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トビカガチ

登録日:2021/08/17 Tue 13:38:50
更新日:2026/07/04 Sat 21:09:39
所要時間:約 8 分で読めます





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  宙を駆ける白き影  
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トビカガチ(Tobi Kadachi)とは、『モンスターハンター』シリーズのモンスターの一種。
モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)で登場。


 種族:牙竜種
 分類:竜盤目 四脚亜目 凄爪竜上科 トビカガチ科
 別名:飛雷竜(ひらいりゅう)(通常種)
    飛毒竜(ひどくりゅう)(亜種)
危険度:★5(MHRise)


概要

樹木が立ち並ぶ森林地帯に生息する、新種の牙竜種。
白い体毛に比較的小柄で細身な体格をしており、一見すると「蛇」にも見えなくもない。

静電気をため込みやすい体毛に覆われており、帯電した静電気で自身の身体能力を強化して外敵に立ち向かう。
尻尾を主体に攻撃を繰り出し、振り回したり叩きつけたりしてくるが、この尻尾は切断することは出来ない。部位破壊することで尻尾の棘が破損はするのだが。
また、身のこなしが軽く動きが機敏である上、前肢と後肢の間にある皮膜を空中で広げると滑空も出来る。
なのでジンオウガナルガクルガを足して2で割ったような生態をしている。
他には戦闘する場所に大木がある場合はその木に貼り付いてから文字通り飛び掛かってくる攻撃をしてくることも。ちなみにこの貼り付いている時、ガンナーのような遠距離武器(場所によっては大剣のようなリーチの長い武器でも届くこともある)で攻撃することで叩き落とすことも可能だったりする。

比較的早い段階で戦うことになるモンスターだが、素早い身のこなしに翻弄されやすく序盤の壁になりやすい。
しかし尻尾叩きつけの後は隙だらけになる等、攻撃のチャンスはしっかり存在するので焦らずに立ち回れば狩るのは難しくないだろう。
弱点は水属性。同じくらいの時期で狩れるジュラトドスの武器を利用するのもいいし、逆に向こうも雷属性が弱点なのでカガチの武器を生成してからあっちを狩りに行くのもいい。

縄張り争いもあるにはあるが、アンジャナフイビルジョーとの縄張り争いになった場合、抵抗はするものの押し負けた姿を見ることになる。残念ながらこちらが負ける展開しかない。
実際、真っ向勝負よりも奇襲攻撃を仕掛けてくることが多く、無駄な戦闘はなるべく避けるということなのだろう。

新大陸の個体は比較的温厚であり、こちらから刺激することが無ければ向こうから襲いかかられることは少ない。

亜種

MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)では「渡りの凍て地」に亜種が生息している。ストーリーにおいても比較的早い段階で戦うことになる。
通常種の体毛は帯電しやすかったのに対し、亜種は特に帯電することは無いが、橙色の体毛が常に逆立っている。
褐色の甲殻は通常種以上に蛇に見えるが、その見た目通り猛毒や麻痺毒と状態異常を引き起こす毒に長けている。
通常種は尻尾をメインとした戦い方をしていたが亜種は牙に麻痺毒を持っていることから、噛みつきを多く放ってくる。身のこなしの良さは亜種においても健在で、ナルガクルガのような棘飛ばし攻撃も持つ。飛ばしてきた棘は地面少しの時間残り、それに触れると毒状態になってしまい、次の毒攻撃に当たると猛毒になってしまう(歴戦の個体は一発で猛毒になる)。
通常種以上にくねくねと動き回り、向こうとは違い飛び上がった後に尻尾で薙ぎ払う攻撃範囲も広い大技も持つ等々、そこに上記のように状態異常攻撃を持ち合わせてくるので慣れないとなかなかに苦労する強敵。
以上のことから、MRかつ亜種とはいえ所詮序盤に戦うモンスターだから~と見くびっていたハンター達を悉く返り討ちにしていった。

