術者の魔力量が測定できる。
フリーレンの魔力量は熟練の老魔法使い程度でハイターの1/5ほどと控えめ。
しかしこれは師匠のフランメから一生の間、放出魔力を1/10以下に抑えておけと言われたからであり、
1000年間魔力を鍛え続けたフリーレンの本当の魔力はハイターや500年生きた断頭台のアウラと比較しても軽く倍はある。
何故抑えているのかと言うと、己の魔法に誇りを持ち魔力の過多で社会的地位が決まるため、魔力を隠すという発想自体がない魔族の習性の裏をかき、
見た目の魔力で油断した魔族を不意打ちで殺すために生涯をかけて偽っているのである。
というのも魔族の魔法は人類より進んでおり、格上の魔族を倒すためには不意打ちするのが確実だからである。

魔力だけではなく魔法の技術も高く、使う魔法の種類は前述の経緯もあって多種多様。
しかし魔法の速射性はフェルンに劣り、これまでの人生で自分より低い魔力の持ち主に11回負けた事がある。
(内訳は人間が6人、魔族が4​人(その一人が腐敗の賢老クヴァール)、エルフが1人)

基本魔法

  • 一般攻撃魔法/人を殺す魔法(ゾルトラーク)
その名の通り一般的な攻撃魔法。
約80年前にクヴァールを封印した後、大陸中の魔法使いによって研究・解明された魔法であり、習得してから日はまだ浅い。
しかし非常に優秀な魔法なので基本的に攻撃魔法はこれしか使わない。

  • 魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)
上記の『人を殺す魔法(ゾルトラーク)』をフリーレンが改良し魔族殺しに特化させた魔法。
魔法陣が五芒星から六弁花の図式に変わっている。

  • 防御魔法
六角形のバリアが蜂の巣のような形状となって相手の魔法と同調し分散させる。
魔法に対しては絶大な防御力がある分、消費魔力も多い。

  • 飛行魔法
魔族が使っている術式をそのまま使っているため原理不明。
そのため応用も出来ず、人より大きな物は短時間しか飛ばせない。


民間魔法

  • 暖かいお茶が出てくる魔法

  • 銅像の錆びを綺麗に取る魔法

  • 甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法
アイゼンの好物が酸っぱい葡萄であり、本編で再会した際に振る舞っていた。

  • 綺麗な花畑を出す魔法
フランメが戦闘魔法以外で唯一フリーレンに教えてくれた、フランメが一番好きな魔法。
術者がきちんと姿をイメージできる花しか出せない。

  • 服が透けて見える魔法

  • かき氷を出す魔法
シロップを出す魔法はない。

  • 底なし沼から引っこ抜く魔法

  • 失くした装飾品を見つけ出す魔法

  • カビを消滅させる魔法
  • しつこい油汚れを取る魔法
これまでのフリーレン一行の旅を一変させるほどの伝説級魔法。

  • 命懸けで宝物庫の扉を閉じる魔法
フリーレン本人は使用していないが、水鏡の悪魔(シュピーゲル)が生み出したフリーレンの複製体が使用していることから、フリーレンも一応会得していると思われる。
民間魔法ではトップクラスに強力な封印魔法であり、術者が死なない限り解除されない。

その他

  • 魔法として認識できない魔法
水鏡の悪魔(シュピーゲル)戦にて、フリーレンの複製体がフェルンに対して使用した魔法。
攻撃を受けているフェルンは壁にめり込む形となっているが詳細は不明。

必殺技

フランメから教わった色仕掛け。
その威力は絶大でありヒンメルを一撃で失神させ、フェルンとシュタルクも「直撃したらヤバかった」と言わしめるほど。
しかしザインには通じなかった。


余談

名前の由来はドイツ語で「凍っている」ことを意味する『Frieren』。



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最終更新:2021年07月28日 02:58

*1 一応、聖杖の証という資格証らしきものを持っているが、フェルンからは「骨董品」と断じられている

*2 精度99%の鑑定魔法が失敗した1%に眠るまだ見ぬ魔法を探して、というちゃんとした理由はある。……のだが、それはそれとして食われる。