登録日:2021/07/02 Fri 18:50:40
更新日:2024/07/25 Thu 17:13:12
所要時間:約 3 分で読めます
【データ】
体長:120m
体重:47000t
別名:冬眠怪獣
出身:
東京都西部地区
【概要】
第47話「日本の童謡から 怪獣大将」に登場する、地底1万mの地点にて冬眠していた爬虫類型怪獣。
地殻変動の影響で卵が地上まで移動し、孵化して瞬時に
巨大化する。
赤い
単眼に竜脚類を思わせる長い首と尾、全身硬いウロコで覆われ背中にトゲが生えており、『タロウ』に登場する怪獣では
唯一の四足歩行怪獣。
武器は口から吐く火炎と背中のトゲから放つ連射光弾「ビームスプリンクラー」。
力も強く、
尻尾で
ウルトラマンタロウを軽々と持ち上げることができる。
【関連キャラクター】
身長:50m
体重:40000t
出身:宇宙
ゲラン出現の数日前に宇宙から
地球を狙っていた怪獣。
いきなり2世ってどういうことだ!?と思うかもしれないが、実は円谷作品の1つ『ミラーマン』に登場した怪獣・ゴルゴザウルスの同族。
宇宙で人知れずタロウと戦い、
テレポーテーションで翻弄し苦戦させるが、アイ・ビームで位置を看破され、ビーム手裏剣で倒された。
だがこの戦いでタロウは左腕を負傷し、
東光太郎にも影響が出てしまい、
ZATの仲間達には転んだと
言い訳するしかなかった。
『ミラーマン』に登場したインベーダーとの関連は不明。
ちなみに本家ゴルゴザウルスの着ぐるみは『タロウ』に登場したオイルドリンカーに改造されており、こちらはアトラクション用の物を使用している。
理由は不明ながら書籍用のスチールが撮影されなかったようで、怪獣図鑑などに掲載される画像は劇中のカット(それも白黒)が使われている。
演:山下克弘
光太郎と同居している白鳥健一少年と同じ学校に通っている少年。
文武両道で
剣の腕も冴え渡っている。
そんな経緯で周りからは頼りにされているものの、
人前では泣き顔を見せられないのが悩み。
彼もある意味では
ウルトラマンと同じ葛藤を抱えていると言えよう。
【本編での活躍】
学校に現れた幼体のゲランを竜一が殺したことで怒り、巨大な個体が学校の地面から出現。
校庭から頭と尻尾だけを出し、学校の生徒と教師を校内に閉じ込めてしまった。
ZATも出撃するが、学校に人がいる状況では攻撃できず、光線で撃墜されてしまう。
責任を感じた竜一は
真剣を持ち出し、ゲランの顔に突き刺す(『タロウ』ではよくあること)。
するとゲランは全身を地上に出現させるが、竜一が仕掛けた刀を踏んで苦しみ、彼を狙う。
ここで光太郎はタロウに変身。
しかし激闘の最中、ゲランは残された卵を守ろうとしており、タロウはこの怪獣がただ冬眠していただけだと悟る。
そこでタロウはウルトラフリーザーでゲランと卵を凍らせ、宇宙へ運んでやる。
こうしてゲラン親子は宇宙で再び長い冬眠をすることになるのだった。
戦い終わって、竜一は土手の上で佇んでいた。
そこへやってくるZATに彼は言う。
僕はタロウが好きさ、いつもたった1人で戦うもんね。
それを聞いた光太郎は「たまには思いっきり泣くのも気持ちいいもんだぜ」と諭すが、彼は笑い飛ばして去っていった。
それを見て荒垣副隊長は一言。
【その他媒体での活躍】
漫画『
ウルトラマン STORY 0』では双頭の個体が登場。
敵組織である星間連合手で捕獲されたが、団員50名を殺害し、
ナックル星人の捕獲部隊を総動員してやっと捕まえたらしい。
口からは
数兆度にも及ぶ火炎を吐き、その実力はウルトラ戦士20人分とのこと。
テンペラー星人が腕試しとして戦い、片方の頭を失うが戦い続け、最後は胴体になる運動を制御する第二の脳を破壊されて死亡した。
アーケード用シューティングゲーム『
ウルトラ警備隊』では、どういう訳か
タイラントや
バードン、
テンペラー星人など並み居る強豪を抑えてタロウステージの
ボスとして登場する。おそらく本作のステージボスでファンが一番首をかしげたであろうチョイス。
しかも強い。他のボスと違い弱点の頭部を攻撃せねばならずふらふら移動する手為に当てづらいし、機雷でダメージを稼ごうとしたら予備動作がほとんどない頭部突き出しでこちらを撃墜する。更には尻尾からビームの弾幕をはってくるしお供のアイテムキャリアーも相変わらず密度のある弾幕を放ってくる。
恐らくその難易度は全ボス中最強クラス。
地球を背景に宇宙空間に浮遊した状態で戦う。しかもBGMも曲名こそ不明だがゲラン専用で他に専用BGMが用意されてされているのは
ラスボスの
ゼットンだけであるという破格の扱い。
【余談】
- デザインは鈴木儀雄。決定稿では2つ目にメカニカルな意匠が含まれた頭部という外観だったが、同画稿で訂正される形で現在のデザインとなった。
- 鳴き声はケムジラの流用。ケムジラ戦では子供がピンチを招いてしまったが、ゲラン戦は子供が事態を好転させるという正反対の展開となった。
追記・修正は人知れず戦ってからお願いします。
- マイナーな怪獣だけど4足歩行で単眼はカッコよくて好き。 -- 名無しさん (2021-07-02 22:25:20)
- アーケードゲームのウルトラ警備隊のタロウステージではバードンやムルロア、タイラントといった強豪を差し置いて何故か彼が大ボスとして起用されてる -- 名無しさん (2021-07-02 22:30:42)
- そしてゲランは考えるのをやめた -- 名無しさん (2021-07-03 07:37:45)
- 頭だけだとガイガンに似てなくもない気がする -- 名無しさん (2021-07-03 14:18:55)
- 「唯一の四本足」と聞いて、ジレンマやサメクジラは……と思ったけど、着ぐるみの形状はともかくナメクジやサメ(クジラ?)のが足なのかは議論の余地があるか? -- 名無しさん (2021-07-03 16:47:50)
- 怪獣が踏んでも折れないとは凄い業物 -- 名無しさん (2021-07-03 18:00:12)
- タロウの行為に関しては「スカイドンみたいに落ちてきたらどうする、問題の先送りだ」という手厳しい意見も…。 -- 名無しさん (2021-07-04 00:24:19)
- ウルトラ怪獣大百科によると実は性別は雄でタロウでは意外とレアなパパ怪獣らしい。 -- 名無しさん (2021-07-04 00:31:26)
- ゴルゴザウルス二世のスチルって鮮明なの一応存在するんだよね -- 名無しさん (2021-07-04 22:19:15)
- 息子が見たら意外そうな反応しそうなゴルゴザウルス二世との戦い -- 名無しさん (2021-07-04 22:34:00)
- そもそも、学校の敷地内で女生徒がその幼体と幾つかの卵を見付けて騒いだのが発端やきっかけであって、それをよせばいいのに竜一君が殺したりなんかするからいけなかったんだよなぁ。ああいうのは、子供を殺したらそれに怒った親が暴れだすってのが定石だろうに。 -- 名無しさん (2023-02-09 14:39:46)
- ↑同じタロウなら既にトータス夫婦やパンドラという子供を殺された親の怒りという同様のケースがあったから特にな -- 名無しさん (2024-04-20 00:20:22)
最終更新:2024年07月25日 17:13