対策としては状態異常が面倒にならないよう耐性スキルの活用も視野に入る。もしくは免疫の装衣や解除の円筒を持ち込むのもあり。他には頭や尻尾を部位破壊すれば状態異常を弱体化させることも出来るので、積極的に狙っていきたい。
また、苦戦しているならばフィールドを歩き回っているアンジャナフ亜種をけしかけるのもいい。通常種の時と同様、アンジャナフ側が圧倒してトビカガチ亜種に大ダメージを与えてくれるので上手く活用しよう。
弱点は通常種の属性でもあった雷属性。意外なように思えつつも前例があるので、寒冷地のような過酷な環境に適応する中で変化していったのだろうと思われる。

屈指の難易度でハンター達にトラウマを与えた亜種だが、裏返して言えば状態異常が面倒であることから人気は通常種に比べるとイマイチであり、危うくMHW:Iで一番狩猟されていないモンスターの候補になりかけた。
実際にワーストだったのはティガレックス亜種だったが…



MHRise




飛ぶが如く 暗きに紛れた

野風に乱れる栲衾(たくぶすま)

をばよこせと 紫電まといて

飛んで面輪を覆うなり


MHRiseでは亜種は欠席になったものの、通常種は最初のPVでマガイマガドの噛ませにされるという形で登場が確定する。

しかし実際のところは、棘飛ばし攻撃など亜種が使っていた技を得たことでMHWorld時代よりは強くなっており、上位では油断するとベースキャンプ送りにされる羽目になる。
しかもMHWorldとは異なり手出しをしなくても襲いかかってくるあたり、ベリオロスとも引けを取らない危険度★5はそこまで違和感は無さそうである。
人によってはマガイマガドより戦いにくいという意見もある。

本作では既存、新規問わずモンスターに日本の妖怪や神仏のイメージを仮託した演出が多いが、トビカガチの場合はムササビやモモンガのように空を飛ぶ妖怪「野衾(のぶすま)」と思われる。

全体的に動きが素早いことから操竜の使い勝手が良好。弱攻撃・強攻撃・操竜大技それぞれに雷やられを付与できる攻撃があるため、スタンも狙いやすい。
特に↓(→)+Aの尻尾叩きつけは雷やられに加え威力もかなり高く、極端な話これだけを連発していても相当強い。欠点は攻撃時に背を向けてしまい突進離脱で対象モンスターにぶつけにくいことくらい。


ストーリーズ

MHWorldにおいて臨戦態勢でない時の仕草は、間違いなく「ペットにしたいモンスター」の候補として十分な程であり、その評判かどうかは知らないが、オトモンに出来る種としてMHST2から通常種が登場している。

確定所持の遺伝子で「ハイボルテージ」「イナズマオトシ」「ライデングルマ」の3つのアクティブスキルが扱え、攻撃系統はスピードタイプ。
絆技は全体攻撃の「カガチノイカヅチ」。
「ハイボルテージ」はジンオウガと共通のスキルであるため普通な名称だが、絆技はMHWorldの武器のネーミングを踏襲しているのだろう。

ライドアクションとして「ジャンプ」が出来るので、MHST2では序盤から頑張ってきたドスランポスをバトンタッチさせるのに最適なのだが、雷属性持ちの先輩であるジンオウガがほぼ同じタイミングでの登場で被る。
しかしジンオウガは格上の「キングモンスター」枠であり、ジンオウガに安定して立ち向かえるようになるまでは、タマゴの狙いやすさでトビカガチを選ぶか、強さでジンオウガを選ぶかで悩むことになるだろう。


MHST3でも続投しており、扱えるスキルもそのままだが、ライドアクションは「ジャンプ」に加えて「壁登り」や、滑空による「飛行」も出来るようになっている。まるで近接攻撃も出来るセクレト
また、アズラルの「レンジャー隊」に、メインストーリー開始時点で新入りとなったティオのパートナーとしても登場。「カガチン」と名付けられている。
最初にフィールドに出る目的が彼女の「森初め」を行うためで、主人公が隊長として彼女を指導するという体のチュートリアルになっている。
東京ゲームショウ2025などのイベント出展の試遊範囲にもなっていた「森初め」だが、後に配信された本編引継ぎ対応の体験版でも前半がこれなので、出番が一気に早くなった。
それだけに留まらず、指導する側である主人公も「森初め」の道中で壁登りのレクチャーをするために1頭連れており、立場は逆だが、まるでMHST2のランマルとアフマルのような関係になっている。
この時主人公が連れている個体は一見何の変哲もないように見えるが、実は特別なオトモン扱いで逃がすことが出来ない
MHST3の新システムで選出した個体を野に還す「里孵し」でも、やはり出すことが出来ない。本当にランマルのポジションだった

MHNow

位置情報ゲームアプリである本作では序盤から森林、沼地エリアに姿を見せる。
やたらくねくねと動き回るのでロックオンしていても攻撃がスカることがあるが、体力はそこまで高くない。
尻尾叩きつけは強力で高難易度では体力満タンからワンパンもあり得るが、発生は遅いので落ち着いて対処すれば怖くない。ついでにカウンターの練習に利用するのもあり。※失敗して回復薬を使っても一切の責任は負いません悪しからず。
武器として使うこの尻尾は弱点でもあり、高難易度ではレア5,6素材が出るのでロックオンして積極的に狙っていきたいところ。

一方の亜種だが、アイスボーンの同期の亜種達が参戦していく中で1体だけ取り残されていた形で、流石にそろそろ参戦するだろう…と思われつつしないまま時が経過していた中、セルレギオスオロミドロと共に2026年3月シーズン9からは本種もようやくの参戦。
雪原エリアのみに生息する。
動きは原種をベースとはしているが、回転攻撃で毒針を飛ばしてきたり、一度滑空してからのサマーソルト、猛毒や麻痺の状態異常も相まってかなりの難敵となる。
更に体力も高く、有志の計算により☆10になるとHPが20万にもなる模様
ただし空中に跳ぶ頻度が高いので、その時に部位破壊すると落下しダウンを取り大きな隙を見せる。また通常種とは違い前脚を破壊すると転倒しダウンするので積極的に狙っていきたい。
原種と同じく尻尾は弱点であり高難易度でレア5,6素材が出る。レア6はアンジャナフ亜種やティガレックス亜種らと同じく固有素材となっている。
シーズンストーリーでは意外なことに一緒に参戦したオロミドロがまさかの一番手を務め、本種は中盤にて戦う相手となっており、さらにモンスタートラッカーで指定も出来るのだがトラッカースコープは3個必要(セルレギオスも3個、オロミドロは必要ない)となっている。
…まあ実装されてすぐの亜種ということもあるし、やはり毒と麻痺を使う超難敵なので一番手にして全然突破出来ない事態を防ぐ為という運営の心遣い的なものもあると思われるが。
因みにシーズン開始直後から追加される亜種モンスターとしてはトビカガチ亜種が初である。

武具

武器については、MHWorldでは下位で登場する雷属性持ちがトビカガチだけということもあり、序盤はほぼ唯一の雷属性武器となる。
MHWorldは雷属性の通りの良いモンスターが多いのでストーリー攻略でとりあえず作って損はないといったポジション。
流石に上位以降でキリンやジンオウガ(MHW:I)の素材で強力な武器が生産できるようになるとやや押され気味。
MHRiseではトビカガチ自身の格上げでジンオウガに近くなってしまった関係で、下位の時点でジンオウガの武器に喰われかかっている。
MHNowでもMHWorldと同じ立ち位置で序盤はお世話になることも多い。
現在はジンオウガやラージャンといった他の雷属性モンスターが登場しており選択肢は増えたものの、武器のスキルに回避距離アップが付くので快適にかつ安全に狩りをする際は選択肢には入る。

MHW:Iで追加された亜種武器は亜種が毒と麻痺を扱うからか、武器種によって毒武器か麻痺武器かまちまちという特徴を持つ。
剣士武器はどちらかの属性しかもたないが、ヘビィボウガンは毒・麻痺弾を撃てる、弓は毒・麻痺2種ビン強化という形で両立している。ちなみに弓は無属性武器だが覚醒で何故か龍属性が発現する。
MHNowでも毒武器か麻痺武器と分けられている。ただしヘビィボウガンは本作の状態異常系ボウガンの宿命か無属性であり、搭載されている弾に毒弾はない。その代わり弓は麻痺属性になった。スキルは連撃と後述の連撃・境地が付与されている。


防具については、見た目が可愛いと評判。
MHWorldでは回避を意識したスキルが多いが、回避性能は上がらない。
MHRiseでは上位になると体術や心眼に特化した部位が出てくるため、混合装備にお呼ばれされる場合がある。
ちなみに付属部位の違いはあるが、MHWorld、MHRise共に最凶の死にスキルジャンプ鉄人を一貫して持ち続けている。
しかしMHNowではジャンプ鉄人は持っていない。というかそもそもジャンプ鉄人自体が無い。では気になるスキルはというと、回避距離アップやジャスト回避強化のような回避に関わるもの、雷属性強化や装填速度等、武器種によってはパーツ運用することで長いことお世話になりやすい防具が多い。

MHW:Iからは亜種防具も登場。回避系スキルや納刀術、毒&麻痺属性強化などの多彩なスキルを持つ。
MHNowでは回避系は頭にジャスト回避強化だけ、納刀術なしとなってしまったが代わりに新スキル、アクションを複数回行うことでダメージが上昇する本領発揮、連撃スキルが上限以上発動していると攻撃力を割合アップさせる連撃・境地が輝く。
同時に追加されたレギオス防具に存在する攻撃活性と組み合わせてみるのもいいだろう。

カガチのエリマキ

MHW:Iではトビカガチを襟巻きにしてしまった「カガチのエリマキ」が重ね着装備として存在する。
イベントクエストの報酬で手に入る「エリマキチケット」がキー素材なのだが、そのイベントクエストはというと…
マスターランク M★★
狩猟クエスト
カガチコカガチデカカガチ
目的地 メインターゲット 報酬金 25920z
闘技場 トビカガチ1頭と
トビカガチ亜種1頭の狩猟
制限時間 受注・参加条件
50分 MR4以上
依頼主 気が早い5期団
すっごい寒いから、何かのモンスターを象った、
強そうで暖かそうな装備の開発を頼んだら…
思ってなかった感じに仕上がってきた!
なにこれ強そう。すっごく強そう~。
クエスト名からなんとなく想像が付いてしまうかもしれないが、金冠確定のイベントクエストである。それも通常種が最小確定亜種が最大確定という両極端で。
ところで依頼文にも注目してみると、「なにこれ強そう」というネットスラングの影響が出ているようにも見えるが…?

余談

MHRise発売後に、狩野英孝がライブ配信で挑んだトビカガチの狩猟クエスト*1で、珍プレーを連発したことでTwitterのトレンドにトビカガチが浮上したことがある。
  1. クエスト開始早々、トビカガチとすれ違うも何故か「あれは違う」と思い込みスルー
  2. たまたま遭遇したジュラトドスをトビカガチと勘違いし、戦闘開始
  3. 戦闘から20分ほど経過し、ジュラトドスがフィールドから離脱
    狩野「…さっきの誰ですか!?」
  4. 続いて現れたロアルドロスをトビカガチと勘違いし、戦闘開始
  5. 激戦の末ロアルドロスを捕獲するも、当然クエストクリアにはならず
    狩野「…あなた誰ですか!? トビカガチじゃないの!?」
  6. 残り時間約4分でメインターゲットのトビカガチと再会
    狩野「あなたがトビカガチですか…?」
  7. 時間切れでクエスト失敗
MHRiseでは「操竜」との兼ね合いから、メインターゲット以外のモンスターがフィールドに出現する「生態情報:野良出現」設定の狩猟クエストが下位でも至って普通であるが、マップ上で各モンスターの位置情報は常に確認できるため、ターゲットを見失うことはそうそう無い。
しかし狩野がトビカガチの姿形を覚えていなかったばかりに、上位クエストでこのような珍プレーをしたことに相当なインパクトがあったようだ。
トレンド入りの影響で「最近のモンハンは知らないが、トビカガチという名前だけ覚えた」という人も。狩野本人は不本意な形でのトレンド入りに「嬉しくねえ~…」と呟いていた。


追記・修正は「あなたがトビカガチですか…?」と確認した上でお願いします。

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最終更新:2026年07月04日 21:09

*1 上位なのでおそらく★6「頭上を飛び跳ねる脅威」